カテゴリー:今日の市況

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先ずは、昨日の「イエレン・ダッシュボード」の関連でカタルは英語版のブールムバーグの記事を紹介しましたが…一日遅れで日本語版が登場したので…取り上げます。此方です。証券マンは必読ですが…一般の方は、どうでも良いです。基本的に現在の米国政権の方向性を探る話です。この話は米国金利動向と株価の行方を左右します。

実は昨日、昔のカタルの元顧客から電話があり、「私も、野村証券を売りました。」との報告を、後場から頂いました。あまりカタルが語っている話を理解されてないような…口ぶりでしたので…もう一度、簡単に「相場の潮流」の話を述べます。

相場の流れ(潮流)は色んな景気循環があり、どの流れに自分が狙いを定めるか?

現在は様々な景気循環が相場の背景に流れています。先日、紹介した女王様の話、ビデオをご覧になったと思いますが…今、キャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストメント・マネジメントの上場投資信託(ETF)は8日に続落しており、同氏の旗艦ファンド(ARKK)は波乱の3週間に25%下落しています。これは「コンドラチェフ循環」に狙いを定めたファンドで…この相場は「時代革新」に焦点を当てています。50年に一度、あるかどうか…の話の狙いです。

しかし…カタルは年末に東芝(6502)と野村証券(8604)を、そうして更にTOB狙いのTOC(8841)の3つを核に会員レポートを書きました。ですが…既にTOCは皆利食いをしました。逆に買いたい株があったからです。

そうして日経新聞の国際優良株のスクランブルの記事を読んで批判をしました。皆さんの記憶にあると思います。その時に…既に、相場の流れは変わっており米国金利の話に移行していると述べており、野村証券と三菱UFJ(8306)を買っている話をしています。しかし…その後、日経平均株価は更に急騰して3万円台を駆け上がりました。

日経新聞様さまで…多くのファンドがその大衆の買いに自分たちの玉をぶつけたことでしょう。

村田製作(6981)の日足と乖離推移

ここで…昨年8月末から始まった国際優良株の値嵩優良株は、一旦、お休みに入りました。カタルは事前に村田製作の話をしており、9293円(11/30=Bの地点))をみて、「売り推奨」をしました。しかし日経報道が正しく…その後1月27日に10835円(Cの地点)を付けています。でも今はどうでしょう。また9000円を割れています。

逆に浮上したのが…名目時代入りした「景気敏感株」などの相場です。三菱UFJ、野村証券など…石油資源開発は2327円です。昨年の8月23日の会員レポートで1763円の時に推奨をしています。そこから600円弱の株価上昇です。

コニカミノルタ(4902)の日足推移

コニカミノルタ(4902)は11月15日の会員レポートで、300円の推奨です。この理由は純資産価値が高い事、景気回復になること、そうして配当利回りです。その後、615円を付けて…今は572円ですね。水準訂正が終わったので、お休みに入りました。四季報によるとコニカミノルタの一株当たりの純資産価値は996円だそうです。

カタルは日経平均株価が27270円を奪回したのを見て…「流動性の罠」を抜けたと述べました。そうして実質成長時代から名目時代の特徴の一つに純資産価値の見直し相場になると述べています。三菱UFJの一株当たりの純資産は四季報数字で1281円です。野村証券は893円です。ですが…今の株価は、いずれも大きく及びません。

そうして今年は、東芝と野村証券だけで充分だとも述べています。更に野村証券が活躍する本番はたぶん今年の5月頃と観測していると述べています。別に来年まで株を持っていても構いません。

カタルはその為に、信用金利の安い、野村証券に口座を設け…信用で金利裁定の実験を始めています。同時に、この口座は「雪だるま投資」になっています。株価が上がれば…持ち株はどんどん膨らみます。スタートは45000株かな? 今は46000株に1000株だけですが増えました。昨日660円で利食いしたので、その利食いした利益50万ほどが担保になり、また2000株ほど持ち株が、何れ…増えます。

昨日、野村証券を売ったのは、別に下がると思ったわけではなく、クロスが出来ないのです。目一杯の建玉ですから、先ずは利食いをして信用の枠を空けて、660円で5000株を売ったけれど、実際は667円かな? そこで4000株を買い直しています。

だって目一杯だから…同株数を買いたくでも買えません。逆に、もう一つの口座でも野村証券を利食いしました。どうしてもF君を買い増ししたかったためです。昨日は更に野村証券を5000株売り、その枠でF君の買い増しを実行しています。

カタルは野村証券株670円を売り、F君の570円を買っています。今月中に株価は逆転すると考えています。昨日は1万株以上、買い増しを実行しています。

つまり…カタルの頭の中では、F君の株価は4桁ですが…野村証券株は、せいぜい今の段階では800円程度が、目一杯かな?…と思っているためです。スピードの速い車に乗り換えたつもりです。

