かたる全く、面白くもない相場に…なってしまった印象です。当面は下値固めの展開で、予てから申し上げている様に…ボックス圏の推移を続ける往来相場と考えています。理由は日本郵政の上場を控え、新しい方向性を打ち出す事が出来ず、支援相場が続くと思われるためですね。しかし三菱UFJや第一生命を、現時点で上げることは不可能に近いのです。余程、強引な仕掛けが入らないと無理ですね。価格を維持できれば、たいしたものです。しかし先週の木曜日の「たくり足」(下ひげが長い陽線)になり、目先の底値は確認した様で…徐々に水準を切り上げるのでしょうが、同時に上値もかなり重く、上に行けば売られ、下に行けば買われる、小さなボックス圏の往来と考えられますね。主力はこのような展開と考えています。
問題は完全な夏枯れにすると…、折角の相場の火種が消えかかりますから…何らかの維持策を用いるのが普通ですね。これを想定しているのから、カタルが前から述べている「ゲリラ戦」と言う個別材料物色ですね。現在はラオックス、シャープなど…が想定されますが、果たして、どうでしょう。両者とも難があり、ここに強弱観の対立が芽生えますが…仕掛け筋が、いるかどうか。カタル銘柄も含め、他の多くの銘柄は、当面の下値の確認作業なのでしょう。こんな…当たるか、当たらないか分からない相場論を述べても、所詮、戯言に過ぎず、意味がありません。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」なのです。誰も先の事は分かりませんからね。
ギリシャ問題も、上海もそうですね。しかし相場の基本は、問題が表面化して、相場が動けば…大概は改善に向かっているものです。相場の中で一番怖いのが、何故か、理由がわからないが…下げ続けるとか…、上げ続ける相場ですね。一般人にとって、理由の理解が進めば、材料は消化されますね。それでお終いです。一般的に…買いづらく、上げ続ける相場が、一番強いのです。これは絶対の経験則ですね。だから全体の調整が始まったら、無理をせず、ポジションを減らし、様子見ですね。新しい動きを観察するに限ります。今日は…シャープが物色されていますね。へぇ…今は6円高の178円ですね。
もっとも相応しいのが…、このシャープと、前から述べていますが、果たして、本格的な仕掛け人が、登場しているのかどうか。カタルが最初にポジションを整理し、大きく持ち高を減らしたのは6月10日です。その日の寄り付きが170円で、その日の高値が173円ですから、その高値を抜いて来ていますね。つまり…非常に有望なのですね。しかしまだ分かりませんね。目先、一発高の可能性も否定できません。時間をかけるようなら、本物です。専門家が調べれば…大概は、再建が可能かどうかは…分かりますからね。
それにシャープクラスになれば…変な筋、所謂、ヤクザ屋さんのような債権者はいませんからね。この程度の上げは、売り方が作る短期の目先相場の可能性もあり…、状況次第なのかもしれません。この意味は、仕掛け人も、常に状況が変化しており、先が分からないのです。ただ…もしこのクラスを夏相場として、形を整える事が出来るなら、日本郵政も確実に成功しますね。カタルが、最もふさわしいと…考えるシナリオの一つです。本当はケネディクスですが、此方は需給バランスも悪く、まだぶら下がりが、相当数いるようなので…難しいのでしょう。あとは、ラオックスですが…どうかな? 既に上昇も半年以上続き…相場的には、最後の仕上げの時期です。かなり疲れていますからね。
仮にシャープクラスが出来ないなら…、もっと小型の株になりますね。要するに火種を消さずに、夏を乗り越えることが出来るかどうか…なのです。その間、全体相場はお休みですね。冒頭に述べたように往来相場で、時間調整をしないと、秋の郵政上場に繋げることが出来ません。だいたい75日線を下値にボックスを形成するのが普通でしょう。そうして当面は25日線を頭に、その間を往来する筈です。
