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カタルは今の時代を「ペルーの黒船来航」と、同じような「時代変革」に位置していると思っています。古い価値観の「破壊」から…新しい価値観の「創造」です。

日本は少子高齢化の先進国です。故にGDPは伸びを欠くのでしょうが…しかしこの少子化を逆手に取った…「国家戦略」を上手く打ち出すなら、「AI革命」を取り入れた最先端の「未来社会」を構築できるのでしょう。その為には、我々国民の「意識改革」が必要になります。ここが問題なのです。時代は変化していますが「武士は食わねど高楊枝」と言う古い概念に固執するか。それとも…この「社会変革」を、どう理解するか…なのでしょう。

本日の日経新聞に、その事が載っています。此方の報道です。

日経新聞より

カタルも門外漢ですから…よく分からないのですが、近年は「利用する側」と、「ものを提供する側」の意思疎通が大切なように感じています。EUVの「ASML」の牙城を、なかなか…崩せなかったのは、そもそも顧客とメーカーの強固な「協力関係」を崩せなかったからでもあります。

「ルネサスエレク」(6723)の 週足推移

「ルネサスエレク」(6723)の柴田さんは、ひょっとしたら…かなりの逸材かもしれません。最初は「トヨタ」(7203)の下請け企業のイメージでした。トヨタの強みは、下請けを毎年叩き…ギリギリの単価を強要します。それを乗り越え…成長に掛ける投資などは出来ないのです。

しかしコロナ禍で部品提供者の地位がメーカーより上がり「安定供給」の大切さを知ったのです。 「下請け」と「親会社」の地位逆転です。この「ルネサスエレク」も「日本製鉄」(5401)の好業績もコロナと言う「不慮の時代」が、「産業構造」を大きく変える「切っ掛け」になったのです。

このチャンスを活かし…豊富な資金力を活かして「高成長」を続けた「M&A戦略」を上手く利用したのが「ルネサスエレク」です。

この経営手法は「M7」が、お得意にする経営手法です。自前で開発するのは大変ですが、出来たものを買うのは、そんなに難しいことではありません。まぁ「冒険」には違いないのですが、日経新聞の報道を活かせるかどうか…は、これからの柴田さんの手腕次第でしょう。好意的に観るなら…株価は、何れ1万円を目指しても不思議ではないのです。故に株価は新高値水準で「攻防」を繰り広げているのでしょう。

今日は「ルネサスエレク」の話ではなく、この日経新聞の指摘は、的を得ており…日本の経営者に欠けている部分ですから…「良い記事」なのですね。パチパチパチ…。

無形資産は「文化の香り」です。カタルは「ハード」より「ソフト」の時代がどんどん進むと思っています。「総資産経営」より「ROE経営」と述べましたが、日本のメディアの感覚が古く鈍いから、もともと…日経新聞が「最新動向」を、正確に国民に伝えてないから、日本の経営者の質は劣っているのです。

なにも「セブン&アイ」(3382)だけに、経営資源の「有効活用」を求めている訳ではありません。日経新聞のNHKもそうですが…「ものを言う株主」は、真剣に企業価値を上げようとしています。「グリーンメーラー」(買った株の買い取る要求をする連中)のような連中とは違いますよ。この辺りの解説を、確り…しないと駄目です。

「京成電鉄」(9009)の「ディズニーランド」(オリエンタルランド=4661)の売却問題も同じです。西友が九州と北海道から撤退するそうですが…みんな同じ背景でしょう。

日本のメディアは「ものづくり」を強調するあまり…「有形資産」を価値が廃れている認識が欠けています。製造業は、中国に任せれば良いのでしょう。それより時間を大切にする文化でしょう。だからこそ…大相撲界の「此方の報道」は哀しいのです。何故、BTSの…たかが芸能プロダクションの企業価値が1兆円にも評価されたのか? 

この古い概念を壊して、日本人自らが「ルネサスエレク」の柴田さんのような挑戦を試みるかどうか…。まぁ柴田さんや「ジェイドG」(3558)の田中君などは、黒船来航の時代の「薩長連合」のようなものでしょう。時代を大きく変える立役者を、市場は高く評価すべきでしょう。

グロース250の日足推移

まだ「新興株」の時代ではないのですが…もう時代は「名目成長時代」に変化をしているのです。米国では「ラッセル2000」も遅ればせながらも…上昇しています。でも日本のグロース市場は「今一つ」の動きです。

故に少し市場環境が悪化すると、そもそも…今、参加している層が、個人中心ですから懐は浅く…「ジェイドG」や「BASE」(4477)なども、直ぐに売られます。別に個別材料ではなく全体市況の悪化なのです。

カタルは述べています。最近、儲かって来たのはカタルが上手いわけでもないでもない。ようやく…日本国全体が「名目成長時代」に入って来たのです。だから…「野村証券」(8604)は500円割れから、4桁になっただけの話しなのです。カタルは前から…清貧思想を蔓延させた「実質成長」を批判しています。そもそも資産効果を無視した政策が、間違っていたのです。その為にカタルは「34年間の悲哀」の人生を味わい、今の世の中は「ガチガチ」の社会通念になっています。

