本日は「三菱UFJ」(8306)について考えてみます。カタルの想像以上に強い展開です。基本的に黒田さんが方針転換したことが、ポジティブに働きました。先ず、思い浮かぶのが…誰もが考える金利高が「利ザヤ拡大」を産み、収益の拡大が期待されると言う業績向上です。こんな事は小学生でもわかります。貸出債権の利ザヤが2倍、3倍になります。今の金利はないようなものですからね。故に「変化率」は大きくなります。
基本的に邦銀の業績向上は、物理的な面があるのでしょう。高賃金の年寄りの人達がドンドン退職し…人員削減効果が大きく、コストの低減に努めてきました。問題は資産の有効活用です。まだ…ここまで踏み込んでいませんが、米国子会社を売り…成長の著しいアジア圏にシフトしたように見えます。
これは当然の選択ですが、成熟国の成長と発展途上では進化のスピードが違いますから、金融と言うビジネスの基本は、新興国の産業でしょう。基本的にGDPの成長力が高い所に利ザヤは発生します。ようやく…基本方針を転換した段階なのでしょう。
果たして経営者が「日本製鉄」(5401)の橋本さんのように…日本的な慣習を打ち破る努力をするかどうか…この後の展開が期待されます。
未だに純資産価値を割れていますし…「金利裁定」などの基礎的な概念も働き、ようやく日本株が新しいステージに立つ象徴的な事例にも見えます。日銀が異次元の金融緩和を実施したにも拘わらず…日本では、なかなか…積極的な行動的が見られませんでした。でも…最近は変わりつつあります。このような基本的な構造転換も、金融にはプラスに働きます。ようやく…お金を借りてでも投資をしようと言う機運が見られるのでしょう。そこで…チャートを観てみましょう。
ここでは大きな背景を理解するために「月足」を用いています。ようやくコロナから物価上昇…そうして賃金の上昇から金利高と言う正常な経済活動に移行する姿を観ることが出来ます。基本的に、実質経済成長からの脱却です。つまり…「名目成長経済」へ転換します。この三菱UFJが異次緩和の高値を更新したことは、そういう事を株価が語っているのでしょう。カタルはそう理解しています。
だから…配当利回り、純資産価値などの観点の銘柄も強くなっています。基本は資産価値の向上です。この手の株価上昇を支える背景は、非常に「息の長い」日本経済の転換を示しているのでしょう。
問題は目先の値動きですが、休む場合もあるし…上がり続ける場合もあります。基本的な政策動向が大きく関わるのでしょう。でも最近、批判を続けていた岸田政権ですが、今回の少子化対策を含め…バラマキには見えますが、子供への投資はGDPの増大に繋がります。事実フランスの少子化対策からGDPの成長率との関係も確認されています。つまり名目時代投資です。最近、カタルは岸田政権への評価を見直し始めています。
このような政策の動きも…前向きな投資の「後押し」になります。なかなか分かり辛いでしょうが…ハックボーンの基本的な風と言うか…「時代の流れ」は人々の行動に大きな影響を及ぼすものです。基本的に経済の活性化、賃金の上昇などは犯罪を減らします。振り込め詐欺を始め…最近は強盗殺人など、こんな弱者を痛めつけて利益を得る犯罪は「邪道の極み」です。まぁ、時代の推移で、まもなくキャッシュレス社会に転換しますから、犯罪は物理的に不可能になります。今は時代の移行期でしょう。
このような動きは新しい時代を加速させる原動力になります。分かるかな?
