アーカイブ:2015年9月17日

09/17

かたる:最近、友達の親が亡くなり始め…介護の話と共に「老い」が話題になる機会が増えたように思います。カタルの両親は既に他界し、かみさんも母を残すだけで、うちの場合は恵まれています。84歳になる義理の母も10年ほど前、胃がんで半分を切除しましたが、その後は大きな病気もなく、多少のボケはありますが、医者に通わないのは…立派です。今でもカタルと毎日、お買い物で1時間程度歩くので元気です。先日…と云うか、1年ほど前だと思いますが、親友の親父がなくなり、福岡の家を処分ことになったと言います。そうして売買契約をしに、この休みに福岡に帰るそうです。今時、地方都市で家が売れるとは珍しいな…と思います。カタルの田舎、新潟県の長岡は、空き地がゴロゴロで、駅前もシャッター通りでした。その空白を埋めるのは…長岡市ですからね。きっと税金の未払いで差し押さえになったのでしょう。地方再生とは言いますが、なかなか難しいのでしょう。石破さんの存在感は、全くないですね。首相の器ではないのでしょう。

その友達の福岡の地価動向は…なんと商業地が4.8%上昇、そうして住宅地も2.1%アップだそうです。なるほど…やはり中国のインバウンド需要と共に…自動車の集積が進む九州は元気が良いのでしょう。しかし…この全国地価動向は、未だに下落しています。商業地で0.5%ダウン、住宅地では1.0%の下落だと言いますからね。カタルが目指す地価の上昇が、デフレ脱却に繋がるという構想は…なかなか実現できません。簡単なのですね。日銀がガンガンと「リート」を買えば良いのです。そうするとリートの価格は上昇し、低い利回り商品のリートも売れるので、ケネディクスのように公募を実施、その公募資金が、再びこれら収益性のある物件を物色し、この波が、やがて全国に広がりますね。事実、今年は中核地方都市が、高い伸びを示していると言います。流動性のない地方都市は、利回り採算が良く10%を超える物件がゴロゴロしています。中には20%近いものも多いのでしょう。論理的には、銀行借り入れを起こし、貸し出せばいいのですが…なかなか個人では管理が難しいのです。だから、このような業者を多く育てれば良いですね。地価は株価以上に重要な国民の資産です。

普通の人は、生涯で最大の買い物は「家」ですからね。次に車です。だから景気の状態を見るには、この二つを追えば、大概の事は分かります。本来ならNY高、更に基準地価の発表と好条件が揃っているケネディクスの始まりは、買い気配の筈ですが…僅か3円高でした。如何に個人投資家の人気が、離れたか、分かるというものです。まぁ、2年も経過すれば…通常はこうなりますね。これが普通なのです。カタルは日本の問題点を、失われた時代の中で、長い間、考えてきました。先日話したように、国会図書館に何日も通い、古い新聞を読んだりして、自分なりに研究してきました。その結果、一つの要因が地価なのです。デフレの元凶は、地価動向なのです。土地を買えば、そのお金の出所を問わずに、相続できるとなれば、地価は暴騰するでしょう。簡単でしょう。色んな方策があります。日銀がもっと大規模にリートを買っても良いですね。そうすれば、マイナス金利まで買われますから、どんどん開発が進み、一気に不動産市況は活況となります。

日経新聞は、一面トップの取り扱いを避け、4面にS&Pの日本国債の引き下げが載っています。なんと!!「シングルA」だと言います。この意味が分かるかな? 景気が踊り場を迎えている日本景気の現状を考えたのでしょう。黒田さん、あなたの政策に対する曖昧さが、表れている結果ですね。日銀は「デフレ脱却」に対し、何でも出来ます。人々の心が躍るようなマネーストックの伸びが、欠かせません。10%台にすれば…どんな資産も上昇しますね。その方策も、さまざまに存在します。

昨日だったかな? 安倍さんの「奢り」に言及しましたが、確かに歴代の馬鹿に比べれば…安倍さんはマズマズです。しかし世界に先駆け、早くスマートコミュニティーを導入すべきですね。先端医療に対する政策は評価できますが、JTECの赤字の現状を見れば、もっと薬効適用範囲を拡大しても良いですね。これじゃ、子供の遊びです。このような事例がたくさん存在するようです。もっと、大胆に行動しなくてはなりません。高速道路に限り、一気に自走車の走行を認可するとか…。批判を恐れずに、リスクを取る段階でしょう。リスクを取るのは、何も安全保障だけではありません。

ようやく重い腰を上げた「フィンティック」…どんな形で進むか、カタルもイメージが湧きません。一つ言えるのはスマートフォンによる決算手段の拡大ですね。キャッシュレス社会に向け、マイナンバー制度に絡めた実用化の推進が望まれます。ファナックが新興企業のプリファードネットワークスと資本提携したことでも分かるように…、あるいは007が村田の資本を受けたように…、新興企業の良さを生かし、時代を大きく進める時代が来ていますね。昨日、見た資料の中で「ビリングシステム」(3623)と言う会社がありました。この株高の背景は三菱商事などからローソンなどで利用されている「ポンタ」と言うカードの決済事業の継承を任されたようです。その為に、その会社を買収したとか…。ところが…この会社、知らなかったのですが、2013年に1000円以下から2万円台に、一度、化けていましたね。その為に、今回は相場にならないと判断しましたが…このような事例の会社で、前に何年も相場がないと…「大相場の芽」が存在することに成ります。

