かたるいつも強気のカタルが、少し弱気説を唱えると…多くの読者が動揺するのは何故でしょう? カタルの場合は貧乏人なので、過大な玉の対処が難しい為に、ポジションを適性値に下げたに過ぎません。ただそれだけの話ですね。世の中には、様々な意見があります。どの意見が自分の考えに近いかどうか…。自分が納得できる意見を参考に行動すればいいのですね。ところが…自分の気持ちがフラフラと…他人の意見で動くようじゃ…、とても株式投資で儲けられるとは思いませんね。カタルの銀行好きは、昔からですね。三菱UFJは金融危機直後から推奨をしていますから、かれこれ7年程でしょうか? 未だに…安いと考えています。この7年の間には様々な事象があり、増資問題に揺れましたね。
ついでですから…もう一つ懸念の記事を、伝えておきますね。バーゼル規制に絡み、ブラックストーンCEOのスティーブン・シュワルツマン氏が、WSJに寄稿していましたね。「次の金融危機はどのように起るか?」と言う題ですが、中味はカタルの意見と同じで、銀行を縛っているので、流動性が失われていると言う日本化現象を述べています。例えばドイツ国債が、非常にボラティリティーが高くなったりしているのも、その一例です。銀行が規制により在庫保有が出来ない為に、潤滑剤がなくなり市場が揺れ動いていると言うのです。
この辺りの感覚は、市場関係者にしか分かりません。売り物の無い株は基本的に上がりません。大型株の貸借銘柄は、比較的、値動きはスムーズですが、小型現物株は、株価が容易にストップ高やストップ安を繰り返しますね。これと同じ理屈です。まぁ、この寄稿文には「雨になると傘を貸さない」とも言っていましたね。ダヴィンチなどを…倒産に追い込んだのは、やはり間違いですね。たかが評価損益の見方の違いだけで…。2008年から2010年にかけての日本経済はどうかしていました。この事を彼は述べています。記事が有料かどうか分かりませんが…原文は、此方です。
買えたかどうか…分かりませんが、カタルは、今日は買い指値を入れました。少しポジションを落としすぎたかな…とも思っています。基本的に株の場合、上げても下げても良いように自分のポジションを組むことですね。上げれば売れば良いし、下げれば買えば良いのです。問題は自分の考えを超えた動きを、市場は良くする事ですね。想定外の対処が出来るかどうかで…運用成績は、大きく変わります。買いたい時に、売らざる得ないようでは…自分が事前に考えていた考えが、甘いのですね。ストップ安が、2日から3日程度、続いても大丈夫なら、問題ないでしょう。基本は、全部の建玉を現物に変えることが出来るかどうかです。
カタルは、常にハイリスク・ハイリターンを狙います。だから皆さんは、程々にした方が良いですね。その内、また大儲けできる銘柄も見つかるでしょう。今だって、今回薦めたVテクは有望だと考えています。此処で休み、次のステージが楽しみですね。この株は外人好みのようですね。ただ同時に、シャオミなど…中国スマフォの変調も聞こえてきます。本当に幻の設備投資は、起るのでしょうか? 彼の推察が正しいとすれば、株価は一段高し1万円相場を目指す活況場面が期待できますね。カタルはもう少し様子を見て、買い増しをするかどうか決めます。少し乖離が高いので、今すぐに仕掛けても、相場は不発に終わりますね。
007もそうですが、基本的に急いでは駄目です。ジックリ階段を上る姿勢を市場関係者は好みますね。Vテクも、007も…ずいぶんと株価位置を変えました。故に、休むのが自然です。慌てる乞食は、貰いが少ない…と言いますからね。おそらく、全体は下げないと思っています。でも何故だか分からないけれど…すっきりしない印象なのです。どうしてか分かりません。このわだかまりが…早めに消えると良いのですが…。
ここに来て性急な動きを見せている中国株は、やはり恐い存在です。何しろ、時価総額で10兆ドルを超えたと言い、この1年で6兆7000億ドルも増加したそうです。つまり日本株の時価総額が、新たに生まれたのです。きっとインバウンド需要で盛り上がっている日本ですが…、背景が分かる気がします。時間をかけた上昇は、恐くはありません。しかし性急な動きで株価を創るのは…どうかと考えます。有望な銘柄ほど…じっくり育てれば良いと思っています。基本的に2年も整理をすれば、どんなに高騰した株も、整理は完了します。そうすれば、その保ち合いボックスが、今度は、地相場になりますね。要するに…下がらない株を買う事ですね。
最近よく考えるのは、どっちが本当に、効率が良いのだろう…と、言う事ですね。目先の有望株を追うのか…、だれも見向きもしなくたった株価位置が低位の株を買い、人気を待つのか…と言うバランスですね。007などもそうでしょう。上がるのは、事前に分かっている訳です。しかし1000円以下の時は、何時、上がるのか分かりませんでした。こんな位置にある株は、他に腐すほど、存在しますね。素質のある株を買って、じっくり待つのも一方かな…? そうすれば、多少、自分の技量を超えたポジションでも…我慢は出来ますね。でも余り待ち時間が長いと…人間は、辛抱が効きませんからね。此処が一番の問題です。投資は忍耐が、大切なのかもしれませんね。
今日は、この辺にしますね。何度も言いますが、カタルは自分の力量に相応しいポジションに、持ち株を減らしただけの話、この力量は自分の置かれた状態により、それぞれ違います。いくらでもリスクを増やせる人は大勢います。何しろ、日本は歴史的な転換点ですからね。こんなところで弱気になっているようじゃ…、どうしようもないとも言えます。読者それぞれが、自分の置かれた環境を考え、判断されれば良いのです。ブラックストーンは世界でも指折りのヘッジファンドですからね。彼の意見は、もっともな論説です。それでは、また明日。