たった一行なのに、その裏には…

さて…本日は「昨日の続き」を少し書きましょうか…。この原稿は正解ではなく、カタル基準により書かれています。カタルは最善の選択をしており、正確さを問うて書いていますが、当然ながら…カタル自身が間違っている場合があります。そうしたら…教えて下さい。お前の…「この部分が間違っている」と…指摘して下さいね。

何故、こんな常識的な事を、何度も、何度も繰り返さねばならぬか…読者自身が考えて下さい。日本の村論理は、良い面もあるのですが、困った世界なのです。今回のコロナ騒ぎでも様々な問題が露呈し、その実態が明らかになっています。

だから我々自身が、必ず選挙に行き、社会のシステムを変えねばなりません。何故、カタルが「黒船来航から西南戦争」の歴史を「失われた時代」と比較して観ているか? 

そもそも…あの混乱期の思想は大きく変化しています。最初は尊王攘夷です。しかしその後、その派閥は開国派に変身をします。時代が大きく変化する時には、我々自身が自分の考え方を改めないと…新しい時代を迎えられない為です。

カタルは、この「コロナ騒ぎの後にバラ色相場がやって来る」と述べています。日本人は集団行動の国です。戦後のロボット教育は、我々の心底に刷り込まれています。遺伝子がそうなっていると言っても…過言ではないでしょう。

でも相場は…時代を反映します。常に新時代を反映して動いています。米国のNYダウ採用銘柄は長い歴史の中で変遷してきました。一昨年、とうとうエジソン以来、NYダウ30種に採用され続けてきた、当初のメンバーだった「GE」が採用から外されました。2018年6月の話です。そうして2014年の合併で誕生したドラッグストアチェーン、ウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスがNYダウに採用されました。

この話は面白いですね。製造業から消費の世界への変化でもあります。GDPの構成比を見ると日本もそうですよ。でも製造業のトヨタが、日本人の我々の心には、素晴らしい企業と言う認識があります。誰もが、たぶん…同じ感情を持っているでしょう。

人間と言うのは…なかなか自分を変えることが出来ません。だから日本ではなかなか転職が一般化しません。でもカタルは証券界で3社の移動をしました。会社にはカラーがあります。会社には独特の社風があるのです。同じ証券界でも大きな違いがあります。たぶん…トヨタと日産、日産とホンダ、みんな、それぞれ…違うのでしょう。

特に…「5G」が、これから一般化する時代背景において…コロナ騒動が起る激変する社会構造は明治維新と同じで、チャンスが溢れているのでしょう。自分が変わり、そのチャンスを活かさないとなりません。 自分自身の「変革」を畏れていては…何も前に進みません。確かにお金は損をしました。株を買っていれば…誰でも損をしたのです。そんな事をワイワイガヤガヤ…、いつまでもグジグジと引きずっていたら、完全な負け組です。このピンチをチャンスに変える努力をしましょう。

カタルの主張する「市場の整合性」を良く観察しましょう。何故、カタルが、ロコンドが有望だと考えていたか? その背景は過去5年間の平均成長率が41%だからです。この銘柄の潜在成長率の話をしています。きっと田中君は、かなり優秀なのでしょう。ヒカル君の採用などを観ると…彼に会ったことはありませんが、ナカナカです。

此処では複利終価係数を使い100万円が1千万円を超えるのは7年で…達成します。でも20年間、我慢をすると10億円になります。その話を、昔、何度もしました。

でもカタルは、やはり4月に発表される数字が気になっており、一旦、高値分は売りました。そうして現物の3000株だけ残したのです。

この下げで再び買っていましたが…今度はI君に乗り換えました。天秤に掛けた結果、I君の「救済銘柄の素質」に魅了されたのです。何しろ、NTTとNHKが応援する会社です。しかもこれからローカル5Gの時代になります。ようやく…これから携帯各社の実用段階に向かいます。だから村田製作の株価が強いのです。

この背景は、村田製作がユビキタスに出資した話しを連想させます。このまま…続きを書こうと思いましたが、先ずは「会員レポート」が優先されます。これは当然の市場原理です。今日は…その話より、別の話をしましょう。

先ほどの「市場の整合性」の話に、戻りましょう。

昨日の「今日の市況」で書いた「今回のFRBの処置と共に…ブラックロックの選定はナカナカでしょう。」と言う解説をしましょうか? 皆さんはカタルのように熱心に株価を観察して勉強を続けてないから解説をしないと…この背景の真意が、なかなか皆さんに伝わりません。

丁度…昨晩のロイターのニュースでその模様が解説されていますから、先ずはこのレポートを読むと…カタルのこれから話す解釈の理解が進むと思いますから、先ずは此方のレポートを読んでください。此方です。

