世の中、自然の原理があり、それに逆らう事は、きっと出来ないのでしょう。フィボナッチ係数や黄金比は、不思議な現象です。何故、その比率、角度で、株価の上昇が計測され、奇妙にも…その形に収縮するのか? 論理的には説明が出来ませんね。
アノマリーと言う現象も、何故、起こるのか分かりませんが…、何故か、このような現象も重なります。先日、テレビを見ていたら、人間の免疫系の病気は、腸内のバランスが崩れたことで起ると言う説があるそうです。アトピー性皮膚炎や喘息など…カタルもアレルギー性鼻炎ですが…、何故、このような免疫系の病気が増えたか?…と言う番組で、理由は人間の生活様式が変わり、極端に細菌を生活から排除したために、腸内フローラのバランスが崩壊し、それらの病気が発生していると言う説があるそうです。故に、その治療の為に、健康な人の便を培養し、病気の患者に菌を戻す治療があるそうです。更に寄生虫を、わざと体内で飼うと言う手段を用いている人もいるそうですね。
カタルの好きな番組に、宇宙ものもあり、NHKを良く観ます。先日はブラックホールを取り上げていました。カタルの相場への考え方は、基本的にこのようなバランスを考慮します。乖離調整と言うのは…必要不可欠な現象ですね。やり過ぎると…必ず、淘汰と言う試練をうけます。上海総合株価指数も、そうです。歪みは修正されるのですね。そうして、日本の今年に入ってからの指数相場も…ある意味で、歪んでいる様に感じています。1988年までは、個別株が儲かる相場が続いていましたが、最後の1年は指数銘柄だけの上下で日経平均株価は急騰しましたからね。何故、こんな事を連想するのか分かりませんが…最近の相場は、指数の影響を受ける関与率を高く感じます。
日本郵政の値決めに関連し、通常は類似企業の株価を参考に公募株価が決まります。三菱UFJや第一生命は参考価格になると思われます。両社とも75日線の移動平均線で止めている様に見えますね。昨年末からの急仕上げなので…乖離調整が欠かせませんね。三菱UFJでおよそ5割高ですからね。600円台から900円まで上げた訳です。一方、第一生命も1600円台から2400円台と此方も5割高ですね。財務官僚が考えそうなことですね。NTT上場の時もそうでした。これほどの大型株を、無理をして上げると歪みが出ますからね。
一方、個人投資家の人気株、ソフトバンクは2012年9月を末の3045円を起点に2013年末の9320円までで…調整期間に入りました。今年末に通常の2年間の調整期間を終えます。7000円割れ下値で形成するボックス圏を未だに維持していますが…、今週は危なかったですね。果たして維持できるのかどうか…。同じ指数銘柄でもファストリは企業業績の推移が好調の為か…二段上げに入りましたからね。現在はファストリに続き、良品計画がピジョン化現象を謳歌しているようです。
このピジョン化現象は、消費関連の「要」の考え方ですね。カタルは、昔、ベンチャリに取り組みFCの構造を学びました。マックもそうですが、基本的に消費関連は出店が企業業績に直結します。故に出店計画に無理がないかどうか?この辺りのさじ加減を判断することになりますね。カタルの地元企業のホームセンター「コメリ」は急成長を続けています。日本で成功すると…人口の多い中国と言うことに成りますが、イトーヨーカ堂も四苦八苦しているようですね。良品計画は順調なので買われているのでしょう。
ラオックスは駄目だろうと考えていますが、まだ分かりませんね。カタルは、先日来から述べている様に…企業業績の推移をみる時間が必要だと言う判断ですが…、一気に出店数の増加が(今後3年間で50店舗出店する)、業績(新宿のオープンなど)を押し上げるかもしれないのですね。仮に一株利益が20円~30円が見えるようなら、一気に株価は、4ケタとの見方が浮上しますからね。
カタルは競合各社が力を入れ始めているので、競争が生まれ利益率は下がるだろうし…設備投資の減価償却費も、増えますからね。ただ昨日見たように…2000万人の旅行客などは、通過点に過ぎませんからね。此処に仕手化の要素があるのですね。この押しから、急騰するのが、相場と言うものなので…非常に怖い株価位置なのです。今度、仮に株価が騰がると…馬鹿になって、空売りが入りますからね。それが原動力で、ここから2倍と言う事もあるのです。事実、日本通信がそうでした。でもあれは現物だったかな? 売るなら…完全に熱が冷めてからですね。その方が安全です。
食品株も、かなり上げましたが…、このピジョン化現象は、全ての産業に共通していますね。これまでの日本企業は内向き志向で…国内だけしか見て来ませんでしたが…ピジョンを始め、良品計画のように成功事例が増えると…この動きは加速されます。最近、買われたMrMAX8203は、九州が地元ですね。PBRの割安株なので、人気が付いたのかも知れませんが…九州はアジア地域に近く、インバウンド需要もあるのかもしれません。この手の関連株を調べたことがないので、予備知識がないのですが…消費関連の基本は、出店計画です。
ただカタルは、既に株価が騰がったものより、新しい動きである設備投資関連から、何かスター株が生まれるように考えています。ファナックのような物ではなく…一般人が参加しやすい銘柄が、誕生するかどうか…なのですね。この夏は日本郵政絡みと設備投資に関心を持って、相場を眺めるつもりです。昨年は日本通信、そうして昨年の秋からラオックスが正解でした。そろそろ新しいスター株と言うか…、人気株が誕生するための調整期間とも言えるのですね。あれは木曜日でしたかね。カタルが切った、翌日の突込み場面が、当面の下値の目安になりますね。弱い銘柄は、再びその水準を割れるかも知れませんが、基本はボックス圏の下限と考えても良いのではないかと思っています。
ただ理想論を述べるなら…日経平均株価で1800円前後まで下がる方が、今後の相場形成にとっては…良い事ですね。果たして、そこまで調整が進むかどうか…。故に今は、のんびりやりたいと考えています。やはりアノマリーは気になるのです。