今日のカタル君は、日経新聞社から好かれている様で…一面に再生医療のJ・TECが掲載され買い気配スタート、同じく一面には、リートの好調ぶりが報道されていましたが、ケネディクスは20円安となっていました。ケネディクスが、我が国で一番の不動産投信の会社だという認識が一般化してないのでしょう。証券マンもきっと知らないのでしょうね。私募ファンドの実績は、日本でトップですからね。大型開発は資金力から三井不動などに完敗ですが…ファンドの組成術は、指折りです。何しろ豊富な実績があります。だからNTT都市開発が共同で、ファンドの開発をするのです。日本郵政とNTTは日本が誇る優良な資産を抱える会社ですからね。証券マンは、もっと、よく勉強して欲しいものです。
…とは言え、株価的にはカタルが予想する一株利益30円台に見合う水準です。期待感が強く信用買い残が大きいので、市場不安に晒されやすいのですね。この市場不安はギリシャ報道のようですが…原油の急落で、再びロシア危機も連想されたのでしょう。この二つは昨年末にハローウィン緩和後の下げた相場で、かなり市場に織り込まれている筈です。好調な米国自動車販売は、既に市場評価が済んでいる様で…、トヨタは137円安の7370円ですね。好調なのに株価が安い自動車は高値圏なのでしょうね。逆に全体が大きく下がるのに…あまり下げない007などは、下値に届いているのでしょう。このなかでは…やはりシャープの存在が、気になります。
ケネディクスは537円の壁は破られましたが、506円が支持ラインですね。最近は売り板もかなり減り、相場の「地相場」化が進んでいるようです。「地相場」とは、世間一般の理解が進み株価が安定圏に入っている様子を言います。基本的に株価は叩いても、叩いても下がらなくなれば…注目している筋は必ず買ってきます。ただ大手金融株は弱く、増資の玉の整理が、未だに安定してないようですね。需給バランスとは面白いもので…一定の筋が、ある株数を市場から吸い上げると…株価は面白いように飛びます。仕手株を手掛けて経験のある人は、この事が良く分かる筈です。だからカタルは、何度も、ケネディクスの高値を買い失敗している訳です。
しかし昨年の日本通信の様に…カタルは100円台から注目し、500円を超えた辺りから、ソロソロ割高圏と思い利食い推奨をしましたが、実際は、格安スマフォの将来性を考える筋の玉の吸い上げが、思った以上に進んでおり株価が急伸しました。現物株故の現象でしょうが…。玉の吸い上げとは、そんなものですね。NY市場が動揺し、株価が今日の様に安い日は、買いたい株の動向をよく見ておくことです。シャープの下値板は、かなり厚くなっています。価格要求が厳しいですが、最近の円安もあり、小米(シャオミー)の躍進と繋がっており、復活の可能性もありますね。
まともな銘柄では…経団連会長の東レ、MRJの重工など、今年は注目されると思います。但し大型株ですからね。リスクはありませんが…リターンは限られます。問題は…日本の経営者の「意識改革」の進捗度です。トヨタは円安利益の向け方を、どうするのか? 今日は燃料電池絡みの特許公開はありましたが…、米国テスラがEVの特許を公開しているのに比べ、期間が限定されているようです。しかしリーダーの…このような姿勢は好感できますね。市場育成の責任感を意識します。グーグルの戦略に似ているとも言えます。アンドロイド端末は、世界共通のソフトに成長しました。
話しが飛んでばかりいると、カタルのような馬鹿は、何が主眼なのか…分からなくなります。今日のレポートの主眼は、基本的に全体安の時に強い銘柄を探す事です。ケネディクスの様に、折角、日経新聞が応援の記事を書いてくれたのに…高くなれない辺りを観ると、まだまだ需給バランスが悪いのでしょう。でも僅か1日ですが手を入れると、あっという間に30円台の株価上昇ですね。つまりこのラインは売り物がないのでしょう。しかし600円台に近づくと…途端に売り物が増えます。だからカタルは「一気呵成」型の展開を想定しているから、高値の飛び付き買いをするのですが…、大きな規模のファンドの参戦はないようですね。でもハローウィン緩和で、簡単に619円の壁を抜けた訳で…かなり需給バランスは締まっていると考えています。故に新規のファンドの参入が望まれます。
