「市場原理主義」者のカタルにとって、金融市場の動揺は、「政策が歪んでいる」為に起きた現象に過ぎません。過去、バブル崩壊当初、三重野元日銀総裁は株価が暴落しているのに…市場の動きを見逃して、「利上げを強行」しました。そうして…バブルが崩壊したのです。
しかし本当の原因は、「過剰貸し付け」にあったのですが、この「不良債権処理」を、当時も見逃していたのでしょう。あの当時に「過剰融資」と言う言葉があったかどうか…。でも当時の不動産株のPERは100倍以上の評価になっていました。だから…明らかに市場は「バブル状態」だったのでしょう。今の中国の「過剰生産」は経済のルールを無視した結果生まれています。
自分で計算をすれば分かるのです。株式市場を軽視する…馬鹿な「指揮官」は、市場動向を無視して「警告」を軽く見ています。今回の一連の流れを観るとFRBのパウエルも馬鹿だし…植田総裁も賢いとは言えません。カタルは「冒険をすべきではない」と言う意見でしたが、メディアが間違った誘導をしています。物価高は円安の責任と「大合唱」です。
でもカタルには、「積年の鬱憤」が、表面化した現象に見えます。デフレ下で、我慢を重ねた結果から解放されたのです。この程度を「物価高」と騒ぐ奴が、間違っています。長年、名目経済を忘れていたから、この程度の物価高で「過剰に反応」をするのでしょう。
本当に日本人と言う民族は、劣っていますよ。我々は、もっと「真摯に反省」をしないとなりません。ようやく…34年ぶりの高値奪回なのです。この理由は先物相場からの「誘導」です。その証拠に一部の銘柄は、確かに「国際基準に株価評価」になって来ました。「重工」(7011)や「日立」(6501)です。
しかし「日本製鉄」(5401)も「商船三井」(9104)も「三菱UFJ」(8306)は、ようやくPBRが1倍を上回った所です。「みずほ銀行」(8411)に至っては、まだまだ…なのです。
市場を無視したから「市場が反乱」を起こします。
この反乱を軽視して…このように株価が下がっているのにも…拘わらず、「利上げを強行」した三重野元日銀総裁です。「大馬鹿」野郎の一人です。彼らの間違ったせいで就職氷河期が誕生して、犯罪や自殺者が多く出たのです。
でも、今回は、カタル自身も「金利があるのが普通の世界」ですから、この程度の利上げで、これほど市場は大きく…動揺したのを観て…「ガックリ」しています。まだまだ「ひ弱」な世界です。
今回の混乱は「3度目の警戒感」でした。3月の「決算期のトラウマ」、6月、そうして7月です。カタルの技量は「市場要因」が良ければ…必ず、儲かります。既にその技量に達しました。しかし間違った政策の結果に、生まれる「市場要因の悪化」には、耐えられません。株価の決定要因は「市場要因+個別株要因」の二つに影響を受けます。
皆さんは「個別株要因」ばかりを気にしますが、カタルは70%以上が「市場要因」により影響を受けると思っています。この比率は時代により変わります。米国は全体の市場要因より個別株要因が強いのかもしれません。しかし近年はETFが主流になっており、どんな株も、やはり…市場要因に「強く影響」を受けます。
株屋の成績は結果論を問われます。
結果が良ければ…OKだし、どんな釈明をしても、結果が悪ければ「駄目」なのです。政策も同じです。株価は、「政策のバロメーター」なのです。株価が低迷を続けるなら、どんどん…その国は廃れます。
株価が騰がるなら、基本的に「政策は正しい」のでしょう。このバランスです。
今回のように「過度の動揺」を市場に与える…と言う事は、「アナウンス効果」が不十分なのです。植田さんは、確り「市場と対話」をしないと…なりません。彼は全然、指数が上がって、半導体株の「片肺飛行」と言う現実を、知らないようです。日経新聞の記者も同様です。NHKもみんな…偽物国家です。
本物が活躍できない社会は、ドンドン…大谷君のような本物人間は日本を離れ…日本に、人が居なくなります。やはりノーベル賞学者の真鍋さんのような人は、賢いね。カタルは馬鹿だから海外脱出なんか…考えていませんが、出来る人は違います。
「アメリカでは他の人の気持ちを気にする必要がありません。私は他の人のことを気にすることが得意ではないのです。アメリカで暮らすってすばらしいことですよ。私はまわりと協調して生きることができないのです。それが日本に帰りたくない理由の一つです」と彼は述べていました。SNSを観るとよく分かります。
何故、「タイミー」(215A)を応援しているか?
