かたる今日はやはり日経新聞の一面トップの「三菱UFJ」について、補完しなければならないでしょう。基本的に三菱は、UFJを買収した頃からグローバル展開を考えていたと思います。金融の仕組みはどれもそうですが、基本的にインフレ対応で儲かるようになっています。デフレ下では儲かりませんね。一例を掲げると生命保険です。生命保険の掛け金は現在の価値観で確率計算されており、インフレが加速すると後払いする満期や死亡保証などはドンドン劣化し、資産投資する事で莫大な収益を上げてきました。昔、カタルが田中角栄の朋友だった駒形十吉さんに面会した時に、「銀行じゃなかった、保険屋を始めるべきだった。」と嘆いていました。だから三菱は中国に支店網が多いUFJの買収に熱心だったのでしょう。サントリーの大型買収などは、米国のユニオン・バンクの補完を目指すものですね。だから採算が疑わしいM&Aにも、積極的に大型融資を実行したのでしょう。アユタヤは日経に書いてありましたね。
この意味はカタルが先頃、貿易収支と所得収支が逆転する2005年から2006年に日本の構造改革は終わったと述べましたが、この流れの一環です。もともとプラザ合意の時分からグローバル展開をするのが正しい道だったわけですね。この時に「ものづくり」に拘る余り、日本は方向性を見失ったのです。ある意味、構造改革に時間を要したのは日本村独自の閉鎖性にあるのかもしれません。でもこのような事例が出てくると他の邦銀も追随を加速させます。産業界に遅れ海外展開した面が強い銀行界ですが、自己資本比率問題を克服し、ようやく本来の積極姿勢へ転換したことを示しますね。だから日本株が大きく下がるリスクなど…考慮する必要はありませんね。金融が儲かれば産業界は自然に冒険が出来るようになり、このチャレンジが新しい時代を切り拓く訳です。オバマの清貧思想は、結局、全ての人類にとってマイナスです。適度の規制が望ましいと考えています。
昨日の日経夕刊にも日銀批判のコラムがあったようですね。本日の朝刊も物価目標ではなく名目値目標で…と述べられていました。物価と名目値は、タイムラグはありますが、同じ動きですよね。僕には、よく趣旨が分かりませんでしたが…。基本的に金利はチャレンジするものを応援するのです。問題はお金が必要な人への貸し出し基準が問題ですね。サラ金規制の緩和問題は、どうなったのでしょう。サラ金業界は淘汰され、残存者利益が生まれる体質下にあります。アイフルの株価は下値圏と思われ注目されますね。何も、ソフトバンクだけでないですからね。カタルは昨日かな? このところ人気株が下値の届き下がらなくなっている…と述べています。これまではドンドン下がる一方だったのですが…ようやくどの銘柄も、下値圏に届いたと判断していますね。昨年末、賑わった新興御三家の筆頭だったアドウェイなどは、この辺りから下値を拾っておけば、偽物とは言え、一度はリバウンドが期待できるのでしょう。ただ人気になったら外すのが筋ですが…。
カタルの述べている潜在成長率とは…株価を上に放り上げても、尚且つ、更に上に行く能力があるかどうか…と言う事ですね。本来、これだけの歴史的な相場が幕開けしており、日銀が異次元の緩和を続けていますから、市場は反応をするわけです。小さな小型現物株を持ち上げる相場ではありませんね。やはり邦銀を初めとする大型株を手掛けるのが筋でしょう。「デフレ脱却」とはそういう事です。日銀が負けることなどありません。じゃ、スイスはどうなんだ…と問われますが、もともと出口戦略を求めていたようです。でもタイミングが良くないですね。ECBの量的緩和の前だったから色々言われたのでしょう。小者の総裁だね。もし黒田さんが世論の批判に負ければ、駄目ですが…あくまで2%の物価目標に向かい、追加緩和も時機を見てやればいいのです。たいたい日銀批判をする輩は…ここまで流動性の罠が、深刻になった背景を叩いていませんね。本来の問題は金融庁の過剰な清貧思想に根底があるのです。粛々と、日銀はETFを買い続ければいいのです。でも配当利回り株でも良いですね。PBR1倍割れでも良いし…。色んな基準があります。
へぇ、SMKが大幅高していますね。この銘柄は大きく公開しませんでしたが、カタルが小野薬品の時に、同時に注目した会社です。理由はカメラモジュールですね。注目する切っ掛けは日経産業新聞でしたが、その後、他の分野が悪く減額修正し株価が低迷していましたが、今度は増額ですか…。難しいんですね。企業業績と言うのは利益を意図的に隠そうとすれば…かなり出来ます。ヘッジファンドは企業訪問などを含め、経営者とのパイプもあるケースが多いですからね。タッグを組んで仕掛ける場合もあります。水面下で色んなことが起こる訳で…所詮、外野は分かりませんね。だから僕らは、時代の流れを観察して条件に合う銘柄を、事前に買って置き待つわけです。仕掛け人が登場するまで待てばいいのですね。何故、2年程度なのか…良く分かりませんが、カタルが動きを感じてから実際の相場が動くまで…何故か、2年程度、待たされることは良くあります。
アララ…嬉しいやら、哀しいような…、ケネディクスが上昇しています。今日は「ポイント」の一つなのですね。米国株は下げており、中越パルプのような材料株では人気を維持できません。自動車に応用が効くと言っても、何年後のはなしやら…。ただこのような銘柄じゃ、売り物がなくて商売になりません。まぁBPSが437円もあるから、もともと割安に放置されていたのですね。やはり売り買いが出来て、夢の大きな銘柄でないと市場をリードする事が出来ませんからね。ケネディクスは相応しい…と、ずっと思っていますが、果たして…仕掛け人が存在するかどうか。今日も買い増しをしましたが、また切らされるかもしれませんからね。今日は532円を抜き今は537円です。次は575円ですね。
昨日は指数の上げですが、今日は個別株が賑わっており、いい感じです。NY市場の乱高下も、どうも指数売買の影響が強いようですね。NY離れし、日本株の独歩高は、やはり邦銀株の動向に掛かっているのでしょう。資金が動くかどうか…。
さて、こんな当たらない観測をしているより、今日の錦織君は、どうなのでしょう。サッカーは、早々敗退しており面白味がなくなりました。今日はこれからあることを調べようと思っていますから…、簡単ですが、この辺で…それでは、また明日。