アーカイブ:2015年9月8日

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かたる:果たして短期調整か…、はたまた本格的な調整相場に突入するのか? チャートだけを見ると…非常に弱く見えます。何しろ人気株の三菱UFJが弱いからですね。多くの銘柄は、既に25日の安値を割り込み、再び底値が見えなくなっています。三菱UFJは9月2日(748.3円)が2番底かな? …と思っていましたが、実際は違いました。昨日も721.3円と…716円までの糊代は、残りわずかです。本当に…機関投資家は何をしているのでしょう。G20の発表文によれば、米国の利上げは既に9月はなく、年内12月の利上げも怪しく感じています。このまま…引上げではなく、再び量的緩和に追い込まれる可能性も出て来たように思います。基本は、オバマ大統領の清貧思想ですね。金融業への誤解が、このような政策を生みます。ユダヤ憎しのナチもそうでした。昔から金融業に対する風当たりは強いのです。江戸時代は両替商に対し借金棒引きもありました。最近では、サラ金の過払い問題など…いつの時代も似ています。個人好みの株式は、ほぼ全滅の様相です。きっと多くの投資家は、カタルと同じように悲観に沈んでいるのでしょう。

本日の日経新聞を見て、いささか驚いています。昨日のWBSでは、法人減税の前倒しが報道されており、本日の日経新聞の一面を飾るのか?…と思っていましたが、違いましたね。これは大きな材料です。後々、詳しく述べますね。さてカタルは、野村証券の訴訟が終ったのかと思い…1000億円近い損失計上か?と書きましたが、違ったようです。まだ裁判は、続くようですね。引当金をどの程度、積んでいるのか分かりませんが、金融危機の余波は、続いているのです。過去の損失を現在の利益で埋めているから、米国の現状を「偽りの景気回復」と述べています。故に1937年問題が心配なのです。

基本は金融業が元気になり、踊れば、景気は本格的に回復します。何しろ胴元がリスクを取るのです。これほど強いものはないですね。シャープの相場に強気説を述べているのは、この程度の損失は痛くもかゆくもない水準に、邦銀経営が回復している為です。ベンチャリの時は、事業の見込みがあっても、銀行が駄目でした。だから相場がオジャンです。でもシャープの今の時代観は、追い風ですね。逆風ではありません。場合によれば…銀行が新たな増資を引き受けても良い訳です。ただし、将来の見込みが立たないと駄目ですが…。早ければ年末年始、遅くても、来年には相場になると考えています。この辺りは…仕掛け人の力量ですね。

多くの皆さんは、日本の現状を知らないから…カタルのように強気になれないのでしょうね。丁寧に解説しているつもりですが…時間のズレは、よくある事です。日本の失われた時代のほとんどは…資産価格の下落ですね。それと構造改革です。この意味を、よく理解しないとなりません。カタルはケネディクスが成長して、初めて…日本もスマートコミュニティーへの時代を、迎えられると考えています。所謂、土地資本価格が更に上昇すると考えているのですね。日本は固定資本形成…公共事業投資などの社会資本整備を言いますが、そうですね。田中角栄の列島改造論などは、日本のGDPを大きく押し上げました。その財源のガソリン税も、彼の発案だと思います。

例えば…最近の北陸新幹線の開通で、金沢の駅周辺の地価は多く上がりました。つまり財産が増えましたね。これまで売りたくても、売れなかった土地が高値で売れ、お金が回り始めます。これが流動性の供給です。道路もそうですよ。高速道路が出来ると…これまで物流に1日かかっていたところ、半日になれば、人件費が半分になりますね。同じ仕事量ですが、効率は2倍になります。つまり中国で問題になっている固定資本形成比率ですが、これが異常に高いのですね。一時は、4割程度だったと思います。日本以上に、過激な投資で成長を加速してきました。鄧小平氏の南巡講話です。「富める者から、先に豊かになれ…」共産主義とは思えない格差の容認です。これが原動力になり、地方政府が競争に邁進し汚職天国になりましたね。

しかしPM2.5などの問題が露呈し、日本同様に公害問題が成長の足枷になっています。消費の比率が低いので、G20で構造問題を指摘されたのです。輸出でリカバリーなどできません。それは日本の事例が明らかです。ましてや…南沙問題を抱えています。中国は確かに簡単に行きません。どう軟着陸させるか…至難の業ですね。しかしそんなのが直ぐに、大きな問題にはなりませんね。中国人は優秀ですよ。流石です。カタルにはそう見えますね。時間が解決します。これまでの7%成長を望む方がおかしいのです。国債金利を見れば明らかです。中国の話は、又にしましょう。

要するに固定資本形成が強い時は、資産価格は上昇を続けてきたのです。日本は公共事業投資の削減を、長くにわたり実施し、ようやく、新しい出口に来ていますね。おそらく大手建設株が下げないのは…その辺りの背景を、相場は感じ取っているのでしょう。しかし人手不足ですからね。いくらスマートコミュニティーが発展しても追い付くかどうか…。確かに最近は無人運転のブルドーザーなども増えています。素人でも熟練工並みに仕事が出来るような支援システムが、多く開発されています。

リニア開発に留まらず、最近は、ようやく新しい成長スタイルに入って来ました。復興開発は起爆剤だったようです。ここでマネタリーベースとマネーストックの話ですね。非常に重要なのです。この伸びが加速していれば…どんどん株と土地は上がり続けます。当たり前ですね。ROEで自社株買いをして株が減る所に、お金がジャンジャン流れます。土地も収益性のあるものから、先ずは値上がりし、だんだん地方に波及しますね。既に3大都市の地価は上昇を始めています。景気動向が強い九州は、福岡など…おそらく、かなり上昇している筈です。