小川君は、珍しい…「強運の持ち主」のようです。あのレポートを読むと分かります。通常、30歳前の人間が、色んな人に会えませんよ。セールスを自分がしてみると、よく分かります。先ず、有名人を落とそうと思って、何度、足を運んでも…「会うこと」が出来ません。どうにか伝手を頼って、その機会を得ても、成功できる魅力がないと駄目です。最初の5分で決まります。「時代背景」も、小川君に味方しています。
カタルのように…バブルの天井で、妻子を連れて上京して…セールスをする人間とは全然違います。
「運命の巡り合わせ」は色々です。でも2000円以上下がった金曜日は、それでもタイミーは切り返し(寄り値より高い状態)、通常なら、あのまま…「ドボン」です。誰かが「手を入れている」から、大引けは1525円で終わっています。
逆に「ジェイドG」(3558)には、全く「手が入っていません。」「空売り筋」が5000株単位で買い物を用いており、昨日は買い戻しが効いているようです。カタルに力があるなら演出をします。でも貧乏だから出来ません。しかし、この1700円台の買い戻し玉は、余りない筈です。1500円台になると、多くの「空売り」も「買い戻し」が効くのでしょう。カタル達は、会員が1500円台、そうして一般の参加者は1700円台で参加をしました。
日経平均株価が5000円以上も株価が下がっても…いや6517円も下がったのですね。率では15%程度でしょう。それでも…ジェイドGは「買値水準」なのです。
まぁ一度、半値になったのです。あの時より…今回の外部環境の方が「悪い筈」ですが…買い物が入って、「株価を支えて」います。ようやく…順番が来ました。カタルは年初から、この場面を想定して、「新興株」の値戻しが来る…と思っていました。しかし実際は「指数相場」でした。
昨年5月は前年の3万円割れから一気に33772円を付けました。この立役者は浮動株式が少ない日経225銘柄です。その筆頭は「アドバンテスト」(6857)でした。カタルも一度は考えたことがあったのです。その理由は日銀様がETFを吸い上げたので市場に出回る浮動株式が最も少ない株だからです。
でも今回は、半導体の世界的なブームで「後工程」が見直されて…再び上昇をしました。この「後工程」は技術力が低いから、「真似」ができやすく、競合が多く…利益が少ないのです。
しかし「前工程」の露光装置(ステッパー)は、基本的にオランダのASMLが独占しています。日本では「キヤノン」(7751)と「ニコン」(7731)ですが…全く歯が立ちません。その理由は、既に「EUV」(極紫外線)市場においては、メンテナンスを含め…メーカーと共同開発の世界で…人的な交流が「社員以上の関係」なのです。一緒になって開発しているからです。
半導体の話ではなかったですね。
皆さんの基本的な知識が、どの程度なのか…。基本的な半導体は「DRAM」市場です。世界ではサムソンかな? TSMCと言う会社は、もともと受託企業です。生産を請け負う受託会社なのです。基本設計は製造元、アップルでも構いませんが…みんなで製品を作り上げる世界になっています。
だから大事なのですよ。最近の動向が「此方の報道」です。政策が正しいなら、このように世界から「日本にお金が流れて」続々と…日本中で「開発競争」が起こります。開かれた社会です。別に半導体だけではありません。ニセコなども良い事例です。
もう…ようやく半導体村が九州に誕生するのです。
