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今日は「出先」なので…会員向けの臨時レポートも発行する時間もありません。詳しいことは土曜日に東京に戻りますから、その時に「捕捉」を書きます。カタルの性格上、一般の読者にも「株式投資の面白さ」を理解して欲しいと願っています。故に、普段から力を入れて…日々のレポートを綴っています。

ヤフーの掲示板を見ると…本当に幼稚なレベルの人達が集まって居るように感じています。ある意味で「世間の風」を知る手段の一つでしょうが…同時に、日本人の劣化を思うのです。別に…カタルが優れているとは、全然、思っていませんよ。

仮に本物なら…こんな作業をする必要もありません。投資に携わる人間が、本物なら…みんな「卒業式」を迎えています。長年、ずっと…その世界にいる人は、みんな偽物なのでしょう。

カタルは常に完璧さを求め…20年以上も、このサイトを続けています。毎日です。「継続は力なり」という言葉があるように…貧乏人も頑張れば、ある程度のレベルになったと思っていますが、なかなか…「運」に恵まれません。今回も「ジェイドG」の失敗で、手痛い打撃を受けました。「真坂、魔坂、まさか」の落とし穴に、また…嵌まった感じです。その続編です。

ある意味で「不可解な形」です。

通常なら、いくら「仮需」による株高でも…その背景があるので、偽物とは違うでしょう。ただ田中君の性格は、カタルと同じような性格で、ある意味で河岸屋さんではわからないかな…築地などの鮮魚や野菜もそうですが、商売が市況に左右され、その影響を受ける人達です。不動産屋もそうです。この人種は、本来、「博打好き」なのです。漁師もそうですよ。

みんな「気風」(きっぷ)が、良いのです。まぁ「鉄火場」という言葉がありますが…「一本気質」な人間が多いのです。田中君には、男が惚れる魅力があります。

カタルが彼を観察し始めたのは、2020年の1月頃だと思います。ヒカル君たちによる「爆上げ」相場の前の時です。それ以来…約4年間、株価を追いながら、彼を眺めています。田中君は「好きなタイプ」の人間です。別に会ったこともないし…彼となんの関係もありません。

しかしずっと観察してみて…微々たる力ですが、市場を「愛する」ものとして、影ながら…彼の応援を続けたいと思っており、眺めています。

だって「トヨタ」と比較すれば…分かります。4兆円も稼ぐのに…わずかな「自社株買い」です。豊田家の持ち株は個人を除き会社の財産です。「豊田自動織機」や「デンソー」は関連会社ですが、その持ち株は、会社の株主のものです。別に豊田家のものではありません。市場から要求される「株主還元」は正当な権利です。

その利益は「会社のもの」なのです。如いては…株主のものです。

従業員にはちゃんとした報酬を払い、株主還元もしっかり…しなくてはなりません。そのうえで、世界競争に勝つのが市場に上場している「企業の責務」でしょう。内部留保を貯めこむ為に…企業が存続するのではないのです。トヨタは、総資産経営企業の「みほん」のような企業です。

ジェイドGの「総還元性向」と、トヨタを比較すれば…いいのです。

米国企業の株主還元の推移

営業キャッシュフローのほぼ全てを、株主に還元する田中君と…。トヨタは30%にも届かないと思います。ここで…米国の基準は、ほぼ100%程度なのです。こちらのサイトから資料を持ってきました。

日経新聞は一面トップに、このような記事を大きく載せたことはないと思います。基本的に「ROE」でも「総還元性向」も…そうです。だから経営者の「意識改革」が進んでおらず…遅れています。紙面で、トヨタを批判すればいいのです。しかし最大のスポンサーでもあるから…なかなか書けない面もあるのでしょう。

グローバル論理で動く…市場経済における経営は「ROE経営」なのです。

ROEの比較

自己資本利益率、つまり最終利益を自己資本で割る数字です。資本金が1000万円で利益が100万円なら、10%のROEになります。この日本の平均は10%にも満たないのです。しかし欧米は15%~20%程度だろうと思います。サイトが在りました。こちらが良いのでしょう。しかも米国企業の多くは総還元性向が100%を超える企業も多いのです。「アップル」も、かなり高いのです。

昨日は「三井不動産」などの「含み利益」の使い方に、言及する「ものをいう株主」のレポートを紹介しました。

これは「時価会計」の精神です。常に市場価格で、利益を上げる商売ができるか、どうか…が問われています。日本がバブルの後処理が遅れたのは時価会計の厳格化ではなく…「簿価主義」を長く採用し…不動産価格が下がる過程で「増し担保」を求めずに…銀行も減損会計をしなかったからです。時価処理を強制的に要求される株屋の追証とは違います。この追証という…制度は時価会計での処理です。市場原理主義は常に市場を優先して考えます。

