景気減速とサーム・ルール

前から申し上げていますが、カタルは今回の「ガラ」(暴落)は相場初期に見られる「押し」だろう…と考えています。相場を、よくご存じの方は、仕手株の「初期波動」に「大きな押し」を入れることがあります。それから…仕手株は大相場になるケースが良くあります。昔から…「初押しは買い」と言う諺があります。

日経平均株価の日足推移

日本株は34年ぶりに高値を奪回したばかりです。基本的に、相場の成り立ちを観ていると、セオリー通り…の印象を受けています。皆さんの多くは相場を「長く観察」してないから、よく分からないのでしょうが…カタルの心情は「やっと…始まった」との感情です。

何処かの馬鹿は、今の日本株水準は「バブル」だとか…「戯け」(たわけ)を述べています。

何故、そんな発想が生まれるのでしょう。岸田さんが「退陣」に追い込まれたのは「メディアの責任」です。検察に動かされて…正しい報道をしていません。何故、あのような「リーク報道」に…国民は「踊らされる」のでしょう。カタルは実態は知りませんが、非常に「怪しい…事案」です。犯罪と言えば…そうかも知れません。ただ処理の仕方を間違って、解釈しており、そんなに「悪質な事案」ではないでしょう。何故、事件を「捏造する」必要があったのでしょう。

だって一度、「派閥」に政治資金として…入ったお金ですから、そのお金が「政策活動費」として配分されるのは…当たり前の理屈です。しかもその配分は、稼いだ奴が、余計に貰う仕組みのようです。何故、「裏金」認定になるのでしょう。

地検は受け取った人間の「認識」を重視しているようです。だからメディアを利用して情報をリークして、意図的に記事を書かせたのでしょう。「政策活動費」と言う報道は、ごく一部にありましたが、大半のメディアは「裏金」扱いでした。言葉って…恐いですね。

話しを戻します。岸田さんは総理大臣の器の人間には思えませんが、なかなか…どうして、これほど素晴らしい実績を残した総理も珍しいと思っています。反撃能力の自衛権の確立を含め…名目経済の定着に至っていませんが「入り口」に導きました。

ようやく…「34年間の悲哀」が終わり…「新しい時代」がやって来ます。何度も申しますが岸田文雄と言う人間は、「宏池会」の立役者である池田勇人の1960年の「所得倍増論」と共に…褒められる政策運営でした。立派です。ご苦労様でした。

カタルは「村社会論」を嫌っていますが、良い面もたくさんあるのです。

これは難しい選択です。でも今回、関東を襲った台風報道を観ても…カタルだけが「異常な光景」に感じるのでしょうか? 「50年に一度」とか…「命を守る」だとか…メディアの大げさな報道の仕方が「異様な光景」に見えるのです。自分の感覚を疑うような認識を持っています。

やはり時代との「ギャップ」を感じるのです。

何とか…時代に流れに付いて行こうと努力をしますが、韓国のドラマを観ると…日本のものより「優れている」ように思います。細かな人間の感情を微妙に表現しています。分かる人には感じるのでしょう。だから「心」が動きます。

所得水準が上がり…戦後の荒廃から、誰もが食える社会になって…人々の求めるものが変化をしているのでしょう。この時期は、毎年、そうですが…「戦争もの」のドラマなど多く放送されています。

カタルも数年前に知ったのですが、進駐軍の為の慰安婦施設を「国家主導で」作ったのです。国が率先して…米軍兵の為に設けたのです。何故なら、一般人の国民が被害を受けないために…人間の欲望をコントロールする為です。この仕組みはある意味で英断です。

自分達が…中国に侵攻して、略奪や殺人、暴行などを繰り返してきた体験があるからです。ある意味で、中国の人が、いつまでも日本を責める訳です。韓国も同様です。ようやく「戦争の反省」を、ちゃんとする「機運」があるのでしょう。来年は80周年だと言います。もう戦争体験のある方は、あまり居ませんから、記憶の彼方に消えて行きます。

今の社会の風潮を批判してばかりでは…駄目です。

その時代変化を、自分なりに加工して、自分自身の考え方を変えないと駄目なようです。相場の成り立ちを観ていると「目先主義」が横行しています。でもこのやり方を繰り返して「蓄積」しても…ある程度の資金を貯めることは出来ます。所詮、多くの読者は、正統派の投資を望んでいません。バフェットのような「レベル」ではないですからね。