企業は防衛に走り…ハラスメント対策の強化です。

「エネオス」(5020)の役員不祥事は、どの程度の問題なのか、分かりませんが…TBSの「不適切にもほどがある」と言うドラマの初回だけ見ましたが…パワハラなどをテーマにしていました。

「今日は、彼氏とデート?」と女性社員に言った会話が、どうしてセクハラなのか? やはりカタルには、サッパリポンなのです。最近は「技術の伝承」も、なかなか出来てなく…事故が多発していますが、それはガチガチの「清貧思想」が関連しているのでしょう。もっと大らかな「寛容な社会」を形成せねばなりません。

ちょっとだけ…市況環境が悪化しただけで、簡単に「市況が崩れる」現状を観ると、今の相場の体温が分かります。こんな状況で…株が下がるとか述べているのは… もう馬鹿だけです。 世界の大物投資家が、続々…と来日して、総理に面会しているのです。

昨日は「株主総会」前に、「有価証券報告書」の提出を…と、「JPモルガン」から指摘されたと言います。カタルは「なるほどなぁ~」と思いました。偽物ではなく…いつも本物を目指した「真剣勝負」なのですね。

事が悪化してから…アタフタする総資産経営の「住友化学」(4005)と…事前に構造改革に着手する「セブン&アイ」の経営手法の違いが分かりますか? 

常に無駄な資産を抱えない…だから「クックパッド」(2163)は、自社株買いを実施したのです。この「浮動株比率」は低いのです。だから最初は良いのですが…果たして株価を殺して…株集めが出来るとは思いません。本来、「クックパッド」は新興株の部類ですから、株価が下がるのですが…やはり「自社株買い効果」が出ているのでしょう。

「リクルート」(6098)の日足推移

同じことですが…「リクルート」(6098)も、その経過を発表していました。

そうして日経新聞には「伊藤忠」(8001)の「総還元性向」の話が掲載されています。もう決まっているのです。時代が実質成長時代から、名目時代になったのです。でも50%程度の総還元性向がニュースになることが哀しいですね。本来なら100%でも可笑しくないのです。米国ならそうでしょう。

「野村証券」(8604)の の日足推移

基本的に「薄利多売買」の運用姿勢ではなく…常に買い増しをする「雪だるま投資」が正しい選択なのでしょう。「野村証券」(8604)の株価は947.2円まで…今のところはありますね。どうも…昨日の911.3円が、今回の下値の可能性が高いように思います。

たぶん…「ジェイドG」(3558)も、高値圏の安値の2435円は岩盤ラインなのでしょう。

「ジェイドG」(3558 )の日足推移

この下値は「マガシーク」の発表後の最安値です。通常の人は、ようやく…PER評価は23.9倍となりましたから、「この発表」(マガシーク)の意味を、知らない人が多いのでしょう。今回は「リーボック」の導入以上の効果が、既に確定しています。だから余裕のある人は株を買って置くと良いのでしょう。でも無理をしないことです。誰が、どれだけ「利食い」をするか…。そんな事は神様しか分かりません。でも来年は間違いなく…「ウハウハ」になります。

カタル投資の基本は「時代投資」です。

だから時間軸は分かりませんが、間違いなく…その流れはやって来ます。そう言い続けて「野村証券」の500円台の時に、何度も…述べています。「三菱UFJ」(8306)も同じです。ノンビリ構えるなら…確実に儲かる相場になって来たのです。

「クックパッド」(2193)の日足推移

何度も、何度も実証しています。「クックパッド」(2193)の時は、何と言いながら…株を買っていましたか? 低位株ですから…派手さは余りありませんが、下値を買い続けるなら…約5割程度の投資効率です。5割という事は、野村証券が、ここから1500円になるという事です。BASEは300円ですが、5割という事は450円です。

「野村証券」(8604)の の日足推移

目先に「拘る人」は、「野村証券」を買えば…来月中には1000円台の株価で、利食い出来るのでしょう。これは機関投資家向けです。新年度に入り…慌てて利食いを急ぐ気持ちも分からないではないのですが、冒頭の「ペルーの黒船来航」の時代観が、確り…自分のものになっているかどうか…自分の「理解力」が足りないと、投資の成果は、なかなか…得られません。

常に「事前告知」をして…実際に自分自身が、その仮説の下で「率先垂範」をしているカタルです。そうして褒められた成績ではありません。この3か月で約2倍程度になったのでしょう。

何故、皆さんは、同じような運用をしないのでしょう。「倍増」と言えば…聞こえは良いが、別に…この環境ですから「当たり前」なのでしょう。確かに「ハズレ」も多くあります。でもそれなりに対策のアフターもしています。あとは自分の選択です。

本日は流石に買う余裕は余りありませんが、S君を200円で1万株だけ買いました。K君も下値を買いたいのですが…なかなか買えず、先ほど380円まで1000株かな? いや500株ですね。何しろ…板が細くて、株価を殺して「玉を集める」のは、苦労をします。でも…何れ2倍や3倍になりますね。

そんな…株は、ゴロゴロしています。まぁ無理をしない範囲でノンビリやれば良いのでしょう。折角のチャンスなのに…下値を買うチャンスを逸しないようにしなければなりません。また明日。



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