だから日本政府はバブル期の不良債権に対し…早く、値下がりした不動産への処理をさせておけば…30年間も低迷する日本経済ではなかったのです。このバブル期の最終処理が終わったのが…2003年でしょう。あの時に10万円を割れていく(今の株価では100円です。)…「みずほ」銀行を見て、カタルは倒産を覚悟して…株を買い続けました。

まぁその話は、ともかく…「ROE経営」と「総還元性向」は、非常に重要な概念です。

話を戻します。「ジェイドG」(3558)の急激な値下がりの背景を考えると…

第一は、仮需による相場の投げ、

「期待値」が高過ぎて…未来の利益を先取りし過ぎた相場が、今回の正式な業績発表を受け「剥落」したのでしょう。しかし…この程度なら、ここまで株価が下がるのかどうか…。明らかに「何かが」おかしいのでしょう。

考えられる可能性としては、この決算でも「粉飾決算」も疑われます。さらに田中君の「個人的な不祥事」で、なんらか知らない…「負のマイナス要因」があるのでしょう。仮に…本日も株価が下がり続けるなら、その可能性も疑うような株価の動向です。

常識的に考えて、仮需による「投げ」なら…2日間連続で100万株を超えており、大きく株価が下がっていますから…「投げ物は消化されて」株主構成が「総入れ替え」です。

ジェイドGの日足推移

この仮需による「投げ物」で…さらに「マガシーク」効果が在ると仮定するなら…つまり「本物の成長株」認識ですが…それなら早晩、200日線を挟んだ株価展開になります。

必ず、株価は再評価されます。しかし…何らかの「欠陥」、つまり犯罪に絡むような不慮の事態、粉飾決算とか…田中君、個人の事件の話ですが…そうなると、話は別です。続落を続ける展開になる可能性もあります。発表された資料を基に…という仮定なら、「買い場」です。

しかし株価が今回の高値の2828円を抜くためには…「実際の業績数字」の確定値が必要です。丁度…リーボックのケースと同じです。リーボックのケースを、カタルは期待していましたが、まさか…ここまで大きな利益を上げるとは…あの1000円割れの段階では思っていません。

確かに…カタルは1000円割れの株を買っていましたが、その時は、すぐに売っています。今回は驚きの数字でした。だから…2日間連続のストップ高になったのです。465万株の出来高が出来た株価の値動きは「1,889-1,929-1,750-1,830」だったのです。出来高は4,651,000株です。

常識的には、このラインの株価で落ち着きます。しかし何らかの事件などがあると…話は「別」です。今回の背景を考えると…マガシークの契約がご破算になったとか…何か、知らない事件の可能性まで疑っています。

本日の値動きは「天王山の戦い」でしょう。

カタルは一本気質な性格です。ベンチャリに「資金投入」したら…普通の金融環境なら、ベンチャリは育っていました。実際に、その後の「カーブス」やパン屋さんなどは立派な会社になっています。あの時に、社長の松本さんが力を入れた「保険屋」も先ず、先ず…なのでしょう。しかし…あの時は、金融庁の指導で「赤字法人への融資」を禁止していましたから、商社と光通信のような金融屋さんのような仕事をするところしか…頼るところがなかったのです。それが…カタルが40億円を飛ばした背景です。

でも「みずほ」のケースは成功しました。株価が10倍以上になったからです。Jトラストやお船は、何度も語っていますから…やめます。

今回のジェイドGが、どんな形を歩むか分かりません。もう銘柄の「良し悪し」ではなく、田中君を信じるかどうか…の問題でしょう。投資はいつも「無理をしない」ことです。カタルのような「馬鹿」はやめましょう。今は打診をしたら…あとは観察を続け、株価がプラス圏になってから「2週間の時間」をおいてから…また考えましょう。

明らかに…説明がつかない「株安」の場合、なんらかの「事件性」を疑う必要があります。気をつけましょう。同時にカタルの性格と小型現物株の値動きというのは、こんなものなのです。これからも…あり得る話です。

さて…話題を変えましょう。米国の実質的な金利は上がり…再び住宅ローンは7%台に入ったと言われています。

この現象は、かなり「深刻な金利水準」です。いくら成長を続けているとはいえ…絶対に長くは続かない金利水準です。7%という金利を複利運用すると10年間で約…金額が2倍になります。成長を続ける中国でさえ…この金利水準が元になって経済がおかしくなったのです。この金利が、長く続く道理がありません。ゆえに…もっとも「疑われる」のは…「こちらのレポート」です。この懸念はカタルが現状で抱いている最大限の不安です。

だから…最初は「決算期のトラウマ」だけでしたが…今は、イスラエルによるシリアにあるイラン大使館の空爆以来、「高い警戒感」を持っています。そうしてイランによる報復です。次は、間違いなくイスラエルにより限定的なイランへの攻撃でしょう。

野村証券の日足推移

事実、米国株はその動向を仮定して…相場が動いているようにみえます。絶対に「無理をする場面」ではありません。カタル自身は、高い乖離の「野村証券」を現物株1万株だけを残して…全て売ったのです。実際にカタルは既に「75日線割れ」も視野に入れています。

