アーカイブ:2015年9月7日

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かたる通常、この辺りの水準から、実体経済の力が問われる水準に入ります。この意味は意外に日本経済の懐は深いという意味です。証券マンをしていると…この事がよく分かります。これまで…滅多に相場に手を出さない人たちが、此処から相場に買い参加します。そんな株価水準ですね。おそらく代表的な銘柄の下値は、かなり、下値の板は厚いのでしょう。日経平均株価は、先の安値を割り25日の安値が下値になってない銘柄が殆どです。辛うじて三菱UFJは716円を死守し、現在までの安値は725円で728円ですね。カタルの当たらない予想では、この辺りが分岐点だと考えています。ただ今の日経平均株価は257円安の17534円です。下落を始めて5週目ですが、大きく下がり始め4週目に入ります。通常の短期調整なら、今週が安値形成で反発に転じます。しかし1937年問題から、中国の構造改革(GDPの構成比率を変えること)を本格的に懸念するなら、こんなものではありませんよ。しかしそれは…、まだかなり時間が、残っていますからね。もし仮に…この後、間違った政策選択を繰り返したとしても…、大幅な下落は、来年だと思っています。

先週は、ヘッジファンドのほとんどが、ポジションを解消しているのでしょう。此処から、逆襲に入ります。どれを狙うか…今の所は、ハッキリしませんね。最右翼はアイフルか、シャープと考えていましたが、市場の支持が得られるかどうか…。最近は指数銘柄が極端に弱く、如何に今年の相場は、指数による株高演出の相場だったかと言う事が…ハッキリしてきましたね。代表銘柄のファストリ、ソフトバンクなんかも弱いですね。ソフトバンクは完全にボックスを離れています。スマートコミュニティーの世界を代表すると思われるペッパー君も…沈むのですかね? 販促大手のリクルートは、ICTという時代の要の銘柄です。新ビジネスなので少し分かり辛いので、何れ解説しますね。現在の株価は3500円を割れており3440円です。

完全に人気が離散したデフレ脱却のスター株、ケネディクスは25日の安値370円をあっさり割れました。現在は361円で出来高は258万です。注意喚起は解消され信用買い残が減ったとは言え、まだかなり残っているので、全体安に引きずられるのは致し方ありません。整理が終わっていると思われる2年前の年末のスター株、アドウェイズは、なんと800円を割れていますからね。この株の高値は3345円で…通常は「半値、8掛け、2割下げ」と言われる1070円の株価が下値と言われ、下落は止まると言われている水準を大きく割れています。これを見ても分かりますが、個人の人気株は、総ヤラレの状態です。

さて…最右翼と思われる5日間連続安のアイフルが405円を下値に切り返してきました。現在は1円高の413円ですね。全体は252円安で…依然、水面下です。何度も言いますが、此処からの場面で、強い株は決して空売りはしないで、買い参加しなくてはなりません。既に相場の世界は「年末相場」を描き始めます。通常、相場は、半年先を読むと言われています。ケネディクスの狙いは、土地資本の重要性ですね。アイフルは間違った最高裁の判決と、金融政策の歪みを糺すものです。カタルは土地本位制を崩壊させた政策運営者の間違いが、糺される相場だろうと考えています。バブルを発生させたのも悪政ですが、それ以上に、土地資本と言う重要な資産価値を、自ら放棄したバカ政策(失われた時代)が、今回の量的緩和で大きく改善されると思っています。

市場経済に於いて、株や土地は、日銀券と同様の価値を持っています。金融デリバティブの基礎なのですね。それを否定することは、通貨を否定することです。故にケネディクスの1兆円以上もの収益資産は、大きな価値を有しています。その株価が土地資本の価値以下になることはありえません。既に日銀は出口のない、戻ることが出来ない量的緩和を実施しています。誰も財政ファイナンスとは言いませんが、基本はインフレへの道に突き進んでいます。だから正常化させるには、いち早くデフレ脱却を軌道に乗せ、スマートコミュニティーの世界に向け、投資を加速させねばなりません。こんな事は常識です。

