カテゴリー:コラム

お勉強「3」

本日は、昨日のレポートを補完する報道を見つけましたから、こちらを読める人は、読んでください。有料版かも…知れません。基本は、このWSJの記事は「中立金利」と述べていますが、昨日、解説した「潜在成長率」や「R*」(Rスター)などの米国経済が持っている経済の成長率が、どの程度か…と言う話です。

WSJより

基本的な概念を、確り…理解できてないと株式投資の判断に影響を与えます。

円安の原因を、テレビに出て…述べている評論家の意見は、どれも「的外れな」目先な解説に思えます。あの程度の奴が、「一流域」とは…情けないと思っています。基本は、高い成長力を持続できる「効率的な社会形成」を営むなら…良いのです。でも日本は、「難しい国」で、それぞれの少数派の意見を重んじます。故に、時間だけ浪費をする「成田闘争」をするのです。

この根底にある精神は、「和を以て貴しとなす」と言う聖徳太子の時代から続く…精神が日本人の心に残っているからでしょう。

故に「合理的な判断」が避けられ…時間を掛けて、誰もが「納得する時間」を問うのです。「大相撲界」を観ても分かりますが、このような「村社会論」を強要する…「日本人の心」が、誰にでもあると思っています。これが…長年、「失われた時代」と呼ばれる…時代を選択した原因でしょう。

この論理が、近年は「崩れ」…ようやくグローバル論理の浸透が、勝って来たので…日経平均株価はバブル期に付けた38915円を抜けたのです。

永遠と…34年も「結果が分かっている」闘争を繰り広げたのは、「島国」故の選択なのでしょう。今だって、最高裁や東京地検の人達は、非常に優秀なのでしょうが…「物事の本質」を理解しているのか、どうか…。

流石に、資本論理に揺れる…東証は、「過去と決別した」のが、昨年の少し前かな? 

東証の「PBR改革」を始め、繰り返し…伝えている新発田参事官の「株式の持ち合い解消」です。しかし「東芝問題」の基本は、「村社会論」です。そうして今回の「ライン・ヤフー」の韓国ネイバーとの資本問題も、村社会問題が、根っ子にあるのでしょう。グローバル論とは「一線を画す」のです。大相撲界の「白鵬」問題も、似た面を持っています。

日本は少子高齢化ですから、世界競争に勝つためには「効率化」を更に加速させて…「キャッシュレス社会」などの「AI革命」を取り入れた…最新の構造にすべきです。

基本的に合理化を問うと…社会的弱者は、排除されます。今だって、「スマフォ」を上手く使えない人は…大勢います。その人たちは「自己努力」を怠っており…落ちぶれるしか…道はないのです。

しかし…日本は「生活保護」と言う弱者を救済する制度もあります。カタルは、早く…「尊厳死」を認めるべきだと思っています。「人間動物園」(老人ホーム)に入る前に…自分の事が出来なくなったら、「死を選択する」道を残すべきでしょう。スイスに行くのは大変ですからね。

難しい問題だから…結論を「先延ばし」しようとする成田闘争です。憲法改正もその一つの事例でしょう。自分が、どの世界を望むかどうか…。米国の「中立金利の模索」で、揺れている話が、今の米国株式を理解する「要」です。

インフレと成長、過度の成長を目指すと「歪み」が生まれます。

それが貨幣の供給量の話です。インフレ圧力が高いのは、「過去の無理」(コロナ禍)が原因です。過剰に発行をした通貨によって、本来あるべき「痛み」を和らげた報いが「インフレ圧力」でしょう。

カタルはロシアのウクライナへの侵攻を「意図的に」許したのは、「米国の戦略」ではないか…とも疑っています。あの侵攻は事前に準備されたもので…止めることも出来たのでしょうが、敢えて…侵攻を画策したとも言えます。米国はしたたかな…戦略家ですからね。

残念ながら、カタルの力量では、「市場要因」がプラスに働かないと…「儲ける」ことが出来ません。

故に3月に入る前から…「決算期のトラウマ」を盛んに…述べていました。野村証券の年初からの上昇は、決まった路線ですが、かなりの「出来」でした。故に一つの口座は、今も「倍増」以上の成果を維持しています。でもジェイドGを選択した口座は「メタメタ」です。でも…ね。逆説的に言うなら、「チャンスが広がった」とも…言えますね。人生は「塞翁が馬」なのです。

株なんか…下がれば良いのです。ようやく…最近、その境地が、ある程度、分かるようになってきました。昨日、息子が孫を連れて家に来て、久しぶりに回転すしに行きました。近くの「銚子丸」と言う回転すし屋さんです。約40分程度の待ち時間でした。そうして4人で食べて…会計が11700円前後だったかな? 

でも満足度は合格点でしょう。イワシはなかなか美味しかったです。流石に…コハダなどは、一般的なすし屋さんから観ると劣っていますが、マグロだって…そんなにそん色があるようには思えません。最近は、銀座のすし屋に行っていませんからね。席について…一人その当時は最低で4万円程度でした。今は5万円以上を、たぶん…取られるのでしょう。

この選択も、株式投資に似ています。それぞれのクオリティーが用意されている市場です。カタルが、何度も、何度も、一貫して…「野村証券」を押しているのは、投資の仕方によっては、マズマズの成果を得られるからです。今回の押し場面は、ある意味でチャンスです。カタルは200日線も覚悟をしていたのですが、今は、この75日線なのだろうと思っています。

だって米国のFRBは600億ドルから250億ドルにQTの規模を縮小させました。だから…米国株は反発をし始めました。その後、アップルの自社株買い、そうして雇用統計の予想外の低下は、「予想外」となっていますが…実際は、昔から既に確定しています。もう「この路線」は、以前から決まっているのです。基本的に…次の展開も既に決まっています。

分からないのは「AI革命」の進展度合いが、どの程度なのか? 

