温暖化で…12月が紅葉の季節?

今まで…寝ていました。実は…昨日は「会員レポート」を書きあげる予定だったのですが、途中で疲れ…早めに、寝ました。早朝に、その「続き」を書いてアップしたので、「昼寝」と言うか…。「朝寝」と言うか…。少し眠って…今、起きて、これから公開ページを書きます。今の時間は12時を回っており、アップが遅れそうです。申し訳ございません。土曜日、日曜日は、「お寝坊さん」になるケースがあり、夕方には大概は終わっています。ご了承ください。

さて…日経新聞の此方の報道は、如何にも…「日本的」な記事です。

「アクティビストの投資先、株高効果は1年半どまり 還元偏重、成長弱く」見出しだけを読むと…「ものをいう株主」は、短期的な「株主還元」を求めており、企業の成長に役立っているのかどうか…「疑問だ」と言うニュアンスに聞こえます。

しかし…このレポートは「米国株」との比較が欠けています。米国が市場原理主義の「お手本」でしょう。日本の経営者に間違った「アナウンス」を与える…と、この報道を危惧をしています。だから…日本は「周回遅れ」になるのです。

NHKも同じです。「ハゲタカファンド」などの「造語」を創って…ドラマを作成しました。経済音痴の人が、メディアの「代表格」に、就職できたものです。もともと編集長が紙面を決めますから、編集長の「資質」が疑われます。

何故、34年間も…日本株は「高値を超えられない村社会論」を突き進んだのか? 

その反省が、全く…ないように感じています。今の「東京地検」や「最高裁判事」の判決を観ているような…「悲しい気持ち」になりました。このような面もあるのでしょうが…一概に言えません。

村論理が「増長した」結果、自分達の「内部留保」に甘え…いい加減な経営をしている企業は、挙げたら…「きり」がありません。

そもそも…何故、東証が「PBR改革」を謳ったのか? その意義も「理解してない」の原稿に見えます。未だに「総資産経営」を貫く…経営者が多いのです。企業は、自分達の「私物」ではありません。特に、上場企業は「高いハードル」求められるのです。それが嫌なら…MBOを実施して、上場をしなければ良いのです。

「低株価」に放置されれば…買収のリスクに晒されます。だから「持ち合い株式」制度が始まったのです。この日本的な仕組みは、戦後、「野村証券」が構築したと言われています。この電子版の持合い関係の紙面作りは、素晴らしいですね。パチパチパチ…(企業名を押すと持ち合い株が一発で分かります。)

しかし…2010年にイギリスから始まった「スチュワードシップコード」の導入を、我が国は2014年に作成して、ようやく…今年は、「トヨタ」が持ち合い株式の解消を本格化させました。

今年の持ち合い株の処分の様子

だから…このような報道になっています。ようやく10年が経過して…製造業の頂点に君臨する我が国を代表する「トヨタ」も…「グローバル化」が始まったのです。このような歴史を知れば…こんな「一面」記事を書きません。

この記者は「日本空港ビルディング」や「ブルドックソース」、「東京機械」、そうして「東芝」に、最近では「セブン&アイHD」。更に…これから起こる「日産自動車」など…の時代背景を、全く…理解してないような視点で、限られた「一面」しか見ていません。

何故、東芝が今期も「リストラ」を継続して、嫌々…「キオクシア」の株式を売った歴史的な背景を、理解していません。東芝は、我が国を代表する「経団連の会長」を、多く輩出した名門企業です。何故、その東芝が「凋落」したのか?

まるっきり…分かってないレポートです。もう落第のレベルです。この記事を一面トップに許可した、編集長も同じなのでしょう。日経新聞と言う…ブランドに守られた組織人です。

自分の足で…記事を拾ったことがあるのでしょうか? 現場に出向いて、様々な意見を拾う作業は、大変な「労力」を必要とします。メディアは大変なのです。他人が書いた記事を引用するような作文では…記事に「深み」が生まれません。

本日の一面には、同時に公的年金の「上げ幅抑制、3年連続 民間試算」の報道が載っています。

だから年金生活者も、「自己防衛」のために「タイミー」(215A)を利用して、フルタイムは老人には合いませんから…隙間バイトが「常態化」します。「タイミー」の株価は、今は「行政の壁」に阻まれ…闇バイト疑惑まで、発展しています。だから…この副作用が、どの程度広がるか…分かりませんから、「本格的な買い」は、目先は生まれないでしょう。

