カタルは市場原理主義者で…株価が全て正しいと言う論者です。だから株価を上げる政策が正しく…下げる政策は、間違っていると考えています。故に…1989年の高値38915円を未だに抜けない日本は狂っていると言っています。その元凶が村社会論理であり、官僚主導の政策です。1992年初めパイオニアの指名解雇事件が起きました。当時は「終身雇用」が当たり前の時代でした。この古き良きシステムを維持できるなら問題はありません。
年功序列は、儒教の教えに基づいて…年長者を敬います。弱者を助ける良い制度だと思ってきました。でも同時に弊害も大きく…アホの上司に使える部下は大変です。くだらない内部抗争は、どの社内でもあるのでしょう。派閥が誕生し…仲間でつるみます。基本的に日米貿易摩擦戦争の時に、日本はグローバル化に舵を切るべきでした。ところが「プラザ合意」の選択ですからね。たぶん…為替は、170円台に日本は戻るのだろうと思っています。
結局、村社会論を維持しようとウダウダと…時間を掛ける成田闘争を、日本は選択したのです。その結果が電通の高橋さんの自殺です。就職最難関の憧れの会社は本社を売る始末です。東芝問題も同じ土壌です。粉飾決算はIHI(石川島)オリンパス、数えきれない会社が粉飾をする始末です。トヨタも社内検査の不備で挙がっていました。
実質成長時代は、基本的に底辺の水準に、政策を合わせる政策です。そうして社会秩序を維持するために、「出る杭を打ち」ます。バブル期にはリクルートの江副さん、そうしてライブドアの堀江さんも時代の犠牲かな?
安倍さんも、あれだけの長期政権でも…地検改革を出来ませんでした。安倍、菅が退任して官僚主導の傀儡政権である岸田さんになると、メディアの攻撃はストップします。むしろ…好意的な記事で溢れています。彼の答弁は官僚の作文です。
カタルはグローバルな市場原理が正しいと思いますが、米国でも米国第一主義が誕生しトランプ政権が誕生しました。そうして「分断の時代」と言われています。EUもブレグジットの選択です。完全な「揺り戻し」でしょう。今回のロシアのウクライナ侵攻、ある意味で米国が望んだ結果だろうと思っています。バイデンの狙いは何処にあるのか分かりませんが、もし…米国が煽らずにいたら、ウクライナは侵略を簡単に許して…昔のチェコのように意外に平和だったかもしれません。
ある意味で…人権侵害と騒ぎますが、中国のウイグルの人達も幸せかもしれません。先日、NHKのマイケル・サンデルの白熱教室 「民主主義って時代遅れなの?」だと思うのですが…それを観ていたら、自由な発言が出来なくても、意外に…中国の学生は自分達の国は「民主主義国家」だと思っているのです。ある意味で優秀な奴が、社会をリードすれば…豊かな時間を送れるかもしれません。カタルは市場原理主義者ですが…世の中には、様々な考え方がありますから…どれが良いのか分かりません。
1989年以来33年間も最高値を抜けない日本でも…年金生活者にとっては、天国ですからね。夫婦そろって、教職なら…かなりの共済年金をもらい続けて…「楽しい生活」を送れます。日本の民間企業でも、企業年金の他に、「第3年金」がある所があります。超一流企業ですが…都市銀行や野村証券など、東芝は途中まで…ありました。毎月、働かずに30万円から…なかには50万程度も入る世界です。苦労して働いて20万円の若者の世界とは違います。
まぁ考え方は、人ぞれぞれ…です。
僕らはメディアに洗脳されているという事実を、どれだけの人間が知って居るかどうか…官僚はかなり「ずる賢い」のです。自分達の政策を通すために、あらゆる災害も利用します。無駄な経費を使っているのです。市場原理は、ある意味でフェアな戦いです。
内部留保を積み上げて保身に走れば…必ずTOBに遭います。でも日本は、難しい国です。東芝問題を観ると分かります。TOBをされてから…「後出しジャンケン」が認められる東京機械のケースなど…カタルは許せません。
一所懸命に経営をしていれば…内部留保を貯めることは無駄な事ですから…しません。だから100%以上の株主還元を実施する「ニコン」(7751)が正しいのです。50%を超える自己資本比率は…間違っています。利益余剰金を、時価総額の近い金額まで積み上げている企業は大勢あります。村社会論は、競争より調和を好みます。どちらが良いのか…その人が育った環境により、選択は変わるのでしょう。
さて…カタルは「QT」(Quantitative Tightening)を異常に、警戒していたようです。でも調べて観て分かったのは、それよりは金利の動向の方が重要なようです。
QEの後でQTに移行するのは2017年から2018年ですが…あの悪魔の年です。2018年は小野薬品で成功した利益を、古河電工や東邦チタンで飛ばした年です。そうしてカタルには屈辱の成績でした。その年は、辛うじてプラス着地…実質的にプラスマイナスゼロでした。年初に800万円でスタートしたのですが…途中まで倍増の800万円の利益があったのですが、そのすべてを…年末にかけて失った年です。カタルはデータ元の此方を参照しましたが…皆さんはこちらの方が分かりやすいかな?
