高く聳える…壁

ロコンドこと、「ジェイドG」(3558)の第一四半期の発表があり、順調な滑り出しで…ヒカル効果を上回る「過去最高の水準」だそうです。先ずはおめでとう。これに甘んじず…ZOZO越えを目指せるかどうか…。お金撒きおじさんの前澤友作さんを、田中君は超えられるかどうか…が、問われます。今までのところは…「合格点」です。やはり5億円もの…「自社株買い」を実施する意味が分かります。

「ジェイドG」(3558)の売上推移

この時期に、これだけ…確りした数字を残せるのです。利益面で一時的なブームだった「ヒカル効果」を超えた所が凄いのでしょう。業績面では過去最高水準になります。ここではメルカリやソフトバンクと業績面で比較すると…そのすごさが認識できます。一般的にはBASEのような…ものなのです。

「ジェイドG」(3558)の営業利益の推移

果たして…株価が目先の1929円の高値を奪回できるかどうか…。たぶん、この数字なら問題なく「2400円台の壁」に挑める…と思っています。なにより…ここから米国は利下げ局面に移行しますから、周りの環境が、その方向性の「ムード」に入って来ました。ここでは比較として…S&Pが格下げした「ソフトバンク」(9984)や「メルカリ」(4385)が高値を取っている意味を、理解しないとなりません。

「ジェイドG」(3558)の一目均衡表

ついで…ですから、チャート面の解説もしておきましょうか。一目均衡表の方が良いかな?基本的に際どいタイミングで「雲を抜け高値追い」の場面になると考えています。

何故なら、ロコンドの形態からこの1Qの時期は業績が落ちやすいのでしょうが…この数字を残せました。故に、通期で考えた場合、やはり新高値を目指す値動きになる…と読むのが普通でしょう。一目均衡表の見方が、読者により、理解度はマチマチでしょう。

「ルネサスエレク」(6723) の一目均衡表

ここでは先駆して、成功したケースの「ルネサスエレク」(6723)が参考になるでしょう。立ち上がりのチャートの場合、ルネサスエレクのように「2段上げ」相場に移行するのが一般的でしょう。先ずは、目先の1929円を抜いて…次の壁と思われる2400円台へのチャレンジが、何処かで…観られると思っています。こんなところで良いですか…? 

しかし無理をして、株を買った人は、自分の持ち高を整理して、そうして再チャレンジすれば良いですね。基本は相場観より、自分の「力量問題が優先」されます。

さて、いちいち箸の上げ下ろしまで…面倒は見切れませんから、自分で決める話ですよ。馬鹿は自分の責任を「他人に転嫁」します。この種の人間は自分の不幸は。周りのせいだと思い込みますね。「親ガチャ」と言う出生で…環境を嘆く輩が居ます。親が、統一教会へ寄付をして、何故、子供がワイワイ言うのか…? カタルには…まったく理解できません。安倍首相の殺害など論外の道徳教育の問題でしょう。この部分が「日本の教育」に欠けています。先ずは、確りした…基礎教育です。国語の読み書きから…物事の考え方、英語なんか…数学なんかより、先ずは人間の基礎教育の部分でしょう。

今日はジェイドGより、最近、凝っている「現物株比率」の続きを考えましょう。一般的に信用買いが高いから、株が上がらないと思っている常識は「疑う必要」があります。

人気株と言うのは…仮需の割合が高くないと駄目なのです。なかなか…仮需要がないと、良い相場に育ちません。皆さんは、間違っている認識をもっています。株価が安い時に買った方が良いと思うでしょう。

しかし…現場の証券マンに言わせると、顧客をいくら儲けさせても…手数料はあまり上がりません。投資と違う次元の考え方です。カタルは、相場を「楽しみながら」…儲けようと思っています。底値圏から、一気に立ち上がる相場と言うのは、非常に稀でしょう。一般的には、ある程度人気になってから…手掛けた方が「時間の節約」になります。時間軸を待たされるのは、人間は耐えられません。

カタルは「三菱UFJ」(8306)を「一貫推奨」し続けています。それはカタルの株価の価値は純資産プラス10年分の利益だからです。この株価水準は1433+108*10=2513円です。今の株価は1058円ですから、まだ2倍以上…上の株価が目標株価になります。その一目均衡表を観てみましょうか…。

「三菱UFJ」(8306) の一目均衡表

こんな風に立ち上がりから、一旦、雲の下に株価が隠れると…市場心理は一変します。だから「ヤレヤレの利食い売り」になります。でもカタルはこう述べていました。4桁に乗せる…と言っています。