別に野村でも良いのです。未来図は誰も分かりません。ですが…このF君は上場以来、初めての好環境下に現在、おかれていると思っています。だから個人の貯蓄率の推移を掲げたのですよ。このF君は、米国の個人消費に大きな影響を受けます。

更に純資産価値は1463円ですよ。何故、現状の株価が500円台なのでしょう。明らかにおかしいのです。

5月の決算発表(2021.3月期)は「黒字」になる可能性があります。何故なら、年末に600ドルの給付金が支給されています。更に今月1400ドルが給付されます。この会社の前の過去最高利益は、四季報のよると2004年です。利益は262億円です。発行済み株式総数が3613万株ですから一株利益は725円だったはずです。だから株価は、当時1万円を超えていたのです。

ここで昨日の米国の個人貯蓄率推移をもう一度見てください。

個人貯蓄率の推移(四半期推移)

2004年ごろは、5%前後の時の話です。当時の米国はサブプラムローンの花盛り…誰もが返済を考えずに住宅を持てる環境でした。「家を買えば、住宅は上がり続けて…儲かる」と言う発想です。だから新築ラッシュなので…当然、家電は売れます。その時に、このF君は262億円の利益を挙げたのです。そうして…今回は、もっと…遥かに大きな給付金特需相場が起こります。

その為に、日本の10万円の給付金で潤った「蛇の目」の決算数字の推移を見せたのです。皆さんの頭の中で、F君の株価の未来図が描けますか? 未来の相場が見えますか?

F君の四季報数字

四季報の重要な見方を一つ伝授します。未来の株価を予想する場合、重要なことはその会社の実力が、どの程度かを測ることです。現在は赤字でも…環境が変化すると、昨日は蛇の目のケースで見たように…一株利益15円が200円近くに膨らみ、300円を割れていた株が900円を超えるのです。実に3倍以上になります。カタルはこの現象を見逃したのです。

F君の月足推移

だから…このF君を今回の給付金支給で…直ぐに連想しました。高値を強気に買い進んでいます。本日も575円で2000株、570円で3000株、565円では1000株…合計で6000株を、今のところは買っています。まだまだ…カタルは、株を買い続ける予定です。過去のチャートが参考になります。ここでは…「一本立ち」する可能性が高いですね。何故なら個人好みの人気株は市場に、あまり…ありません。

未来の利益が大きく膨らみ…蛇の目のように、外人投資家もF君をこれから買ってくるでしょう。この米国の個人貯蓄率の推移は、その後、米国の個人消費に繋がります。こんな絶好のチャンスは、なかなか…訪れません。株価は純資産価値の1463円の奪回は無理でも、4桁奪回は可能性が高いシナリオです。

だからこのF君を買うために、本当は売りたくないのですが…野村証券を利食いしないとF君の買い増しが出来ないから、仕方なく…野村証券を売って信用の枠を空けて、買っているのです。

間違ってもらっては…困ります。野村証券の株価だって、これからどんどん上がります。何故なら…M&A時代の到来です。相場はこれからですよ。カタルは単にF君と比較して、この方が得だろうと思っているから、野村証券を利食いしてF君を買っているのです。それだけ…話です。今年は、東芝と野村証券だけでも十分ですよ。一般の方は、それで良いのでしょう。

これはカタルの性格であり、生きる上での…「信条」なのです。カタルは親父がガンで死んで…その時に甘えた人生は送らずに、一生懸命に生きようと心に決めて、未来は役員が確定でした。法人課長と言うのは、そういうポストです。でも…生活が保障されない歩合生活に身を置いて研鑽を積んできたつもりです。

これだけ頑張っても、未だに穴倉生活ですから、カタルを信用しては駄目ですよ。ですが…カタルは皆さんに事前にシナリオを提示し、考え方のプロセスを公開しています。イナゴ族のような「値動きだけが信条」の投資はせず、論理的な背景を説明しています。

あとは…皆さんの選択です。無理をせずに、100株だけで良いのですよ。100株の参戦なら…たかが5万円か6万円で…パチンコで負ける金額です。上手く行けば…そのお金は10万円以上になります。株価が1万円なら100万円です。2004年当時の株価は17750円だったのです。なんと…100株で177万円です。

株式投資は「夢を見る市場」なのです。無理をせずに…楽しみましょう。またカタルは、後場寄りに1000株だけ、皆さんと一緒に株を買います。それでは、また…明日。ですが…毎日、株価が上がるわけではありませんから高値を追いかける必要はありません。何度かに分けて、下値を買うように心がけましょう。



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