「市場の整合性」を深める

カタルは「読者の皆さん」に株式投資の基本的な考え方を、現段階でカタルが会得しているレベルまで…理解して欲しいと思って、銘柄の選別を含めた「考え方のプロセス」を語るようにしています。

決してカタルが正しいわけではありません。

こんな事は常識なのですが、読者の皆さんは「情報の価値観の選択」も出来ないようなのです。一般的に…確かに日経新聞やNHKは、報道機関のなかでも、ある程度のレベルを伝えていますが、やはりプロジュサーや編集長の個人的な意見が反映されます。だからマイルドな表現になります。村社会は、常に弱者の「少数派の意見」にも、配慮する為に、その主張がボケます。だから日本人は一つの事を決めるのに「時間」がかかります。基本的に「合議制」のような部分が多いのです。

でも失われた時代で、ますます「チャレンジ精神」は薄れ…その弊害ばかりが、目立つようになっています。

自動車の「型式認可」の問題も、章男社長が言うとおりだと思いますが、あの会見で述べる話とは、違うから…批判報道も多かったのでしょう。既に現役を引退したから「メディア」も、彼を叩きやすくなっています。基本的に「下請けいじめ」は業界のルールと言うか…。この制度は、日本の「村構造」に、根付いたものです。

みんなで…負担も「分かち合う」精神です。そこに「合理的な判断」は、あまり入る余地がありません。「村論理」が強要されるからね。

まぁ今回、娘が住んでいる「シンガポール」に行き、タイの帰りに高級ホテルに泊まったので…その格差を感じたのかもしれませんが、日本は、ずいぶん「貧乏」になりました。でも同時に「社会的のコスト負担」を考えると、日本は「住みやすい国」とも言えます。

確かに…世界比較において「GDPの評価」は、数字の上では負けますが、社会コストを考慮するなら、日本の方が優れている面もたくさんあります。

教育、医療、安全、交通など…合理的な判断を優先させるなら、それぞれの負担は、当事者本人が、利用する人が払うべきですが、子育て支援を観ても分かりますが、社会全体が負担をしています。

今回、介護保険料金が上がりましたが、このおかげで介護職員の給料は「少しだけ」上がりました。でも介護の世界は、もっと「高い報酬」でも、良いのでしょう。だからこの介護保険の料金は、もっと…これからも上がるのでしょう。

この環境の中で、同時に…若者の「チャレンジ精神」が消えていることは事実です。

意欲のある…志が高い若者は少なくなっています。企業の「技術伝承」も出来ない有様です。伝統芸能文化の世界なんか…悲惨な予算です。先日は「耐久年数」を超えた有人潜水船の「しんかい6500」の記事を読みました。今では後継機が作れないとも言います。ですが中国は1万1000メートルまで潜れる開発をしたとか…。

これも、みんな…蓮舫さんのような「2位じゃ、ダメなんですか」と言う言葉が、「時代の流れ」を表しているように感じています。この発言は2009年11月です。リーマンショックを受けて金融庁が「清貧思想」を蔓延させる行動をする「時間軸」です。

今回、米国でトランプ大統領候補の襲撃事件が起こり、運命の悪戯でしょう。

襲撃を受けるトランプ候補

本当に殺害目的だったのか? それとも演出か…まぁ真相は分かりませんが、基本的に、この事件の発生により、トランプ次期大統領が「決定」でしょう。相場には、プラスに働くと言う観測が多いのですが、関税の引き上げなどをするので、インフレ圧力が増し、財政問題も生まれるとの観測もあります。

まぁまだ時間がありますから、相場を観ながら判断をすることになります。このように…新たに起こる事象や現象により、未来の相場形成は、どんどん…変化して行きます。

でも基本的に流れる時間の流れ、つまり「AI革命の活用」など…人類の進化に賭ける流れは変わりません。変わるのは「時間軸の流れ」が、速まるか…減速するか…です。予算問題は非常に重要です。半導体産業への補助金が付いたから…一気に、九州、熊本県の菊陽町周辺の開発が加速して地価の高騰が拍車をかけています。一気に、次々に…半導体関連産業が周辺に、集積し始めています。

この現象は、カタルが前から述べている「貨幣乗数効果」の話です。

基本的に、この「貨幣乗数効果」を高めるには、人々の前向きな「チャレンジ精神」が育たないと駄目なのです。清貧思想とは…「守りの世界」を言います。だから当然の話ですが、デフレ環境になります。