例えば…具体事例を提示しましょう。カタルは先日、皆さんにI君こと、「アイサンテクノロジー」(4667)の株を紹介しました。カタル自身は安値の時からの注目株ですが…皆さんと共にあの高値1880円を100株だけ買いました。下がることを承知で買い続けています。まだ100株単位ですよ。その後、1840円、1830円、1820円と100株ずつ買い続けています。本日はいきなり200株買えました。でも…1810円でも100株と思いましたが、1800円にしました。これが買えると合計で再び…1000株の保持になります。
基本的に株が下がり続けるなら買い続けるつもりです。今の板状況を観れば目先は下がる可能性が高く…1800円も時間経過で買えるのでしょう。
でも…ね。基本的に時代が方向転換をするなら、新しい技術の転換が早まります。つまり夢のある銘柄を買えるようになります。正直…カタルは日本製鉄のような株が苦手です。上がると思っていても、意外性がなく…面白味を欠くからですね。日本製鉄が上がっても10倍以上になるかどうか…。まぁ証券マンなら顧客に推奨しますが…個人的には大型株は好みではありません。仮に、株価が下がるなら…アイサンテクノロジーの株を1万株程度なら買っても良いかな? とノンビリ構えます。
おお…来ていますね。「Jトラスト」(8508)の話です。通常の仕掛け筋なら、昨日で終わりです。これは…かなり「強引な仕掛け」です。やはり買い直そうかな? これで4日目ですね。コンチクショウです。カタルはたった4000株しか持っていません。たぶん買値は500円です。
もう一度、投げを誘ってから、下値を買いつもりでいたのですが…トホホです。それではこのラインで、体制に影響はないですから2000株だけ買ってみようかな? ハイ、今584円で2000株を買い直しました。80円も高い所で参加したことになります。仕方がありませんね。カタルの見込みが悪かったのです。
でも全体相場も強いですね。「エーザイ」(4523)の8400円は売れませんが8399円まで…「大阪チタン」(5726)は再び4000円台に復活です。空売りを考えている「レーザーテック」(6920)も26100円です。「日本製鉄」(5401)はCBの転換売りが指摘されていますが2700円台です。「三菱UFJ」(8306)も高値圏の揉み合いです。
あっ、今、「アイサンテクノロジー」(4667)の1800円が100株買えました。嬉しいな。このアイサンテクノロジーと言うのは「ナ・デックス」(7435)と同じような小型資本銘柄ですから、「使用上の注意」として…出来高の10%以内を目途にして、参加しなくてはなりません。自分で売り物を全部、買えても…その100倍程度買えるならやっても良いのでしょうが…株式投資は基本的に「無理をしない投資」を心掛けるべきです。株価の行方など…誰も分かりませんからね。
目先、売りたい奴が消えれば…何れ、株価は上がります。上手に「鞘取り」をしようとするより…ノンビリ構えます。
カタルレポートの銘柄は、時々200日線より上方に乖離した株を売り買いしますが…基本的に200日線からの乖離度合いを観て、自分でリスクを承知で取り組みましょう。今は三菱UFJも日本製鉄も基本的に乖離が大きくなっていますから、危ない選択です。でも大型株はそんなに小型株のように…乱高下はしませんが、基本は同じ事です。
自分が「どのリスク」を選択しているか?
確りした「自己認識」が必要です。基本的にカタルの過去の失敗は乖離が大きくなっても追い続ける傾向もあります。「ロコンド」(3558)を観れば分かります。最初は1000円割れだった筈ですが…4000円台でも熱くなっています。船もそうです。この「Jトラスト」は可愛いものです。何倍にもなっていません。でもそれでも最初の参加は200円台だったように思います。まぁ、リスクの選択は、読者の皆さんが各自で考える話です。色んな銘柄を掲げていますから…特徴などを掴み、自分の好みをやれば良いのでしょう。
例えば…大型株でも株価が下げ続けている「住友化学」(4005)など…農薬部門の好調もあるのでしょうが…なかなかの内容で安いと思います。でも浮動株が溢れており面白くないですが…配当利回りは4.93%です。たぶん1割程度なら取れる可能性はあります。リスクはあまりないと考えています。
世の中は色んな選択肢が存在します。博打好きには「博打株」を得…安全運転には、安全を…自分なりに選んで、肝心な事は「ブツブツ投資」を心掛けることです。最終的に会社がつぶれなければ…買い続けるなら…必ず、儲かる理屈です。
カタルは「SDGs投資」を推奨します。例えば…先日ストップ高して、喜んだ「グッドコムアセット」(3475)も、本日は780円で買いに行ったら、寄り値は777円で500株、そうして775円でも500株、合わせて1000株を買っています。下値の770円は買えていませんが…このチャートももう直ぐ反転をするでしょう。
もう…腐るほど買いたい株はありますが…肝心のお金がありません。まぁそれぞれの読者が自分の気に入った株を手掛ければ良いのでしょう。
本日は、こんなところで…お終いです。たぶん…しばらく株式市場は好調な展開が続くと思っています。昨年末に掛けた弱気相場は、しばらく…消えるのでしょう。何しろ…Jトラストのような株が、上がる環境になって来ました。基本は「市場要因の改善」です。
各自が自分の力量に配慮され…株式相場を楽しんでください。またね。