先ずは世の中には「多様な考え方」があることを、日本人は理解しているのかどうか…。自分自身を基準に考えてみると…分かると思います。
先日、カタルは「新電元」(6844)を推奨して4月18日に3505円で…5月16日に3390円の会員レポートで連続推奨をしました。カタルは、もともと相場に対して強気な姿勢ではなく…この頃から、ずっと「薄利多売買説」を述べています。この意味を皆さんは理解してないようです。メールの質問を観ると分かります。
証券マンを、長くやっている人は分かりますが…顧客が株で儲かる相場は、1年に1回程度なのです。何故なら、株価が2倍程度にならないと、顧客の「満足度」は得られません。理由は顧客に状況を説明して、納得しても…株式を直ぐに買いません。絶対にそうです。
ところが…その株価が上がりだすと、途端に買い始めます。それも5割も株が上がると騒ぐ始末です。今度は、株価が高くなり乖離問題などを説明しても…逆に顧客は強気に変わります。これが実態です。つまり…素人が株で儲かるには、最低で…株価が2倍程度にならないと儲かりません。ところが…高値になると証券マンが制止をしても、逆に強気になる始末です。みんな…人間は同じです。
カタルは当初、非常に警戒感を持って相場を観ていました。そうして自身では、自分の行動を自重できない性格の為に、強制的に…今回は運用途中ですが、ワザワザ…投資資金の引き上げまで行っています。それ程…難しい相場が続くと思っていたのです。
ところが…1300万円の運用額に対し2倍以上の…2000万円以上も儲かっており、更に新電元の成功度合いを観ると…カタルが予想している以上に、相場は強いと誤解をしました。
その為に「エーザイ」(4523)を始め、「ロコンド」(3558)など…強気に対処した結果、1000万円以上の損失を計上しています。他の口座もあり、この公開している短期口座以外の損失を思うと…反吐が出るくらいに損をしました。計算をするのが嫌になるから計算はしません。
全て、世の中は「自己中心的」に回っていると思っている自己中心的な自分が居ます。これはカタルだけに限らず、皆さんにも言えます。カタル自身が「ヤラレる」のですから、素人の皆さんが儲かるのは「至難の業」で、狭き門でしょう。
この警告を、カタルは前から述べています。
それなのに…メールでの問い合わせで「4-6月期の決算が出揃ってきましたが、市況関連が大幅増益になってきています。海運の商船三井もそうですが、電池関連の田中化研も黒字化でストップ高となっています。チャート的にも下げ切ったところからの黒字転換になるので、今後の高値も期待できるように思うのですが、こちらよりも海運関連の方が筋が良いでしょうか。」との質問を頂きました。
本当はエーザイでも、「やれた」と今でも、思っています。
しかし…オリンピックの開催を中止しろ!のコールです。当初は、自民有利だった都議選の結果は、都民ファーストの健闘でした。この世論を観ても…分かります。
つまり未だに「清貧思想の世論」が主流派なのです。これを…どう転換できるか? エーザイの目先は駄目でしたから、今度は形を変えて…「商船三井」(9104)で挑戦です。
この株なら、利回り、利益、なにを取って「素人目線」では合格です。
ですが…プロは「危ない株」だと言う認識があります。既に「博打」領域なのでしょう。継続的にステージを上げ続ける可能性は低く、「一過性の相場」でしょう。しかし天井が、高い可能性があります。1万円の「掛け声」がかかっても、可笑しくない株です。
ITバブルの頃は…カタルはソフトバンクを大推奨していました。しかし…1万円を超えると…良識派のカタルは、株価が高いかもしれないと思い、利食いをしました。そうしたら…翌年2月まで「怒涛の快進撃」で、何と…なんと株価は198000円です。呆れます。売ってから19倍ですよ。これが株式です。
決して商船三井を馬鹿にしては行けません。証券マンは、顧客に「博打ですが…」と事前説明をして、今なら…この商船三井を攻めないとなりません。
それじゃ…カタルももう100株だけ買いますか…今の株価は6530-6620-6510-6590=926600(9:10)です。ハイ、6600円で100株のお買い上げです。
「田中化研」(4080)は、カタル銘柄でしたが…最近は、ずっと手掛けていません。たぶん…今の相場環境では…大きく育たないと思っています。ただし目先の話です。
そもそも…住友化学から支援を受け頑張っていますが、何故、日産が中国の電池メーカーと組んで、新工場を立ち上げるのでしょう。EVの電池は、全てとは言いませんが、大半は中国製です。パナソニックなんか…もう負け組のようなものです。
自分中心に世の中は回らない。多様性の時代だと言う認識が、多くの読者に欠けています。カタルは「相撲協会の姿勢」を批判しています。白鵬の対するコメントは狂っている村論理そのものだと思っています。同様の意見を発見しました…此方です。
なんでもそうですが…「客観評価」をすることは大切ですね。これで…回答として良いでしょうか?
