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ようやく…今年も終わります。既にカタルのように…今年の「清算」を済ませた方も多いのでしょう。基本的にカタルは「宵越し」の玉(金)は持ちません。この意味は自分の持ち株の買値は市場価格に年末に合わせます。だから上がると思っていても、自分の買値が高いなら損切りをして、市場価格と同じにします。

しかし…今年は「屈辱的な出来事」がありました。そのジンクスと言うか…。ルールを捻じ曲げるのです。損を抱えたまま…「越年する」口座があります。200万円から始め、1800万円まで膨らみ…途中で500万を抜いたのですが、今年は完敗でした。たぶん「拘り」が原因でしょう。

カタルは「事前公約」を、常に…守ろうとします。そうして「有言実行」を謳っていますから、その通りに行動しています。全体で観れば儲かっていますが、この短期口座だけが「マイナス」なのです。

この結果を観ると…、カタルは儲かっているのに、何故、読者の皆さんが損をするのか不思議でした。今回は「カタル自身」も損をしたから、きっと皆さんは、もっと悲惨な結果を迎えているかもしれません。ごめんなさい。

なるべく…「箸の上げ下ろし」まで、面倒を見ようと心掛けていますが、やはり限界があります。カタル自身が、「完璧に」相場を読めないからです。仮に完璧に読めたとしても、皆さん、全員が儲かるとは限りません。でも読者から、「年末年始は温泉だ!」とのメールを頂きました。きっと…この方は儲かっているのでしょう。良かったです。カタルも年末も温泉に行きます。

先日、京都に行って思ったのですが…やはり「高層ビル」が、あまりなく…空が見えるのは「心に解放感」を与えるように感じました。東京はビルが乱立しており、太陽の光もなかなか…さしません。そう言えば、東陽町の長年の「空き地」が開発されています。

ここ数年、その空き地の前は、マンションが順番に立って…5棟かな? 1000戸近くかな? かなり大きなマンションもありますからね。その向かい側の同じような敷地が、開発されています。長年、空き地ですから、きっとバブル期に「とうほうもない高値で…」そのまま…放置されていたのでしょう。その空き地に新たに「ヒューリック」がデーターセンターを建てるようです。駅から12分程度でしょう。

「さくらインター」(3778) の日足推移

あの膨大な規模ですから、データーセンターと言うのは、かなり…「儲かる」のでしょう。カタル自身は、とっても「買う気」が起こらないのですが…「レーザーテック」(6920)に変わる「人気株」が、市場に誕生しても「良い頃」だろう…と思っています。素人でも簡単に理解できるシナリオで、「人気株になる素地」がある株は、やはり「さくらインター」(3778)が思い浮かびます。

「さくらインター」(3778) の 四季報数字

でもこの業績で、この株価です。一時は、事前予想通り…2300円まで株価は下落しましたが…よく耐えました。通常は、このまま消えます。しかし…今の株価は4920円です。この株価は「高いと思って」批判をした…公募増資価格の4468円を超えています。

先週は一気に信用買い残が増えましたが、可能性はあるもかもしれません。

通常、このようなバカ相場は、そのまま相場が崩れますが、高値圏、しかも公募価格を超えて…市場は評価をしています。不人気(市場環境の悪化)の時に、株価が下がらずに頑張るのは…誰かが、その株価でも評価している証です。

果たして…「レーザーテック」(6920)のような収益の伸びを示すのかどうか。このデーターセンターの利益は、堅い公共料金のイメージですから、通常は「安定した利益」に分類されます。電気料金や携帯電話などの料金の質に似ています。

今は「AIブーム」で、ものを作るより…情報を扱う産業に、資金が向かいます。でも…爆発的なブームはなく、資金量に比例して、資金さえあれば…誰もが簡単に出来ます。よって参入障壁の「ハードル」は、低いのでしょう。でも「伸びる」ことは間違いありません。

此方を観ると分かります。このニュースは「近い将来」の出来事です。最近はNHKでもAIのアナウンサーによるニュースが流れる時代です。単純な作業は、ドンドン…AIに置き換わるのでしょう。だからカタルは「文化の時代」が、やって来ると思っています。

究極の文化は、人々を「感動させる」事に、お金を使うようになります。最近の人気歌手などのチケットは入手がファンクラブに入っていても…難しいと言います。一人で、何枚もチケットを買う「推し活」もあります。カタルには理解できない気持ちですが…

カタルのレポートは、一定の読者層が、毎日、読んでくれています。中には、「心に刺さる」ものがあるのでしょう。カタルと同じように「時代を観ている」人もいるのでしょう。ある意味で、このレポートは「負け組の戦い」です。

時代に翻弄され…負け続けた人生でもあります。そうして…何とか、その「どん底」から…這い上がろうとする過程を描いているとも言えます。それも「リアルタイム」の相場ですからね。相場が下がれば「追証」に成り…相場が上がれば、「ウハウハ」になり…カタル自身は、非常に「単純な」人間です。

日本は「恵まれた」環境下にあります。この一番の理由は「失われた時代」と言う「空白時間」があり…今は時代の「変化」を欲しています。その時に、「AIブーム」が起きています。しかも…少子高齢化で「働く人」が足りません。サービス業は一定の需要があります。最終的に人の手でやる仕事は、まだまだ…沢山あります。

しかし運輸問題から建設問題、医師など…2024年問題は、時間外労働に対する「上限規制」の問題です。突然死が問題にされて、制度化されました。そうして「働く環境」が整備されます。賃上げの「土壌」が、日本には存在します。団塊の世代はみんな退職をして…労働力不足です。でも就職氷河期があり…時代の移行期に「相応しい条件」だろうと思っています。

何故、日本株が上がるか?