若者は数百万円、僕ら世代でも、せいぜい…数千万のお金での運用でしょう。中には成功して数十億レベルも居られるでしょうが、流石、数百億は、カタル自身も一度だけの体験です。よちゃんが、飛ばした資産家は、東京でも指折りです。このN家は、江戸時代から続く…名家です。一代で創ったお金ではありません。

カタルは新しい時代に沿った「実験」を始めています。

ただ、このやり方が成功するかどうか…もう少し経験を積まないと、この技法は確立されません。カタル自身は「株価の成り立ち」が「おかしい」と思っています。水が高い所から、低い所に流れるように…ある時間が経過すると、水の高さは「一定」になります。この変化を早める「触媒」、つまり「黒子の役割」を担おうと思っています。

株式投資と言うのは「ギャップ」を埋める…作業に似ています。

論理的な株価と実際の株価の開き…ギャップが大きいものを修正するのです。これが株式投資でしょう。その点、異常人気になった株価を修正する…「空売り」を毛嫌いするカタルの考え方は「間違っている」とも言えます。

絶対に…「株を売れ」とは言ったことがないからです。せいぜい…「カタルには分からない」とか…「理解できない株価」と言う程度で、今回も「危ない」と思っていましたが、せいぜい「お金を引き上げた」…との表現です。

もう少し…「尖がった表現」でも…良いのかもしれません。

「全方向」ではなく…「自己主張」をする運用方法です。今回の「ガラ」(暴落)を通じて大半の銘柄を整理しました。「惜しい」ものばかりです。時間の経過で「絶対に」…株価が騰がるからです。しかし…既に、その時間を待てない「年代」になり、残された時間は少ないのです。よって、もっと「目先に特化する」運用スタイルに変えようとも思っています。

その方が「時代に合っている」のかもしれません。

相場を観ていると…既に「アルゴリズム」と言うか…、コンピューターの自動売買が多く…実態の取引より、板状の売り買いの注文は、そのような「システム売買」が、数多く…みられます。こいつ等を「逆手に取った」運用の実験を始めた所です。まだ…試行錯誤ですから、確立されたものではありません。その内、成功事例が増え…自分でも、絶対と思ったら公開をすることもあるでしょう。

でもカタルは「惜しみなく」…かなりのテクニカル面を含めた「これまでの知識」を、皆さんに伝えています。

「金利」と「株価」の関係は、なかなか面白いですね。今の米国相場を観ていると、今までは景気が悪化する内容だと…金利が下がるから、株高に反応をしていました。しかし今回は「強烈な洗礼」でした。「景気後退の懸念」では金利安の影響ではなく、業績悪になるリスクで、株価を売ったのです。金利が下がる効果より…リセッションの恐怖です。

だから、市場の利下げ予想は、0.25%から0.5%まで誕生してきました。

長期のサーム・ルール景気後退指標の推移

この切っ掛けは「雇用統計の失業率」からでした。実際のFRBも「サーム・ルール」の指標を知っているようで…独自に…このデータを作っています。サイトは此方です。

短期のサーム・ルール景気後退指標の推移

期間の長いものと、短いものを用意しましょう。まぁ「時節柄」…大げさに「メディア」に取り上げられたのでしょう。彼女が発案した…このデータは過去のものからの推察で…「未来の形」は、常に変化をしています。この数字は、直近3カ月の失業率を過去12ヶ月でもっとも低かった失業率で引いた数が0.5を上回ると、景気後退の確率が高いという経験則です。

米国雇用統計と失業率の推移

更に…実際の雇用統計と失業率のグラフもついでに…提示しておきます。

株式投資と言うのは、あまり自分の考えに「固執しない」方が良いのでしょう。相場状況で「コロコロ」…と、自分自身の相場観は、変化を迎えます。例えば…木曜日の「ジェイドG」(3558)の「後場直後」の変化(b)は、正しい「未来を暗示」している場合もあります。逆に、カタルが必用に…下値を叩く株を買った1800円割れの「a」の「反動」だとも言えます。