如何ですか? このレポートを読んで、カタルが昨日綴った「FRBの行動」の意味が分かりましたか? その背景が理解されないと…ブラックロックの選定が、どんな意味を持つか分かりません。

先ほど…参考にしたレポートの…この部分が重要です。

「FRBが9日に発表した資金供給策には3つのポイントがある。まず、総額は2兆3000億ドルと、極めて大規模になる。そして、中小企業向けの支援策として、民間銀行を通じて1年間、無利子で最大6000億ドルの融資を行う(民間銀行がいったん融資し、FRBがその債権の95%を買い取る)。さらに、地方債・社債の買い入れについては、前回までは「投資適格級」としていた購入対象をリスクの高い「ダブルB」まで拡充する。

特に市場は投資不適格級に格下げされた社債の一部やローン担保証券 (CLO)、商業不動産ローン担保証券(CMBS)の一部なども対象にするという思い切った策に大きく反応。安全資産とされる国債と、こうした債権の利回り格差(クレジットスプレッド)は縮小し、株価も急上昇した。

パウエルFRB議長は9日の会見で、さらなる追加措置もいとわない姿勢を示したうえで、「この日の行動は、いずれ来る回復を可能な限り力強いものにするであろう」と述べた。」と言う部分です。此処が重要なんです。

カタルが会員向けレポートで書いたのはサブプライムローンの信用不安がCDSに波及して金融崩壊が起ったのです。リーマンショックとは、最初のダムの亀裂を止められずに放置したので…金融は連鎖して破壊活動に至った結果、大手金融のリーマンまで影響が及び、爆発したのです。

カタルは、その模様を会員レポートで綴りました。最初は小さなニューセンチュリーと言う住宅金融会社の話だったのです。こんな小さな会社が飛んでも…社会にとっては良い淘汰で…健全な選択だったのです。弱者が、自ら立ち上がらずに…社会の温情を期待しては駄目です。

だからメディアが、今回のコロナ騒ぎで、欧米に比較して日本の対応が遅いと言って、悪戯に、社会の救済活動を望むような報道の仕方は、間違っています。営業活動が出来ず、生活が困窮している人も居るでしょう。そんな事は、社会の「通常の困難」です。コロナで、たかが1年や2年、カタルは「失われた時代」下で…120万円の極貧生活を続けたのです。

国が30万円とか、都が50万円とか…社会の恩恵にあずかろうとしている輩が、多過ぎます。メディアはどこか狂っています。この程度の逆風は「当たり前のリスク」です。また、こんな風に書くと…批判されるかもしれません。でもカタルは、実際に、今月はあいつから50万、来月は此奴から50万、サラ金を一杯になり、貸してくれないし…そんな極貧生活を「失われた時代」で味わってきました。

今月の家賃はどうしよう、子供の生活費をどうしよう。そんな連鎖を永遠…30年間の悲哀を味わっています。たかが1年や2年で「ガタガタ…騒ぐんじゃぁねぇ~」。と言いたいですね。メディアの報道の仕方は何処か狂っています。「甘えるのも…いい加減にしろ!」と言いたいのです。まぁ、話は、それますから…元に戻します。

サブプライムローンからCDSが崩壊して、大きな金融機関が次々に破壊されたのです。これがリーマンショックです。その金融崩壊の後遺症が、今のイタリアやスペインの医療崩壊に繋がっています。

だからこそ…このFRBが「禁じ手」とも言える格付けの低い債券の買い入れに、動いた事実が大きいのです。パウエルは馬鹿かと思ったけれど、素晴らしい決断をしています。

しかも…このCMBS(商業不動産担保ローン)の購入で、FRBはブラックロックを選定しました。よく金融の世界を知っている行動です。金融の世界は、もう一般の人が分かるような世界ではないのです。カタルはソフトバンクを選定する時に、彼らには金融のプロが居るから大丈夫だと述べています。何故、ソフトバンクが格付け会社から叩かれて…株価が上がって来たか?

カタルの前の原稿をよく読んでいますか?

皆さんは無料だから…いい加減に、情報を扱っていませんか? だから情報は高い料金を払って身銭を切って情報を買わないと身に付かないのです。有料情報でも、なかなか身に付きません。情報の扱い方を日本人は学んでないからです。

みんな、おんぶに抱っこ…だから政府からの補助金が少ないとか…批判をするのです。ポケットに500円しかない貧困生活を味わったことがないから、そんな甘えがあるのです。政府に甘えるのは筋違いです。

カタルは東北大震災の被災者も、そう考えていました。何年も何年も支援? どう考えてもおかしいですよ。交通事故で亡くなった人、小さな災害で亡くなった人へは補償制度がないのです。大規模災害だと…何故、補償されるのでしょう。カタルにはサッパリポン、みんな、色んなリスクを背負って生きています。日本のメディアが間違った教育をしているから、いつまでも「失われた時代」を引きずっているのです。いい加減にしましょう。大衆迎合主義のアナウンスは、視聴率を稼ぐためかも知れませんが、間違っています。

