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かたる先ずは三井住友銀行の自社株買いに付いて、語らねばならないのでしょう。金額は僅か200億円ですが、実施する事に意味があります。三菱UFJは少ないですが、それでも1000億円でした。配当性向は三菱UFJが37%で、みずほが30%、三井住友は25%だとロイターで報道されていました。この自社株買いの意味は、自己資本比率の新基準をクリアできるという銀行側のメッセージであり、米銀の様に新基準に適応できてないと思われる水準から、邦銀は一歩リードしている訳ですね。欧州は論外です。経済の要は金融機能です。皆さんが認識している以上に、大きな事なのですね。景気動向はお金の流れで決まります。今は日本化現象と呼ばれる「流動性の罠」から抜け出せるかどうか…の人々の意識改革に、景気動向は掛かっているのですね。

この現象で見逃せないのは…わが国では官僚組織を真似て、民間機能が創られてきました。終身雇用や年功序列は、その仕組みですね。銀行は民間企業の指導的な役割を担っています。経営指導ですね。つまり銀行自らが自社株買いをしたいという意思表示を感じてくださいね。やがて民間企業全般に、この動きが広がることを意味しています。つまり現状の日経225では、ROEは8%程度ですが、企業には無駄が多く、ROEは経営者の意識改革で、効率的な企業に変貌できます。日本企業は成長の「のりしろ」が大きいのです。潜在成長率と言う言葉に、置き換えても良いですね。だから銀行自らが変わるという事は、時間の問題ですが、やがて日本にもROEの効率化が根付くことを示しています。そうなると日経平均株価の38915円の奪回も、夢ではありません。今は論理的に株価の上昇が限られていますが、日本中の経営者に効率化意識が芽生えると…株価の上値は大きくなりますね。

例えばリコーは、この度、日本村論理に縛られていた三愛をワコールに売却するそうです。事務機のリコーが、水着を傘下に持つ必要があるのかどうか…甚だ疑問の案件でしたが、ようやく過去の呪縛から解放される訳です。こんなのはリコーだけに留まりません。ROE経営は、利益率が低ければ、全て売却の対象になりますね。そうして売上高営業利益率の高い産業を伸ばすわけです。このように企業が努力すると、やがて日本全体の効率化が進みます。ずいぶん古い話になりますが、ゴルフ好きの社長が自らゴルフ場開発に乗りだし、経営を危なくしましたね。ストッキングのアツギです。カタルが養命酒の太陽光発電を批判したことが分かるかと思います。

つまり三井住友銀行のたとえ僅かな金額、200億円の自社株買いでも、大きな意味を持つ材料だとカタルは考えています。このように全ての事象は、それぞれ意味を持ちます。シャープの計画変更もそうですね。この時期だからこそ、注目されます。エルピーダの時代と違い、今は政策がデフレ脱却で、基本的に円安方向です。更に先進国の国内回帰現象も始まっていますね。だから株価が注目されます。一見すれば、非常に厳しい環境下にあります。アップルが競争企業に、有利に働く行動を許したことから見て、かなりシャープは苦しいのでしょね。株価は全てを語る訳です。

同じように事前指摘していたように、今日はアイフルがこの環境下でも株価が高いですね。400円台を回復したようです。この株価回復も前から述べている一環ですね。アドウェイズもその株価位置でしょうし、今日、材料を受け株価が高くなっている富士通も同じことですね。基本的に株価は需給バランスが命です。地相場になれば、どの株も反発局面を迎えます。やはり注目されるのは、新規に人気を集める銘柄の動向でしょう。中越パルプはどちらかと言えば、嫌いな部類の材料株、日本通信の様になるとは思っていませんが、相場のエネルギーを計るバロメーター的な存在には違いないでしょう。カタルが証券マンなら、今日は買いますね。290円を割れており今日は279円まであります。カタルは当初278円と予測をしていました。数字は少し違いますが、今日は届いていますね。ただし深追いは禁物です。

今日はJVCKWも買収計画の発表で高いようです。注目されるソフトバンクは、どうにか株価を保っていますね。要するに、どの株も時間の経過から見て、調整過程が終わったと感じられるケースが散見される訳です。だから人気株が生まれやすい環境になっていますね。株は、仕掛け人の登場を待っていると言っても良いのでしょう。果たしてケネディクスはどうなのでしょうね。今日は524円から513円までで、現在は518円ですね。近々、存在感をアピールして欲しいものです。ただ残念ながら、多くの株は…つまり、手あかのついた株が、新高値を取るケースは非常に確率が低いと思ってくださいね。内容が激変しない限り、新高値挑戦への切符は手に入りません。

カタルは三井住友銀行の自社株買いを受けて、ある意味で「二段上げ」の確信を持ち始めていますね。先日、調べた空売り比率と言い、国際収支と言い、全ての事象は日本が長いデフレ環境から脱出する事を示していますね。問題はスマートコミュニティーへの対応が鈍く感じられることです。電子カルテの整備など…待ったなしの改革ですね。政府が指導しないと、なかなか業界の統一基準が確立されません。この関連企業の中で、現在は株価が調整過程にあるソフトMA3671など…まだ株価は割高圏ですが、頑張らないとなりませんね。時代の流れから見て…必要な産業は伸ばさねばなりません。007もそうですね。増資を応援できる力が欲しいものです。

あらら511円が入りました。頑張ってね。ケネディクス。今日は株価が安く元気はなく、ボヤキが入りそうなので、この辺にしようかな。米国のGDP統計は消費者信頼感指数の好転から見て、そんなに気にすることはないのでしょう。GDPの70%を占める消費動向は、原油安の恩恵を受ける筈ですね。それでは、また明日。



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