見どころ

昨日は久しぶりに、渋谷に出かけました。カタルの家から、ドアTOドアでおよそ1時間です。電車は30分ですね。今は便利な世の中で映画もネット予約の座席指定です。スマフォも便利ですし…、どんどん効率的な時代になりますね。この時代の変化について行くのが、カタルはやっと…の有様です。でも株式投資を心掛ける以上、時代の流れに身を任せるしかありません。米国の週末は、好調な雇用統計を受け大幅に株価が下がりましたが、下げの切っ掛けを待っていただけの話、理由は何でも良いのです。基本は需給バランスの問題ですからね。

前回も述べましたね。原油安にギリシャ問題が主体になり、折角のハローウィン効果は薄れ、12月から1月の下げはG20の金融規制に対処するための準備作業ですね。でもこの事を理解するまでに、ずいぶん時間が掛かるのですね。基本的に市場経済では、あらゆる材料を消化する作業過程が、市場に現れるわけですね。材料を市場が消化するのです。政策(対処の仕方)が間違っていれば、株価は下げ続けますし、政策の選択が正しければ、株価は上げ続けます。だって現状のPER20倍程度の上限は、時代認識により大きく変わる訳です。

嘗ての日本株はPER50倍程度が当たり前でした。でも富士通の株価は、カタルがこの世界に入ってから、ほとんど動いていませんね。カタルが、この世界に入ったのは1979年です。第二次オイルショックの最中です。富士通500円、NECが400円、沖電気は300円の時代です。定期預金をして上手く運用すれば、お金はこの間、5倍程度にはなっているでしょう。つまり富士通なら2500円です。それでようやく金利水準と見合った株価になります。まぁ、配当もありますし…途中で無償増資(株式分割)もありますから、厳密に計算しなくては、比較になりませんが…でも途中は7%台の定額預金(郵貯)の時代もありましたからね。7%は10年で元金が2倍の水準です。

効率的な資金配分をする為に、株式市場はあるのです。高い期待成長率で買われる銘柄もあり、その様な企業は、どんどん市場原理を利用して、小さい会社は公募をすれば良いのです。大企業は逆に自社株買いにより、過去のご恩を返すのが道理でしょう。豊田さん違いますか? トヨタは過去、三井銀行に倒産の危機を助けてもらいましたが、日本のバブル崩壊の時に、銀行からの出資依頼を断りました。ある意味で当然と言えば当然ですが…でも僕はトヨタの車に親父の時代は乗っていましたが、僕になってからは、乗ったことがありません。名古屋人が聴いていたら、怒られそうですね。トヨタと言う会社は、あまり好きではありません。でも今のボンボンに変わってから、少し好きになって来ました。あの奇抜なCMのピンクのクラウンや、レースに自ら出る社長には好意を抱いています。

カタルのシャープ好きは、昔からです。斬新な一面がありますからね。パナソニックより好きですね。でも家のテレビはパナソニック製です。貧乏して最高級品を買えず、安かったから…なのですが。こんな話はどうでも良いですね。そうそう、市場原理の話ですね。急速に6月の利上げ説の声が増えてきましたが、12月の週給は、前月比マイナス0.06%で、前年比で1.86%の上昇だったのです。この数字を受け雇用統計の数字は12月32万9千人の増加だったにも拘わらず、イエレン女史は雇用の質を問題にして早期利上げ観測を否定したのです。

米国の週間時給の変化
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米国の週間時給の変化

今回の数字も雇用数字は予想を大幅に上回り良かったのですが、賃金は前月比では0.03%の上昇で、前年比では1.98%の上昇でしかありません。2月の週間の時間給は24.78ドルなのです。金融が元気だったころは、前年比で3%を超えて上昇していたのです。今は2%台の上昇に推移しています。それも2%を挟んでの推移です。此方のグラフを見てくださいね。ここで…読者からのメールで、新しいサイトを教えてもらい、そのサイトには、理由が掲げられていました。ウェイターとバーテンダーばかりの雇用の上昇と…、雇用の質を、問題にした書き方でした。そのサイトは此方ですね。なかなか資料が揃っていて良いサイトですよ。ただ、その資料の読み方は、カタルとは違いますが…。

