世界の資本市場は、二つの課題を抱えています。一つは昨年からの…インフレ懸念からの「金利高」です。この金利高は、今の金利水準では「経済活動を阻害するものではない」とカタル断言をしています。
過去の事例が、全て…そうだからです。昨日、紹介した杉村さんの記事を検証しましたが…彼が掲げている「FRBの突然の変節」の1994年のグリーンスパンは、約1年後に株価は回復しています。でも株価は75日線ラインで推移しています。
1979年のボルガ―の事例も、株価に大きく影響を与えたとは思えません。自分で調べた人が、カタルの読者で何人いるのでしょう。一応、90年代の金利の週足だけ掲載しておきましょう。簡単なものを用意しました。でも自分で確かめた方が良いですね。このグラフでは、94年の時期と98年の時期が「金利上昇期」です。
調べた印象は…過去の歴史を観ても、金利高の問題ではないのでしょう。近年はあらゆる現象が瞬時に判明して処理されますから…金利と言うコストの意味が薄れているのでしょう。確かに…金利が上がると全ての産業の必要コストは上がりますから、収益は圧迫されます。特に借金をしている企業です。しかしROEが15%段階の企業において…3%の金利コストが、どんな意味を持つのでしょう。
更に…日本では、主な企業は無借金の所が多く適正範囲どころか…異常な清貧思想です。これは金融庁が誤った「指導」をした為に、金融機関が委縮した行動を、非常に長い期間、続けたためです。カタルはこれを「清貧思想」と呼んでいます。
無借金が正しいと言うバカな幻想と言うか…間違った思想を植え付けた弊害です。金融庁など…業務の役割を終えた(大量の不良債権処理)省庁だから、大幅な縮小をすべきです。予算を半分にカットすべきです。日本の役所は、常に、「業務拡大型」です。だから復興を終えた東北大震災で生まれた様々な組織が、延命を図ろうと組織形態を変えて…生き延びようとします。そもそも…皆、「時限」で処理すべきだったのです。
日本の役所は必要もない組織が沢山あります。岸田政権はそれを糺すべきでしょう。彼の就任は10月に誕生しました。この4か月間は、全く仕事らしい…仕事をしたのかどうか…。菅総理と比較するとよく分かります。
話を戻しますね。つまり…過去の事例を観ても、株価は少し調整をしますが、基本的に順応して…また株高になります。基本は杉村さんも述べているように…「ショック安には政府(大規模な財政出動)、中央銀行(猛烈な流動性の供給、超低金利政策)が政策総動員で対応、危機は必ず克服される。これが歴史の教訓である。」という事なのです。
インフレ対応から金利が上がり、その懸念を市場が、どの程度…共有したか?
このことが大切なのです。既に株価は大きく下がって200日線を割れていますから…基本認識は、全て市場に織り込まれました。ここにウクライナ侵攻「疑念」が重なります。でもロシアの物価上昇率は米国を上回っています。前年同期比で8.7%なのです。為替を観てみましょうか…こちらがドル対応のものです。もし経済制裁なら…確実に、またステージを変えます。プーチンは69歳ですよ。カタルの三つ上です。2024年の大統領選を控え…どう乗り切るか?
