かたる今日は安いけれど…実に巧みな演出ですね。JVCKWの話です。完全に仕掛けファンドの手に収まってきたように見えます。繰延税金資産のマジックを使い、強弱感が演出されています。一方、ソニーはまだ分かりませんが、複数のファンドが絡んでいるのは明らかですね。値動きを毎日、追っていれば、勘の良い人なら、気付くのが仕掛け人の有無です。しかしこの仕掛け人たちも分らないのが、市場の人気、うまく市場の流れを取り込めるかどうか…。その時の市場規模にもよりますし、時代の流れに大きな影響を受けます。市場と言うのは、時代環境により、市場規模が変わるから、不思議な存在です。今、市場に存在している資金の質が問題になります。この辺りは、実際に参加してないと分かり辛い所です。大型株が活躍する時や小型現物株が活躍する時、それぞれ市場に存在するマネーの性格が変わるのです。この表現が理解できると良いのですが…。だから証券マンは、銘柄選別にあたり、どの程度の規模の会社が、市場人気を奪う事が出来るか? 銘柄選別にあたり考えるわけですね。
ソニーが相応しいのか? それとも…JVCKWか?と、どちらを選択するか選ぶわけです。ソニーは大型株です。JVCKWは仕手性もあり、どちらかと言えば小型の部類ですね。しかし…偽物の匂いがします。同時にナビからIVIへの移行期であり、可能性もあります。だから意見が対立し、強弱感が生まれますね。JVCKWは、もともとファンドの会社、故に仲間からの内部情報も入りやすいのでしょう。昨年夏ごろから仕掛けはじめたようですね。カタルが選択したのは、そのずっと前です。たしか2013年の春だと思います。300円を割れた段階から注目していたわけですね。しかしいつも様に株価は下がり200円台を割れます。昨年秋に一度人気になりましたが、直ぐに失敗し手を抜き、次のチャンス、今回、再び仕掛けが入っている訳です。
素質があるから、カタルも一度は選択をしたのですが…、ケネディクス、J・TEC、007と比較すると、大きく劣りますね。なかなかカタル銘柄のような素質がある株は少ないのですね。しかし素質があっても、実際に会社側が業績の立て直しにもたつくことがあります。シャープの事例を考えると分かりやすいかな? なかなか、現実はシナリオ通りに行かないものです。日産自動車や日揮、千代化などのケースと比較すると分かります。シャープも魅力がありますね。でもカタルには、現時点では見えないのですね。今、人気のソニーも2000円を割れていた時分は、ずいぶん魅力がありました。でも業績の角度が信用できないから、なかなか、カタルの心は動きません。この企業業績の回復角度が、最近では劇的に変化したケースが、「ミクシィー」です。昨年のカタルが一度解説しましたね。覚えていますか? 公募資金をCMなどに使ったのです。これが効果を発揮したようです。まさに博打です。赤字から一気に黒字、それも大幅な回復です。しかし所詮はゲームですからね。利益の質が問われます。
その点、マツダの方が安定感はありましたね。円安の恩恵が追い風になったから、一気に人気を博したのです。やっているときに条件が、追い風になるのが時代変化ですね。この時代の流れを、常に感じてないとなりません。JAの改革は、NHKも、日経新聞も「60年ぶりの快挙」の様に報道していますが…、内部を見れば明らかですが、村論理そのものの痛み分けであり、農業改革の展開もスピード感が見られません。故に、外人投資家は日銀批判を信じる人も多いのでしょう。
実はこの話がケネディクスの相場にも、影響を与えます。時代は確実に1300兆円の逆襲を支持していますが…この流れを信じられない人たちも存在するのです。今日はケネディクスの決算発表のようですが、通常、数字が予想より大きく変動するなら、事前に修正しなくてはなりません。事前修正がないという事は、既に会社発表の数字通りの数字に、まとめたという事でしょう。本来、年末年始の相場が、確りと演出されているようなら、期待感もあったのですが…。現状は、再び手を抜いている有様です。不動産の利益などは、どうにでも操作が可能ですからね。しかし外部環境から見て、カタルの事前予想通りの展開が続いている様に感じています。今日の目黒の雅叙園の転売話は、市場が動いていることを物語っています。分かりますか?
