かたる本当につまらない相場が続き、強いけれど…儲からない指数相場です。要するに広範囲に株を持っている機関投資家などは恩恵を受けますが、部分的にしか、株を保有しない個人投資家の成績は、サッパリなのでしょう。どれも…これから相場と言う段階で、株価が飛ばずにポシャリます。下値で良い株を買っても、一緒の結果ですね。きっと証券マンは苦労していますね。通常、株価が伸びないと…一般投資家は儲かりません。つまりディーリングの連中だけが、多少、動いている程度なのでしょうね。もともと金利を考えると、年間で1割に回るなら…「御の字」ですね。指数もボックス圏が続きます。
そうかと言って…食品など、異常に高い銘柄が目立ちますが、これを正当化させようとすれば、ピジョン化現象ですね。アジア圏の人口を取り込む日本製品の浸透が、飛躍的に伸びないと…PER30倍以上の評価は、正当化されませんね。つまり年率で20%程度の伸びがあるのかどうか…。カタルは、いくら国際化で、アジア圏の中産階級が飛躍的に増えると言っても、この株価は、やはり疑問を感じざる得ません。つまり…予てから話している様に、ラオックスと同じで、時間の推移を見守るしかありませんね。此処から上は、それからの評価でしょう。
でも安いものも、多く存在します。既に日経225採用銘柄は、どれも水準訂正が行われたようですが、外れている銘柄は、兎に角、安いのが多いですね。前回は海運株の割安感を述べましたが、現時点では、世界経済が不透明で…直ぐに参加するセクターが存在するかどうか。しかし国内の物流も一杯いっぱいで、内航海運などは企業業績も好調なのでしょう。力のある筋が少ないのか…通常は、何か相場の動きを感じても良いような時期ですが…人々の関心は、日経平均株価の21000円乗せとかの指数に向かっています。
今日はブルームバーグの記事からです。河合教授の「テーパリング開始よりは追加緩和の可能性が高い」と言うレポートを紹介します。昨日の日経夕刊によれば、マネーストックは3%台の伸び率を維持しているようですが…実際の感覚はデフレ脱却が、なかなか浸透してないように見えます。ケネディクスの株価は、2年間も横這いですからね。つまり黒田総裁の狙いである「インフレターゲット論」は、不発なのです。原油価格の下落など…色んな言い訳はありますが、この事で、もたついているのは事実ですね。
やはり清貧思想の期間が、長過ぎましたね。体制転換に、これほど時間が掛かるとは思っても居なかったと思います。希望に燃えて上京し、歩合で頑張ったのに…とうとう現役引退ですからね。この失われた時間は、世代交代の感覚ですから、火種がなくなってからの着火ですから、やはり手にはマメができるし…折角、火種を作っても湿っている草木には、なかなか火は燃え移りません。一度、着火すれば…あとは大丈夫なのでしょうが…。河合教授は、その事を指摘しているのでしょう。
やはりケネディクスは、一流域の器ですね。経営者に難がありましたが、その内、馬鹿でも時代変化に気付くのでしょう。事実、今回の説明会では、若干ではありましたが、インフラ投資に触れていました。金融危機の煽りを受けた失敗が、積極投資に、二の足を踏むのでしょう。今回の動き(10日)は不可解ですが…おそらく、決算を見込み事前に買った連中が外した、一時的な現象のように感じています。仕掛けなら、昨日は大幅高の筈、完全に予想は外れましたね。やはり、一気買いの相場は、難しいのでしょう。おそらくジワジワ…の、「いつの間にか型」と、最近は、諦めても居ます。1か月かけて20円ほどかも知れませんね。
カタル好みの株は、なかなか見つからず…打診ばかりの展開です。大成、大林などの建設は地味すぎて…カタルには物足りません。やはり、昨日大幅高したVテクなどの値動きを求めるわけです。このVテクですが、東京精密の4―6月期の数字はそんなに悪くなく、四半期別の受注も133億5千万で36%増ですね。この会社は確か中国に強かった筈。一方、サムソンはベトナムに、設備投資計画を発表していました。まぁ依然、カタルは懐疑的ですが、本日発表のVテクも、意外に伸びている状態を、維持しているかもしれませんね。昨日、買った連中は、単なる思惑なのかどうか…。
この中国ですが、「元の切り下げ」により、米国の利上げ予測は、後退している筈です。最近読んだ資料の中で、あの投資の神様、バフェットも、カタル同様に利上げに反対しているとか…。彼は航空機関連の部品メーカーの「プレシジョン・キャストパーツ」を買収したそうですね。これが70%。あとは発電が17%で、石油天然ガスが13%のセグメントだそうです。つまりカタルが、ウォッチしている株も、有望と言う事です。明日にでも打診を入れてみるかな…。この1937年問題など…。なかなかスッキリしないから…相場は難しいですね。幾つか…候補株は、あるのですよ。でもみんな…「帯とタスキ」の関係です。気に入っているケネディクスは、信用買い残に脅え、有力筋の参入はないようにも見えます。カタルの考え方は間違ってないように思いますが…。この流動性の罠は、なかなか、一筋縄では行きませんね。
明日は…お盆ですね。カタルは久しぶりに…先日帰郷し、墓参りを済ませてきました。この時期は毎年の事ですが…戦争の話題が増えます。昨日、NHKで、郷里の長岡藩の家老の娘の物語を放送していました。カタルは知りませんでした。しかし凄い人ですね。あの時代にアメリカで生活したり、日本で生活をしたりで…。今度、この杉本鉞子の書いた「武士の娘」でも読んでみるかな…。相場でもそうですが…やはり筋を通さないとなりませんね。原理原則が、確り把握できているかどうか…。目先、多少のアヤはよくある事です。そのアヤに心が揺れるのは仕方ありません。人間ですからね。でも失敗しても良いから、自分の生き方は曲げないで、筋を通して生きたいと願っています。
実は今度、息子が転勤になり広島に行くそうです。彼が赴任している最中に、一度ぐらい広島に行く機会があるかどうか…。原爆ドームを一度ぐらい、実際に見ておかないと…なりませんからね。本日の日経新聞一面には、滝さんが『国は責任を取る覚悟を示せ』と指摘していました。昨日のWBSでも、市川さんも同様の考え方のようです。カタルと同じように考えている人間が、意外と居るものですね。東電をウヤムヤにしては駄目ですね。この株価を見ると…意外に、債務を分離するかもしれませんね。昔から、カタルはそう述べていました。1兆か、2兆程度の有限責任にして、他は、国の責任の筈です。一度は空売りを考えたのですが…。日本は分からない国ですからね。
それでは、また明日。ごきげんよう。