「ジェイドG」(3558)の5分足推移

あるいは「借り株」が難しく…実弾投資で、相場を崩すために…敢えて、玉を買って株価を煽って、売り叩こう(d)としたのかもしれません。実施にカタルは「a」の場面と「d」の場面で、それぞれ…1万株程の株を買っています。しかし売り物を、丹念に買うなら…必ず株価は、本来「あるべき姿」に株価は戻るわけです。その後は必ず…利食いが効いています。

まぁ木曜日も、金曜日も相場全体の外部環境は良かったので「追い風」でした。

でもこの5分足を観ると…確実に株価ライン(株価位置)は上がっています。別に無理をしてカタルは株を買っている訳ではありません。下値を買い続けているだけの話です。そうして…株価が跳ね上がった時は、微益でも…逆に相場を冷やすために、ワザと売りたくもない株まで売っています。基本的に株価波動に「逆らわず」に、自然体の「演出」です。

この変動は「アルゴリズム」のプログラム売買で動いています。誰かが一緒に参加するなら、現時点でも…ジェイドGの株価は2670円程度なら…常識的な株価の「波動範囲」なのです。少し買えば…簡単に、株は「あっという間」に飛びます。

「ジェイドG」(3558)の 日足推移

この株は2023年4月に「リーボック」の好業績を受けてスタートしましたが、今年の3月に未来の「マガシーク」の誕生まで…期待だけで買った株価波動が、一旦は終了したのでしょう。

だから、その「期待値」が、空売り筋の餌食になって…一気に半値以下に落ちました。そうして今は1251円を起点にして「新しい相場」がスタートしたと考えています。今度は実績を伴った…「分かり易い」相場になります。何故、半値になったのか?

投資家が素人なのです。その為に「税効果会計」のマジックを知りません。そうして四季報も「間違った観測」を、当初は提供していました。その数字を鵜呑みにしたのでしょう。既に、今の四季報予想は「改善」されました。自分達の間違いに気付いて…業績数字を修正しています。

7月16日に付けた2247円の高値は、実際に1Qの数字を確認して、四季報の業績予想を「裏付けた」為に、生まれた株価なのでしょう。今は、その修正波動です。だから早晩、この2247円を奪回します。

「ジェイドG」(3558)の 日足推移

そこで…その時期を推察する為に、目先の4/19の1251円の安値と7/2の1549円を結んだ「フィボナッチファン」を作って…時間軸を9月23日と予測したわけです。このころに「ジェイドG」は、下値の支持線でも2247円を奪回します。この意味は「無理のない自然」に任せた相場でも、9月中旬を過ぎれば…高値圏を狙えると言うテクニカル面から観た「見通し」です。

此処では木曜日、金曜日と継続的な連騰を、7日、8日間と続けていますが、単に一気に行かないだけです。「市場人気」がないのです。所謂、論外の株の範疇です。

逆に「タイミー」(215A)は違いますよ。「仕掛け人」が関与をしているから…あのような「人気場面」が来ます。この株を観ていると…カタルの想定を超えて「動いている」ように思います。

「タイミー」(215A)の5分足

もう…本日は「お終い」の時間です。またの機会にしましょう。一応「タイミー」(215A)の5分足を提示しておきます。今は下値を固めて、まもなく「株価波動」が上昇に転じるのでしょう。カタルは、そう思っています。でもテクニカル分析など…相場観を支える一つの材料であり、事象に過ぎません。

必ず、当たるものではなくは、色んな解説が存在します。皆さんの要望が多いなら、それぞれの銘柄のテクニカル面の解説もしますが、カタルは実践派閥です。「机上論」は好みません。実際に「仕掛けて」みないと分からないのです。

もう少しカタル自身に、資金的な「ユトリ」が在るなら…黒子ではなく「仕掛け筋」になってカタル自身が仕掛けます。そうして自分の論理を「市場に問う」ことが出来ます。しかし今のカタルの資金力では限界があります。ジェイドGクラスでも、最低で30万株程を買う力が必要でしょう。約6億円です。まぁ「はした金」ですが…今のカタルには、荷が重いのです。せいぜい…買っても5万株止まりです。でも皆さんが応援をしてくれれば…話は変わります。まぁノンビリ…「相場を楽しめば」それで良いのでしょう。また明日。

これから会員レポートを書きますから、会員の方は、明日にでも…お読みください。



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