見えない「市場の流れ」

今日は、メディアが「円安ばかり」を強調している「日本の物価高」を話題にしましょうか…。一般的なメディアの解説は、円とドルの「金利の比較感」(金利平価説)を述べているようですが、奇妙な「間違いに」気付かないとしたら、自分が「メディアの論調」に、溺れているのでしょう。いつもそうですが…自分の頭で「物事の本質」を考えるかどうか…。ここが…問われるのでしょう。

何故、国民民主党の玉木さんの不祥事と言うか…。倫理観を問う「私的な行動」が輪を広げ次々に報道されるのでしょう。最近は弟の不祥事まで…「問題視」されているようです。何故、タイミング良く…次々に「話題」が出てくるのでしょう。

安倍派閥の政治資金問題などは、完全に内部の「情報漏洩」でしょう。

この繋がりを観ても「メディアと地検」の結託は、明らかです。その報道に国民は溺れてワイワイ…と、間違った解釈である「裏金認定」をして「大騒ぎ」をします。ブームを起こす奴と、それを利用する奴らが、背後に居るのでしょう。カタルが嫌いな人種達です。他人の悪口ばかりを並べ…自分は、よほど「聖人君子」なのでしょう。

カタルなんか…、最末端に、蠢く…「輩の」一人です。情報漏洩は「悪」と批判をし、一方、自分達の行動は、「正義の為だから許される」と思っているのでしょうか? 内部事情の一部を知る…カタルは「臍が茶を」沸かします。

結局、黒川人事の顛末は、良識があるとされる「メディア人」の「仲間を売る」行為で決着です。そんな倫理観の連中が、「他人の批判」をできるなんて、おかしな話です。

是非、「政策論争」を煮詰めて…前に進んで欲しいものです。彼らは、あの手この手、色んな戦略で邪魔をします。なかなか…「理想通り」に進まない…現実があります。長かった氷河期である…清貧思想は、他人批判をすることにおいて…自分は、まだ「ましな方」との錯覚を覚えさせ、現状を我慢させます。

カタルは最近の相場を観て…時間軸の「間延び」現象と揶揄しています。なかなか…株価が本来ある価値観まで、「上昇しない」のです。故に、時間が延びて…チンタラした動きになります。本来なら「仕手化」して…「未来図を先取る」筈の相場が、現実の利益を見せつけられても、なかなか…上がりません。

先ずは、ドル・円の歴史を知らないと駄目です。1971年8月15日に「ニクソン・ショック」が起きます。ドルと金の兌換(だかん)を一時停止しました。1944年7月に戦後の世界経済の枠組みが決まり…「ブレトン・ウッズ体制」が成立します。この中で1オンスを35 USドルで交換すると言う「ドルの基軸通貨」の枠組みが出来ます。

そうして「ドルの需要」が増えて…金の産出量は増えませんから、実質的な「金本位」制度が崩れます。それが「ニクソン・ショック」です。そこで、また話し合いが行われ…1971年12月にスミソニアン協定が纏まり…1ドルは308円になります。でも長く持たず…更に…1973年2月14日に「固定相場」制度から「変動相場」制度に移管されました。

円・ドル為替の値動き推移

我が国は、米国に守られて…「擁護されて」きましたが、1977年ごろから、徐々に日本の国力は増して、1980年台に入ると…日米の「貿易摩擦」が激化します。この為替相場のグラフは、日銀のもので…1980年からの推移のものです。基本的に、日米の貿易摩擦問題は1970年代後半から始まりますが、1980年代に入り…大きく問題が表面化します。

そうして1985年10月の「プラザ合意」です。カタルが問題にしている…日本の「国策転換」の時期です。この体制づくりに失敗したので、バブルが発生して、そうして崩壊し、日本は、長い低迷期である清貧思想の「実質経済」になったのです。

今の中国は、今回のAPECの会議を観ても、自分達が置かれた「境遇」に気付いていません。でも本音は分かっているのでしょう。「過剰生産」体制で、国内経済の成長は出来ません。そもそも…習近平政権の基本政策が間違っていますから、お金が中国から逃げます。

