今日は基本的な投資態度の考え方を中心に述べます。実は読者から相談メールをもらったためです。
人は何故、株価をみると期待したり…落胆したりして、自分の気持ちが動揺するのでしょう。 例えば…少し株が下がると不安に思う人は…その株価の値動きに、自分の気持ちが付いて行かないのです。つまり自分の持ち株が自分の力量に対し過大だから…自分の気持ちが動揺するのだろうと思います。そんな時は自分の持株水準を落とし、気持ちが動揺しない程度まで…持ち株を減らす事です。
もう一つ大切なことは、株価位置により情報の価値を判断する事です。一般的には株価位置が高値圏にあると、その株にとってポジティブな好材料が市場に溢れます。逆に株価位置が低い時は、ネガティブな不安材料が市場に溢れます。効率的市場仮説の意味を、理解してない読者が多いようです。株価は全ての材料を織り込んで形成されていると言う原則です。
良く投資行動に意見を求められますが、カタルに意見を求めても無駄な事です。だってその読者の力量がカタルには分かりません。その人が、どの程度の資産家なのか…それによりアドバイスが変わるからです。自分の気持ちの変化は、自分にしか分かりません。だから自分が不安に感じるようなら株を売る事です。所詮、金儲けの話で自分の気持ちが動揺するようでは…株式投資に向いてないと思います。無理をしない事が投資では大前提です。
金儲けの話など…所詮、たいした問題ではありません。仮に相場に負けて破産をしても命まで取られることはないのです。気持ちの持ちようで…どんな条件でも、人間は楽しく過ごせます。だから自分の気持ちが、楽しくなるような行動を取れば良いです。いつでもチャンスはやって来ます。今回が最後ではないのです。人生の岐路に立ち、思い悩むこともあるでしょう。そんな気持ちも長い人生では…ひと時の事です。あとで振り返ると…いい思い出に変わります。
迷ったら…自分自身が自分の心に問いかけて、不安を感じるようなら、その不安を取り除けばいいのです。株式相場は楽しいものです。カタルは証券会社に入社したころ…日曜日が嫌いでした。相場が立ちませんからね。実は今でも毎日相場があれば良いと思っている程の株馬鹿です。だから、こんなレポートも毎日続けられるのでしょう。
先日は武田の株価位置を掲げ、三菱UFJも下値模索をしています。この水準からどうやって叩くのでしょう。カタルには株価は上がるようにしか見えません。落ち込まない設備投資を見て…最近はメディアの主張も変化し始めています。カタルは論理的に、その背景を説明しています。
長い失われた時代が続き、本来なら日銀の量的緩和で一気に名目時代に転換する筈でした。しかし失政が長く続いた為に…誰も政策指導者の言動を信じなくなりました。自分の身は自分で守るしかないのです。だから「流動性の罠」と呼ばれるジレンマに突入しました。およそ5年程度、この状態を続けました。ようやく…企業は充分な蓄積が出来たのです。
だからDeNAのように20%を超える自社株買いを発表し、市場の見込みは不透明なのに…企業は積極的な効率化投資をしている訳です。本来の名目時代の行動様式に変化してきました。絶対におかしいのです。邦銀株のPBRが1倍を大きく割れている現象です。
つまり名目時代の確立の暁には…PBR1倍を割れるような邦銀株はなくなると思っています。全ての株式がPBR1倍以上になるのが、理屈上の株式評価です。(ただし黒字の有配企業の場合です。)まだ…ほんのスタート地点です。まもなく本格的な名目時代入りになるのでしょう。
国債金利と株式の配当利回りの差が、こんなに大きく開いているのは…どうかしています。まともな機関投資家が、日本に不在なのでしょう。国債を買うより株式を買うのが当たり前でしょう。借入金利が1%台の企業や金持ちはたくさん存在する筈です。それならば…裁定取引が活発化する筈です。だって労せずに…1%、2%の鞘を簡単に抜けるのです。おかしな株価水準です。
昨日はフリューが新高値を付けて来ました。良かったですね。本日も続伸しており1150-1166-1143-1153=127200(9:35)です。メールで相談に来た方は、その後、どうしたでしょう。持っていれば良かったと思いますが…。その前に一度下げているから、カタルのように損をして売ったかどうか…。カタル投資の基本は、ブツブツ投資です。カタル銘柄は、時期のズレはありますが…必ず、復活していると思います。それは時代背景を見て投資をしている為です。
あれれ…Jトラストが、また下げています。 今の株価は523-525-509-510=177200(9:35)です。だから今、510円で1000株だけ買いに行きます。ハイ今、1000株買えました。でも何故、人間は高い時に株を買い、株価が下げると不安になるのでしょう。面白いですね。
それは…自分の気持ちが、株価を見て揺れ動くからです。株は食品のように腐りません。だから下値圏になったら…強気になるべきでしょう。でも自分の気持ちと相談しながら決めないとなりませんよ。無理をしてはなりません。正しい判断が出来なくなるからです。
僕らは賢い投資家を目指しています。株価位置の低い…時代に沿っている株を買えば…大概は儲かるのでしょう。基本原則を守りましょう。
千代化も310円を割れていますね。あれだけ日経新聞に書かれているのに…駄目だと言う事は、活躍時期がずれる可能性があるのでしょう。カタルは買うべきだと思いますが、追加損失を懸念している人が、市場に存在するのでしょう。三菱も舐められたものです。まぁ、JPモルガンと比較すると三菱UFJは3流ですからね。株価をみると分かります。リーマンショックからの立ち直りの過程をみると、日本の実力が国際比較できます。
はやく…本物が活躍できる日本国になると良いですね。村論理を背景にした偽物国家には些かうんざりしています。野党は金融庁の年金2000万円問題。馬鹿な追及をしています。そんな事より何故、法律を改正して一気にキャッシュレス社会の構築を求めるとか、電子カルテを整備して遺伝子データの蓄積をしないのでしょう? NECなどが新高値をどんどん更新するような監視カメラ需要がある筈です。キャノンと共に…。大きく躍進して不思議ではないのです。キャッシュレスから一気に顔認証にすれば、もっと便利な世の中になります。
振り込め詐欺や脱税などなくなります。公正で公平な本物の競争社会を構築して、一気に飛躍できるのです。はやく早く…MMT理論が一般化する前に、スマートコミュニティーに突入して、世界に先駆け「シンギュラリティー」を実現させなければなりません。簡単な事なのです。先ずは市場にROE15%時代を到来させ…利益率の低い産業を淘汰すべきです。
はやく気付き…行動した企業が生き残るのです。市場は積極的な経営者を応援します。それでは…また明日。
不安を感じるなら…持ち高を落としましょう。分相応な投資を心掛けましょう。