全く…相場と言うのは、いつも、いつも…「訳の分からん」動きをします。狙い通りに展開するのは「稀」ですからね。流石のカタル君、これほど「市場が弱い」とは思っていません。本日は「ルネサスエレク」(6723)を寄り値の2452円200株、2402円200株、そうして2352円まで指値を入れました。
一応、昨日の検証では、この2400円ラインが下値の「傾向線」です。
この株について…少し捕捉します。カタルは未来の株価は1万円台の「器」だと思っています。しかし目先、例えば…世界的な「景気後退」になると、「倒産」の可能性を含めた…株価の急落もあり得ます。この理由は買収した会社を「減損処理」する必要が出て来ます。買収が1兆円近い冒険ですから「のれん代」も大きいのでしょう。
しかし「時代の進化」が早く…日本も「新しい時代」に対応できるなら、今回の買収はプラスになります。おそらく世界のファンドが、既存株主の売り物、全ての持ち株を買ったのですから、その可能性も高いのでしょう。それを前提でファンドが動いていますが、今は世界中で未来に対する「意見対立」が激しく、ファンドも色々です。だから目先、外れた…と思ったファンドが、株を売ります。だから…こんな動きになるのでしょう。
まぁ「エヌビディア」(NVDA)の評価に似ています。
しかし昨日、検証したように半導体の「株価位置」は「抵抗ライン」に来ています。「野村証券」(8604)も「不可解な下げ」を演じています。関係があるのです。全く、不意を突かれた印象です。
もともと…高い乖離でしたから、「調整波動」は仕方ありません。カタルは時間調整と思っていましたが、ナスダック指数も大統領選の混乱が絡み、値幅調整の過程を演じています。株価が下がると資産効果が消えて…一気に「購買力」がなくなります。不労所得と言われる所以は、予期せぬお金が入ると「大盤振る舞い」になります。カタルは、常にその口です。貧乏人は、「小銭」が入ると直ぐに浮かれます。そうして税務署様が登場して「御用」です。
買えましたね。「ルネサスエレク」の2352円です。ここからが本番ですが、果たしてどうでしょう。
半導体の「エレクトロン」(8035)などを買うより、「ルネサスエレク」を選択するのが「カタル」流です。仮に、社長の柴田さんの読みが外れ、景気後退になると…会計事務所は「減損会計」を迫ります。そうすると…のれん代の一括処理が必要になり、大幅な赤字になります。
このような「危ない融資」を「LBO」と言います。金融庁が問題にする融資です。だから銀行サイドから、圧力が掛かります。
ダヴィンチが倒産をしたのは、この「金融庁の指針」です。リーマンショックの時に、バブルの反省を踏まえ、ダヴィンチは「収益還元法」で、簿価計算をしていたのですが、一部の取引を(投げ売りの不動産を基準)参考にして…金融庁が「時価会計を強いた為」に、ダヴィンチは消えました。
あの時は「麻布」も危なかったのです。「ケネディクス」が残ったのは、たぶん…「伊藤忠」との関係があったためでしょう。しかしダヴィンチは、そのような老舗企業との関係が希薄でした。村社会の為に、ダヴィンチは「見せしめ」に倒産させられて、全体の融資姿勢の「タガ」を締めたのです。1985年からのバブルの時は、大蔵は動かずに…不動産価格が収益還元法価格まで下がった時に、過剰な「清貧思想」を振り撒きました。
その為に…黒田元日銀総裁が、いくら「笛を吹いても」誰も踊る人が居なくなったから…「流動性の罠」が生まれて「金融機能が麻痺」をしたのです。
今は、まだまだ…正常な状態になっていません。それがPBR 1倍割れの現実です。だって「野村証券」(8604)は、健全な会社で黒字で、配当もして…毎年、純資産は増えています。それなのに1128円の純資産価格より下の位置で…株価は900円を割れています。これが「清貧思想」です。
確かに「日立」(6501)や「重工」(7011)は、正常な株価ラインになりました。
しかし…表街道ではなく…一歩、「裏街道」に足を踏み出すと…野村証券クラスで、普通の評価になっていません。ようやく…「三菱UFJ」(8306)が普通の会社の評価になったばかりです。日本を代表する金融業が…金融庁の清貧思想の「悪政」です。検察も同じです。
「日産自動車」(7201)の迷走は…大谷君の1000億円台の報酬を否定した政策です。でも彼は、それ以上にCMなどで「ドジャーズ」を潤しています。正当な評価をさせるべきでしょう。
カタルは「野村証券」(8604)を、本日は11000株、寄り値で「買い直し」ました。ここが名目成長時代の「主役」です。