娘がロンドンに住んでおり、住宅価格の高騰の影響を受けています。二人で住む住宅の家賃が25万円程度らしいのです。これじゃ、生活も大変でしょう。ロンドンは住むところを持っている人と、持ってない人との差が劇的に広がっています。例のピクテの「格差は広がる」という話です。r>gですね。中央銀行が緩和政策を採用し、移民を受け入れている為に、ここ5年ほどで、4割程度上昇しているようです。観光の町ですからね。そう言えば京都の「町屋」も意外に人気が高いですね。京都も観光の町で建物制限がありますね。ただ違うのは移民問題です。
007の人気は完全に失われていますが、既にIVI開発のソフトに採用は決まっていると思われます。IOTという全てのものをインターネットと結び情報を活用するクラウド環境に欠かせない技術を持っています。今は赤字なので評価が低いですが…カタルは天井は低いと切り捨てていますが、JVCKWもその点は、可能性は高い訳です。この強弱感が仕手性に繋がる訳です。繰り延べ税金資産の組み入れなどと馬鹿にしていると…持って行かれる可能性もあります。夢と言うのは人間を魅了するのですね。昨年の新興御三家をカタルは批判し続けていましたが、あれほどの人気になりましたからね。日本通信もそうです。思いのほか、大きくなりました。
シャープもある意味で、現状は駄目なのですが…駄目だから、かえって素質を持っている訳です。皆さんは勘違いしていますね。証券マンの多くもそうです。株式投資は基本的に変化率を競うゲームと考えた方が良いのです。会社の内容が良いから、優良企業だから将来株価が上がる訳ではないのですね。変化率のギャップが大きな銘柄を選択するわけです。この辺りが認識できるようになれば…かなりの腕前になれます。しかしカタルの様に…何年も待つことが良くあります。カタルは基本的に、未来を過剰に信じる傾向がありますからね。だから何年も待つことがあります。開花しないことも、中には存在します。
本日上場されたケネディクスの商業リートの役員をみると、大蔵官僚が監査役に選ばれていますね。実に「村論理」です。ダヴィンチにこの配慮があれば、あの時期にお目こぼしがあり、延命されていたかもしれません。僅かな期間ですからね。今では正常な環境になっていますからね。時代の流れとは、恐いものです。ケネディクスは、三菱とも密接に繋がっていますからね。明日は休みなので米国の雇用統計を見て、日本の銀行貸し出しを調べてみたいと思っていますが…どうかな? 何しろナマケモノですからね。
やはり世の出る一流域の人は、皆よく働きます。まさに激戦です。寝る時間なんか気にしないで時間に追われていますね。それもかなりのスピードで仕事を消化するわけです。かたるも僅か1億円のレベルでしたが…、証券マンの上位の頃は、立会時間中、休む暇なくペロ、つまり注文伝票を書き通しでした。相場が終るとぐったりしたものです。だから10億とか100億とかと言うレベルの人は、相当の激務なのでしょう。やはり30代までに世の出ないと…負け組なのでしょうね。
相場を実際に張るようになり、もう直ぐ5年になりますが、なかなか難しいですね。時間の感覚をもっと磨かないとなりません。日馬富士のような小兵でもスピード感だけで横綱になれるわけです。だからディーリングを馬鹿にしちゃ…駄目かも…と最近のテーマはテクニカル面のタイミングを見極める技術を身に付けたいと考えています。故に試行錯誤の実験が続くのですが…物になるかどうか。これまでも数々の独自指標を開発していますが…精度がね。例えばこのJVCKWの「σレシオ」と命名したグラフを提示しておきますね。馬鹿も馬鹿なりの努力をしているのです。でもなかなか開花しませんね。