「統制経済」は、ある意味で「効率的」な資金配分ですが、人間の欲望を利用せずに、人間を「枠に嵌めこむ」政策です。日本も、ある意味で「村社会論」は、他国の論理を撥ねつける政策ですから、長い「失われた時代」になったのです。

ここで「こちらの報道」があります。

「コニカミノルタ」(4902) 週足推移

「コニカミノルタ」(4902)と言う株は、「思い出」があります。カタルの会員のお金持ちの方が、カタルに教えてくれた株です。村上ファンドは、最近ですが…彼は2021年1月の時にメールで教えてくれました。

たぶん…この相場です。ここでも…「商船三井」(9104)の相場のような…時間軸の「間延び」現象を感じます。でも最近の「ものをいう」株主の行動は、目に付いてきました。事態が、次々に…「表面化」しています。

古くは…「日本空港ビルディング」や「ブルドックソース」から「東京機械」問題です。いずれも最高裁の判決は「村社会論理」を支持する結論でした。しかし…その後も「シャープ」に「東芝」、最近は「セブン&アイHD」です。おまけに「日産自動車」も、ルノーとの関係が復活しそうです。そうして…この報道です。村上ファンドは「川船」で大儲けをして…資金スケールが更に大きくなりました。最近は、建設株なんかにも手を出しています。古い体質の業界ですからね。当然です。

円安は、海外の投機資金も流入する「切っ掛け」になります。

だから日銀の利上げだけでなく…「レパトリ減税」も視野に入れ、海外に向かう投資マネーを国内に「還流させる」手段を考えないとなりません。この要が「労働改革の確立」なのでしょう。「第一生命」は基本給の「48か月分の割増」の退職金だそうです。実に4年分です。「大盤振る舞い」です。このように、既に「解雇規制」は、事実上で消えています。今は「希望退職」と言う形ですが、同じことです。だから法令化すれば…お金は日本にジャンジャン流れます。

この時期は、何れ…来るのですが、日本人は今回の自民党の総選挙のように「村社会論」が「大好き」です。玉木さんの不倫騒動で、ワイワイ…言うのは、そういう事です。僕ら日本人の一人一人が、「自分の置かれた立場」を自覚することが、新しい時代の「扉」を開けることに繋がります。

一気に日経平均株価は5万円から10万円に走るのです。この時間軸の「間延び」現象は、ようやく…海外の圧力に「村社会論」が変化をみせているのです。

「ヤマト運輸」の業績の低迷は一部、大口顧客への値引きなのでしょう。総数量は伸びているのに…利益を上げない「清貧思想」が、減益から赤字転落の現実です。自分達の経営理念が「時代に逆らって」います。「量より質」の時代なのです。だから今回の会員レポートでも「売上高営業利益率」の指摘をしています。

「ジェイドG」の株価が、何故、此処から大きく上がるか? 

まもなく…時間軸の「間延び」現象が、修正されます。その起爆剤が「マガシークの統合効果」であり、利益率は8.5%から10%、そうして15%に変化する過程で、海外勢の新規ファンドが、株を大量に買う時期が、刻々…と迫っています。

正確に時間を当てろ…なんていう「無理」は、言わないで下さいね。カタルは「あと2年の辛抱」と述べています。ただ…カタルは、「市場に流れている時間軸」の話をしています。一連の動きは、一つの相場の流れを示しています。事前に…「市場」が、自ら伝えています。この「市場の整合性」の理屈を、理解できる人と、理解できない人が居ます。

いまでは…カタルは、1ドルが85円の時に、米国株投資をすべきでした。なんでもいいですね。大儲けになった事でしょう。たぶん…まもなく、海外勢は「第一生命」などの出来事を観て…実質的な「日本の変化」を感じています。

日本に世界からの「投資資金」がジャンジャン…流れ込む「時期」も近いのでしょう。もう直ぐ、誰の目にも…明らかになります。

会員の方は、新しい原稿をアップしましたから、お読みください。また…明日。



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