かたる先日新聞を読んでいたら、ホンダ系部品会社のケーヒンの国内回帰の動きが載っていました。現在、中国では人件費が上がり、労働集約型産業はベトナムなどへ移行しつつあります。ここにきての円安で、中国に生産移転していた部品産業を、国内に回帰する動きが出ているのですね。その事例としてケーヒンはロボットを使い省力化し、中国での生産より15%ダウンの実現を目指す…と報道されていました。カタルは2009年から2010年に掛けての日産マーチの生産移転の判断は、間違っていたと思っているのです。国際戦略上の移転は分かりますが、輸送費を掛け日本に輸入する大衆車に競争力があるのかどうか…。甚だ疑問だったのですね。まぁ、その後の国内事情は軽自動車しか売れていませんが…。
今回のTPP交渉を見て、国内でも設備投資が復活し、海外に回避していた生産需要が国内回帰するのではないかと考えています。問題はコストですが人件費だけではなく、電力料金などもネックになります。この辺りが問題です。本来、電炉の東京製鉄や合同鉄鋼は注目される時期ですね。H製鋼や棒鋼は建設資材に欠かせません。ファナックは既に工場用地を手当てしており、設備投資を増やす計画です。安川も好調な受注のようですね。ロボットの活用で、日本はスマート・コミュニティーを実現できると考えています。
これからドンドン人手不足が言われ、人件費が高騰して行きます。基本的に団塊の世代が大量に退去し、人手が足りません。技術の伝承も問題視されている程です。とび職は良いですよ。大学などに行かず、建設業へ就職すべきですね。「とび」は建設の要の職業ですね。現場の指導者です。カタルのページを高校生が読んでいるかどうか分かりませんが、役に立たない大学生を作るより、専門職の育成です。
原稿を書いていたら、J・TECの1490円の売り物が消化されました。これは目先筋の売り物ですね。昨日1480円の2万程度の売り物を買った筋でしょう。上値に売り物があり、相場が下がらないことがあります。そんな時は、大概は買いなのです。一旦、需給バランスが改善されると、不思議と…株価は強くなります。この動向が新たな買い手を生むのですね。だから株価の分岐点を探ることが出来れば、株で負けることはなくなります。証券マンは、どうしても目先の手数料を追いますから…それに、お客様とのタイムラグがあります。カタルの場合は、事前に動きを説明していました。でも、どうしても株価が下がってから薦めても、お客様は二の足を踏みます。人間は高くならないと株を買いたくないのです。これが人間心理なのです。安い株は買いたくないのですね。
先日来、カタル銘柄らしい候補株は、現在、目先の調整中です。今週前半は安いと思っていました。今の株価は2700円を割り、65円安ですね。早ければ…休みは1週間程度で、今週後半には、再び新高値を目指すのでしょう。長く休んでも1か月程度だろうと思っています。その理由は…世界動向ですね。此方の記事を参照してください。台湾のTSMCも大規模投資をしていますし、韓国のサムソンも継続していますね。半導体の業界は、かなり良い環境ですよ。負け組のキャノン、ニコンまで恩恵を受けるのか? 東京エレクトロンの株価は競争原理に勝り先駆していますが、アドバンテストは負け組なのかな? 最近は半導体業界を調べることが減りましたね。エルピーダは消えましたからね。でも東芝は残っています。
カタルが何度も、三菱UFJは安過ぎると述べていますが、ようやく連日の人気株となり、株価も上昇してきましたね。まだまだ、これからですからね。先日、3月末の配当取りで下落した後から、上がるのが本番と述べたばかりです。同業のケネディクスは安いですが…両社ともデフレ脱却組ですね。本日の日経新聞に黒田さんの会見模様が報じられていました。マネタリベースの増大は、必ずマネーストックを増やします。つまり貸し出しが増え、金利も上昇し利鞘も改善しますね。邦銀はようやくピジョン化現象を取り入れています。タイの銀行も、インドネシアも参入が相次いでいます。本来、金融業はインフレで潤うのですね。だから最近、第一生命の株価も上がって来ましたね。万年、駄目株だったのです。
基本的に時代環境を主眼に、相場の流れを考えればいいのでしょう。多くの市場参加者は目先論に終始しますが、株の基本は、時代の流れをどう読むか?ここに掛かっています。かたるは、低位のまま低迷している「板ガラス」や「古河電工」にも興味を持っています。この共通項が、分かりますか? 明日、回答を示します。いろんな意見があるから、カタルの観方が正しい訳ではありませんよ。相場は、いろんな意見があっていいのです。だから売り買いが対立して、シャープやDeNAのように仕手化するのですね。ここが面白いのです。分からないから、面白いのですね。知ったら…全てお終いです。
ソロソロいいかな? まだ下げていますからね。今は下げが加速しており2687円で75円安ですね。あまり相場に影響を与えたくないので…銘柄の公表を控えてきましたが、でもメールでも問い合わせも多く、面倒なので…、先日のチャートの銘柄は、V○○です。株式コードは7○○7です。カタルは一度に買いません。打診を入れて、下がったら買い、下がったら買いを、実行しますね。皆さんも決して高値を追わないようにしてくださいね。別に買わなくても良いですよ。銘柄など…他にたくさんあります。それほど、いい相場環境です。007だって上がって来ますよ。理由は増額修正だからですね。
昨日の動きなどを見ると…やはり、まだ信用買い残が重いらしく、動きが鈍いケネディクスも、その内、上がりますね。三菱UFJと比較すれば分かります。既に三菱UFJは2013年の春の高値を抜いていますね。何れ、カタル銘柄も抜くでしょう。今はそんなに心配しないで良い相場です。ただ昨日大幅に上げた米国株は、どうも…鈍いですね。カタルだけでしょうか…凋落しつつある覇権大国をイメージしています。嘗てスペイン、英国、そうして米国となって来ましたが、今度は、やはり中国でしょうか?
実はカタル君、バブルの頃、1989年ですが中国に憧れていました。その為に何度か現地に行き、事業をしたいと思っていた時期があります。でも肝心の資金が作れなかったのです。5年程度、歩合外務員で稼ぎ、そのお金を持って中国に行こうと考えていたのです。でも全ては水の泡、ずいぶん宮澤や竹下を恨んだものです。所詮、株価は政策動向に左右されます。今は良いですね。これで稼げないようでは…いつまで経っても稼げませんね。トホホ…カタル銘柄の低迷がうらめしや…。
カタル自身、今回の失敗を、反省をしています。なかなか経営者の心まで見えませんからね。どうも宮島さんは「羹に懲りて膾を吹く」タイプでしょうか? メザニンローンへの投資とは…、銀行じゃあるまいし…呆れる次第です。時代観を感じてないですね。でも上がりますよ。おそらく5月21日でしょうね。約束だから1000円以下なら買い続けますが…経営者に魅力がないと、とてもとても…1万円相場などは、夢になりますね。コンセッションへの表明は、絶対に不可欠なのですね。それほど時代環境は恵まれています。だから既に参入を表明しているオリックスに注目して下さいね。リクルート共に年金銘柄ですが、数年後は、なかなかのものになっている筈です。それでは、また明日。