カテゴリー:コラム

出直りか? エーザイ

現状の株価を観ると、既に「SVB問題」を乗り越えて…気にしていた「2番底の形成」が終わったように思えます。先ず、強いのは「アップル」で…2番底は3月2日の143ドルで、2番底と呼ぶには無理があるような…浅い調整でした。流石、アップルです。誰もが狙っている株だったのでしょう。

アップルの日足推移

逆に個性の強い博打性のある…テスラは、まだ確定していませんが、たぶん…2月の高値はまだ抜いていませんが、時間の問題で217.65(2/16)を抜く可能性が高いのでしょう。そうなると…テスラも2番底を形成することになります。チャート上はそういう事です。

テスラの日足推移

カタルは、昨日に「M2」の変化率を調べたように…気になるレポートは自分の目で確かめます。出来るなら…関連の資料を探して広範囲に調べて、自分の知識を補完します。馬鹿なカタルですが…この作業を20年もやっていますから、多少は向上しているのでしょう。資質が上なら一回、聴いただけで忘れませんが、カタルのレベルは何度、聞いても忘れます。故にこのレポートも同じことの繰り返しが多いですね。

基本的に新高値を抜かない限り…新しい相場に入ったとは言えません。

何故、カタルが1989年末の38915円に拘るか? 確かに…時価総額などで観れば既に抜いています。しかし実社会は非正規社員が溢れ…全国区では、ようやく地価の上昇です。東京は違いますが…

あの銀座4丁目の角にある「三愛ビル」が、とうとう…建て替えだそうですね。昨日、カタルは銀座に出向き…三越で靴を二足とベルトを買って、お気に入りの「ツバメグリル」で「ニシンの酢漬け」を食べて、帰りに銀座から日本橋まで歩き…「うさぎや」さんの「どら焼き」を買ってきました。

この「どら焼き」は、お勧め商品です。ですが…最近、少し「甘さ」を抑えたんじゃないかな? 聞いてないから分かりませんが…。昔の味と少し…甘さが変わったように感じました。

この三愛ビルは1963年に建てられたものだそうで…ほぼカタルと同年代の時間です。カタルは1955年生まれです。こんな「解体の景色」を観ると…カタルは「時間の流れ」を感じます。この銀座中央通りは大きく変化しています。今ではブランド品通りです。シャネルの前は、何故か…行列でした。おそらく…その多くは外国人なのでしょう。でも三越の定員さんの対応は素晴らしく…買い物好きなカタルの奥さんが、百貨店を好むのがよく分かります。

本当は「ロコンド」(3558)で靴を買おうと思っていたのです。でもかみさんに付き合いました。やはり長年…連れ添っていても「価値観」は、人それぞれで違います。百貨店の靴は4万円弱ですからね。

スニーカーとランニングシューズと言うか…お散歩用の運動靴です。それにベルトを買ったので10万円を超えたかどうか…でしょうが、20%~30%の利幅で、3万円として、彼女の給料は出ません。

それにしても、百貨店と言うのは、こんな安い商品まで手を広げ、儲かるのかどうか…。やはり商売としては、あまり割の良いものではないでしょう。高級時計や絵画などの美術品なら採算に合うのでしょうが…

その点、対面営業の証券会社は良い商売です。1000万円の株を買っただけで…1%として10万円、0.5%なら5万円です。ただ最近はネットが主体で…対面営業は廃れています。故に「ファンドラップ」かな? 

成功報酬の「一任勘定」商品の登場です。この制度が歩合外務員に認められていたら…カタルも現役を続けていたかもしれません。普通の手数料だけでは無理があります。年間で1億円を稼ぐには…3億円程度の手数料(歩合の手取りは40%だから)をあげる必要があります。1年で300億から500億程度のお金を動かなさんと駄目です。

また雑談に…なっちゃった。

SVB問題が峠を越えて、念願の二番底の確認で、株価は「再上昇」になります。でも物色されているものを観ると、まだまだ…保守的な「割安株」です。

「ナ・デックス」(7435) の日足推移

カタルは「日本製鉄」(5401)や「ナ・デックス」(7435)を掲げていました。何故、時代投資に拘るか? 時代を観察していると「東証のPBR改革」のように…、後になって時代が、追い付いてきます。つまり追随の好材料が時間軸で観て、後で生まれます。手掛けているときは、その兆候はあるのでしょうが、なかなか生まれません。でも株価が高くなってくると…こんな風に応援の報道が多発します。