この「スタグフレーション」というのは、景気後退感の中でのインフレです。

こうなると…大変です。テスラはBYDとの競争で「負け組」になり…10%の従業員の削減です。EVからHVの環境です。ある意味で…トヨタの章男さんの勝利です。この点は「脱帽」です。それなのに…家賃はなかなか下がらず…全体の失業率もなかなか下がりません。

ある意味で…「コロナ」による…サービス業のマジックの何かが…「働いていた」のかもしれません。一番被害を受けたのは「飲食など」のサービス業です。その揺り戻しが、統計学的な質と継続性を変えたから…実態はもっと深刻なのかもしれません。

この可能性まで視野に入れています。そうると…次の「ターゲットの業種」は、決まっており、その動向が「ラッセル2000」の値動きを説明しています。明日、発行する予定の臨時の会員ページで詳しく述べます。

もう一つの報道は、コチラを観ましょう。これは「メタ」の記事ですが、今の時代を象徴しているのです。AI革命の進展が早く、「此の記事」では…

「性能の指標となる「パラメーター数」は80億と700億のAIモデルを用意した。数値上はオープンAIのチャットGPTのベースとなった「GPT-3」の4.5%、40%程度にとどまるが、回答の評価ではグーグルやオープンAIの中性能のモデルを上回ったとしている。高性能な4000億のAI基盤も開発中だ。」この部分です。

カタルがここで述べたいのは、10倍近くなる「進化のスピード」です。このAI革命はまだ赤ちゃんの段階で…毎日、成長を遂げています。

このスピード感を考えると…時代の推移は思った以上に、「人類の生活様式」を大きく変えます。この可能性です。だから「Super Micro Computer, Inc.」 (SMCI)が、あのような爆発的な株価上昇になったのです。今回もこの高値圏で…「公募増資」を実行しています。「エヌビディア」など…ある意味で、「時代変革」を担っている会社ですから…100倍とかに大化けする器かもしれません。

米国市場はこの2つのシナリオが、今の相場の見方でしょう。カタル自身は考えています。「ジェイドG」の株価の行方は、分かりません。田中君と心中をする覚悟が必要な場面です。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という諺の場面でしょう。本日がこの「天王山」でしょう。

しかし基本的に、いつも…同じですが、追証の連鎖の場合、株価が高くなり…それから「最低2週間」の時間を、置くべきです。これがカタルの持っている経験値です。

すでに高値を買った人は「追証」でないなら…仕方がないから、来年まで待ちましょう。マガシークの売り上げは、今期から立ちますが…肝心の業務改善は、来年から新規の倉庫が稼働しますから…その時に「統合効果」が生まれます。

ゆえに来年も夏以降でないと「実施の数字」は、なかなか…上がらないでしょう。しかし今回はニッセン関連のM&Aがありますから…通常なら10%以上の向上が見込めるでしょうが…マガシークの移管費用も掛かります。たぶん…帳消しでしょう。

ゆえに…このような場面で「慌てて買う必要」は、サラサラ…ありません。だからカタルは、高値圏で「利食い一方」で、既に「再評価」した株価になったと言っていたはずです。本当は、PERを40倍まで買ってもおかしくなかったのですが…2800円のラインは、PERが20倍を超えていました。

今回の失敗は2500円で現物株にしたので…そのラインを割ったときに、もっと「警戒感」を抱くべきでした。反省をしています。しかし別口座では、本日も買い続けており…追証の口座は「処分売り」をしていますが、ほかの口座では買っています。

今日は、既に4000株を買っています。「馬鹿は死ななきゃ…治らない」の「みほん」です。カタル自身は、それほど…田中君の手腕を高く買っています。まるで「一蓮托生」という言葉のままです。彼と共…「心中」なのです。みなさんは無理をしないようにしましょうね。株価を見ていると分かります。

本物なら、先ずは…先ほどの昨年の4月の大商いの株価水準まで…間違いなく戻ります。そのあとは「チビチビ」でしょう。本格的に4180円を超えて…1万円に向かうのは、来年の後半相場でしょう。たぶん…時間がかかる話です。

こんなところで…本日は終わります。また…明日。

さて相場が始まり…ジェイドGは止まらずに…半導体株が中心で下がっているようです。ソシオネクストは360円安の4153円、レーザーテックは2910円安の34600円みたいですね。

やはり…始まった可能性もあります。やはり野村証券の株価水準ですね。問題は…この株が実際に75日を割れるのかどうか…そのあたりの見極めが必要なのでしょう。ゆえにノンビリ観察をしましょうね。またね。人生は「塞翁が馬」 世の中は、「なるように」なるのです。だからいつもケセラセラ…の精神でパッパラ・パーが一番でしょう。

会員の方は明日臨時のレポートを書きます。だから日曜日にお読みください。



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