でも前向きな「攻めの姿勢」に社会が変化すると…つまり日本国民が「希望に燃えて」…未来に「夢を抱くなら」お金の流れが活発化します。

行動的なお金の使い方になるからです。「貨幣乗数効果」を高めるのが「景気」を良くする秘訣です。つまりGDPを増やすのです。労働の生産性も高めます。「気持ち」…すなわち「モチベーション」を高めることは、非常に大切な事です。1回や2回の失敗で諦めては…駄目です。

自慢ではありませんが、カタルは「34年間」も…「負け犬、人生」を歩んできました。ようやく…長かった「喪が明けた」のです。実質経済から名目経済へ、割安株投資から新興株投資へ、この流れは希望に向かって歩む姿なのです。

一度、火が付けば、どんどん…その時代の時間軸の流れが、加速して行きます。自然の道理なのです。この「自然の摂理」を理解して、行動をするかどうか…時代投資の意味をどれだけの人が理解をしているのでしょう。でも…ね。なかなかカタルが考える世界まで、まだまだ…様々な試練があります。

皆さんのレベルが、相場を理解できるラインまで…案内をするのは大変です。

カタル自身、未だに皆さんと同じ世界の「こちら側の人間」ですからね。その「試行錯誤」の未完のレポートです。今日は「市場の整合性」の考え方の「具体事例」を掲げて…その理解を深めようと思っています。

カタルは今の市場を解説する為に「3つのシナリオ」を準備しました。

本当はもっと細分化され…更に発展させると、もっと「色んな選択肢」が見えてきますが、敢えて、「分かり易さ」を優先させて…3つのシナリオに凝縮しました。AI革命の「a」プラン、ゴルディロックス相場の「b」プラン、そうして商業不動産問題を抱える景気後退の「c」プランです。


「エヌビディア」(NVDA) の週足推移

その「a」の代表格は「エヌビディア」(NVDA)であり、「スーパー・マイクロ・コンピューター」(SMCI)だから…市場の時間軸の流れを、測定する為に…常に株価を観ているのです。両者の「週足の株価位置」が、皆さんの頭の中で、インプットされていますか?

「スーパー・マイクロ・コンピューター」(SMCI) の週足

更に…公募増資をした「スーパー・マイクロ・コンピューター」は、875ドルでしたね。だから株価の動きは止まっています。しかし…最近は900ドル台に株価が入ってきており、この需給バランスを「跳ね返し」始めています。


「スーパー・マイクロ・コンピューター」(SMCI) の日足推移

だから「a」プランを観る場合、今は「エヌビディア」より、「スーパー・マイクロ・コンピューター」に、注意を払うべきなのでしょう。だからこの「a」プランの時間軸の測定のために、カタルは常に米国株を観る時にこの株価の行方をチェックしています。

同じ事ですが…「c」プラン面ではNew York Community Bancorp, Inc.(NYCB)の株価に注意を払っています。その理由は昨年、ムニューシン元財務長官らが増資に応じ…「リバティなどの投資家グループは普通株を1株2ドルで購入するほか、2ドルで普通株に転換可能な優先株を一部取得し、出資総額は10億5000万ドルとなる。また行使価格2.50ドルのワラント(新株引受権)も取得する。」と報道されていた為です。

New York Community Bancorp, Inc.(NYCB)の 日足推移

今の株価は、こんな感じです。

このような頭の中の相場のシナリオと、常に今の株価水準を組み合わせて「時代変化」のスピードを観て…「相場観」を組み立てています。他にも「繋がり」は、沢山あるのですよ。銘柄間の株価比較を、常に組み直しています。

専門家のレベルになると…様々なニュースを、いろんな角度から検証して…未来の姿を頭に描き、実際の市場が、どういう動きをするか? その流れを見極めようとします。何故、株価が大きく動いたのか? その原因を常に考えるのです。

カタルの場合、今までは日本株だけの組み立てでしたが、大阪チタンの失敗を踏まえ、米国株を1年以上観察して、その整合性の時間軸の捉え方の精度が、上がって来たと思っています。

今日は「市場の整合性」の考え方の「一端」をお見せしています。冒頭にも述べたように…カタルのこのレポートは、依然、「未完」のままなのです。しかし、かなり「精度」が高まっているのは事実でしょう。最近は誰もが注目をしてない段階で、相場を観察し始めて…実際のその後、自社株買いなど…いろんな形でニュースが出ています。

最近、力を入れている「ココペリ」(4167)は、会員レポートには、昨年の11月25日のレポートで採り上げており、その後も継続して伝えています。この推奨も「神業レベル」ですよ。