この潜在成長率の行方です。最近、アップルがEV投資を諦めて…遅れていた「AI投資」に力を注ぎ始めています。経済活動の基本は「お金の量」と、その「スピード」です。加速度が、どの程度か? この時代の加速度を判断するのが、「市場の整合性」の考え方です。

基本は、お金を多く投じれば…必ず、無駄はありますが、その世界への変身するスピードが速まります。村社会論は、「みんなの同意」を、待つのです。だから時間だけが、虚しく…消化される「成田闘争」と…カタルが「命名」しました。この根底にあるのは「和を以て貴しとなす」と言う精神を「美徳」にする…日本村社会論です。

最高裁も検察も…ハッキリ言って安倍派閥が、解体に追い込まれた「政治資金問題」は、カタルには、合理的な市場原理を導入しようとする革新派の「グローバル派閥」の敗退です。権力闘争なのでしょう。大相撲界も揺れています。あまり「フェア」には…見えません。

市場を理解しようとすると…最後はこの問題に行き着きます。

だから、最後は「教育制度」にお金を掛けないと駄目です。老人から若者に、所得の移転を早め、老人は出しゃばらずに…「社会貢献」を目指すべきなのでしょう。カタルは、市場の解説を通じて、株式投資の本質を、理解して欲しいと願っています。もう大丈夫なのです。意外に早く…低迷を脱することになりました。

あとは、どれを攻めると…最も「効率的」か、どうか…。そのスピード感の話です。

ジェイドGを選択する人、野村証券を選択する人、他の選択肢もありますが、幸い…市場要因は「プラス方向」に働き出しました。おそらく…この市場要因の影響度は、60%以上は間違いありません。たぶん…カタルの感覚では70%近くが、株式投資への成績に影響を与えるのでしょう。

でも皆さんの多くは、「個別株要因」ばかりを気にします。そうして銘柄を気にします。

カタルが息子に用意したC君を買う選択肢を、あいつは馬鹿だから…まだ全部、買えてないと言っていました。たった1万株分なのです。株価が下がっても…良いのです。200円の株が100円になったら、今度は「2倍の量」を、また買えば良いのです。昨日は、そう諭したのですが、どれだけ…彼が理解をしたか、どうか。

ジェイドGを買って、更に株価が下がっても…それで良いのです。

その後の対処が問題なのです。あれは…1000円を割れていた株が4180円までヒカル効果で飛んで…ようやく復帰してきました。今の業績は「過去最高」でしょう。この業容が、更に2倍になると言います。

ようやく…ローカルから、「一人前の段階」にステージアップします。年商100億ラインが最低限の投資レベルなのです。たぶん…この後の過程では、「アセット・バリュー・インベスターズ・リミテッド」(AVI)に続くファンドが、どんどん…生まれるでしょう。

だって帝国繊維に対して…株主提案をしている投資会社です。

その文面は…「今回はあえて控えめな提案とします。本提案は、帝国繊維のバランスシートを株主が納得できるものに改良するために必要な第一歩です。「特別株主」がすべての株主の利益を優先してバランスシートの改善の必要性を認めれば、本提案は過半数の賛同を得られると考えます。(1) 今後の現金の累積に歯止めをかけるために配当額を増やすこと会社予想の配当金40円、配当性向26%ではなく、配当金76円、配当性向50%を提案いたします。(2) 現在の現金負担を緩和するために、控えめな自己株式取得計画を導入するヒューリックの保有株式の10%を売却し、帝国繊維の発行済株式の3%に相当する20億円の自社株買いを行うことを提案いたします」となっています。

「新発田参事官の意向」に沿う提案です。つまり「時代的な背景」を持った考え方をするファンドです。未来の日本を創るファンドが、「ジェイドG」を買っているのです。この事実の背景を考えると…分かります。

昨日、紹介した「日立」の株価は、上場来高値を更新しています。同じことですよ。

日立製作所の月足推移

皆さんの多くは、本当に…目先の「小手先の話し」ばかりに思えます。株式投資と言うのは、時代背景を捉えた投資をするゲームです。自分が、どんな世界を望み…どう行動をするか? その話なのです。何故、日経平均株価が38915円の高値を…ようやく…奪回することが出来たか?

何故、カタルが「トヨタ」の行動を批判して、「アップル」の事例と、比較をしたか?

みんな…今の「時代背景」を理解してもらおう…と持って、原稿を綴っています。

米国の中立金利と言うか…潜在成長率の話し、そうして最近の中国のEV投資の過剰な補助金政策の話し…先日、イエレン氏が中国を訪問して…EVなどの「過剰投資」を戒めました。お金の量を増やすなら…どんどん加速します。

米国のマネーサプライ(M2))と変化率の推移

TSMCの九州工場の建設から「街の発展」を観てください。ニセコの事例を観てください。何故、このマネーストック(マネーサプライ=M2)の「変化率」が、重要なのか? 何故、カタルが「商業不動産」問題を、水面下の時から…ずっと、「問題視」しているか? この3日間のお勉強会の理解が、どの程度まで浸透するか分かりませんが、大切な事だと思えるでしょう。

みんな「市場の整合性」を理解する為に、欠かせない基礎知識です。それでは…また明日。



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