アーカイブ:2015年6月21日

光と影

ギリシャへの強硬なドイツの態度は分かります。もともとギリシャは、嘘をついてEUに参加したわけです。参加条件が欠けていたのに…他国を騙して参加したわけです。しかし世の中、何であれ、正論も程々にしなくてはなりません。カタルはギリシャの経済規模を見ても、EUからの離脱が望ましいと考えてきましたが、このような些細な事が切っ掛けになり、様々な問題が誘引され、大事に発展するのが過去の歴史です。もともとドイツは第一次大戦の敗戦による賠償金支払いが重かったために、これを打破するため、ナチスが誕生して第二次世界大戦に発展しました。「手負いの猪」は、恐い…と言いますからね。

上海総合株価指数の週足推移
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上海総合株価指数の週足推移

一方、株式市場の展開は、いくつかの問題を抱えているようです。一番の気掛かりは、やはり上海総合株価指数の大陰線ですね。通常、この形はしばらく調整を続けます。どうやって軟着陸をさせるかどうか…。この影響は日本国内のインバウンド需要に影響を与えます。ラオックスなど…かなり長い上昇相場が続いていますから、そろそろ注意を要しますね。カタルもラオックスを、昨年の10月だったかな? 日銀のさくらリポートを切っ掛けに推奨し、300円を超えた段階で終了宣言をしましたが、その後も上昇を続け未だに人気になっていますが、実態経済を支える一つの背景が崩れ始めたので…ラオックスの相場にも影が差し込みますね。もしまだ、持っている人が居れば、一考に値する現象です。

米国の金融政策は様々な流れを変えます。BRICsの変調など…もその一つですね。カタルは思うのです。市場は利上げに拘っていますが、これは大きな影響ではないと思います。問題は既に投下された量的緩和のマネタリーベースが実体経済下で動いており、時間の経過で米国債は償還されます。FRBが市場で国債を売却しなくても…、自然に満期償却を迎え、流動性が引き上げられるのですね。前年比ではマネタリーベースが減って行きます。かたるは、此処に大きな懸念を抱いています。この流動性を民間の金融機関が補えれば問題はありませんが、オバマ政権下では、金融機関は金融危機を発生させた張本人と言う事で、厳しい自己資本比率管理が実行されています。

カタルがHSBCのリストラを見て、何故、急激に弱気に傾いたか? この辺りの背景を懸念しています。1937年問題と言うのは、1929年の世界大恐慌を、立て直そうと必死になって固定資本投下し、ようやく正常化の道を歩んだのに…金融機関に、まだユトリがないのに…金融引き締めを実施したために、見せかけの回復が、一気に崩れたのですね。人間の残像現象が、人々の方向性を誤らせたのです。勘違いですね。日本も同じ失敗をしています。2003年からようやく危機を脱したのに…、日銀は直ぐにバブル期の反省を始め、マネタリーベースを絞りました。此処に米国発の金融危機が重なり、長い失われた時代の二番底を演じた訳ですね。今、同じ懸念が米国に存在します。既に金融危機の落ち込みから立ち直っていますが、日本同様に米国も二番底を模索する可能性があります。カタルはこの現象を懸念しています。故に1937年問題を宿題として…長く採り上げてきました。

一方で、ようやくナスダックは、ITバブル期の最高値を更新し、産業革命に匹敵する時代進歩の躍進期を迎えました。ナスダックの新高値とは、そういう事を示します。マンガや映画を見ることですね。既にスマフォの実用化は、時代をどんどんと早めています。スパコンの発展は一気に、人々の生活概念を変えます。ペッパー君の誕生がソフトバンクの株価を直ぐに押し上げるとは思いませんが…この産業が未来企業の在り方ですね。クラウドで情報を管理するのです。ペッパー君はIBMのワトソンを活用していると言います。ソフトバンクには、膨大なビッグデータが集められ、このデータの活用をすれば、一大飛躍企業に変貌しますね。既に大会社なので…直ぐに変化はしませんが、明らかにPERの評価は、大きく上乗せされます。これまでPER10倍程度の評価だったものが、30倍、50倍に大きく評価を変えますね。場合によれば、100倍程度まで加速されます。夢が人々の評価を大きく変えるのです。

