対中黒字とオバマケア法案取り下げ

本日はパソコンの具合が悪く…再起動を繰り返しても使えず…、ようやく動いたので…、前の復元ポイントまで設定を戻し原稿をあげています。よって…スタートが遅れました。この原稿をあげた後、再び、デフラグなどの作業をして、有料レポートを書き上げる予定ですが…うまく行くかどうか…。何しろ…このパソコンは既に7年目なのです。そろそろ買い替えの時期なのでしょう。

最近、勉強不足のようで…新聞を読んでも理解できない部分もあり、知識を補っていますが、もともと頭の出来が悪く困ったことです。先日、対中貿易で黒字になったとの表現を日経新聞で発見しました。カタルは記者が、間違っているんじゃないかな?と確か…「今日の市況」にも、書いたと思いますが、今、貿易統計を見たら、日経新聞は、やはり本当の事を書いているようです。ホンマかいな…とカタルが驚いた理由を、グラフにしました。

日本の対中国貿易の推移

 

…でしょう。カタルが、この日経新聞の記事を疑うのも無理がありませんね。万年、日本は中国との貿易関係においては、赤字状態なのです。このグラフからは、色んなことが読み取れますね。空洞化の歴史です。主な原因は人件費の違いです。その為に日本は失われた時代下において、生産基地をどんどん中国に移転しました。そうして近年では、キャッシュレス社会の進展度合いも、これから始まる4Gから5Gへの転換も…ひょっとすれば、中国の方が早いかも知れません。半導体も…投資額から見ると、韓国のサムソンさえも中国に負けるかもしれませんね。

森友学園なんかで…、時代をいつまでも…止める作業をしていて良いのかどうか…。カタルが「寛容な社会」を求め、政策論争をしない民進党を批判する理由が、分かると思います。馬鹿メディアは、何故、このような重要な問題を取り上げないのでしょう。村論理でモタモタしている間に…世界との距離は、ドンドン開くのです。半導体のエルピーダが、何故、負けたのか? その方が…余程、重要な問題です。台湾に比べ減価償却期間の違いなど…制度上の仕組みや、労働環境の違いから、世界競争に敗れたのです。みんなメディアのアホどもが、時代を遅らせているのです。故に、ドンドン…日本国民は疲弊します。

この背景には、実質を重視した政策運営があり、名目の世界ではない為に、この現象に拍車がかかったのです。しかし…2月の統計の背景に、何があったのでしょう。勿論、春節の影響もあるのでしょうが…それだけなのかどうか…。中国からベトナムなどへの生産移転の「渡り鳥現象」の影響も、あり得ますね。

2008年頃から2011年に掛けて…リーマンショックから、世界経済が立ち上がる時の現象にも似ています。急激に製品の輸出が増えて…部品が足りなくなったのかも知れません。個別の統計が、まだ出てないようで…電子部品の伸びだと言われていますが…どうなのでしょう。

確かに…昨年後半からプリント配線基板のメイコーなどの好業績が明らかになり、株価が急騰してきました。この銘柄は、カタルが会員レポートで取り上げようとしていたのです。同業の多くも、業績が急回復しています。ここで3月14日の日経新聞の20面に、在庫減に「2万円の予兆」との記事が載っています。在庫循環のグラフと共に…この頃まで…市場はガンガンの強気だったのです。時間の問題で、日経平均株価が2万円の回復と思われていたのです。しかし…今週は、ガラッと市場展開が変化しました。

市場ではトランプ政権の実行力が、どうのこうの…と言っていますが、本当でしょうか? そんな事は、前から分かっていた事です。だから空売りが入っていたのです。それより…カタルが注目したのは、3月23日の日経夕刊のラウンドアップに掲載されている、米国金融株に融資減の影と言う記事ですね。企業経営者は、やはりトランプ政権の未来に対し疑問を呈しているのでしょう。故に、なかなか借入までして…行動を起こさないのかも知れません。

これはSUMCOにも言えます。最近の報道では、社長の心情は、少し変化してきたようです。前の報道では…長かった半導体の低迷で、新規設備投資に批判的でした。故に需要が在庫を食ってきたのです。とうとう社長も現状を理解し始めたように…感じています。カタルの仮説に…IoT時代の到来から、爆発的な需要拡大期が到来すると言うものがあります。しかし…現状の中国は、既に異常な設備投資ラッシュなのです。昔の鉄鋼産業のようです。この解釈をどうするか…。時代の先読みは難しいのですね。

多くの読者も、市場関係者も…トランプ政権のオバマケア問題に、照準が集まっていますが…これは間違いだと思います。昨年、既に金融規制克服論に動いている訳です。だから世界経済の本質は、既に上昇波動入りしています。ただトランプ政権の規制緩和などが遅れると相場の上昇速度が鈍ることは事実でしょうね。方向性は変わらないが…どの程度の減速になるかどうか…と言う問題なのでしょう。この結果は夏を過ぎないと…明らかになりません。

相場と言うのは…常に、現在の立ち位置を確かめるのです。その為にガラ(株価の暴落)に繋がる悪材料を出して「相場の堅さ」を確かめます。しかし基本は、ダブダブにした世界の中央銀行の資金が、どの速度で動くのか?…と言う問題の筈です。カタルは、何処かで爆発すると考えているのです。故に「眠れる獅子」(558兆円)の目覚めを、述べています。

その爆発地点が、なかなか訪れないから…イライラしているのです。しかし今年は、絶対的な人手不足が襲ってきます。3%割れは…もう、どうにもなりません。だからヤマト運輸の値上げが通るのです。大王製紙に続き王子もそうですね。ティッシュやトイレットペーパーが値上げになります。しかしスーパーには、まだ豊富な製品が並んでいるようです。メディアの報道が森友学園に偏っている為かな? 5月に製品が値上げになります。

月曜日からの相場は、オバマケアの法案取り下げを悪材料として評価する流れかもしれませんが…おそらく下値は限られますね。売り崩せません。だって、在庫循環などを見れば…明らかに…世界経済は上昇過程を歩んでいるのです。ただトランプ政権への過度な期待が剥がれるだけでしょう。もともとトランプ政権への疑心暗鬼は強く…カラ売りが大量に入っているのです。だから押したところは、買い場になります。まもなく大林組のように…どんどん、これから増額修正に動く企業が増えます。

日経平均株価の推移

 

現在の日経平均株価は25日線で反発せず、75日線を割り込んだところです。此処で反発するかどうか…。基本は高値保ち合いを続けており、非常に…強い形が継続しています。此処で反転しないと…次は26週線(18473円)の上昇ポイントになりますね。基本はこのような移動平均線とのかい離が消え…且つ、未来期待値が髙ければ、株価は上昇します。仮にここで反発し、再上昇を開始しなくても…高値保ち合いの現状は動かない筈です。理由はそれほどトランプ政権に対する警戒感が、これまでは強かったのです。潜在的な売りが溜まっている時に、相場は崩れませんね。

昔から…株は期待で買って、結果で売るのですね。表面化してない期待値で、株を買っても大丈夫なのです。逆に収益が上がって来て、株価が急騰している時は要注意ですね。その収益の継続性と…伸び率が問題になります。カタルは多少のモタツキが、仮に在ったとしても、現状は、そんなに心配していません。むしろ、強気を堅持しています。

本日は有料レポートの掲載日です。これからパソコンを綺麗にして…それから書きますが、本日は相撲もあり、アップは遅れます。やはり、夜遅くか…。明日、読んでくださいね。上手く起動しますように…。それでは…また明日。



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