前回、カタルは日銀短観から設備投資の芽を感じ、日阪製作に打診買いを入れましたが、今の所は不発です。何れ上がるでしょうが…。今回は、このフィンティック関連を探しています。故に、クレディセゾンなんかも視野に入れています。金融が変われば…、全ての産業が変わります。ようやくスマートコミュニティーへの入り口が広がり始めています。金融庁が規制を緩和すれば、日本が元気になるのです。今はデフレ脱却の時ですから、すべて認可し、問題が出たら…その時に対処すればいいのですね。「転ばぬ先の杖」は必要ありません。それなのに…まるでバブル期の対応意識を官は持っています。きっと自分達の保身のためですね。自分の身より、国家を救いなさい。末端の政策担当者が保身に走っているから、いつまでもスマートコミュニティーの入り口が…開かないのです。大河ドラマを見て欲しいものです。

「財政ファイナンス」の文字が、何故か、日経新聞に登場しないから、日銀の対応も鈍くなります。政府も、そうですね。所詮、政治家も、役人も人の子です。日経新聞は、必ず経営者や政治家、役人が読んでいますから、あなた方の記事が、世の中を先導するのですね。良く世の中を観察し、若いやつを海外に派遣し、アンテナを広げて記事を書きましょうね。何故、株が安いのに…自社株買いをする企業が、増えないのでしょう。折角のチャンスですね。ROEの宣伝をガンガン入れましょう。

日銀の対応に疑問符を持つ輩が多くなり、折角の正しい方針が霞んでいます。これはデフレ意識が頑固なのですね。日銀の態度が駄目なのです。黒田さんが誤りを認め、素直に現状を認識すればいいのですね。2年で物価上昇は難しかったと…。そうして、更なる緩和をすればいいのです。日銀の態度があいまいだから、恐くて、誰も積極的な行動に出ないのですね。ようやくマネーストックの伸びは、4%台に入ったのです。10%台になるまで緩和を続けると明言し、QE3を実施すれば良いのです。FRBもそうです。明確な態度、説明が欠かせません。ヘッジファンドは、政策運用者の態度があいまいだから、その矛盾を突き、CTAのような仕掛けが入るのです。政策に矛盾がなければ…、一気に株価も正常化に向かいます。S&Pの日本国債の引き下げは、ヘッジファンドからの「催促」です。請求書が回ってきたら、新たな政策を実行し、借金を返さねばなりません。年率5%程度のインフレにすれば…たちまち国の借金も消えます。

さて中国です。

『中国の国家発展改革委員会の連維良副主任は、16日に開いたメディアとの会合で、今年の経済成長目標である「7%前後」の達成に自信を示した。不動産市況や投資の復調が鮮明で、国内総生産(GDP)をけん引するとした。その上で、投資拡大の内容は従来とは異なっており、投資主導の成長モデルへの回帰ではない強調した。『信報』が同日伝えた。  中国政府は投資を増やす手法として官民パートナーシップ(PPP)を重視している。発展改革委はコンセッション方式やエクイティ共同投資、政府調達サービスなどでの政府部門と社会資本の協力を推進し、インフラや公共サービスの建設と運営に民間資本を呼び込む方針だ。現時点で1043件のPPPプロジェクトが発表されており、総投資額は1兆9700億元に上る。  一方、『証券時報』によると、連副主任は国有企業と国有資本を改革する一連の政策をまもなく発表すると述べた。電力体制改革で示した方針に沿って、石油・天然ガスなどその他の重点産業について改革政策案の策定が進行しているとした。』…と昨日、報道されています。日本にコンセッション(PPP)が必要なのに…中国が先行しています。

中国は大丈夫ですね。それは…これまでの高成長は維持できません。何れ、5%程度に低下するでしょう。しかしマネーの伸びは続いており、大きな混乱はない筈です。習近平氏は賢いね。流石、13億人から選ばれた人です。1億の日本とは違いますね。ボーイングの組立工場が誘致されるそうですね。それに中国でのアイフォーンの売れ行きは、非常に好調で…経済界との結びつきを強くしています。今回の訪米でも、何社かのCEOと面談があるようです。日本は安全保障などで、米国に媚を売るしかありませんが…経済が元気になれば…もっと大きな発言力が国際社会の場で得られるのです。

読者の人も感じてくださいね。三菱UFJは、下値で煮詰まり感が増しています。まもなく…どちらかに動くチャートです。予てから述べている様に…、このFOMCは過去最大の関心事です。必ずイエレン女史は、新興国からの資金流出問題にも言及すると考えています。利上げしようが、しまいが…既に、この問題は峠を越えています。やはり来年に向けた宿題なのです。そんな簡単に、結論が出る問題ではないからです。金融機関の自己資本比率規制と絡み…根が深いのですね。カタルは共和党政権が誕生しない限り…、なかなか難しいかな?…とも思っていますね。お金のある人は、チャンスです。

しかし昔から「買いは遅かれ…売りは早かれ」と言います。結果を見て、来週から参戦すればいいのでしょう。でもカタルは6月10日に弱気になったように…8月25日の動きを見て、強気に転じています。それでは、また明日。あの日の三菱UFJは「兆し」(798.3円の上ひげ)を示す動きでした。



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