カタルが何故、ケネディクスの評価を下げているか? なかなか経営者は、コンセッションへの参加表明をしないからですね。もしコンセンションと言う成長エンジンの開発に参加表明すれば、あっという間に、市場の人気株になりますね。オリックスと共に、日本を救う企業になります。日本の問題点は明らかなのです。高い名目成長率を達成できれば、現在の財政赤字は、たいしたことはありません。3%などと言う…ちんけな目標ではなく、10%、20%の飛躍が出来ますね。そうです。スマートコミュニティーへの扉を開けることですね。ペッパー君は、代表事例です。アップルウッチは、やがて人間の健康管理を実現しますね。体調変化の前の微細な変化を感じ取り、救急車を勝手に呼ぶようになります。やがて多くの人間は、クラウド上でコンピュターに管理されて生活をするようになりますね。

ヤマト運輸の運搬に関わる社員は、必要なくなります。このように単純労働の任から、人は解放される社会になります。人類は、もっと高い文化などの豊かな創造力が求められるようになりますね。株式市場は、その兆しを感じ取り、敏感に株価に反映させます。まさか…そんなSFのような夢が…起こる訳がないと考えておられる方は多いでしょうが…スマフォの開発から実用化の浸透度合い、スピードを考えてくださいね。まだ10年も経過していません。構想は2004年に生まれていますが、発売は2007年1月ですね。便利な品物の一般化と言うか、グローバル化の進展は一気に加速します。時代とは、そういうものですね。既にメディアの競争は国の枠を大きく超えています。

実態経済や法律などの整備は、いつも時代の後を追うものです。株式市場は、最も先端を歩んでいるのです。ナスダック市場の2000年3月10日に付けた5132・52ドルの高値を、この時期に抜くのは…カタルにとって意外な産物でしたが…、混沌とした未来を感じさせる現象の一つですね。007はIoTの世界を結び付ける重要なパーツを開発している企業です。村田との協業のWiFiモジュールは、これから一気に広がりを示しますね。何しろ、全ての物がインターネットと結ばれるのです。IoTなどと言う言葉は、何れ一般化します。誰も、クラウド環境の重要性を疑わなくなります。情報の活用が効率化に繋がります。カタルが、何故、「国は準天頂衛星の整備に力を入れろ!」と述べているか? 次世代型の社会資本整備なのですね。キャッシュレス社会の到来もそうです。何故、人工臓器製造の夢をJTECに託すのか?

過去の歴史を見ると…、いつも夢が人類の進化を促進させ、お金が、その時代進化を一気に進めます。金融ファイナンスの発展は、初期のデリバティブで躓きましたが、オプション理論の開発が、BRICs経済の発展を支えたのです。リスクを軽減させたので、中国への資本投下が起り、産業を支えたのですね。この辺りの認識が、オバマには欠けています。夢は何もしなければ、実現はしません。金融力が、その夢を実現させるのですね。

分かりますか? 今の時代は、危険と隣り合わせで…時代が大きく進化しています。我々は、まだ時代を大きく進めるほどの力を手に入れていませんが、やがて我々は、時代を大きく進める原動力に成り得ると考えています。時代の先を読み、他の誰からも一歩、先に投資する。カタルは、いつも早過ぎる帰来はありますが…、方向性は間違ってないと考えています。やがてケネディクスも、007も、JTECも大きな華を咲かせると信じて疑いません。皆さんが、どう考えるか…、それは勝手です。自分で様々な情報の中から選択し、自分が信じるシナリオに、賭ければいいだけの話ですね。互いに頑張りましょうね。それでは…今日はこの辺です。表裏一体なのです。市場経済と実態経済は、密接な繋がりがあります。なにか…007を、もっと買いたくなってきましたね。困ったものです。



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