日米間の貨幣乗数の違い

今朝は「お寝坊」さんです。なかなか前半戦は面白かったのですが、後半戦は押されていましたね。でも面白かった「ラグビー」です。カタルは、ずっと…起きていたのです。やはり「韓国のドラマ」は、質が高いと思っています。最近は「大 祚栄」(だい そえい)と言う西暦で700年頃の高句麗のドラマを観ています。これを観てラグビーに変えたのです。

昨日は近く現代美術館に行き「デイヴィッド・ホックニー」展を観てきました。久しぶりの美術館ですが…斬新なイメージを満喫して、思わず可笑しく笑いがこぼれました。まるで…その場にいるような錯覚を覚える展示の仕方で、四季の移り変わりを感じる作品、作者が実際に絵を描く過程など…絵を観に行くと言うより、まるでアトラクション会場に居るような錯覚です。

散歩を実際にしているような展示の演出から、最新のAR技術を使った作品など…本当に86歳の人が創ったのでしょうか? 11月15日までやっていますから、皆さんも関心のある方は、行ってみると良いですね。価値のある時間でしょう。カタルの娘が、来月、また帰って来ますから、孫を連れて…また行こうと思っています。

帰りに近くのホテルで、「中華」と思って店に行ったら…予約で一杯だとか。3連休だから混んでいるのでしょう。仕方なく、近くのイタリアンでビザを食べて帰って来ました。カタルは一時間ほどかけて…ざっと観ただけです。でもカタルの美術鑑賞の常識を破った作品展示でした。もう少し…この時代ですから、工夫があっても…良いと思います。カタルに企画をさせたら、もっと斬新な展示方法など…たくさんのアイディアがあるのですが、既にこの年では、再チャレンジをするのは…大変かなぁ~。

実は会社を辞める時に、京都の観光事業の新会社を立ち上げようと思ったこともあったのです。たくさんのアイディアがありますが、なかなか…ね。お金もないし…それより若くはありませんからね。きっと誰かが、まもなくやるのでしょう。

もともと…この「IRNET」も会社の紹介を始めるために…立ち上げた会社です。「IR」などと言う言葉がなかったと言うか…一般的に浸透してない時代です。今は皆さんの関心の高い相場論を述べていますが、もう直ぐ…変化させようとも考えています。お金をカタルが出して、誰かにそのアイディアを継承させたいとも思っています。それで「市場原理」を浸透させる一翼を担えるなら嬉しい限りで…お金の有効活用になるのでしょう。所詮、金は「使ってなんぼ」…です。

日本国債の利回り推移(2年と10年物)

本日のテーマは、昨日は「日本国債の利回り」を観て…相場との関連性を綴りました。全てはカタルの推察ですが…そのような見方も、市場にはあるのです。市場と言うのは、誰かの意見が正しくて、誰かの意見が間違いでは…ないのです。まるで…皆さんは市場経済を理解していないようです。日経新聞の編集長が馬鹿なのでしょう。きっと…東大法科か、何処か分かりませんが、本物が、上に行ってないから、34年も…「日経平均株価」が高値を更新できないのです。

人間は「名目の世界」で生きているのに…ごまかしの「実質成長」ばかりを論じています。今のデータを集めるために、久しぶりに日銀の検索サイトに行ったら、データが取れません。これが今の日本の情報に対する…間違った認識です。

日本人が、情報と言うものを、そもそも…「軽視」しています。ところが…日経新聞社はその情報を正当な価格で販売をします。先ほど日経が集めているデータの一つの不動産情報のサイトの閲覧料が、年間で25万円程度でした。まぁ、商売なら払います。半導体の価格情報を集める為にも有料です。

そのデータですが、日銀サイトの何処かに在るのでしょうが…面倒なので探すのを諦めました。その中途半端な検証のデータですが、カタルは、この「後の世界」の話をしています。昨日の国債の利回り変化はどうなるか? 市場の整合性の観点から観て、これからどんな世界になるか? 

この道筋を語る為に、必要なデータですから…調べたのですが、日銀様もこの程度です。本当に…この国は腐っています。米国は直ぐに判明します。此方のサイトからデータを集めたグラフです。

米国のMBとMS(m2)と貨幣乗数の変化

さて批判をしてもしょうがないですから…この日銀のサイトでグラフ化できる資料を作ってみました。先ずは、米国の資料を観ると分かりやすいですね。その概略を説明します。2008年9月15日に「リーマン」の破綻を受けて…金融規制が強く働いた様子が分かります。

それまではマネタリーベースに対する世の中に「出回るお金」(M2)は10倍程度だったのです。「金融規制」が実施されるのは、そのリーマン事件に遅れますが、2008年8月は9.1倍、9月は8.5倍、6.9倍…そうして2009年1月は4.8倍まで落ち込みます。どんどん規制効果が出てきます。現在は2023年の7月の数字で3.76倍です。コロナ禍後の低い所が3.2倍程度です。

基本的に金融規制が強化されると、市場に出回るお金が減ります。規制と自由の関係がよく分かるのが、米国の「貨幣乗数の変化」でしょう。しかし日本はどうでしょう? 