ベラルーシとウクライナは、昔…ソビエトの傘下の国でした。此方のレポートをカタルは読みました。でも…ね。米国が正しいとは思っていません。
日本人は「与えられた情報」しか接点がなかったのです。しかし時代はグローバルになって、誰もがスマートフォンで、気軽に…他国の事情が分かるようになっています。だからイラク戦争とその後の経過を観ると…カタルは米国も、ロシアや中国と似た勝手な国だと言う印象を持っています。例えば此方のレポートを読めば…米国も日本人を洗脳した「プロパガンダ」を実施しています。ハッキリ言って…嘘をでっち上げた米国の湾岸戦争に、日本は加担したのです。
解説によれば…プロパガンダは意図をもって、特定の主義や思想に誘導する宣伝戦略のこと。大きな括りでは国家においての思想統制や政治活動、小さな括りでは宣伝広告や広報活動もプロパガンダに含まれる。語源はラテン語で、「繁殖する」「種をまく」「挿し木」「接ぎ木」などの意味がある。…となっています。
カタルは日経新聞やNHKを批判している状況に似ています。基本的に…日本人は敗戦国の教育方針が貫かれ…従順な性格に誘導されています。しかも農耕民族だから、日本人は辛抱強いですね。日経新聞を多くの政治家や経営者が、毎日、読んでいます。
しかし「失われた時代」の本質を考えて行くと…その結果、「間違った政策運営」が行われて。日本国民はドンドン…貧乏になっています。とうとう貿易赤字です。経常収支でも赤字になる時代になります。貿易収支は分かりますね。経常収支は、貿易収支に、資本の移転などで稼いだ他国からの収入を加えたものです。要するに…経常収支が問題になります。
カタルが「ガラガラポン」と表現している時間が迫っています。先ほど紹介したロシアルーブルとドルの関係のようなものです。20年後の円は、昔の360円時代に…戻るかもしれませんね。基本は、円高で…株高が正しい道です。失われた時代を…岸田のような能力のない人間が上に行ったので、狂った時代になりました。この意味を理解できないとすれば…真剣に生きてないのです。
1989年に付けた日経平均株価38915円を、未だに抜けないのです。
もう完全に狂った政策です。リーマンショック後の金融庁は、赤字法人に対し…「貸し出し禁止」にしたのです。産業が停滞するわけです。今のトヨタがあるのは…あの時に、トヨタを救った金融機関があったからなのです。詳しくは…こちらの報道が分かりやすいかな?
「清貧思想」とカタルが表現をしている理由が分かると思います。その結果、間違った誘導の結果で、生まれたのが…484兆円の内部留保と1072兆円の個人の現預金残です。動かなくなったお金の話を、何度も…何度もカタルはしています。
三重野元日銀総裁のような失敗した馬鹿が、大学の先生になる事が、そもそも…狂っています。大学の先生は、学生に株式投資を教えて「生きた経済」を勉強させるべきです。
カタルは因みに学生の頃にアルバイトをしたお金で株式投資を始めました。低位株ばかりしか買えなかったので…その後、多くの企業は市場から消えています。三光汽船やジャパンラインなども持っていました。
そのお金があったから、入社1年か2年か…忘れましたが、任天堂を2000株買うことが出来たのです。当時のお金で300万円ほどです。そうしてカタルは義理の兄貴、つまり姉の夫の名前を使って…信用取引をしました。社員が、信用取引など出来ない為です。そうして入社7年目には、当時のお金で2000万円ほど持っていました。
現金を積んだ時の…おふくろの驚いた顔を、今でもよく覚えています。その後、一貫してカタルは証券マン人生の中で、友人の名前を使って信用取引をしてきました。結果は損をしたのかもしれません。そうして…その友達に、今年は過去の「借りを返す」順番が来ました。でもまだ返したわけではないから…返せるかどうか分かりませんが…。
真剣に株取引をすれば「社会の矛盾」に誰もが…気づきます。カタルが日経新聞批判をしているのは、官僚様の「ご用達」新聞だからです。まさにプロパガンダを、連日、行っています。だから政治家も、経営者も…「間違った概念」を持つようになったから、株価が低迷しているのです。岸田政権の「新しい資本主義」(共産主義)などは良い事例でしょう。このまま行くと…日本は、中国と米国の戦争に巻き込まれる危険があります。台湾問題は、その前哨戦です。
米国の報道戦略によって…日本が台湾を守る為に、立ち上がるように仕向けられています。如何に…平和ボケした日本人か分かります。エーザイの痴呆症薬の認定も、米国に追随しています。しかし…肝心の薬は何もないのです。
