今日は「日本の構造改革」が進んでいるから…日経平均株価もTOPIX指数も、まもなく…新高値を更新します。まだ正確にはTOPIX指数は、バブル超え(2886.5)を達成していませんが…まもなくです。現在は2872なのです。
ただ…カタルは貧乏人ですから「理屈」は分かっていますが、大型株は、あまり好きではありません。むしろ「小型株」の「変動率の高い株」が好みなのです。これは「貧乏人の性(さが)」です。常に「万馬券狙い」の「一発屋」根性なのでしょう。王道を歩むほど…「お金持ち」ではありません。故に…読者がそれを踏まえて…判断をすべきです。所詮は「完ぺき」では、ないのです。
今の相場は、基本的にスケールが「非常に大きな」相場です。
誰もメディアでは、その解説をしていません。「ブラックロック」などの集団は、その運用額が、日本のGDPを「遥かに」…超えるのです。2024年第1四半期時点で、その規模は10.5兆ドルと言いますから、円換算で…約1680兆円の運用です。しかし日本のGDPは名目値で556兆円程度なのです。約3倍なのです。よって…その運用は「大型株」が主体になるのです。当たり前の理屈です。
だから…「三菱重工」(7011)などは、こんなチャートになります。
ただし…このチャートは週足ですから、時間を掛けて8倍になっています。よって基本路線が、小型株のカタルの貧乏人好みではありません。相場には…それぞれのステージがあります。先ずは大型株から「周りに波及する」相場は、非常に強いのです。
大量の資金が「日本株市場」に流れています。通常は、日銀が早めにETFを処分すべきでしょう。「どういう形で処分するか」…は議論の余地があります。だって常識で考えると分かります。市場に「出回る株」は少ないから…こんな動きになります。
皆さんが、この記事を読めるかどうか分かりませんが…リンクを張っておきます。市場には株高に導いた「伊藤レポート」の続編説があると言います。この伊藤レポートは嘗て何度も何度もカタルレポートにも登場しています。基本的に日本の経営者は偽物人間ばかりなのです。トヨタが最近までそうでした。
ようやく…豊田章男社長が退任し…その前からですが「デンソー」(6902)の話を何度も書きました。「デンソー」はカタルの注目株の一つです。今は「押し目」の場面ですから、おそらく「買い場」です。
つまり…このレポートの一文は「一橋大学CFO教育研究センター長の伊藤邦雄氏。「ROE 8%以上」を掲げた伊藤レポートを作成したほか、企業統治原則を定めた「コーポレート・ガバナンスコード」、運用会社の責任を明確化した「スチュワードシップ・コード」の作成にも重要な役割を果たした人物だ。このため、中間報告の内容は遠からず経産省の産業政策として姿を現すことになりそうだ。」との事です。
この中に…「報告書の特筆すべき点は、黒字企業のリストラを推奨していることだろう。経営者は定期的に事業ポートフォリオを見直すことが必要だとして、非コア事業は整理し、コア事業と成長事業に研究開発費や人的資本投資など経営資源を集中投資するよう求めている。事業整理については「痛みを伴う」とのフレーズが2回登場する。収益が出ている事業であっても、経営者は「長期的な視点を持って売却の英断を下すことが求められる」と黒字リストラを勧めている。」となっています。
基本的に、このような…時代感覚が大切なのですよ。
株価の「需給バランス」などを気にする人は、もっと…「株式投資の原点」を考えないとなりません。誰かが、株を買ったから…株価が騰がった。誰かが、株を売ったから、株価が下がった。と需給面ばかりを気にするのは短絡的な考え方です。
必ず、その会社が「良い企業」になるなら…株価は上がるのです。確かに今は、まだまだ馬鹿みたいな「割安水準」の株価が、ゴロゴロ…しています。その銘柄を掲げると相当な量になります。
基本的にバブル期は、ただ「株価が安い」と言うだけで…次々に「4桁以上」なって行ったのです。最後に残ったのは20銘柄ほどだったような記憶があります。
板バランスを読むような「テクカル面」の技を磨くより、「本物の投資家」になって欲しいために、カタルは株価の成り立ちを説明しながら…このレポートを綴っているのです。
つまり黒字でも「利益率の低い分野」は、リストラの対象になります。だから米国の一流企業は、みんな…「売上高利益率」を問題にしています。 「ジェイドG」(3558)の田中君は、ようやく「マガシーク」の買収に到り、そのステップを歩むことになります。ここが「ジェイドG」の見処なのです。規模を拡大すると…「商談」が有利になります。
カタルの住んでいる東陽町にOKと言うスーパーがあります。この二宮涼太郎さんは凄い人です。もともと…セコム系の飯田兄弟の会社でしたが、三菱商事出身の二宮さんが2016年から社長になっています。カタルは時々…この「OK」に行きますが、常に「ナショナルブランド」の商品も、常時2割程度の安いのです。プライベート商品だけではないのです。ただし…明治のチョコなどは入荷が少なく…森永などの格落ちメーカーが多いようです。つまりOKの年商は5000億円と言いますから、規模がある程度大きくならないと、商談がやりたくても…出来ません。