また…この話になりましたね。困ったカタルです。

本当に、批判メールがバンバン来そうです。でも…メディアの在り方が間違っているのです。日本人は、もっと優秀な筈です。道理を伝えれば…理解が進むでしょう。カタルは40億円を飛ばしましたが…顧客は、みんな不満を抱えていたでしょう。でも実際にカタルもそう考えて、一緒に行動し…誠実に対応をしたから…証券事故にならなかったのでしょう。顧客も立派です。何億も飛ばすと…人が変わる人が一般的なのです。

「カタル君、そこに80万株の買い物があるから、その買いにぶつけてくれ」…て、ベチャリを投げたTさん、非常に優秀な経営者でした。この人の人生も面白いですよ。自分が病に罹ったから、会社が救われたのです。北海道で大きな大規模開発をしていたのです。

確か…大和ハウスだったかな? 上場企業が、バブル期にTさんの会社を買いました。それからバブルが崩壊します。何が幸いするか…分かりません。この人は…なかなか良い男でした。好きでした。カタルは顧客にも恵まれましたね。お金が飛ばしたけれど…互いに楽しかったんじゃないかな? 

だって…、いきなりフェラリーだもんね。これも実話、奥さんが車を欲しいと言うから、真っ赤な豪華な車を買ってきたのです。子供の幼稚園の送り迎えに使う車ではないですね。ハハハ…株で大儲けをしたから、そんな発想になったのでしょう。

そう言えば…ヨットを買った人も居ました。カタルはある意味で罪づくりです。ヨットの維持費は莫大ですよ。みんな…何億も儲かったから、狂ったのです。面白いでしょう。みんな実話です。

さて…カタルの話じゃないからね。そうそう…FRBがブラックロックの選定をした話でした。 あれがJPモルガンとかの…一般的な金融機関では駄目です。ヘッジファンドの雄だから裏の世界を知っており、必要な所に、お金が流れます。だから今回のコロナ騒ぎですが…意外に…意外な相場に発展する可能性もあります。カタルは実践を通じ、裏の世界も観てきました。

「街金」の現場を知っている証券マンは、なかなか居ないでしょう。アイチの森下安道やサラ金の武井保雄など…の裏金融の世界です。よちゃんの顧客のS石油も、同じです。金融には…表と裏の世界があります。ある意味で…CLOなどの商品は、いろんなものがごちゃごちゃしていて…芸術世界の領域でしょう。

専門家でないと「裏の部分」を理解してないから、リーマンのような大事になったのです。でも今回はFRBが「ブラックロック」を選定したと報道した時に、相場は大丈夫になったのです。あれは3月25日の発表でしたかね。此方です。

だから相場動向と合います。「市場の整合性」の話です。たぶん…パウエルは、彼らのアドバイスに従って動いています。故にGSの株価推移が、紹介したような動きになったのでしょう。

日経新聞の記者など…裏の世界を知りません。ソフトバンクが、何故、大丈夫か? 野村人脈が生きているから、世界の表舞台で活躍を出来るのです。新聞記者には分からないと思います。ブラックロックやブラックストーン、エリオットなどの世界のヘッジファンドには、大手金融のエリートが行き、その技量を争う世界です。金融オリンピックのような場所でしょう。素人金融ではありません。表と裏、みんな、紙一重の際どい戦いをする世界です。

このようなバックボーンの仕組みを、カタルは現場で学びました。裏金融のアイチなどロクな奴ではありません。担保に預かった株を…金が切れると分かると、次々に市場で売るのです。その買い手には、良い顔をして…騙す世界です。本当の話です。だから何百億とか…何千億のお金を手にしたのでしょう。

長くなっちゃった。…FRBが、格付けの低い債券を買う事が、三菱UFJの株価に繋がっています。 来週にも…三菱UFJの株価は、ソフトバンクに続き450円の関門を抜くことでしょう。「市場の整合性」の理解が、進みましたか?

昨日のたった一行を解説するために…こんな膨大な量の説明をしないと、読者には分からないでしょう。如何に引き出しを多くしないと、相場が理解できないか…分かりましたか?

だから情報と言うのは「付加価値」が高い商品なのです。その情報の使い方の意味を…せめて理解して欲しいものです。考え方のプロセスを、思い付くのは、素人には無理です。だってカタルが40年も掛かって、現場で飛ばしたお金に見合ったキャリアですから、自分で作ろうとしたら…膨大な時間がかかります。

せめて…様々な発想の着想を、カタルレポートでは分かりやすく語っているつもりです。だから読者の人も、何回か原稿を読み直すと良いでしょう。

それでは長くなりましたが…また明日。これから有料レポートを、書かねばなりません。会員の方は、明日にでもお読みください。



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