かたる金融界を取り巻く見方は厳しく、海外では訴訟問題が、未だに途切れず和解が続いています。日経でも配当制限の記事が掲載されていました。FRBはストレステストを終えたようですが、なんと住宅価格の下落が25%、株式は60%の下げでも大丈夫の基準だと言います。1月後半から2月はGPIFと日銀による総花的な株価上昇と言うイメージで、時価総額が比較的大きく、値嵩株が主体に上がったようですが、個人好みの株は、全て全滅でした。
通常は新規の人気株が出ても不思議はありませんが、インバウンド消費のラオックス程度で、昨年の日本通信に比べると、今の所は小粒のイメージです。小野薬品も人気を博してきましたが、基本的に値嵩株は、個人投資家の参加は多くなく、一部の連中に留まります。昨日は出来高が100万株を超え、通常は売りなのですが…仕掛け筋が存在する場合は、ITバブル時のソフトバンクのように…なるケースもありますからね。収益化はまだまだ先ですから、V字型のイメージではなく、理想買いが、現実買いを呼ぶ込む展開にはなりにくいですね。でも当面は、注目を怠れません。ようやく人気になった所です。これから本番ですね。
昨日見たように、日経平均株価は、おそらく3月末の持ち株比率を気にしての買い入れでしょうから、まもなく年金などの爆買いも、峠を超えます。しかし下がる要素は見当たりませんね。だから日経平均株価は強含みの横ばいのイメージを持っています。逆に個人投資家は蚊帳の外に置かれており、邦銀株を持っている個人が、若干、懐が温かい程度…、この邦銀株は、依然、割安感がつよく、上昇が続くのでしょう。まだまだ天井は高いですからね。心配は要りません。問題は同類の信用創造銘柄の「ケネディクス」ですが、本来は出番到来ですが…やる筋が存在するのかどうかが問題です。
もう一つの候補が、意外性のある「シャープ」だろうと、考えています。どっちにしても3月までには、今の債務問題は決着を迎え、銀行団の好調な業績を考えれば、1500億円程度の出資は、仕方ないと思われます。何しろ、お目付け役の役員を出向させていますからね。株価の実力は500円程度なのでしょうが、それは健全な企業業績があっての話ですからね。でも、もともとのジャパンディスプレイへの産業革新機構への出資が、シャープの企業業績を悪化したとの見方もありますから、全日空と日本航空の関係に似ています。
銀行団は産業革新機構への出資を狙う手段もありますね。だいたい、カタルはこのような補助金行政には反対です。役人の力が強すぎるから、あるいは産業界が甘えの構図なのでしょう。一度はシャープに、反発の芽はありますが…長続きがするかどうか、確信はありません。でもディーリングなら、狙い処かと思います。今は本来のカタル投資ではないのです。でも完全復活になる確率は、かなり高いですね。今は、見えないだけの話です。何しろダブルの再建策ですからね。
やはりカタルには、ハローウィン緩和でストップ高した「ケネディクス」と「アイフル」が、良く見えますね。あとは…まともな所では、ソフトバンクやユニクロに後れを取っていますが、ニトリですね。たしか…昨年、ようやく米国進出をしたばかりですね。ニトリの経営能力は、かなり高いですね。あらら…安寄りした小野薬は切り返してきました。出来高推移からみて、ここからが面白いとこなのですが…。仕掛け人の力量が見所です。
昨年の二番煎じの日本通信や富士通は相場になりませんね。もともとやり過ぎでしたから…直ぐに企業業績の意外性が見えない限り、無駄でしょう。むしろ、一昨年末の新興御三家ですね。エナリスやアドウェイズの方が、リバウンドは起り易いと考えます。JVCKWはあまり素質を感じませんからね。パイオニアも独自の通信ナビを実用化しており、IVIへの登用も可能ですが…独自開発では無理でしょうね。日立と組むとか…もともとルネサスは日立系かな?マイコンと提携してないと駄目ですね。その点、007には可能性がありますが…果たして浮上してくるかどうか。
ようやく…ですね。三菱UFJを800円割れからお奨めして…何年、掛かった事か、でも大半のお客様は500円前後からの本格参入ですから、この株価はみんな利食いになりましたね。一時は300円台まで落ち、トホホでしたが…まるで、今のケネディクスを見ているようです。まぁ、力を蓄えていると…寛容性を発揮して、暖かく見守るしかありませんね。5月までの仕掛けが発生しないとなると、長期戦も覚悟しなくは成りません。もともと宮島と言う経営者に能力がないのでしょう。金子さんなら面白かったと思いますが、これも運命ですね。
一応、カタルの方針は、相変わらずの株数勝負を挑みます。買っては投げの繰り返しになっても…無理して株数を増やす方針に変わりはありません。前から宣言している通り4ケタ以下なら、買い進むつもりです。損切りもありますが、現物は300円台の買値も存在する筈です。ただ昨年末、ようやく…との思いで、ハロ―ウィン緩和で高値の645円だったかな?…も買い増しし、今は評価損のままですからね。だから追証懸念が生まれるのですね。相場が悪くなれば、信用買い残は、お荷物になります。逆に良い相場になれば、売り物があるから、逆に狙われますね。そのような良い相場になるかどうか…。「期待インフレ率」の問題ですね。未だに日銀批判がありますからね。アベノミクスに対する評価もそうですね。政策に逆らっては駄目で、政策に乗るのが投資ですからね。
カタルがバブル以降、失敗を繰り返したのは、理想論を追った為ですね。ブログでは政策批判を続け、理想論で株式投資をしてきました。三菱UFJの800円割れを買ったのも、銀行株が下がるようでは、経済は駄目だと考えていました。故にPBR1倍割れから、買い向かったのです。でも実際の政策の選択は間違いだらけでした。東電を一時、買った時も、カタルは東電に1兆円程度の有限責任を…と考えていました。あとは政府の責任と考えていたのです。しかし菅直人の選択は、自身の責任逃れでした。トップが馬鹿だと…みんな沈みますね。澄田や宮澤喜一など…どうして、人に恵まれないのか…。でもようやく、安倍さんを頂き、黒田総裁の誕生です。これで38915円を目指せない筈がありません。ようやく日本も、新しい時代に入る筈です。その、もっとも重要な要が、信用創造なのですね。ブラックロックは三菱地所を、更に買い増ししていると言います。当然ですね。先ずは1流なのです。でももっとも変化率が高いのは、低位株なのですね。3流なのですよ。
カタルの証券マン人生の中で、ボロ株を数百万株買う人が居ました。100円を割れる建設株など…みんな大金持ちになりましたね。今の株では、もっとも買いにくい経営危機が噂されているシャープでしょう。シャープを1000万株程度買い、5年程度持っていれば、一財産出来るかもしれませんね。20億をドブに捨てるか…、200億円になるかどうか…の勝負です。投資って、そんなものでしょう。今の経済情勢なら、間違いなく残ると考えています。だから仕手化の芽が存在するのでしょう。それでは、また明日。