かたる全体の指標を見ていると…調整も終盤のように見えます。でも建設大手などは、既に新高値を追っており、太平洋セメントなども動意づいている様に見えます。この建設資材、棒鋼などは市況が軟化しており、どうも海外要因、特に中国の過剰生産設備の影響か…建設大手のような動きになっていませんね。以前、薦めたことがある小形棒鋼の合同鉄鋼などは、割安感の強い状態で株価が放置されています。しかし高橋カーテンウォールなどのように、ビル建設は好調のようです。まぁ、オリンピック需要もありますからね。比較的、内需企業は好調なのでしょう。
でも企業物価指数などは、原油安の影響からか…。デフレ圧力が、依然として残っており、なかなか「デフレ脱却」が、容易でないことを物語っています。本日発表されたGDP速報も低調でしたね。此方は外需が足を引っ張った形です。まぁ、事前の予想通りなのでしょうが…。救われるのは、名目値(0%)が、実質(-0.4%)を上回っている点です。この鞘が資産価値を増幅する原動力になります。論理的には株や土地は上げ続けるのです。
なかなか大変ですね。少子高齢化の影響もあり、設備投資も燃え上がるような需要と言うわけに行きません。IoTなどを利用したクラウド投資需要は盛んですが、飛び抜けた企業が、なかなか見当たりませんね。おそらく…多くの銘柄は株価が飛び跳ねたところが、一旦は売場になる相場が、まだ当分続きそうに見えます。大林や大成なども、その仲間かな?
基本的に、この時期に売られる株は、そんなに怖くないのです。むしろ株価が下がるほど叩いたところは、買い場だろうと思っています。でもなかなか新規のカタル銘柄を打ち出せないように…良い銘柄が見つかりませんね。みんな「帯とタスキ」の関係に見えます。要するに、中途半端な株価位置なのでしょう。
最近は在宅ビジネス環境になっている様で…、カタルは、新興株で注目していたクラウドワークスに興味を抱いています。最近、新規上場の熱が冷め、業績見通しも目標未達の為に4桁を割り、株価が売られてきましたね。もっと、下がれば良いと願っています。きっと、カタルは買い続けますね。この手の株は好きですね。今の株価は前日比35円安の870円です。多くの人は目先人気株を追いますが、カタルは、このような段階から注目を始め、先ずは打診買いを入れ、企業業績の推移を追います。
でも007もそうですが…JTECも含め、なかなか現実は思い通りの展開になりませんからね。でもこの手のスマートコミュニティー関連は、夢がありカタルは好きです。一方、建設大手などは、目先が良くても…どうも買う気が、なかなか起きません。100円台だった赤字の頃の高橋カーテンウォールには関心がありました。デベロッパーの長谷工も昔は好きでしたね。低位株でした。1:5の株式併合をして、今の株価は1600円台なのですね。この名目値が、実施値を上回る状態が続くと、仕掛品の価格(開発物件)がストックの蓄積になり、儲けが膨らむのですね。
先頃、ケネディクスの事例で少し解説しましたが、一般的に地上げからの開発は、時間が掛かります。その為に開発資金が眠ります。その投資が地価の上昇、資材価格の上昇で、故に、完成した時は割安物件に変わり、計画時より完成時は利益が膨らみます。多くのデベロッパーは、既に居なくなり、残った企業には残存者利益が生じますね。きっと大手建設より、長谷工の方が、株価の上昇率は高いと思いますね。つまり賭けなのですね。逆に流動性の罠からの脱出がなかなか進まないと…ケネディクスのような持ち合い相場を長く演じますね。これは難しい。政策を一気に加速させれば良いのですが…通常は、常識が働きます。黒田さんの答弁も、一時の不退転の決意は薄れて来たようにも思います。2%の物価上昇目標はどうしたのでしょう。
でも緩やかですが…三菱UFJが何れ4ケタ奪回し2000円へ上昇するでしょうから…。その頃には、また違った景色になるかもしれません。みずほも同じですね。何れ500円程度にはなるのです。ここに来てアコムは一服し、逆にアイフルなんかが、相対的に強く見えますね。一時、業績不振?を受け、ケネディクスに100円近く差を付けられていましたが、ここに来て、株価の差がなくなり始めています。面白いものです。このように銘柄間裁定取引と言う売買手法もありますね。
冒頭に…間もなく調整局面が終了するのではないか?…と述べたのは、これまで指数買いの弊害が大きく、26週線乖離が25日線乖離を、ずっと上回っていました。本来は下げるタイミングなのに…指数買いが継続的に入る為に、値幅調整にならず時間調整を強いられていました。信用買い残の多いケネディクスも、小幅な値動きに終始していますね。通常は、これだけの信用買い残があれば…もっとアクティブに動く筈です。でも全体市況がぶれない為に、こちらも調整が長引いています。おそらく日本郵政の影響でしょうね。11月上旬に決まり、本来なら10月か?…と思いましたが、最近の世界市況を考慮したのでしょう。おそらく大手建設なども、同じ流れの動きですね。この意味が分かるかな?
まぁ、中核は三菱UFJや第一生命ですね。秋から、この辺りの株が先導役になり、日本郵政に繋げるのでしょう。これは国家戦略ですからね。そのシナリオに乗ることですね。さて、くだらないことを書いている場合ではありませんね。相場的に興味があるのはラオックスにシャープですね。どちらも意見が対立して面白いですね。相場の醍醐味は、この意見対立なのです。誰もが分からない未来を予測し、現実の推移が株価を変化させますね。素質を持ってなくては相場になりませんが…素質があって、意見が対立していても、綱引き状態では、相場はもち合いを続けます。この均衡が破れると、一気に株価が大きく跳ねます。カタルは反対派ですが、ラオックスなどは、一気に上昇角度が変化して、此処から4ケタに抜けても、不思議ではないのですね。だから空売り派の人は、気を付けた方が良いですね。駄目でも、通常は直ぐに株価が急落することはありません。空売り派は時間が掛かります。
さて皆さんも、良い銘柄が見つかったら、カタルに教えてくださいね。あらら…007は下がっていますね。目先筋の投げが続いているようです。数字が良い訳じゃないけれど…あの有価証券の残高増加は、何を物語っているのでしょう。この会社は自分の所にない技術をものにして、世に広める所ですね。橋渡し的な存在です。ソフトバンクはヤフーやアリババ投資を成功させました。でも技術を移転させるために投資することもありますね。この意味が、ひょっとすると…次の株価焦点になるかもしれません。下がったら買いたいですね。でももう直ぐ割れそうだから、もう良いかも知れません。それでは、また明日。