せめて…原因物質を取り除くことは分かっているので、効果は分からなくても…認可すべきでしょう。安い価格にして認可すべきです。痴呆症は厄介ですよ。おばあちゃんが90歳ですが…自分で介護してみて、初めて実感する問題です。
最近、世話になった老人の…「老人ホーム」探しをしました。しかし…完璧に仕事をするとなると様々な障害があります。「成年後見」制度です。
そうなる前に…自分の生きるべき道を決めなくてはなりません。まともな施設は、年間500万円程度かかると思った方が良いでしょう。その他に一時金が、年齢によって違いますが…85歳以上(2000万程度)なら安くなり、90歳(1000万程度)なら、さらに約なります。この年間の維持費は、必ず…物価高で上がります。たぶん5割は上がると思って…計算をしないと駄目でしょう。
特別養護老人ホームと言う制度はありますが、寝たきり老人の介護認定が5かな? 一番、重度にならないと…入れません。仮に入れたとしても…人間動物園です。
そんな生活は嫌ですからね。だから…しっかり選挙に行き、投票をしなくてはなりません。せめて「尊厳死」を認めて欲しいものです。最後はスイスが認めていますから…その資金を用意すれば、人生に幕を引けるでしょう。保険を掛けて…免責期間、その保険料を払い続けるのです。そうして幕引きをします。日本で出来ればいいのですが…日本は医師を逮捕します。馬鹿な法律ですよ。
今日は…感傷的になっています。株価のせいではありませんよ。米国ではワシントン誕生日の3連休を控え、負け組が多発しているから、この2日間の結果になっています。金利安の株安です。これは株を売って…債券を買う行動でしょう。
でも…カタルは、依然、キャシーウッドさんを支持しています。昨日は「Roblox Corporation」(RBLX)と言う彼女が買っている会社を観ていました。ご多聞にもれず…最安値を更新しています。ゲームを誰もが作り…世界中の人がそのゲームの世界で、楽しんで…会話をできるゲームのプラットホームの会社
やはりインターネットは楽しいですね。最近は良く米国の話を加えるようになっています。その内、英語もこなせるかも…知れません。そうしたらIRNETも英語版を加え世界にデビューしたいですね。果たして…この戦略は、如何に? もうすぐ…分かります。
ギャチェンジは増えました。3月15日、16日のFOMCとロシアによる「ウクライナ侵攻」です。仮に…(カタルはこの確率は低いと思っていますが)事実でも、大丈夫です。侵攻した当初は、株価が大きく下がるかもしれませんが、そこが絶好の相場の反転場面になります。
今考えられる…「ギアチェンジ」は、この二つでしょう。勿論、ロシアの軍事行動の撤退も含めての話です。どちらでも構いません。
要するに…いつもの事ですが…株の世界は「知ったらお終い」です。事前に怯えていますから、早く結果が判明すると良いのです。問題はいつまでもグズグズ…長引くシナリオです。既に金利高のシナリオも、第一ステージが終了したと思っています。チャートで説明した方が良いかな? この位置は「壁」なのです。
このラインで最低3か月間以上は…揉み合うと思っています。何故なら…既に金利高を見越し、1年以上…先まで株価は織り込んでいますから3月でイベントは終了です。
だからダリオなどの…「一流域」ファンドマネージャーの行動の報道が、事前に…流れ始めています。日経新聞の報道は、そういう事です。でも残念ながらARKKは安値を更新しており、まだ安心はできません。まるで…BASEの株価を観ているようです。このような「市場の整合性」を考えて、相場観と言うのは構築されます。分かりますか?
本日はこれから有料会員向けのレポートを書きますから、前哨戦は此処で終了です。別に…会員になる必要はありませんよ。毎日、読めば…必ず皆さんも、お金持ちになれます。貧乏人のカタルが言うのは、おかしな話ですが…本当にあと一歩なのです。
この時間軸を克服して…問題は、カタルの「心のセーブ」の話です。力量の把握は難しい。「BASE」(4477)の対応を、観ていると分かると思います。
一昨年の末からカタルは「金利高のストーリー」を話しています。野村証券は、不幸な結果でしたが…考え方は同じです。本来なら、今頃、野村株は800円です。だから何処かで…この遅れを「取り戻す場面」が出てきます。まぁ、長くなりました。ここで終了だね。必ず…自分で背景を追いましょう。そうすれば、カタルの頭の構造の一部が理解できます。また…明日。
会員の方はこれから有料株式教室のレポートを書きますから、明日にでもお読みください。