なにやら…昨年の二の舞相場を、想像しますね。昨年は3月が安値でしたね。この背景は何度も述べていますが、金融規制やFRBの引き締め予想ですね。市場経済の場合、このようにして、新体制への移行準備を促進させます。何度も予行練習をさせて、本番を迎えるわけです。だから「材料出尽くし」と言う言葉が生まれるのですね。知ったら…お終いです。
カタルは述べています。基本的に原油安は、日本にとって、願ってもないプラス要因です。デフレ脱却を妨げますが…円安のマイナス面を打ち消していますからね。更なる緩和政策を実施出来ますね。2回目のハローウィン緩和は、評価支持より、批判が多いようです。でもこの程度の的外れな批判に怯まず、黒田さんは、追加の緩和政策を、更に実施すべきです。あくまで2%のインフレ目標に拘るべきでしょう。今度、緩和政策を実施すれば、眠れるお金が、怒涛の様に…動き出しますね。3度目で、初めて…日銀の本気度を知ることに成るのでしょう。ハローウィン緩和の恩恵を受けるのは、ストップ高をした「ケネディクス」なのです。何故、デフレ環境で失われた時代に突入したかと言えば…資産価格の劣化を、フローの所得で補い、蓄積が出来なかったのですね。株を持ってないから関係ないと言うバカがいますが…みんな年金に加入しており、株式の損失を埋めてきたのです。土地の下落もそうですね。土地を売らなくても減損会計で時価評価し、評価損を計上してきましたね。これが実質の世界ですね。希望を奪った張本人は、資産価格の劣化です。
原理原則を考えてくださいね。昔CMで「臭いのは…元を絶たなくては駄目」と言うようなキャッチフレーズがあったと思いますが…大元を改善させなくては、「デフレ脱却」は、絵に描いた餅なのです。幸い、安倍政権は経済政策最優先を謳っています。原理原則を考え、目先の株価の振れに、一喜一憂しないで欲しいと思います。
再生医療のJTECは、必ず必要な成長分野です。将来は人工臓器の時代になるのですね。そんな遠い世界ではありません。だから5年や10年程度、株を持つつもりで、赤字の内に株を買って置けばいいのです。車はIVIが主流になります。通信がクラウド上で、車を誘導するのです。QBは既に実用化されています。全ての車に搭載されますね。007の将来性は、明らかです。目先の増資に怯むことはありませんね。
こんな環境下だと…NSWのような小型株の仕掛場面ですね。一度では駄目ですが、二度、三度と買いを入れると…段々、見物客も参加するようになるのです。人間心理と言うものは、そういうものですね。2度で駄目なら、3度目も4度目もやれば…だんだん強いリーダーに大衆は、惹かれて行くものです。日本は馬鹿な機関投資家ばかり…ですね。僕が運用すれば…年金基金は宝の山になるかもしれません。昨日、東証の理事長かな? アベノミクスの理想買いから、現実買いへ…と述べていました。
この為に経団連は、春の賃上げは当たり前ですが…、ROE経営に目覚め、この流れを鮮明にして欲しいと願っています。此方のグラフを観ると…、如何に日本企業が現預金残を多く抱えているか分かります。現預金は余分に抱えることは…効率を大きく落としますね。先ずは利益率を上げ…、そうしてキャッシュを、どんどん使う事です。日本の機関投資家は、株主総会で必要以上に現預金を抱えている企業を、米国のアップル批判の様に…日本でも批判すべきです。トヨタは、いくらでも社債などで有利な条件で起債できるので…豊富なキャッシュを、自社株買いなどに回すべきでしょう。円安効果を還元すべきですね。燃料電池の特許公開は褒められますが…ROE経営の先陣を切って欲しいものです。大企業は、みんなそうです。新興企業と信用度の次元が違うのです。社会的な責任を果たすべきでしょう。
二番煎じに揺れる日本株なのか…それとも原油安の恩恵を評価し、眠れる資金が動き出すのかどうか…金利裁定は当たり前の経済行動なのです。みずほ…は、何故、200円を割れるのでしょう。不思議ですね。