米国株は343ドル安と…大幅安しました。この理由はISM(米供給管理協会)が発表した製造業総合景況指数と言う数字が悪化したためだと言います。米国の300社以上の購買・供給管理責任者を対象に各企業の受注、生産、価格などのアンケート調査です。その様子を示すグラフは此方です。
でもカタルは、この話を聞いて…ワクワクしています。何故か? 実はカタルはいよいよ「本格相場」が始まるか?…と考えている訳です。この仮説を支えるものは、確りしたデータが裏付けにあります。法人企業統計の内部留保などが一番の支えで…地価の上昇も定着しつつあります。
何処かにカタルと同じような意見を、昨日発見したのですが…ネット上で探しましたが見つからず…今日は紹介できません。でも同様の意見は、本日の日経新聞のスクランブルにテクニカル面からも報じられています。要するに米国離れして…本格的に日本株が上昇する話です。
カタルが嬉しいのは…基本的に目先の景況感が悪化しても当然の帰結なのです。ISMの製造業の総合景況指数は悪化しても、大きな影響を与えません。基本的に米国は製造業より非製造業の方が、格段に大きな影響を与えます。消費動向が問題になる国の成り立ちです。
しかも…モノを製造すると言う考え方はもう古いのです。トランプ大統領の考え方は時代遅れなのです。GAFAの株式が、何故、上がるか? その背景を考えてみれば分かります。このISM指数の悪化に先駆け…既に、FRBは2回の利下げを実施しており…早めの対策が始まっています。
此処で話が逸れますが…日銀短観でも、日本の構造改革が終ったことが分かる現象が示されています。皆さんは分かりますか? 基本的に成熟した先進国の社会構造では、内需の割合が高くなります。製造業に頼る経済は、新興国のパターンなのです。日本は失われた時代に於いて…賃金の安い労働集約型の生産企業は全て中国などに移管しました。
昔は…洋服などの縫製工場が地方にありましたが、今ではユニクロの縫製工場はバングラディッシュかな? 地方から海外へ移転されています。この空洞化の時代は終わったのです。日産のマーチの生産がタイに移転した2010年に終わったのです。基本的に日本の構造改革は、その時に終了しました。
そうして名目時代に向かうために…日銀が量的緩和を実施したのが2013年4月です。マネタリーベースの推移をみると分かりますよ。
しかし当初、2年で物価が上昇し出すと…暢気に見ていた黒田さんですが「流動性の罠」に嵌ります。この理由は、今まで散々…メディアの悪口をカタルは述べているから、もう語りません。
でもようやく…内部蓄積が大きく積み上げられ、もうこれ以上、積み増すと社会批判を浴びるようになってきました。成功しているキーエンスでさえ、その批判対象になるのです。株主還元率を高めろ!…と批判されます。ソニーもそうですね。
だから「機は熟した」のです。「流動性の罠」からの脱出が始まります。本日は何故か…ケネディクスは高いですね。 今の所、554-568-554-567=495200(9:38)です。僅か…50万弱の出来高で日経平均株価は123円安ですが、15円高の株価になっています。いよいよ始まるかもしれません。
実は、昨日紹介したS君も、銘柄を公開しましょうか…。カタルはレポート屋ではありませんから、考え方を知ってもらえれば、それで良いと思っています。何れ、銘柄の公開もやめるかも知れません。そのS君の先ずは企業業績の推移を観て下さい。この内容ですよ。PER10倍なら株価は750円以上しても可笑しくありません。
何故、こんなに株価は安いのでしょう。配当は四季報では20円予想になっており、昨日の株価は398円ですから、配当利回りは5.02%です。昨年5月の高値は501円であり、その高値を、いよいよ…抜くのでしょう。
株価波動と言うのは、強弱のリズムがあります。この場合は2018年の上昇波動が繰り返される可能性が高いのでしょう。2019年初めの上昇は小さな波動です。だから上手く仕掛けが嵌ると…今回は株価が800円を目指す可能性があります。つまり今の400円弱の株価から2倍ですね。でも今は…それ以上は期待できないと思っています。あまりに…内容が良すぎます。
