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企業経営者の資質の違いで…株価動向は大きく変わります。経営者は株主から経営を託されている訳ですが、自分の会社と勘違いしている社長が大勢います。今の日本株に求められている水準は「ROE15%」水準です。この水準を下回る経営者は、競争に敗れた落第組なのです。

株主総会では、是非、先日紹介した欧米の事例を掲げ…株主の皆さんが経営者に質問をしましょう。どういう対策を持って改善を臨んでいるかどうか? それを考えていない経営者は、もう論外です。僕らは物を言う株主です。当たり前の要求が通らなければ…取締役の再任に反対票を投じましょう。

同時に…僕らは「賢い投資家」を目指しています。目先のアヤを取る相場感覚から、未来に夢のある経営者の株を応援しましょう。その会社の経営方針が正しければ…株価は上がり続けます。経営者は、何を目指しているか? そこが重要です。目先の相場のアヤの鞘を抜くのはプロのディラーに任せれば良いのです。素人の投資家がプロに勝てる道理がありません。

プロと素人の違いは明らかです。メールを読んでいると…あまりに目先的な問題を抱えて悩んでいるかが分かります。カタルはいつも言っています。時代背景が大切であり、僕らは時代の流れに合った企業を選択して、その企業活動に賭ける訳です。目先の株価が1割上がった2割上がった。あるいは2割も下がっちゃった…など、目先の相場のアヤに一喜一憂しない選択眼が必要です。

企業業績と言うのは最悪期を脱出すれば…、その後はドンドン改善されるのが普通です。間違った問題の部分の全容が分かり、その部分の改善がされ、利益率を考えた経営をすれば、株価は右肩上がりに騰がり続けます。その方向性にあるなら…喩え、目先の株価が1割、2割下がろうと、少しずつ買い続ければ良いのです。それがブツブツ投資です。

要するに株式投資で、成功する秘訣は最悪期の企業を探す事です。簡単です。赤字でどうしようもなくなり…リストラをする企業、ソニーは数年前に経営危機にありました。でも手元の資産が沢山あったために、何とか危機を乗り切り、体質が強化され自社株買いを実施するほど体力が改善してきました。

もともとソニーは素質があったのです。でも今でも6000円前後の株価は、嘗てのソニーを知る人間にとって…情けない思いがあります。昔の完璧な経営なら、今頃は1万円台の株価でしょう。

あれ? 何故か…ユビキタス(3858)がまた髙いですね。アララ…先日の700円割れを買おうか…どうしようか迷ったら、何か出たのでしょうか? しかしこの株は面白い株ですね。カタルは2010年からこの企業の観察を続けもう9年になります。カタル自身1000株だけですが株主です。

さて…ゴタクは兎も角、皆さんは、もっと大きな視点で株を見て下さいね。目先の1割、2割より、数年間、株を持っていたら、何倍にもなる銘柄に自分の夢を託しましょう。

昨日のカタルは、朝から指値をしていたJトラストの495円2000株の指値が買えないから…仕方なく、497円で3000株を追加で買いました。そうして本日は500円で取りあえず、もう1000株を買いました。更に昨日買えなかった495円で、2000株の買いも継続しています。昨日は、とうとう出来高が20万株を割れ167000株でした。そろそろ…この500円絡みの売り物も切れ掛かっているのかも知れません。

Jトラストの日足推移

別に目先の相場を張っている訳ではなく…もっとスケールの大きな時間軸でJトラストを見ている訳ですが、この500円絡みの水準から…もう直ぐ脱出してステップアップする2段上げの可能性が出てきました。このように、高値圏(目先の…)で出来高が減少するのは、玉が吸い上がっている一つの現象です。5月21日に239万株の出来高の動きは469-507-462-503でした。1か月と少し…この時間で株価が固まります。

今の相場環境で、下値から水準を上げ高値圏で株価を固める動きは強い値動きです。多くの株は、一旦株価が上がっても…売りに押され、下がってから出直るのが普通です。ですが…Jトラストのように下落相場から200日線にチャレンジして、その水準で株価を固めるのは非常に珍しい現象です。売買代金が昨日も2兆円を割れ19222億円なのです。

古河電工の日足推移

この意味は多くの株が三菱UFJのような下値圏でウロウロしている状態を示しています。その中で200日線上に顔を出し、その株価を維持している訳です。たいしたものでしょう。通常は、古河電工のように…一度、おじぎをして出直すのが普通です。そうして…あの時は野村証券がレーティングを下げて2番底を演じています。

この古河電工、本日のWSJを読めば…その有望度が分かります。5G投資は、これからが本命です。決してアンリツなどの株ではないと思います。NECが上がっているのは顔認証のカメラもありますが…富士通も注目されます。

K君の日足推移

一昨日かな? 日銀短観を引き合いに出し、売上高経常利益率の話をしました。今回は既にバブル期を上回っている訳です。税収が過去最高になっていますが、日本経済は確実に意識転換が進んでいるのです。本日、期待しているK君も下値ボックスの高値圏にようやく来ました。閑散相場でも見所は満載です。

本日、朝から昨日買えなかった283円の千代化を1000株だけ指値を入れましたが、買えるかどうか…この株も今回のゴタゴタ…2部転落などで安値を叩いたかどうか…が注目されます。あの古河電工の2番底と同じです。下値が固くなるなら…上を買うしかありません。もうJトラストの500円割れは、買えないのかどうか…。

色々考えながら投資をしましょう。何故、ユビキタスが上がって来たのか? 同時にあの時期に活躍したサイバーダインも、ここ数日間、動きがあります。この「市場の整合性」の意味は何か? 株価の値動きに連動性を見つめるわけです。クリスマスショックの期日を通過し…損を出す人もみんなあの時期の清算が終わりました。時代は、失われた時代の平成から、希望溢れる令和に改元され…間もなく、名目時代が明けます。

その中でK君が下値ボックスの高値圏に株価を押し上げてきた意味は、どういう関連性があるのでしょう。果たして、本日のJトラの出来高は20万株を再び割れるのか? みんな…色んな繋がりを持って連動しています。僕らは賢い投資家を目指し…5200円の村田製作を買うのではなく…5000円割れの村田を、少しずつ買えばいいのです。

良いですか…付和雷同の動きは慎みましょう。値動きに一喜一憂せず、僕らは時代に投資をし、その企業を応援して、その企業が頑張る「おこぼれ」をもらえれば良いのでしょう。株価が上がりそうだから買うのではなく、この企業は時代の流れに乗っており、将来性があるから、株を買うのです。だから株価が下がれば…どんどん買いたくなるのが道理です。

あらら…やはり283円は難しいかな? それでは285円で1000株の買いを入れてみましょう。まぁ、のんびりやれば良いのでしょう。どうせ…そんなに直ぐに、株価が急騰する訳でもないでしょう。まだ市場全体の体温は、依然「低いまま」なのです。それでは…また明日。



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