しかし…少し視点を伸ばして、その投資の「時間軸」を変えるなら、やはり日本と言う国に「必要不可欠なツール」になります。

小川君が、目先の「諸問題」をどう乗り切るか? 彼が一皮も、二皮も脱皮できるチャンスでもあります。経営者の「器」を、一段、上に引き上げる試練です。この試練を、上手く「乗り越える」ことを期待しています。

「タイミー」(215A) の四季報予想

この四季報の予想数字は、「眉唾」の可能性が在ります。仮に、もしこの増益率を維持できるなら、それこそ…本当に、株価は1万円を目指す展開も考えられます。

もともと新しく「時代を創る」会社を、応援するのが株式投資の原点です。「進化」はお金の量に、比例して…「時間を早める」のです。どんな困難な仕事も、お金と言う円滑剤があるなら…大量の人で「人海戦術」も可能です。非効率ですが、時間を早められます。

そもそも株式投資のPERやROEと言う指標は、そのバランスを観るツールです。産業間の進化の速度は、それぞれ…違います。

確立された技術は、既に「進化」は関係なく…配当利回りの評価に成ります。債券と配当利回りを比較した「イールドスプレッド」と言う概念です。

当然、株式ですから「業績の上下に」よる…「リスク」があります。好業績なら、多くの配当を払います。「配当性向」と言う…概念です。近年は、この配当性向が50%程度を目指すのが一般的です。

ただし…売り上げの伸びが「期待できない」産業なら…100%程度が妥当なのでしょう。それを怠り「内部留保」を積み増すから、「ものをいう株主」のアクティビストに、経営権を狙われます。

セブン&アイHDのケースは、その時間軸を、「日本時間の」スピードで観ていたから、カナダのコンビニから大手であるアリマンタシォン・クシュタールから「買収提案」を受けたわけです。そうして…買収されそうになってから、「慌てて」…経営の時間軸を早めた改革をしようとしています。時代の「後追い」です。だからトヨタも慌てて、持ち合い株の解消に動いたとも言えます。

もともと…一所懸命に「経営」をしているなら、内部留保などを「蓄積」はしません。その前に「成長投資」をするからです。ところが、持ち合い株式の構造に甘えてきたのです。だからトヨタも、ようやく…今の世情を理解したから、「章男社長」が退任してたので、急いで…「グローバル化」に舵を切りました。

こんな事は株式投資をする上で、常識なのです。何故、カタルが日経新聞の一面に噛みつくか? こんな紙面を作るから「時間がまだある」と思って、経営者は甘えます。だからPBRが1倍以下の企業が、巷に溢れています。

野村証券の奥田なんか…「アルケゴスの損失」を期を分けて…計上しました。そうして、その処理が終わると今度は「リストラ経費」の計上です。こんな「チンタラ」した…「経営」が許されると思っているのでしょう。自分の報酬を、上げる前に…PBR1倍以上にして、まずは経営者の「最低限のノルマ」を達成することです。

こんな企業が存在する…今の日本は「悲しい現実」です。だから小泉君が30年間も「決められない政治」と揶揄するわけです。

日銀のETFの様子

今回、少数与党に転落して「国民民主」の玉木さんが、頑張っています。ようやく…日本も構造改革が「スタートする」黎明期なのでしょう。ここから、どんどん…株価の上昇スピードは上がります。「日銀の含み利益」の話が、日経新聞に載っていますが、これを高値で…全て売却して…国債の償還に回せば良いのです。買った国債は、国庫に頼らずに日銀が独自で償却すれば良いですね。色んなアイディアがあるでしょう。

もうカタルには「残された時間」は少ないですが…ようやく34年も掛かって、1989年のバブル期の高値を「奪回」出来たのです。ようやく…日本国民が「甘えた環境」から…卒業する時代になったのでしょう。

10万円金貨の価格がグローバル価格なのです。日経平均株価は、まもなく20万円に旅立ちます。どなた様も…この列車に乗り遅れないように…賢い投資家に成りましょうね。…という事で、本日のレポートは遅れましたが…これにて終了です。また明日。

会員の方は、遅れて申し訳ありませんでしたが、既に「新しいレポート」をアップしてありますから、お読みください。日経を観ていたら、「京都の紅葉特集」が組まれていました。12月の上旬でも「見ごろ」なのでしょう。地球温暖化で季節も変わっています。また…ね。



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