同じことを、日本の空洞化により、タイに「自動車の生産工場が集積」しました。自動車も裾野が広いのです。最近では中国のBYDがタイに進出しました。日本が創った「自動車村」があるからです。メーカーだけが単独で海外に出ても駄目なのです。自動車は一次下請け、二次下請け…辺りまでが、一緒になって「海外投資」をします。場合によれば、三次段階の細かい部品も必要なのです。
今の「トヨタ叩き」章男さんの発言は、正論ですが…きっと官僚は反発しますよ。
彼らは叩かれると「弱い人種」で、必ず、「江戸の仇は長崎で…」なのです。安倍さんが亡くなってから、今回の政治資金問題を観ると分かります。現役の時は「森・加計問題」で、散々…メディアの誘導をして、叩きましたが駄目でした。しかし今回は、どうでしょう。政策官僚の「組織の強さ」は変わりません。たぶんトヨタ叩きは、止まりません。章男さんは、間違いなく300万台の生産体制の維持を止めるのでしょう。そうして、何れ…「海外移転」でしょう。
ゴーンの逮捕は、果たして、政策的に観て…妥当だったのかどうか? 「リクルート事件」の江副さん叩きが正しかったのかどうか…同じことが「ライブドア事件」です。だから安倍さんは「黒川人事」に拘ったのですが…結局、メディア人の裏切りに遭い…その争いに負けました。
メディアの人間が「全部」とは、言いませんが「表面上の顔」を持った奴が多いのです。本物は、なかなか…居ません。もし居るなら「鶴田天皇」(鶴田卓彦)などは誕生しません。あの事件も「日経新聞の有志」も「返り討ち」でした。彼は、横綱審議委員会の委員長を務めていました。大相撲界を観ると「村社会構造」が、よく理解できます。江戸時代から続く…「株」仲間の世界です。
改革と「一言」で言いますが、なかなか…難しいのです。
でも、たぶん「世代が交代」して、昨年から「社会構造が変化」しています。トヨタと言えども…SNS効果の個人の告発に、対応できません。基本的にロシアや中国の情報統制の社会に、日本は近いのです。メディアを観ると、良く分かりますよ。同じ報道が一斉に…「あっちも、こっち」にも…溢れます。
このような時代背景を考えないと…「相場の理解」は深まりません。
でも…ね。米国もそうですが、日本でも金曜日の相場環境でも、「日本製鉄」は、良く耐えました。この意味が「理解」できているかどうか…。「商船三井」は、どうにか高値水準を維持しています。
「川船」(9107)は増配などのアナウンスはなかったのですが、利益は倍増ですから…控えめな見通しの308円でも、PERはたった7倍の評価です。でもPTSは1900円でした。買ってみたい水準です。みんな「目先に動揺」をして…情けない話です。
だから…カタルは「草の根」運動をします。
正しい株価価値観で「行動できる人間」を育てたいのです。カタルには、残された時間がありませんが、若者には、その「時間」がタップリあります。投資と言うのは、2年や3年は当たり前なのです。
今日を上手に立ち回ろうとする「朝三暮四」ばかりではないのです。大丈夫でしょう。ようやく日経平均株価は200日線に届きました。残念ながら、米国は、まだまだ…です。この程度の下げは「普通の調整」です。この見どころを語りたいのですが…もう…説明が長くなっています。明日、具体的な見所などを含めて…今の相場を解説します。
本日の肝は、「市場は、政策の鏡」で…テストの答案用紙のようなものです。今回の金融政策を受けて、「市場は混乱」をしていますが、早晩、落ち着きます。その理由を含め…明日、解説を続けます。明日は「具体論を交えた」来週からの見所の解説です。また…明日。
これから…会員の方はレポートを書きますから、たぶん早い書き出しだから…今日中には原稿をあげられると思っています。明日にでも読んでください。