この隠れた資産価格の上昇は、実態景気の日々の稼ぎに、プラスされます。何故、カタルがケネディクスに拘るか? 大手以外に、兆円単位で不動産を実効支配している所がないのです。当然、その資産担保に融資している銀行も潤いますよ。長谷工の開発力は侮れません。日経採用になりましたね。生命保険会社もインフレになると潤います。当たり前ですね。昔の1千万円と、未来の1千万円の価値は、インフレになれば違いますね。計算された保険料は現在の価値観で計算されています。インフレになれば、保険料を株や土地に投資する保険会社は、利益が激増します。カタルの大先輩は、損保への投資で億万長者になりました。晩年、駒形十吉さんは、「銀行ではなかった。保険をやっていれば…」と悔いていました。インフレは儲けの塊です。

失われた時代の落ち込みは、火山のマグマのように、水面下に溜まっています。何れ、大爆発しますね。まもなくでしょう。どうしてか? 財政ファイナンスをしているからですね。これが正しい政策です。国の借金も、50%の物価上昇なら、実質的に半分に減りますね。成長こそが、日本の政策に欠かせません。だから法人減税で、成長を加速させるのです。

300円台に落ちたケネディクス、確かにAUM残高の実効支配残高の修正があり、マイナス要因になりましたが、兆円単位の不動産価値が、どんなものか? マネーストックの前年比増減率、貨幣乗数効果の低下など…凄いのですね。20年以上の失われた時代の間、中国の不動産は、何倍になりました?10倍では効かないでしょう。その間、日本は富を失い続けたのです。政策とは、こういう事を言うのですね。無から有を生むのです。ようやく注意喚起が解かれ…フリーハンドを得ました。いよいよ始まりでしょう。因みに貧乏人のカタル君、本日は追証を入れるついでに…僅かですが、買い増ししました。

今日は、予て述べている25日から、2週間にあたります。本日、三菱UFJの株価が716円を割れなければ…、カタルの長い経験上、底入れだと思っています。こんなのは当たりませんが…ね。シルバーウィーク明けまで…のんびりしても良いのですね。しかし甲子園のアノマリーを、盛んに述べていたように…。カタルは年末年始に、株が安くなった経験がないのです。必ず、年末年始は、株が高いのですね。これは甲子園のアノマリーと同様ですね。此処から強気に、対処なのでしょう。カタルは何時も、有言実行です。でも評価損はドンドン膨らむばかりで、本当に呆れます。幸い、ポジションを落としていた為と、新規のお金が用意できたので…想定外の下げですが、耐えることが出来るのです。所詮、株は金持ちしか、勝てません。自分の知識より、お金の調達力が問われます。

マネーストックの残高と変化率の推移
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マネーストックの残高と変化率の推移

昨日、掲げたマネーストックの伸び率は、近年のもので…カタルが述べているマグマのように成長圧力が溜まっているという表現が、理解できないと思います。「失われた時代」の意味が、理解できないでしょうから、1980年からのマネーサプライの残高推移(M2+CD)と、近年のマネーストックのものを合わせ、伸び率をグラフ化しました。そうすると…カタルの述べている意味が、いくらか理解できると思います。これをマネタリーベースと合わせ、貨幣乗数効果の推移をみると、より一層に、カタルが何故、ケネディクスの相場に自信を持っているか、分かるかと思います。基本は、お金の伸び率推移なのですね。何故、カタルが三重野元日銀総裁を批判しているか? その辺りの様子も分かるというものです。まるでジェットコースターです。これじゃ、乗っている人は、みんな振り落とされます。これがバブル崩壊です。しかし中国は、賢いですよ。日本の失敗を糧にしています。

明日は、時間があれば、信用乗数(貨幣乗数)を見てみましょうかね。そろそろ日銀当座口座に眠る200兆円の資金を、動かす出番が近づいていますね。あと少しで…デフレ脱却が見え、正常な資金還流が起るのでしょう。たいたいPBR1倍以下の株価に、甘んじる経営者は、資金を効率的に生かしていませんね。ROE経営の意味を理解してないようです。リコーに村上ファンドの資金が入ったそうですが…分からないではありません。ファナックのような状態に、日本企業は既になっているのですね。必要以上に資金を取っておくのは、馬鹿な経営者ですね。即刻、首ですよ。大阪チタンが強いですね。何れ、解説が必要かな? 今日のアイフルは、先日の403円を割れましたね。昨日は空売りの買戻しかな? みんな上手いね。如何に、カタルが下手か…分かるというものです。

こんな所で…怯んでいられませんね。此処からが…本当の戦いです。カタルはクラウドワークスも、「カタル銘柄」に採用しようと考えています。もう少し買ってみて、それから本格的に一度、調べてみますね。いつもいい加減な…カタル君なのです。だから悲惨な晩年なのでしょうね。これも人生かな?トホホ…。だいたい…投げは、終わったと思っています。2週間の時間の意味は、そういう事なのですね。これが経験則と言うものです。でもカレンダーが、やはり気になりますね。故に下値で、少し揉み合いを続ける可能性が高いと思っています。いつも言いますが、貧乏人は無理をせず、金持ちは粛々と行動を…。アベノミクスの政策は、堅持されています。基本が正しいなら、いつか効果が生まれると思っています。それでは…また明日。



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