他にも、田中化研についての質問を頂いています。ただようやく黒字化してこれから時代が始まることも事実ですが…電池の業界は、プロでも見通しが付きません。
全個体電池の開発もあり、既に小さな会社が資金的に見て勝てません。パナソニックが負け組の時代です。もっと実態を知る必要があります。ですが…魅力を感じないわけではありません。カタルには、もうこれ以上、損失を受けたくないので…そろそろ慎重な姿勢に転換します。
まぁ、商船三井は大型株で、一般投資家向き、田中化研はイナゴ族の目先銘柄で限られた投資層しか…潜在的な買い手は居ません。その辺りを考慮して考えましょう。
要するに「仕掛け人の力量」次第です。この意味を皆さんは、もっと考える必要があります。4000円のロコンドを買う奴はいるが…1400円台になると買う奴が居なくなるのが、株式市場です。しかし…実態は何も変わっていません。自分でよく考えましょう。
昨日の810円のシックHDは、なかなか…買えませんでしたが、本日は800円のシックHDが1000株、買えました。次は795円ですが…どうでしょう。ジックリ下値を拾っておきましょう。ここで…玉をゆっくり吸い上げると、いつの間にか…株価は4桁になり、そうして…真坂、魔坂、真逆に発展するでしょう。
今から宣言をしておきましょう。商船三井が連騰しても、「空売り」は絶対に考えては駄目です。燃え盛る炎の中に…飛び込むやつはいません。
逆に買うのは構いません。博打覚悟で、カタルのように高値を追っても良いのです。ただ1万円を超えたら止めましょう。その声が掛かっても不思議ではありませんよ。先ほどITバブルの頃のソフトバンクを掲げ、光通信もそうでした。株と言うのは常識外の動きをします。
本当はエーザイが、面白いと思っていますが、世間の風は…冷たいですからね。ほら…株価が下がると、馬鹿が売って来ます。今、シックHDの795円が800株だけ買えました。ここが切れると、次は790円です。それでは785円と780円にも…買いを入れておきましょう。時間を掛けて、株を集めれば良いのでしょう。
昨日、チラっと書いたS君の大引けも買ったのですが…本日はまだ買っていませんが…気に入っています。
商船三井もそうですが…それを掲示しましょうか…。この四季報数字は4月30日に会社側が発表した数字が元になっているのでしょう。しかし…6月21日に修正して…今回の7月30日に再修正しています。自分で確かめましょう。
情報の伝達システムと、株価評価での…「一般化」の実験としては、面白い時系列の考え方の教材として、これからも使えます。だから100株で良いから、自分で参戦すると、頭の中の記憶度が違います。これは馬鹿カタルが基準です。東大法科なら何も買わなくても一度インプットすれば、決して忘れないでしょう。
この商船三井と企業業績の話と、昨日紹介したS君の話は、同じような事例なのです。
何れ…時間が来たら、この公開ページでも説明をします。皆さんの多くは「烏合の衆」です。カタルは、このレポートを毎日読むだけで、その辺の証券マンよりずっと上にレベルになれると言っていますから、毎日、読んでください。
出来ることなら、カタルと共に実践をした方が、失敗も成功もすべて…自分の血となり肉となります。
なんでもそうですが…やはり実践に勝るものはありません。机上論は、所詮、テレビの評論家の話です。僕らは「賢い投資家」を目指して、日々の研鑽を重ねます。それでは…本日はこの辺でお終いです。また…明日。最後に…あの日本製鉄(新日鉄=5401)が、この時期に通期の数字を増額修正しています。ホラ、時間ですよの「鐘が鳴る」