名目経済とは…「資産効果を認めた世界」の事を言います。当然、賢い奴と馬鹿の差は広がり「格差社会」になります。大谷君は1000億円ももらえますが、3流は300万円の世界です。僅かな…「差」なのでしょう。人間の価値の差は、日々の生活の中の「モチベーション」の違いです。「気持ち」の持ち方が大切なのです。だから社会に「希望」とか…「夢」が必要なのです。
しかし習近平は、それを否定して…「共同冨裕」です。人間の能力の差を認めずに、アリババの馬雲(ジャック・マー)氏は、表舞台から消えました。日本も共産主義的な考え方が「根付いて」います。「村社会」はある意味で、そういう社会です。でも…バブル崩壊以降、少し「傾き過ぎ」でしょう。黒田さんが、旗を振っても「流動性の罠」です。
この話をすると…長くなりますから止めます。何故、「34年間の悲哀」の人生なのか? 狂った政策が、社会から希望と夢と言う「ユトリ」を奪うのです。だからみんなが、「他人を批判」します。蓮舫さんなどは、代表事例です。反省は必要ですが、やり過ぎは駄目です。
カタルは「寛容な社会」を求めます。だから…カタルレポートを読んで、皆さんが勝手な判断をして批判をするのは止めてください。仮にもし…カタルが間違っているなら、カタルは損をしている筈です。しかし…ある口座は、今年は既に資産が3倍です。1000万のお金が3000万になったのです。
事前告知をして、有言実行をしています。これから「お船」だろうと思っていますが…どうでしょうね。これだけの「爆利益」なのに…何故、「商船三井」(9104)は純資産価格(BPS=6496円)まで、株価が回復しないのでしょう。「素朴な疑問」です。
皆さんは、あまりに「目先の株価」に踊っています。まぁ経験がないから仕方ないでしょうが、確りした株価概念を、持ちましょう。
カタルは、久しぶりに「タイミー」(215A)と言う新規上場株を買ってみました。寄り付きで200株ずつ2つの口座で…そうして、もう100株だけ「NISA」の枠が余っていたので1850円で株を買いました。そうして株価が下げてきましたから、追加で、今1750円まで200株ずつ、2つの口座で株を買いました。
カタルは滅多に…「新規上場株」を買いませんが、この「タイミー」には惹かれています。ただ幹事証券は、素人の「大和証券」です。「イカサマ」証券会社です。だって「BASE」(4477)を高値で公募増資を実行して、これだけ期間が経っても…一度も回復していません。金融庁はこのような事例を処分対象にすべきです。「ブロック取引」は難しい解釈です。違法とも言えるし…正当な場合もあるのでしょう。もともと…「レーティング」もそうですね。金融の世界は「紙一重」です。
さてタイミーは後々…解説するでしょうが、カタルの計算した最大値は2900円でした。この理由は、売り上げの10倍の時価総額です。昨年は161億円ですから、昨年なら、1610億円が時価総額です。かなり「盛って」いるのでしょうが…今年は275億円だそうです。つまり2750億円の時価総額まで容認できます。
発行済み株式総数が9500万株ですから…約2900円です。最大評価は、この程度でしょう。だから1850円を基準にして下値があるなら…買い続けると良いのでしょう。この計算はPERが100倍近いので…成長株でないと評価できません。難しい判断です。
「リクルート」(6098)を3000円前後で推奨したカタルは、同じような時代背景にある「タイミー」(215A)は気に入っています。
今日は昨日、買えなかった「ココペリ」(4167)を1000株だけ、寄り付きで買い戻しました。「空売り」(つなぎ売り)の微益です。基本的に「大きくなる可能性」を秘めています。「ジェイドG」(3558)も、昨日、買えなかったので…今、2005円で500株の買いを用いました。今、100株だけ買えました。いや…買えましたね。1950円から下値の買いは、そのまま…用いてあります。
かなり「広範囲」に手を広げていますから…何処かで「縮小せねば」なりません。目先はゲリラ戦でしょう。お船が相応しいと思っていますが、「新興株」の可能性が在るのです。
米国の2年債金利と「ラッセル2000」の関係に注意を払いましょう。皆さんが最も気にする…半導体はこのラインは「壁」でしょう。ここから「目先」は大きく下がりません。下がるとしても…時間を置いてからでしょう。むしろ…今はどの株も「買い場」に見えます。悲観をする必要はないと思っています。
まぁカタル自身は、いつも…「万年強気」です。武者さんと同じです。相場を「当てよう」なんて…思っていません。常に可能性のある選択をしています。あとは皆さんが勝手に判断をすることです。それでは…また明日。
参考に、こちらもどうぞ…FRBは早く利下げをすべきでしょう。GDPは好調ですが、雇用と同じで…遅行指標です