では何故、割安圏に放置されていたか? その理由があります。これは事業再生のADR(裁判外紛争解決手続)銘柄なのです。最近、上昇しているA君もそうです。カタルは先日、220円で買ったところです。今の株価は264円まで上がって来ています。最近話題になっている曙ブレーキもそうですね。でも正常化まで…数年を要します。
このS君こと、新日本建物(8893)も、このADR銘柄です。2010年に申請して再建が完了しました。この背景は、ケネディクスと似たようなものです。此処にも「市場の整合性」が成り立っています。同じ時期に、両社の株価が上昇すべき整合性があります。先日の基準地価動向では、渋谷の商業地は23%を超える上昇だったのです。
ケネディクスも、新日本建物も、A君も金融相場が始まる予感を感じさせる動きをしています。先ほどのISM製造業総合景況指数の大幅下落…FRBによる予防的2回の利下げとも景気循環の流れから、全て一致した整合性があります。だから…NY株離れをした日本株の動きが、本当に確認できるかどうか…楽しみなのです。
今までは、準備が整ってないので…NY株以上に日本株が弱く、余分に下げていました。今度は「30年間もの…眠り」から覚めた日本経済の本格的な株価上昇の時期が到来している可能性が非常に高いのです。
何れ、この相場は来るのですが、今かどうか…カタル自身も疑心暗鬼なのです。でもあらゆるデータが、その方向性を示しているから、それを確かめる動きになるかどうかですね。
米国株は343ドル安なのに…日本株は120円安です。今の所は…ですが。昨日述べたように…日本の2大悪材料イベント(消費税の引き上げとオリンピック特需)が通過しつつあり、このタイミングは早いかも知れませんが…あり得るのです。だからカタルは、先日来からワクワク感を抱きつつ、注意深く市場を観察しています。
本日の新日本建物は、陰線でも良いのですよ。小さいものなら…ね。でも明日以降…仕手化するような大幅高になるかどうか。ケネディクスなどの動きも、やはり注目されます。何しろ…渋谷の商業地は23%の上昇です。既に2兆円規模も支配不動産があるのだから…1000億円の時価総額の評価が、常識で考えておかしいのです。皆さんは、自分の頭で考えましょう。
カタルは単にヒントを述べているだけの話です。それを消化し噛み砕くのは、自分自身の役目です。他人が「おんぶに抱っこ」をしてくれるほど…株式市場は優しくありません。
カタルのような馬鹿も20年以上、毎日勉強しながら原稿を書いていれば…日経新聞の記者より、上になるのでしょう。その内、本物人間になり、ネット上から姿を消す事が、出来るかカタル君、いよいよ正念場の本物相場がやって来るかどうか…。楽しみなワクワク感を、みなさんと一緒に共有できますかね?
カタルは非常にオープンな人間です。だからアルファベットで綴ったイニシャル?の銘柄が分からず、どうしても知りたいなら、メールで問い合わせればいつでも応えています。会員には…事前に相場構想を含め、カタルの成績も赤裸々に紹介しています。
あとは、皆さんの行動次第です。自分で考えて、消化して噛み砕くのです。だからカタルは、いつも考え方の経過である「プロセス」を丁寧に語っています。「市場の整合性」が、得られるかどうか。此処が重要なのです。
良いですか…誰かが株を買うとか…、板状況がどうか…とか、そんな事は、この考え方のプロセスを経てから…生じる現象の一つに過ぎません。皆さんには本当の株式投資の醍醐味を、味わって欲しいと願っています。このレポートは、市場原理を根付かせる為の…カタルの些細なボランティア活動です。
本物になったら…カタルも、このレポートから引退をします。その前に、皆さんは、少しでもカタルからノウハウを吸収して下さい。でもカタル自身が3流ですから、参考になるかどうか分かりません。
でもその辺に転がっている証券マンより数段上でしょう。だって東京外務員協会で…税務問題で先生のお世話になるのは、数人しか居ないのです。この壁も非常に高いのです。でも本物の世界は、もっと高い壁です。はやくこの壁を超えたいものです。それでは…また明日。