マネーストックM2の残高と前年増減比率の推移
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マネーストックM2の残高と前年増減比率の推移

マネタリーベースからマネーストックへ、両者の指標は確実に、その道を歩んでいます。今日はマネタリーベースが、実際のお金を増やしている様子を、マネーストックのM2増減で実感して下さい。貨幣乗数効果と言うのは、ある意味で心理の問題なのですね。以前は10倍近い効果がありましたが、最近はこの乗数効果は、非常に低くなっています。4倍台かな? この理由は心理の問題ですね。デフレ心理の問題なのです。人間の気持ちと言うのは、天気が良くなれば、他の悩みも改善されますが、最近の長雨状態では、なかなか前向きな気持ちになれません。雪国、新潟に長く住んでいたから分かるのです。この心理が…。

裏付けがあるから…カタルは自分の相場観に自信を持っています。読めないのが、相場の時間ですね。相場はいつもそうですが、早く先取りする時と…遅く開花する時があります。要するに…カタルは、仕掛け人のタイミングなのだろうと思っています。力があれば…株価を高値に放り上げ、資金調達を実施させ、時代を大きく進めることが出来ます。ベンチャーなどの小さい会社は、資金が命ですからね。クラウドワークスは、時代背景で輝く会社です。労働の在り方を問う会社ですからね。非常に気に入っています。上場当初から、カタルはそう考えていましたが、株価が高過ぎたから書きませんでした。しかし最近は公募価格を割れ、現在の600円前後の株価水準は宝物です。まだ早いかも知れませんが、来年は本格相場になると思っています。何しろ、スマートコミュニティー関連ですからね。

一昨年のハローウィン緩和は、結局、今の所は…不発かな? あの時、ストップ高したアイフルもケネディクスも、沈んだままですからね。なかなか難しいものです。しかし…建設は強いですね。カタルは大林組を空売りして儲けたので、株価を良く観ているのですが、今は21円安ですが、まだ1025円です。カタルが売ったのが1090円です。あれは8月19日だったと思いますが…それを買戻し、ドテン買いした三菱UFJは810円絡みでしたからね。故に、強さが際立ちますね。不思議な感覚ですね。どの人気株も一度崩れると…2段上げがないのですね。007もVテクもそうでした。でも相場と言うのは、そんなに時代背景は変わりませんからね。通常は、良くなれば…だんだん勢いが増すものです。それが企業業績ですね。ケネディクスの業績は、常に増額修正をしています。当たり前ですね。元が上がり続けています。この元は、日銀の量的緩和を支えにしています。最近は、ようやく消費者物価も上昇を続け、お金の価値が劣化し始めました。年金生活者重視から若者重視に政策転換ですね。子育て支援など…そういう事ですね。本日も介護保険の自己負担の話が、新聞に載っています。時代を感じてくださいね。

コンセッションで注目しているオリックスも1500円で下げましたね。1800円程度で損切りをしたのを、覚えています。結局、6月10日の判断は正しかったのですね。スケベ心が、今回の失敗に繋がっているようです。まぁ、ガラガラと…ここに来て崩れたので、やはり相場は短期調整でしょう。カタルが何度も指摘していた1937年問題が一般化してきましたね。本日も此方のサイトを発見しました。

要するに何でもそうですが、潜在的な材料が表面化すれば…大概は分岐点なのでしょう。ただ中国の構造改革は、容易ではありませんね。何しろ、日本以上に固定資本形成に依存してきました。問題は南沙問題で…この辺りの読みは、難しいですね。見送られたTPP交渉、最近、話題になってないROE、そうしてピジョン化現象など…。日本は確実に新時代に向かっています。そんなに心配することはありませんね。出来るだけ我慢です。でも貧乏人は無理をする事はありませんよ。金持ちは粛々と…行動しましょうね。みんなが苦しんでいるのを横目に…、この優雅さを…楽しめばいいのです。金持ちは良いですね。早くカタル君もそうなりたいなぁ~。それでは、また明日。



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