「エーザイ」(4523) の一目均衡表

今の「エーザイ」(4523)も似ています。まぁ一目均衡表も、色んなケースがありますが、カタルは基本的に、「メルカリ」(4385)をまた、今、仕掛けて参加しています。でも2000円前後で買った人は、とっくに利食いをしているし…自分の売値より高いと買うのに「躊躇う」でしょう。しかし…良い銘柄は、何度でも…利用すれば良いのです。

別にロコンドではなかったね。ジェイドGの1000円割れを買わなくても、ここで株を買っても良いのです。通常は株価が高値圏に近づけば、近づく程…株価の値動きは激しくなっていきます。人気株にならないと駄目なのです。手持ちを消化できません。上手い「仕掛け人」が、市場にはあまり居ません。通常は買いながら売りますね。

誠備の加藤さんのやり方が良いとは思っていませんが、昔の方が相場としては面白かったですね。ハラハラ・ドキドキ感がありました。仕手株と言うのは、ある意味で心理戦でもあります。

良い素材を持っている会社を、良い「仕掛け筋」が、何度も…仕掛ければ良いのです。ジェイドGは素質を持った経営者でしょう。向上心もあるし…株主の意見もよく聞くようです。この業績の時期に1億円の自社株買い、そうして5億円の自社株買い…彼はなかなか優れた経営感覚を持っているように感じています。

テレビCMの費用対効果を自分で検証して、経営に活かし…インフルエンサーの活用、ヒカル効果は一定の成果をあげたのでしょう。今度はジャニーズかな? なかなか…ですね。時々、ポカをやりますが、なかなかいいセンスです。売れる経営者の資質を持っています。故に株価も激しく動き…カタル好みの値動きです。直ぐに追証に追い込まれますが…ハラハラ・ドキドキは「魅力」の裏返しの言葉です。

つまり…大きくなる会社の場合、ある程度のカラーを持った経営者ではないと駄目なのですよ。その基準が「仮需」でもあります。「レーザーテック」(6920)などは、相場が完全に冷えていても…未だに50%近い仮需の需要です。TICK回数上位の常連組です。

「日本製鉄」(5401) の一目均衡表

もう直ぐ…「日本製鉄」(5401)も、高値圏で整理が進行しており、まもなく別次元の相場に移行すると思っています。何故なら、その背景にある裏付けのPBRは低く(0.66倍)…配当利回りも高いし(4.67%~5.17%)、低PER(7.49倍~5.93倍)だからです。ただ今は、下値圏で株を買った人が利食いをする時間です。200日線との「乖離問題」と常にカタルは語っています。


「日本製鉄」(5401) の株価と現物株取引比率の推移

このケースを観ても分かりますが、外人投資家は一般的には、先ずは先物を利用して、日経平均株価を買いますが、徐々に個別株に移行させます。同じインデックスでも…パッシブ運用のETFでも、β値を利用して、少ない資金で高効率運用を目指しています。故にナスダックの僅か…数銘柄の人気上位に、資金が偏り…指数の見直しが起こります。

仮需が人気を支え…上手く実弾に誘導しているのが、今の日本製鉄の姿です。このケースを観ていれば…日経平均株価の次へのステップアップの時期も分かるでしょう。

皆さんは、自分の持っている株しか見てないでしょうが…下値圏で買った人は利食いをする為の時間も必要です。自分が100株、あるいは1000株程度しか持ってないからと言って、その感覚が市場の株価の値動きとは違います。もっと周りを観て…自分が持っている株の立ち位置を計算しないとなりません。

最近は、年初から3月頃まで…たぶん5月の上旬まで、連日5%以上の割安株がリストアップされていました。多い時は20銘柄を超えていましたが、完全に水準訂正が一服しており、最近はリストアップされる銘柄があっても、一つか…二つです。ない日も多いのです。つまり株価の第一弾の水準訂正は完了したのです。

何故、日本製鉄を、たびたび…カタルレポートに登場させているか? 

まだまだ割安で「金利裁定」が働くからです。個人の現預金残は1107兆円もあるのですよ。ようやく…証券投資は343兆円です。311兆円から32兆円も約1割程度、増えたのです。これは株価の上昇が資産効果を産み、値上げを容認して…消費が伸びる源でもあります。つまり名目経済の定着です。

馬鹿と、頭のいい人達の差は「雲泥の差」です。馬鹿が「あちら側」に行くのは大変な努力が必要です。このカタルレポートは、その日記のようなものです。これだけ勉強をしても、まだまだ…駄目ですね。なかなか…最後の時間軸の壁は、エベレストのように…高く、聳えます。また明日。

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