かたる:今日の寄り付きは、普段通りさえない動きだと思ったのに…、その直後に、何故かアクティブな動きが広範囲に見られましたね。理由は何れ明らかになるでしょうが、年金の買いか何か…かな? これから日本郵政上場に絡み、地ならしに動くのかも知れませんね。新規上場のアップバンクなどは、すごい急騰ぶりです。全ての時間が日本郵政に向かっている様に感じるのは、カタルだけかな? でもNTTの時はすごかったですからね。カタルの当時の最大の注文は、山形共済連からのNTT株、1000株の買いです。他、信金や信組など…100株単位の注文が、ずらりと並んでいました。結局、お祭りは1か月程度だったのですが…その時の様子が此方です。
今日は、今回の本命と見ているパイオニアが、暫くの休みから離脱し賑わっているようです。カタルが買った株価は258円だったのですが…あの時は249円が安値でしたね。今日は333円で一部売ったのですが、意外に強いのですね。大阪チタンも上がっていました。此方も一部売った後で知ったのですが…、日経新聞に東邦チタンの好業績が載っていたのですね。でも本番は…もっと、ずっと先なのです。
今日はケネディクスも連れ高しているようです。昨日の日経新聞の夕刊に「外資の不動産売買が最大」との見出しになっていました。この記事の中で1996年以降のデータがある中で1月から9月の期間内での買いは7065億円。一方、売却額も7877億円だったそうで、過去最大の取引量だそうです。そうして「長期マネーが流入」との見出しが打ってありました。長期マネーかどうか…、いったい誰がどうやって判断するのか、いい加減だと思いますが、おそらくインタビューの中の誰かが,長期運用と言ったのでしょう。出所は、みずほ信託経由の都市未来総合研究所だそうです。おそらくリーマンショック前に購入した不動産を売っているのでしょうが…、確実にお金が回り始めているようです。この循環している様子が重要なのですね。お金が活発に動くかどうか…なのです。これが経済活動の躍動に繋がります。日銀の量的緩和は緩やかですが…確実に効いています。
三菱UFJは、日経平均株価と同じ動きをしていますね。今年春の動きで、ずいぶん浮動株が吸い上がったと思っていますが、先ほどの話と同様に、長期保有筋が、どの程度吸い上げたかどうか…。春にブラックロックだったか? 野村証券の動きが、軽くなった時期がありました。久しぶりに…野村らしい動きだなぁ~と、思ったものです。この株も金融危機時に大量の公募をしていましたからね。玉の沈み方と言うのは、面白いものです。株式と言うのは…ある程度、吸い上げると、面白いように株価が動くことがあります。市場に出回っている浮動株を集めるわけですが…日本の金融株は、そろそろ需給バランスが大きく改善し出す時期に来ている様に感じているのです。日銀やGPIFの吸い上げ効果は絶対にあるのです。
全体の株価水準が上がると、どの株も上がります。全く駄目な株でも上がるから不思議です。結局、株価と言うのは、全体の比較で動いているのでしょう。絶対的な基準はないのでしょうね。比較感で判断されるのでしょう。この事が良く分かるのはバブル期の現象ですね。あの時は1000円以下の企業を探し、買い漁っていたのです。安ければ…内容は問わずに…なんでもかんでも買っていました。まさに信用創造が行き過ぎた現象ですが…今の相場はPBR1倍以下が、市場にゴロゴロしており、理屈に合いませんからね。
しかし…この20年から30年程度の経済運営は、ひどいものでした。ようやく安倍政権に変わり、まともな運営になって来ました。デフレ環境で財政再建など、あり得ないのです。インフレにすれば…借金は確実に減ります。5%程度のインフレが日本には必要なのかもしれません。この原動力がスマートコミュニティーと言う新しい概念ですね。電脳社会の到来です。世界に先駆け…確立できるかどうか。IoTの概念は、すごいですね。やはり007は魅力的に見えますが、果たして収益が見えるのかどうか…。ここがポイントになります。
不動産では、やはり東急不動産だろうと…考えています。この会社の収益を見ると現在は横這いですが…、東急不動は渋谷の開発を見るまでもないですが、銀座とか…他でも業界では他社に先駆け、積極的な投資をしています。株価は1000円以下ですからね。数年後に中身が様変わりすると思っています。不動産関連はバブル期以来の動きなのです。先日、カタルが話した日本橋の赤木屋証券のビルですが…、あの地面はやくざで揉めた場所ですね。カタルが上京した時から地権争いで揉めていたのです。それが整理され、大規模な商業ビルに建て替わったのです。東京駅前の鉄鋼ビルの跡地などもそうです。日銀の量的緩和は確実に効いているのです。26年ぶりなのです。この響きは素敵ですね。相場と言うのは時間概念なのです。
目先は目先、証券マンは手数料のノルマがありますから、値動きが激しい株価位置の高いものを手掛けないと商売になりません。しかし本当の投資と言うのは違いますね。時代性を重視して、この流れに乗ることです。日本の戦略会議にブラックロックなどの資金運用担当者が参加するのです。この意味を、余りに…皆さんは評価していません。資金が、お金の流れが、世の中を動かすのです。金融が元気になれば…景気は大きく上昇します。だからフィンテックの流れは、非常に重要です。金融庁は、未だに化石時代の株式持ち合いなど…行政指導で解消させないとなりません。トヨタのAA株などの保身姿勢が問題なのです。ROEの仕組みをよく考えれば、効率的なお金の使い方なのですね。だからパラメ・ローズノー氏が述べている日経平均株価4万円に向け、ROEを米国並みの15%に引き上げねばなりません。
果たして、一部で見られているこの流れが、本物の潮流になり…大きなうねりになるかどうかが、今、問われている訳です。カタルだって、本物になるかどうかは分かりませんが、色んな現象を見ていると…あと一歩で、実社会も動き出しそうに感じています。さてだんだん皆も元気になるかな?それでは、また明日。