「ココペリ」(4167) の日足推移

カタルが実際に発見をしたのは昨年11月の15日頃なのでしょう。そのデータは、此方の3つですね。いずれも日証金の検索から挙がってきています。ここでは一つだけ提示しておきます。これは昨年11月13日のものですから、実際にカタルが知るのは11月14日になります。珍しいことに、その後、「3日連続」で登場しています。これは稀な現象です。

日証金の検索リスト

この意味は、何らかの「変化の動き」がある事を、株価が事前に…物語っている現象です。この動きの後で…実際に自社株買いを実施しました。

一般的に、この日は僅か15銘柄ですが、多い時は50銘柄もヒットします。それをいちいち個別に見るのは「大変な時間と労力」が、必要になりますから、カタルも「いい加減」に観ています。全部を精査するのではなく、気に入らないのは、直ぐに飛ばしています。そのヒットの中から、会員には事前に良いものを厳選して伝えているつもりですが…漏れも失敗もあります。

でもその確率は、ドンドン…上がっているのでしょう。そうして確信を持てるようになると、一般読者に伝え始めています。そうして成功が続くなら…この意味は、その後も上昇相場が続くなら、「継続的」に取り上げている訳です。

「リクルート」(6098)は既に1年以上も…「川船」(9107)なんか…は、2年以上でしょう。

「ココペリ」は、まだ始まったばかり…です。このクラスの株で「日経新聞」が取り上げるのは異例です。しかも社員オプションですよ

通常は経営陣が、「未来において、自信がある場合」に、「低い株価位置」でオプションを発行するものです。この株価が560円なのです。今の株価位置は、カタルが伝えた段階から観れば…株価は上がっていますが、総体的に観て…8830円まであった株価で…しかもカタルが強調しているのは、このIR報道を受けた後の翌日。

つまり…6月18日に339万株の商いをした事実です。この会社の総発行株式総数は…僅か…791万株の弱小企業です。その42%の商いが成立したのです。

この意味を、どれだけの人が理解しているのでしょう。カタルは「買いにくい事例」の株として推奨しており、今はその過程を伝えています。逆に、明日からは時間があるなら…「買いやすい事例」を示しましょう。銘柄の良し悪しを述べているのではありませんよ。「考え方のプロセス」を公開しているのです。株価は正直なのです。実際は何らかの「変化の兆し」を、事前に発信します。

「クックパッド」(2193)も…「ニデック」(6594)も…事前告知をしており実際に有言実行をしています。何も、「自社株買い」だけではありません。これは「会員」しか…知りませんが、7月6日かな? 

出前館を買って、投げた時期

その会員レポートには実際の「出前館」(2484)を登場させています。カタルが、この株を買ったのは…今年の5月頃から観察しているのです。この時は一度、諦めています。…そうだ、相場全体が「怪しいために」持ち高の清算を、優先させた時です。一旦、持ち株を整理したのです。この口座は「別の口座」ですが…。

カタルは全て…本当の事を述べているだけなのです。でも「大当たり」を引くのは、なかなか…難しいのです。いつもカスリばかりです。カタルの「悔しさ」を伝えています。でもその精度は、どんどん…上がっています。だからココペリは「御用になるまで」継続させようと思っています。実際にリクルートは、1年以上も続き、川船は2年以上です。

あとは読者が選択する話です。カタルは読者の皆さんに、株式投資の基礎部分から応用編に発展させて伝えています。あとは各自が、自分なりにカタルレポートを消化させて工夫を加えれば良いのでしょう。

現役時代の10年は証券会社では、花形の法人業務まで担当しています。そうして歩合になって2社を経験しました。証券会社3社の「谷渡り」です。ここ10年以上になりますが、今度は投資家だけでは食えませんから、「しがないレポート屋」の真似をしています。その稼業も、もう直ぐ…卒業だろうと思っていますが、あと一歩が、届きません。もう少しです。

あとは読者の皆さんが判断することです。勝手な使い方をして、失敗だけを責められても…応えようがありません。カタル自身の成績は「マズマズ」なのです。株式投資で損はしていません。

その「考え方のプロセス」を知って、欲しいだけですね。皆さんが、あまりに未熟なのです。「乖離調整」の意味も、理解されてないのです。だから「野村証券」だけを買っていても大丈夫だと述べています。実際に「三菱UFJ」は1800円台まで来ましたよ。

経済政策が正しいから、株価は伸びるのです。岸田総理はメディアが言うような馬鹿総理とは違います。歴代の総理のなかでは「優秀」な部類でしょう。間違った…メディアの報道ぶりが「腹立たしい」…限りです。僕らは、メディアの誘導に騙されない「正しい価値観」で行動をしましょう。また…明日。



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