この事を、よく知っておいて欲しいのです。カタルは、昨日の推察は正しいと考えています。リクルートの株価の話ですね。勿論、当たり前の話ですが、未来の事なので誰も本当かどうかは分からないのです。カタル自身を含めての…話です。でもカタルはこう述べています。スマートコミュニティーの時代になると、人材の2極化が進むのですね。製造業の成長などは…幻想です。ものづくりは3Dプリンターの進化など…どんどんロボット化し、人間は必要なくなりますね。医者などの未来も斜陽でしょう。

逆に、この統計のようにサービス業の成長が、著しく高まります。飲食関連のビジネスも有望でしょう。低いリターンですが…伸びることは伸びますね。逆に、優秀なプログラマーなどの価値は、飛躍的に高まるでしょう。年収の2極化は明らかですね。一部の独創的なアイディアを持つ人間の価値が高まる時代です。だから読者の中で学生さんが居たら、世界へ、放浪の旅に出ることを薦めますね。どっち道、一度は死にますからリスクを取り、自分の足で実体経済を確かめ回ると良いですね。その2年から3年の時間は、未来の宝物になります。どうしても大学に行きたいなら、それからでも充分でしょう。今、変化率が高い国は、ギリシャにキューバでしょうか? この二つの国にカタルは行ってみたいですね。独創的なアイディアは、自分の経験がものを言います。だから自分自身で自分の研鑽を積まなくてはなりませんね。テレビで観るのと、行くのとは大違いです。

昔、カタルの読者で立命館大だったかな? 彼は野村総研に行ったのかな? 一度、一緒に食事をしたことがありましたね。常識など…糞食らえです。大学など行かなくても…いろんな道が沢山ありますからね。恋に破れた30代の女性が、長く勤めた会社を辞め海外に行くケースも多いですね。海外で一人暮らしを始め、手に職を得るのですね。色んな人生がある訳ですね。選択は人それぞれです。

今日は脇道ばかりの原稿でしたが…市場は、実体経済の「実験の場」なのです。もし米国株が6月の利上げ説を背景に、大幅な下げが続くようであれば、この選択は間違いなのです。逆に6月の利上げを織り込み、株価が更に上がるようならば、その選択は正しいのでしょう。適度の市場の上昇が続くなら、どんな選択肢もありなのです。ところが1989年からの日本の選択は、未だに、一度も、株価は高値を更新してないのですね。おかしいでしょう。いくらバブルと言っても、その後の選択は間違いだらけなのです。だから株価が上昇しなかったのです。

でも安倍政権下では、安全保障など、一部、かたると意見の相違はありますが、概ね、正解の政策運営なのでしょう。GPIF,KKRに日銀の官製相場との批判もあるでしょうが、しかしROEも上がり始め、論理的な背景も整っています。三洋電機が消え10万人の雇用が失われたと言われていますが、産業政策も含め、日本人に希望を与え、個人の努力が報われる時代を作ることが、最優先なのでしょう。果たして、シャープは、どうなるのでしょうね。三洋同様に消えるのか? それとも、日産などのように完全復活をするのか…どうか。世の中、見所が沢山あり興味は尽きません。今日から相撲ですね。

関脇の照ノ富士、筆頭の逸ノ城、タータンこと宝富士の実力は本物か? 遠藤の先場所は立ち合いの改善が見られ…また更に成長しているのでしょうか? 株もそうですが、見所のポイントを押さえておくと…楽しみが増えますよ。三菱UFJは、この高値を維持できればたいしたものです。利食いが重なる位置で、売り物を買っている人が居るのですね。カタルのように4桁が当然と考え、買い続けているグループも存在するわけです。いい加減にうんざりするほど、待たされているケネディクスも期待インフレ率の関係もあるのでしょうが…、カタルはマネタリーベースが、これだけ大幅に増える以上、必ず資産価格の上昇は続くのですね。だからエネルギーは溜まり続けている訳です。地下に爆発に備えた目に見えないマグマが、ドンドン膨らんでいるのです。それぞれ、株にも大相撲にも見所がありますから、ポイントを押さえ、眺めていると面白さが倍増します。面白ければ興味が続き勉強をしますね。自然に、お金がやがて増えるのでしょう。果たして、どうなるのでしょう。それでは…また明日。



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