しかしシャープは見事な推移です。綺麗ですね。とっても綺麗です。あの日、僕が大丈夫だと言って、買った5月11日の株価が178円ですからね。その日の高値は210円です。果たして217円を奪回できるかどうか…。力があれば出来ますが…強引にやっても駄目ですね。その過程が問題なのです。だから、いくらお金があっても相場は魔物なのですね。途中の状況推移で変わります。この辺りの感覚はベテランの領域にならないと…カタルが言っている意味を、理解できないかもしれませんね。
さて、分からないことを、いくら考えても仕方なく…パッパラパーとしていれば良いのでしょう。どうせ、なるようにしか、ならないのです。安倍政権の明暗を握る安保問題、難しいですからね。彼が支えている相場ですからね。こじれにこじれた「流動性の罠」、そりゃ、そうですね。戦後、日本は一貫して、今の中国同様に、固定資本形成のマジックを利用して加工貿易で成長してきました。三ちゃん農業と揶揄され、歪みが表面化したのが1985年のプラザ合意ですからね。その後、1987年のNTTの上場で、一気にバブル相場に火が付き、澄田総裁は資産インフレを見逃し、円高の為替対策に心を奪われ、低金利政策を続けていました。
しかし実態は、借り入れによる資産バブルですからね。日本中が躍り、特金騒ぎですよ。山形共済が、市場で仕手筋の一角として騒がれるのです。当時の山一證券の中で、もっとも輝く山形支店の時代でしょう。もう彼も現役を引退した年でしょうね。カタルは此処のS課長から、NTTを成り行き1000株買いの注文をもらいました。これがカタルの最も売買金額の多い注文になりました。当時、300万近かったと思いますね。ワンロットで30億円ですからね。当時は…鉄鋼株などは、1000万株買いの注文が連発していましたね。
カタルが六本木に在った、興銀系の興和不動産に、同行セールスで、受け渡しに行ったロットが「味の素」200万株の受け渡しでした。単に株価が連騰しただけで、「バブルだ、バブルだ」と騒ぐメディアは、まるっきり…実態を理解していませんね。名目成長がこんな水準で、バブルなんかでは、ありませんね。国立競技場の建設で…たかが2500億円程度で…揉める時代なのです。如何に、現場に本物がいないか…分かりますね。メディアの資質が、非常に低くなって、芸能界的な存在になっています。芸人とは違いますからね。格式がないというか…プライドが無くなったというか…メディアの存在は地に落ちましたね。自民党の勉強会で叩かれる訳ですよ。パパラッチのような存在です。
なかなか…ですね。未だに株価は高値圏で178円ですね。今は10時27分ですよ。先日、日経新聞が2012年の安値142円の話を持ち出して割れなかった。…と書いていました。今回は、147円まででしたね。もし再建可能なら…、株価は4ケタを目標にしますね。2013年5月の633円を抜いてからが…面白いのですね。だから…慌てない事ですね。当面は、しっかり観察して置けば良いのです。仕掛け人が抜けられない程…たっぷり買わせてから、相乗りすればいいのです。このクラスなら、全国の証券マンは、心が動きますね。これが相場ですね。
さて一般の人は、三菱UFJ、一本で良いのですね。何れ2000円の相場になります。まだ2倍以上が可能ですね。7%の定期預金で10年掛かりますよ。株価は毎日変わるから、心が動くのですね。少し株価が下がったから…とオタオタし、少し株価が騰がったからと言って、ワクワクし…経済の基本は決まっているのです。だから自分で勉強するしかありませんね。浦上さんの書かれた本「相場サイクルの見分け方」は、一般的な教科書ですね。土台をしっかり把握され、知識を深めればいいのです。中学生や高校生の教科書は良い教材ですね。神田の三省堂に行けば、手に入ります。世界史や日本史の歴史には、人類の過去が載っており、選択が分かりますね。先人の知恵を活かさねばなりません。それでは…また明日。
東京は昨日から暑くなり…些か閉口しています。やはり晩年は、北海道で生活かな? そうして冬は、沖縄のホテル暮らしかな? 昔、カタルのお客様で、北海道とオーストラリアを行き来して生活しておられた人が居ました。晩年はそれが良いですね。でも上高地も良いですからね。お金のある人は、帝国ホテルのテラス付きで…でも食事は、今一ですからね。それなら低料金の山小屋でも良いですね。いよいよ…夏山の季節到来です。