どうしても「空売り」を選択しないから、下げ相場の場合、無理が掛かります。何をやっても駄目でした。今、カタルが述べているのは…「市場環境が悪い」という事と「一人旅」の話をしています。だからソフトバンクの選択になったのですよ。
テーパリングからQTへ移行する過程では、市場のパイは減少しますから、残されたわずかなパイの争奪戦です。だから難しい。
素人が簡単に利益をあげられるような環境ではありません。株価が倍増するケースは稀でしょう。そんな環境を、どう乗り越えるか? ここが「腕の見せ所」です。よって何度か…ボックス相場の往来で繰り返すしか…。方策はなさそうに思っています。だから「深追いは禁物」と述べてきました。
今回、調べてみて分かったことは、あの岡崎さんの見方は間違っていたという事です。彼は7月から…と述べていましたが、他の色んな資料を読んでみると、年初から既に5月にQT開始の話はあったのです。だから年初から下げ相場だった訳です。 (此方が参考になります。)
カタルは、もう少し時間があると思っていました。仕方がありません。ここでカタルの相場観を、再び…修正しなくてはなりません。だからこそ…他の銘柄との「市場の整合性」を丹念に見る必要があります。
金曜日に、「日本製鉄」(5401)は配当落ち後、初めてプラスかな? 31日の期末を除き…金曜日から木曜日までマイナスでした。そうして200日線にタッチして初めて金曜日はプラスになりました。
日本郵船も同じような展開です。日本郵船の200日線は、まだ下で…8422円です。日本製鉄は、今回は高値を取っていませんが…日本郵船は新高値を付けてから休んでいます。この違いは、やはり大きいのです。チャート論では海運株は崩れている訳ではなく…単なる調整波動に見えます。だからカタルの「8月説」の爆上げ説は、まだ捨てていません。
一方、マザーズ株はどうでしょう。基本的に指数は75日線を回復しました。カタルは200日線を上回ると思っていましたが…環境は厳しくなっています。SP500などは200日線を回復していますが…ナスダックはその手前で…腰が折れています。惜しい所でした。
ただ…テスラやアップルは全然…株価が崩れているようには見えません。たぶん…選別作業に入っているのでしょう。ソフトバンクも、一応は…年初来の高値なのです。
基本的にマザーズ銘柄は、一旦は「底入れ」をしたことは事実です。ユビキタス、JTEC、グロームにロコンドを…カタルは掲げています。カタルが観察している銘柄すべてが底入れをしました。だから売り物は少なく…やる気になるなら簡単に株価は上がります。
問題は…その仕掛け人が、この環境下でも存在をするかどうか…の話です。故に高値になったら、あるいは時間の経過で、必ず「買い需要」が生まれる貸借株のBASEやサイバーダインを選択しました。最近、日証金の株不足の逆日歩銘柄は増えています。こんな感じです。
しかし日本人の多くは「金魚の糞」ですから…米国を観ています。でも…10年債の急上昇は大きな乖離を産み…まもなく4月5日にFRBのブレイナード理事発言は、消化されるのでしょう。何故なら、カタルは調べてみて分かったのですが…年初からこの話はあったのです。それがピークアウトする現象が10年債の急上昇でしょう。
この「兼ね合い」をどう考えるか…という問題でしょう。カタルは2018年のトラウマを抱えています。だからどうしても「警戒感」を強く意識しています。QTの7月の見方が間違っており、時期が5月早まりましたが…まもなく10年債はピークアウトをして…一旦は、揉み合います。既に…この段階になって来ました。故に、米国債のチャート上の壁を指摘しています。
ただ…いくら強気のカタルも「欲張りは禁物」だと思っています。きっと…人生は程々…が一番なのでしょう。カタルのような…「馬鹿カタル」の末端人間は、一握りの成功者を目指しても…なかなかハードルが高いものを感じています。それでは…また明日。