日本のMBとMSと貨幣乗数変化の推移

その2023年8月の貨幣乗数は1.85倍です。2022年4月は1.74で、ここが一番低い値です。現状は説明をしているように、実質経済から名目経済に移行し始めていますから、このマネーストックが増えるはずです。貨幣乗数効果は、やがて2倍以上になり、米国の3倍ラインに行くのが、これから目指す名目時代の筈です。

カタルが「清貧思想」と…今の時代を揶揄して、検察や最高裁の判決を批判している裏付けの資料にもなります。

黒田さんが一人舞台で、自分だけが躍っていたマスターベーションの世界の意味がデータからも分かります。黒田さんは良く仕事をしましたが、10年以上も「与えられた目標」を達成できませんでした。しかしようやく…「コロナ禍」から一連のサプライチェーン問題など…「米中対立」のお陰で、日本は、今、ようやく新しい世界へ移行する「変化地点」だと言うことが、このデータから分かると思います。

自分でデータ元に行って、自分でグラフを作成して…何故、このようなデータの数字になるのか? 

上手く政策運営を行っている米国経済と日本経済の違いは何か? 

こんな事は、馬鹿レベルのカタルでも簡単に分かるのですから…日経新聞の記者様は優れた大学を出て来て、現場で経験を積めば…日本の政策を変える記事をいくらでも書けます。ところがスポンサーに、忖度をして…村社会を維持しようと間違った視線で報道をします。そのメディアの間違いを指摘する経済学者が、皆無なのでしょうか? たぶんメディアが村社会論理の視点で、選択しているのですね。

なかには、カタル同様に…武者さんのように、一貫してカタルと同じ視点で、レポートを出している人も居ます。彼はカタル以上に、よく知って居るのでしょう。

何故、メディアに登場しないのでしょう。おかしいね。カタルは皆さんに、これからの世界を伝えています。「年金生活者」から、「働く若者」に所得の移転が起こり、消費税はやがて…20%程度まで行くのでしょう。老人ホームの料金は2倍になるのは、当たり前の世界になります。「老後破綻」にならない為、今から準備をしなくてはなりません。

昨日も2時間程度になるのかな? 年を取ると、ただ歩くだけでも疲れます。人間は誰でも年を取って、肉体的に出来ないことが出てくるのです。お祖母ちゃんは、とうとう…「寝たきり老人」になりました。人間の尊厳を考えさせられます。同時に「尊厳死」の議論を早く進めるべきですね。スイスに行かなくても、自分が「死」を選択する道があっても良いと思っています。そのルール作りを急ぐべきでしょう。

株式投資をすると…様々な矛盾を感じ、社会の色んなことを知ることになります。先ほどの話に少し戻りましょう。

ヤフーの掲示板を観ると…情けないレベルの投稿が多いですね。株式市場に正解があると思っているようです。時間軸の考え方も違えば…資金量に違いもあるし…投資家の性格の違いもあります。皆さんの考え方は、自分本位で時間が回っていると思っているようです。市場と言うのは、これから…みんなで創るものです。

その世界に「正解」があるわけではないのです。PERの基準をとっても、PBRの基準をとっても…配当利回りもROEもあります。それぞれ、色んな指標がありますが、大きな評価の違いがあります。そのギャップを埋めるのが投資です。正常な価値観が浸透する政策が必要です。

本日は貨幣乗数の日米比較をしました。日米間では、約2倍の違いがあります。つまりアップルが、日本に上場されている企業ならPERが30倍ではなく15倍の評価に落ちているのでしょう。

お金を活発に動かすことが、景気を浮上させるのです。人々の心が「挑戦に向かう環境づくり」が必要なのです。

ラピダスの挑戦は非常に興味ある挑戦です。NTTの次世代通信の「IOWN」は企業だけの力では無理です。経産省中心に政府が動く情報網を構築せねばなりません。6Gの世界になると…自動運転が当たり前になります。バスも、もう実験レベルでは完成です。タクシーもそうですが…架空の「安心・安全」など求めずに…失敗を畏れない世界を築くべきでしょう。それでは…また明日。



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