故にナ・デックスも再び、株価は「4桁乗せ」になっています。何しろBPSは1969円ですから、これだけ株価が上がってもPBRは0.55倍に過ぎません。配当利回りは3.4%です。

市場要因の好転は、「指標」を高く買う事になります。それまで…PERが10倍が限度の株が、周り(市場要因)が暖まると…PERが20倍、30倍に変化します。

基本的に「最高裁」が敵対的なTOBに、OKを出すなら…「東芝」の買収に際し…安全保障の問題などの「タガ」を嵌めず、外資の手に再建を委ねるなら…、東芝の株価も高くなり、海外から…「我も、我も」…と、続々と日本に海外マネーが溢れます。

何故、日産自動車のように、その再建を「優れた経営者」に委ねないのでしょう。日産自動車は、曲がりなりにも…立派な企業に再建されました。一時は倒産が指摘され…日本では「誰も手を上げないから」格下のルノーが手を上げて、ゴーンが再建をしたのです。

それを東京地検は「別件逮捕」です。

東京機械やブルドックソースのように…日本人の「後出し」ジャンケンを容認して、最高裁の狂った判決です。日本のメディアは、その視点で問題を取り上げません。ゴーンの公金流用かな? 強欲な面だけを指摘します。中国のスパイ容疑の逮捕と「五十歩百歩」です。

だから日本株が安くても…まともな「海外資金」は流入しません。その結果が「失われた時代」ですよ。株価が上がらない根底にある日本村論理を、我々…自らが壊さないとなりません。

改革を畏れ…進化を止めないことです。レベル4の自動運転の実現がアイサンテクノロジー(4667)の株価を押し上げて…この技術が世界標準になるなら良いですね。

でも…みずほとLINEのように…何故、無駄な時間を費やして自前の技術開発に拘るのでしょう。大切な事ですが…世界には進んだシステムが、既に実用化されているのです。モービルアイに出資して、契約をした方が、自動車向けLiDAR(レーザーレーダー)の開発などの時間を省けます。もっとM&Aなどを活用すべきでしょう。

カタルは思うのです。プラザ合意の後、何故、高くなった円を活用して海外進出を加速させて…商売の「覇権」を握らなかったのでしょう。今、此処でアジア地域の覇権を握らないと…日本には後はありません。

最近、三井住友銀行はベトナムに2000億円かな? 出資しました。三菱UFJも米国を諦めて…インドネシアなどに資金を投じています。この動きを加速させましょう。Jトラストの藤澤さんは、なかなか…の着眼です。このように…時代に合った行動をするなら…必ず、株価は上がって来ます。安くなったら株を買えば良いだけの話です。僅かな時間ですよ。

でも馬鹿は…その「僅かな時間」の「我慢」が効きません。今は大阪チタンなどをやっていますが…カタルは又…「元に戻す」時期が来ると思っています。本日の原稿は「エーザイ」(4523)の事を書きます。金曜日、7500円で買ったエーザイが「僅かな利幅」ですが「儲け」で売れました。

「エーザイ」(4523) の日足推移

今度、7400円で買えるなら、買ってみたいですね。そのチャートを掲載しておきます。昨日、NHKでは認知症の番組をしていました。

エーザイの続報があった為かどうか…金曜日は強かったエーザイ、ようやく200日線を割れて反発の局面に移動する時間でしょう。次は7月に「山場」が来ます。米国のFDAのフル認証です。

チャートを観ると…一昨年に認可された効用が怪しい「アデュヘルム」の時の株価の高値は12765円です。何故、それより有望な治験結果の「レカネマブ」の株価の高値は10050円なのでしょう。この高値10050円は「第一株価波動」の高値で、此処から「第二」株価波動や、「第三」株価波動が始まると考えるのが…「常識的」な考え方でしょう。ただ実際の収益はどんなに早くても来年の後半から再来年でしょう。

「エーザイ」(4523) の月足推移

エーザイの月足を観ると3つのステージに分かれています。動物実験などの基礎開発期間から人体実験の臨床期(実際は10年以上の期間)、そうして製品が発売される「収益期間」です。きっと…「良い相場」に育つ…と思っています。

ここから参戦をするのです。大阪チタンと共に後半相場に期待をしてください。大切な事は、自分の力量を過信せずに…いつも「ユトリ」を持って、ブツブツ投資を心掛けましょう。無理をしない投資なら、ノンビリ構えることが出来ます。

そんなわけで本日はエーザイを取り上げて相場の話をしました。失敗を畏れずに…果敢に挑戦を続けます。また…明日。



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