かたる:いやはや…割れないと思っていた716円を、本日は遂に割れましたね。1か月以上も経過し716円の関門を割れたのですから、この現象が深刻なのかどうか…。これで多くの銘柄が8月25日の安値を割れたのかな? ただ…下値保ち合いの後、一時的に駄目押しを演じてから反騰する事は、よくある現象なので…あまり気にしていません。でもやはりレイ・ダリオ氏の見方が、イエレン女史より正しいのかも知れません。NY市場は弱いですからね。あれほど、具体事例を掲げ、利上げの正しさを講演したのに…、もし仮に、ダリオが正しいとすれば、自説を曲げるのは困難なので、市場の混乱は予想されます。でもカタルは、今は大丈夫だと思っています。怖いのは来年ですね。新興国の代表格の一つブラジルも8日間連続安と言います。しかし此方は8月24日の44336に対し、昨日は44831と二番底のイメージですね。
先週の金曜日、カタルは権利付き最終日なので、相場は安いのかな…と思っていましたが、予想に反し上げましたからね。しかし昨日は権利落ちにも拘らず、配当落ち分も埋められず、9円安となっていました。本日は725円の寄り付きで、今現在は710円を割れ、708.4円まで来ています。只今10時02分です。今日は書き出しが遅いですね。出来高は2500万となっており、もっと商いが膨らんでも良さそうですが…意外に少ないですね。きっと日本郵政の上場分の持ち高を落とす動きを先取りしているのかな…。まさか…とは思いますが、やはり金融株が弱いと…気が滅入ります。野村も676.4円ですね。理想的な上昇相場には、程遠い印象です。
最近の相場、少し、昔と違うようです。先日、カタルはアイフルを買いましたが、下げがきつく…390円を割れるのを見て、半分、投げたのです。しかし昨日は443円ですからね。アコムもそうです。素質のあるサラ金株ですが…意外に目先筋の動向は、以前の感覚とは…違うのですね。その相場をパイオニアに当て嵌めると、昨日は買い場かな?…と思って、実際に少し買いましたが…今日も止まりませんからね。アイフルなんかの事例を当てはめると…もう少し下押す可能性があるのかどうか…。まぁ、全体指標との関係もあるので、同じパターンとは言いませんが、大阪チタンもそうですね。多くの銘柄が、意外に昔の感覚より下押す傾向が見られます。通常は2日間か、3日間だと思っていましたが、1週間以上も…下押すケースが多く見られます。このパターンが続くのかどうか分かりませんが、最近は、その様に感じます。
でも信用買い残の重い銘柄は、どうしても弱いようですが、他は完全に投げが一巡していますね。此処から下まで、更に下げるのは…苦労しそうに見えます。空売り比率も、相変わらず高いようです。この動きを逆手に取る仕掛け人が、登場しても良さそうですが…果たして、どうなのでしょう。この時期の空売りなど…信じられない感覚です。でも…カタルの見方が正しい訳じゃないですからね。
中国では国慶節とかで…、しばらくお休みが続くとの事です。そんな事も不安材料を増幅させ、スペインではカタルーニャ州の議会選挙が、不安材料を一つになっています。スペイン国債はECBの量的緩和もあり1.5%を割れていましたが、最近は2%台になっています。でも現在までの所、そんなに問題視されてないようです。既に日本郵政は説明会作業に入り、あまり大きく下げると…上場そのものが怪しくなりますね。もともと類似方式で三菱UFJや第一生命などを、参考に公募株価が決められていますからね。
昨日は全体が安い中でも…サラ金株など個人好みの株は上昇していました。この所、ケネディクスも比較的に堅調です。そう言えば会社説明会のビデオを観ました。カタルのとって当たり前の解説でしたが、一般の人には、ケネディクスの業態が分かり辛いかも知れませんから、一度、確認を兼ねて観られると良いでしょう。基本はデフレから脱却すれば、うなぎ登りに利益は増えます。だから黒田さんが不退転の決意なら、必ず地価は上昇し、1300兆円の逆襲と言う壮大なスケールの相場になります。
パイオニアなども、悪くはなく、相場妙味がありますが…でも相場のスケールが違いますね。何しろ「失われた時代」の失敗の根幹が、是正されるのです。もともと失われた時代の大部分は、資産価格の下落を埋める為に、実態経済がおかしくなったのです。年金問題を含め、矛盾が噴出しました。今は正常化の是正作業の最中ですからね。一度、ケネディクスのIR解説を見てくださいね。此方です。1兆円を超える不動産価値の意味を、よく理解しなくてはなりません。東京の土地は限られるのです。
当然、710円を割れた三菱UFJも、大きな恩恵を受けます。生保もそうですね。昔、駒形重吉さんが、「銀行ではなく保険会社だった」…と晩年、何故、後悔していたか…この理由はインフレなのですね。保険会社も良いのでしょう。第一生命は1850円ですね。その根幹の出来の左右を握る、日銀総裁の黒田さんは、昨日、会見を開き、人件費の引上げと、設備投資を促していました。その様な舞台を作ることが、出来るのかどうか…。未だに多くの識者が、量的緩和を懐疑的に…黒田さんを観ています。CPIの意見も分かれています。ただ緩やかですが、確実に効果が広がっていることは事実です。三菱地所は先日、1兆円規模の投資を発表しました。この事実は、意外に重要なのです。
東急グループだけが、先行して投資を加速させています。渋谷の大改造を見るまでもなく、他でも銀座など…各地で先行開発しています。その後、ようやく三菱が動きました。三菱は、やはり日本の骨幹を成す企業グループですね。UFJの買収劇で、そう感じました。官の構想には、明治から流れる人脈構造が、やはり根付いているのでしょう。国の方向性を見るには、三菱グループの動向を見ることですね。偶然にも日経新聞一面に、重工のROEの話が載っていましたね。相川さんから、時代変化の動きが書かれていました。まぁ、今は8月上旬なら、もっと相場が下がる…と心配が増しましたが、既に10月の足音が聞こえていますからね。この時間感覚は、相場観を考えるうえで非常に重要で、欠かせないものです。
株価などより、時間なのですね。三菱UFJと大林組の比較チャートでも掲載しておきましょうか…。目先は買い場だろうと思っています。今日も…カタルは買っています。色々…と、この買いが無駄に終わるかどうか。果たしてどうなるのでしょう。誰も未来は分かりません。自分で決断するのですね。それでは…また明日。安い所を買えるのは…楽しいな。ランランラン!!