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かたる:昨日の相場をみると…カタルが思っているより、市場はそんなに強くないようです。カタルは年初からJTECやユビキタスの動向を見て…クラスを上げたS株の復活を考えました。弱気に傾くカタルの心を叱咤し…あえて強気に買い増しを進めましたが、後場から株価は崩れました。この辺りの水準の銘柄が上に行けるかどうか…。市場のボリューム回復を見る上で重要です。

日経平均採用銘柄の25日線上位乖離銘柄

日経平均銘柄の回復度は、オリンパス、千代化、武田、古河電工、日本板ガラスなどです。この中で興味を持っているのは古河電工、武田、そうして千代化です。一応、表を付けておきます。かなり戻っているように感じていましたが、スクリーニングをかけると実態はそうでもありません。カタルが見ている銘柄は全体から比較すると…かなり強いようなのです。

やはり…昨年末はずいぶん下げたのです。75日線に到達出来る銘柄は、かなり良い出来なのでしょう。チャート論では、先ずは25日線をクリアするのが、最低条件になります。その為には時間が必要なのでしょう。多くの銘柄は既に下値を叩いているからそんなに怖い事はありません。一番悪い部分は出尽くしているイメージです。基本的にトランプ氏は市場主義の人間ですから、株価に敏感です。

本日の日経新聞の9面にハイイールド債の上乗せ金利推移のグラフが載っています。3.5%から5.5%に急騰しましたが…今は、落ち着き4.5%程度のようです。この動きはお金が詰まっている現象です。FRBが増大する債務リスクを警戒したのです。

難しいのですよ。今回の下落が過剰な「期待値の剥落」を生み、適性値の成長に復帰する可能性も高いのです。一般的にはFRBは間違っていると言う評価ですが…そうではなく適切な処置なのかもしれません。これはしばらく観察しないと分かりません。

関連するのが中国のGDPです。でも本当に6%台も成長を続けているのかどうか。あの国の統計は眉唾です。自動車にスマフォの衰退をみると、どうも成長している事すら、疑いの目です。しかし基本的に中国株は「逆業績から金融相場」に移行し始めている様で、この辺りで…株価は底打ちする可能性もあるようにも感じています。

カタルは古河電工などの進化論銘柄の解説で…仮に落ち込んでも、この落ち込みは小さい筈だと述べています。古河電工の株価の回復度合いを観ると、この仮説の正しい事を裏付けられている様な気もしています。何しろ、スクリーニングで、第4位に顔を出しています。つまり…本格的な進化論の時期が近付いているのかもしれません。

意外にも…ケネディクスの戻りも強い部類なのです。此方はまだ75日線に到達していませんが間もなくです。馬鹿にしたもんじゃないのです。

カタルは消費税引き上げに際し…今回は万全の対策を施してあり、その中でもキャッシュレス減税に注目しています。一般的なレポートを読むと、今回の消費税引き上げの落ち込みを指摘する声が多いですが、これは間違っているように感じています。この関門が名目時代の入り口になる可能性も高いでしょう。

問題は今回の春闘です。日本電産の永守さんの発言を思えば…多くの経営者は先行き、かなり警戒しています。楽観論が生まれるのは春以降でしょう。だから間に合いません。どの程度の賃上げになるか…。この度合いが問題です。この賃上げが名目時代の開始時期も左右します。

多くの人は、カタルと同じ心理になっており…弱気なのでしょう。でも…意外に強い相場状況が続く可能性も高いでしょう。何しろ、売り物がないのです。損をして売る人は限られます。カタルの短期運用は、買値を年末価格に訂正しました。でも多くの人は評価損を抱えたままなのでしょう。

だから東邦チタンの動きをみると、明らかにあの1400円絡みの動きが重荷になっているようです。実態はかなり良い筈なのに…。それ故、株価の動きが鈍いのでしょう。ケネディクスの戻りが早いのは、この実態評価と…直近の動きにシコリがない為です。

「疑心暗鬼の前進模様」と…今の相場を命名しましたが、こんな気持ちの内は、戻り相場が続くのでしょう。その試金石が、今回、掲げたSなのかもしれません。カタル自身、どちらかと言えば疑心暗鬼になっていましたが、敢えて自分自身を叱咤し、買い増しを実行しました。カタルも分かりません。でも…昨日は最も下限の557円(前回の高値)をクリアして560円で終わりました。

今の株価は573-581-558-572で出来高は51万株です。そりゃ、そうですね。この水準では売り物が出ない筈です。投げなら分かりますが…11月末が800円台で、一気に500円を割れたのです。75日線ラインまでの回復は、そんなにエネルギーは必要ないでしょう。しかも現物株です。昨日の下げは、今の相場心理を象徴している様な動きです。

現状では戻り相場が続き…早晩、昨日の寄り値で付けた625円を抜き、一気に800円台に復帰し、出来れば…一本立ちの4ケタ相場に発展して欲しいと思っています。この株も進化論候補です。スマートコミュニティーに欠かせない産業です。幹事証券は日興ですね。もともとスタートが髙過ぎました。公募が3159円です。そうして株式分割だから1579円です。つまり今の株価から3倍です。一本立ちを願っていますが…どんな出来になるか。

今の相場は意外に下がらないジクジクの上昇相場が続くと思っています。これが基本でしょう。株式市場の格言を思えば分かります。「人の行く裏に道あり花の山」…つまり、やりにくい行動を選択しろと言う意味です。選択に迷ったら、やりにくい道を選択するのです。それが市場経済において、どちらかと言えば、正解の行動に繋がるのでしょう。

もう一度、恐がる心を叱咤し…強気に構えるか。それでは…また明日。



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