みんな…「失われた時代」を経験したために、その「覚悟」が形成されています。カタルが何度も、採り上げている人々の…日本国民の「モチベーション」の問題なのです。

名目成長時代が定着して…毎年、賃上げが起こるなら、「頑張ろう」と思うようになります。諦める「就職氷河期」ではなく、やれば出来る…社会に変化します。何れ…昔のように「空売り」派は一掃されます。「テスラ」の株価が「トヨタ」より高いのはおかしい…と思う輩は多かったのです。しかし…近年の自働車業界を観ると、目先は好調な「トヨタ」(7203)も「風前の灯」です。

「大阪チタン」(5726) の日足推移

あらら…「大阪チタン」(5726)はとうとう…1800円を割れたのですね。これで、また「様子見」です。本日の安値を起点にして「2週間の様子見」をしてから…再度、参加します。この8月5日の安値を割れるとは思ってもいませんでした。「余裕のない人」は、損切りも仕方ありません。

でもカタルには「エレクトロン」(8035)のような…感覚に見えます。

「エレクトロン」(8035)の 日足推移

あの時は8月5日に付けた22055円を「割れない」と思って23300円で100株を買いました。でも実際は、それから20450円まで下がります。何か動きが似ています。たぶん…「大阪チタン」も1800円を割れましたが…底値形成をするのでしょう。それでは…有言実行ですから、500株だけですが1800円で、買う指値を用いました。実験です。

カタル自身は、ボーイング社の生産再開は遅れていると言うニュースを観ています。ストは終わりましたが…生産再開に戸惑っているようです。故に「減損会計」を実施したのは仕方ないと言えます。

ここで…分からないのは「ジャムコ」(7408)なのです。カタル自身はあまりよく調べてなく…どの機種が遅れているのか? 影響がないのかもしれませんが、よく分かりません。通常は、「大阪チタン」と同じように業績予想を修正します。

まぁどっちにしても「航空機関連」は、来年の「有望業種」の一つです。

ボーイング社の株価も上がると思っていますが、大きな会社です。受注が山のようにあるのに…生産が出来ず、しかし…世界では独占状態です。でも「エアバス」も最近は、リストラをしています。宇宙分野ですが「スペースX」との競争に敗れた「誤算」です。

この誤算で、一番大きいのはEVの業界です。中国は赤字を垂れ流して…世界シェアを取りに行っています。これを懸念し、米国は「過剰生産問題」を提起しましたが、中国は聞きません。基本は此処なのです。

どんな困難な事も「お金を掛ける覚悟」があるなら…「ラピダス」のように批判をされても、どんどん…推し進めれば良いのです。「採算に合わない事業」と言われても、やり続けると…必ず、成功します。カタルはこの問題が、今の「日本の焦点」に見えるのです。

失われた時代で、人々は「希望」と言う二文字を完全に忘れました。

誰もが…「失意」の中にいます。いわば…戦後の復興期と同じです。戦争の混乱の中で…引き上げ者が立ち上がったのです。あの時代を知るには…花村萬月の「ワルツ」という小説を読むと良いと思います。

彼の作品は「下品なもの」が多いのですが、このワルツは、代表作で優れたものでしょう。カタルは好きです。「仁侠もの」です。高倉健など…仁侠もの映画も多くありますが…今の時代に欠けた精神でしょう。特攻崩れ…の主人公が活躍する戦後の混乱期を舞台に描いた小説です。

みんな…大変な時期を経たので、その反動力が「新しい時代」を作り…「奇跡の復興」と言われました。ダイエーの中内さんの部隊は全滅です。だから一代で頑張れたのでしょう。

「伊藤忠」(8001)の 日足推移

「伊藤忠」(8001)の瀬島龍三は、シベリア抑留の経験者です。その伊藤忠は、今一番、元気なのでしょう。「ジェイドG」(3558)の「裏方」を支えています。

今は「デサント」(8114)をTOBしたように…M&Aが時間を節約した成長を遂げます。「セブン&アイ」(3382)も関連するとか言われています。不祥事が発覚した「ビックモーター」も伊藤忠でした。「タキロン」(4215)もそうですね。「CTC」(4739)を完全子会社にして…一気に成長を加速させています。

考えると…やはり人間に一番大切なのは、この「気持ちの持ちよう」なのでしょう。

自分が「どの道」を歩むのか…それは、最後は「自分自身」が決めることです。どんな人生も、気持ちを「どう保つか」…その在り方で、その人の人生は変わるのでしょう。まぁ講釈は程々にして…今日も元気に頑張りましょうね。

「タイミー」(215A)は、注目されています。しかし今の株価は微妙ですが、先日は1278円まで付けています。つまり…この辺りは、ファンドの平均買値なのでしょう。カタルの相場観は、あまり…変わりません。それでは本日は、これから出かけますから…この辺でお終いです。明日もアップする予定ですが、できるかどうか、分かりませんからね。もし出来なかったらゴメンね。またね。



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