故に「ZOZO」(3092)はトップ企業で、全然、「売り上げ規模」が違いますから…有利な商談が出来て「断トツ」なのです。ここにチャレンジをしたのが田中君です。
この説得に応じ…マガシークを「ドコモ」は手放すことにしたのです。ドコモも一流企業なので「従業員」の事を考えます。むやみに「リストラ」などをせずに、田中君は、この試験をパスすると思っています。
「伊藤忠」(8001)は「リーボック」の試験に合格した…田中君に「新たな課題」を与えたのでしょう。あと3年程度で、この結果が分かります。この試験に合格するなら、「繊維の伊藤忠」とも言われる凄い商社ですから…更なる「ステップ・アップ」になります。
こんな事は一般常識なのです。
いちいち…解説しだしたらキリがありません。話を戻します。「わき道」に逸れました。この利益率の低い黒字の事業を、好採算の分野に、経営資源を移した企業で、成功している事例が「日立」(6501)の此方談話です。四季報の伊藤レポートの続編と「市場の整合性」が在ります。更に、他には「富士通」(6702)もそうですよ。黒字でも「費用対効果」を常に問う企業です。だからその株価は、こんな感じで動いています。
如何に…常識と言うか、基本概念が大切か分かります。
「野村証券」(8604)は、ようやく…「ステップ・アップ」し始めました。何も、格落ちの奥田さんは、「給料だけを上げた」だけではないのです。今期から収益は、どんどん増えます。昨年からようやく…「リストラ」に着手しました。ドラスティックな改革を好むカタルとは違い、「チンタラ」やる傾向を持っていますが、流石、大企業のトップです。馬鹿ではありません。一応、やることは遅いのですが、やっています。
でもカタルなら「重工」に負けない…株価上昇にしています。
どちらが良いのか? 「市場原理」と「村社会論」の違いです。そう言えば…ようやく「ルネサスエレク」(6723)も「新高値街道」に乗り始めました。昨日はSMBC日興証券のレーティングの引き上げだそうですが、馬鹿が、更なる高値を買いに行きます。
この株は、世界中のトップ・ファンドが株を組み入れています。だから…事実上の「国有化の状態から脱出」出来たのです。ここから…市場原理の「厳しい審判」を受けます。
でも昨年5月の時に、カタルが何故、「一番手」に掲げたか?
その真価は、ずっと…先に判明します。SMBC日興証券は目標株価を3200円から3700円へ引き上げたと言いますが、こんなもんじゃなく…カタルは最初から「1万円目標」を掲げています。ただし…時間がかかります。たぶん3年程度は「最低限」必要です。
カタルは「時代投資」を謳っていますから、時代が変化するには、3年は早い方です。3年から5年程度の時間軸を常に述べています。つまり株価の方向性です。ここが大切です。時代の方向性が、一番の課題です。向かう方向は、同じですが…そのスピードの話です。
昨日は、全体相場が強く…大引け間際、ココペリを505円まで7000株程を断続的に買いました。どうしても…500円台を維持したかったのです。出てくる売り物を全部を買うつもりでしたが、僅か7000株程でした。10万株でも…買ったでしょう。大引けの505円までも買いに行きましたが、買えずに506円で引けました。
でも本日は、その分以上に「利食い」を優先させました。微益です。でも本日も窓埋めをしたので、逆に、507円で1000株だけ…買いました。「市場の応援」を得られるなら…1000円以上でも、カタルは買う可能性が在ります。
皆さんは、相場を知りません。たった1万株や2万株程度の板を観て…動揺しています。昨日のWBSでも「地方銀行」の重要性を謳っていました。日本の課題の「ど真ん中街道」を歩んでいます。
時代変革を応援するのが「株式投資」です。自分が「望む社会」の実現です。
時代投資とは…自分がどんな世界を望むのか? 原点は、此処にあります。どちらかと言えば…新紙幣の発行なんか…「馬鹿らしい政策」です。カタルは市場原理主義者ですからね。でもこのチンタラ感が、村社会の良さでもあります。
そう言えば、今日も「野村証券」を買いました。時間軸から観て1Qの発表で上がるかもしれません。まぁどっちにしても、年内は1500円程度まで伸びる可能性はあります。「市場の噂」でも…伊藤レポートの続編と言う「ROE投資の推進」が見処に変わります。自分の頭で、ちゃんと…この「黒字でもリストラをする」と言う考え方を、整理しておきましょう。
それでは…また明日。
もう高値水準で株を買った在庫が切れたから「ココペリ」を、カタルは売ることは出来ません。逆に高値でも、また株を買うかもしれません。ビックリです。「相当な器」の可能性が否定できないのです。カタルが気に入ったのは、たった1億円の自社株買いなのですが…あの買い方です。
あの時に高値は445円でした。だから…どんなに下がっても下値は、このラインでしょう。…と言う事は、512円の時価で株を買っても、リスクより「リターンの期待度」の方が高いのです。何しろ…相場環境が変わると、「8830円の評価」を受ける株です。やはり魅力があります。
原稿を見直していたら…TOPIXがついに…バブル期の2886.5を超えて「新高値」です。「野村証券」が、やって来ます。