カタル:市場経済の本質とは何か?…基本的に市場経済は弱肉強食の世界で、農耕民族の日本人には相容れない部分が多く存在します。しかし僕らは村論理の不合理さも同時に強く感じています。東京電力は実質的に倒産企業なのに、何故、監理ポストにも入らず、正常な企業として扱われるのか? この原発処理の為に、他の電力会社は責任がないにも拘わらず、奉加帳方式で責任を負うのでしょう? ライブドアと東芝やオリンパスの違いは、一体、なんなのでしょう? カタルには、村論理の様々な現象がまったく理解できません。青臭いと言われますが、カタルは、既に還暦を超えています。それほど…村論理は守らねばならないのでしょうか?
本来、あるべき自由競争の前提である「公明公正」な社会は、いったい何処に消えたのでしょう。子供の前だけは建前を述べ、裏ではコソコソ…と、天下り人事などを繰り返す官僚組織は、権力を使った暗黙の強制圧力ですね。まるで東芝です。ノルマが達成できず、その過大なノルマに抗議し、辞職する上司が居ないのでしょうか? 社長に、この目標は過大です。…と意見できる取締役は居ないのでしょうか? スチュワードシップコードを政府に押し付けられ、社外取締役を形だけでおくなんて…。
熊本地震の対応を見れば明らかで…トヨタの章男社長は、嫌いではなく好きな方ですが…東北大震災の経験を活かしておらず、再び操業停止に追い込まれました。社員の給料も削り(賃上げの満額回答をしない)、IoT関連の設備投資も怠り、尚且つ、下請けには、半期ごとに1%の製品価格の削減を強要するのです。その弱者虐めの論理で、内部留保を貯めこむのは…明らかにおかしいですね。必要のない資金を、市場から元本保証を付けAA型株式発行と言うマジックを使い、自社株買いと同時に実行した姿は、やはり何処か狂っています。
昨日は森善朗と小池知事の確執をテレビで取り上げていました。小泉純一郎が「自民党を打っ壊す」と述べた、古き良き村論理の体質が、自民党内部には脈々と培っています。政治家なんか名誉職で、ボランティアのようなものだと思うのですが…。何故か、高給で2000万を超える年収を貰っている人が、たくさんいます。都議は1500万ほどだそうですね。地方議員で1000万を超えるケースもあると聞きます。最近は政務活動費にスポットが当たっています。カタルは単純で…オリンピックの関連の話を聴いて、思わず、「小池さん、頑張れ!」…と思いました。確かに、政策の継続性は大切ですが…このようなケースを表に出し情報公開して行けば…日本は、徐々に変われると思っています。
今年に入り、外人投資家は日本の変革姿勢に、見切りをつけ始めています。カタルのケネディクスを見れば分かりますね。この銘柄は、名目世界の達成への切符です。果たして本当に、「失われた時代」から抜け出せるのかどうか…。いよいよ来年になると、その結果が天王山を迎えます。カタルは様々な事象から見て…来年こそ、名目の世界へ向け、新たなステップアップをする年だと考えています。たとえ日銀が空振り3振をしても…です。歴史的な時間経過などを見れば…それは明らかです。
そもそも村論理の構造改革は、プラザ合意に端を発しています。日本車に火を付けられ貿易赤字問題が、日米間で焦点になり、グローバル論理を問われたのです。その結果はプラザ合意(1985年)です。全ては…そこから始まったのです。まさに黒船来航(1853年)のイメージです。今年は2017年ですから、既に、時間経過が32年に及びます。黒船来航を起点にして、日本は大きく揺れました。尊王攘夷から開国論に流れます。桜田門の変は、井伊直弼の仕掛けが早すぎたのですね。故に世間からの同意を得られず、暗殺されます。しかし結果は開国です。
明治政府が落ち着くのは、西南の役(1877年)の時でしょう。新政府が確立され、大日本国憲法が制定されるのは1889年です。ペリーの来航から、実に36年後ですね。同じような時間変化を、カタルは現代においても感じています。一つの時代が終わり、新しいステップアップをするためには、やはり世代の交代が必要なのだな…と。
本日の日経新聞は、半導体の事が書かれています。今、昔のお客様から電話があり、ソフトバンクテクノロジー(4726)を持っており急騰してきたので…どうしたら良いだろう?と問われました。懐かしい銘柄ですね。この株には痛い思い出があります。先日話した東大医学部を出て、海外に修行しに行ったお客様の話ですね。ソフトバンクを持っておられ、それを売って、高値でソフトバンクテクノロジーを買ったのです。ITバブルの時でした。
SOX指数は高値圏を保持しており、この半導体業界はITバブル時以来の相場を歩んでいます。まさに異次元なのです。半導体関連はITバブル以来の相場で…休養は充分です。何しろ17年です。カタルには、ある構想があります。あのITバブルは、新時代の幕開けの理想買いと言う解釈ですね。そうして17年ぶりに…ようやく夢で語った、新時代が本格的に始まるという発想です。この発想が正しいならソフトバンクがARM社を傘下に収めたので…当然、関連の仕事がソフトバンクテクノロジーにも発生します。
果たして…孫氏は何処までも、ツキがあるのかどうか…。本当にIoT時代の幕開けが訪れ、人類を大きな進化に導く人間なのかもしれません。昨日は日本ハムの大谷君の話を、少ししました。人間と言うのは、本来持った運命的な…天性の素質があると思うのです。だってマジックが1だったのです。優勝が決まる筈の試合に日本ハムが負け、ソフトバンクは勝つというお膳立てが整い、大谷君の登板がやって来たのです。そうして15奪三振の1安打完封なんて…素晴らしい成績ですからね。運命と言うのは面白いですね。
株の世界もそうです。相場と言うのは、全体の環境にも大きく影響を受けます。昨日はドイツ銀行の波乱でNY株が安く…全体相場が大きく続伸するケースが消えました。故に部分物色になります。半導体関連は長く相場がなく、一部の本筋銘柄は下げていませんが、脇役的な銘柄は、かなり下げています。面白い相場になりようですね。日経新聞を読んで、そう感じています。ほら、格言に「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育つ」のです。疑心暗鬼だから、相場になるのですね。
クラウドワークスも、その口です。4桁目標を達成し、カタルはフィートレックの時は、早々に撤退宣言をしましたが、今回は4ケタを達成しましたが、どちらでも良いと述べています。カタル自身、分かりませんが、相場が続きそうな匂いがプンプンしますね。現在の出来高は74300株で、株価は1053円です。時間は11:20ですね。そろそろアップしないとなりません。調整過程が見物なのですね。ケネディクスも含めそうです。この過程で相場が持続するかどうかが判明します。この形が強いかどうか…。全体相場も影響し…運があるかどうかの問題ですね。孫氏と大谷君は分野こそ違いますが、人間の本来持った天性と言うか、なんと言うか…。それぞれの銘柄も、同じなのです。素質とは…何か? 色んな見方が…そこに存在します。それでは…また明日。