アーカイブ:2017年4月8日

米国攻撃でも、株は下がらない…

驚きましたね。突然、米国がシリアに対し武力攻撃をしたと言います。もともとシリアの内戦は、米国とロシアの代理戦争のようなイメージなのでしょう。シリアの反政府勢力は、オバマ政権下で、米国支援の梯子を外されていたイメージでした。だから米国に対する感情も良くなかったのでしょう。

今回、シリア政府軍が科学兵器を使用したか、どうか分かりませんが、通常は、日経新聞のステップを踏むのが正論でしょう。しかしカタルは、オバマの弱腰外交を批判していましたから…今回の武力行使は賛成かな? 疑問符を付けたのは…日本人だから、やはり武力の選択は、後にすべきと言う日経報道の感情に…近い為ですね。

でもロシアのウクライナ侵攻から、中国の南沙問題、北朝鮮の武力実験等、世界のポリスマンとしての米国の地位は低下しており、凋落イメージが、存在していました。カタルは保護主義の台頭から、基軸通貨としての「ドルの信認」が疑われる…と思っていました。

もし株式の暴落があるとすれば、このラインだろうと思っていたのです。何れ…フィンティックの発展から、通貨の問題が浮上します。今のような為替制度はフェアではなく…世界通貨の統一化が…話題になると思っています。ビットコインの存在は、ある意味で…その実験なのでしょう。

問題は…時代の進化ですね。この進展スピードが問題です。技術進化が、一気に進むと思われたりしても、実際は…遅々として進まないケースが、多々あります。

有機ELの話を、何度もしますが…カタルが上京した時に、既に…技術的には成功していたのです。1990年代の話です。カタルは有機ELの製造メーカであったトッキを買ったことがあります。カタルの故郷の新潟の長岡に、拠点があったのです。その為ですね。

でも赤字続きで…なかなか量産化の技術が確立できませんでした。最後は、とうとう…キャノンの傘下に入ったのです。そうして、大資本の支援で、ようやく2010年代に入り技術が確立したと思われます。今では…おそらくキャノンの有望な収益源に育っているのでしょう。キャノンを詳しく見たことがないので、本当の所は、どの程度か…分かりません。

スマートコミュニティーが、進展する速度の読みは…このトッキのケースを見ると分かりますが、非常に難しいのです。顧客は、簡単に…結果だけを求めますが、証券マンの範疇では、調べることは限られ…自分で調査するわけではないのです。だから本当の所は、分かりません。技術が確立されていれば…後は、お金の問題になります。お金を投じる量で時間が左右されます。この辺りの進化の読みは、非常に難しいのです。

相場を仕掛ける場合、背景がないと駄目なのです。お金さえあれば…夢だけでも相場になります。昔の科研製薬のケースを見ると分かりますね。しかし最後は失敗します。本物なら、どれだけ株を買っても…後で、大衆が高値を買ってくれます。だから出来るだけ…銘柄を仕掛けるには…本物を追求した方が良いですね。

株価を上げることなど…誰でも出来ます。しかし…その上がった株がグローバルスタンダードの基準に見合った株価になるかどうか…。此処の見極めが、必要になります。加藤あきらは、優れた歩合セールスでしたが…この判断が欠けていました。だから失敗し、犯罪者みたいになったのでしょう。

もともと…経営者でも未来が成功するかどうか、分からない訳です。何故、カタルが銘柄選別に於いて、一番、大切なことは、時代だと述べていることが、御理解いただけると思います。時代をどう読み、その背景をどう考えるか?…と言う事は、非常に大切なのです。

たぶん今の金融情勢なら、ベンチャリは、成功していたはずですね。あの金融環境だったから、失敗したと思っています。僅かな金額だったのです。3年程度の運転資金を提供出来れば…何とか、なった筈ですね。小林さんも病気され…不幸が重なりました。株が、上手く上がるかどうか…。色んな要素が絡むのですが…そんな事を、事前に先読みする事は、不可能です。

でも時代背景があっており、会社側もその方向性なら…成功する確率が、高まりますね。あとは…運なのかもしれません。

さて本来なら…米国の武力攻撃で、金曜日の東京市場を、下がることは容易だったはずです。外部環境は、更に、下値を叩くことを支援していましたね。しかし結果は67円高でした。つまり…カタルが、ここに来て2日連続で高値圏の銘柄群の指標や、日経225のRSIの指標水準を示したように…、株価は、良い所に来ているのでしょう。下値を叩けない以上、株は、上がるしかないと思っています。

ただトランプ相場の期待感は薄れています。もともとゴールドマンサックスと軍部の要人でスタッフが構成されており、今回の武力行使は、軍人筋の力ですね。強い米国の復活をイメージしています。問題は…金融規制緩和の行方でしょう。ゴールドマンのスタッフだから、大丈夫だと思っていますが…この進展を、どう見るかですね。

読者から…ケネディクスの大量保有報告のメールを、数多くを頂きました。どうも…ありがとう。もともとカタルは2005年の大相場の時に、関与したヘッジファンドが、デフレ脱却が本番となれば…再び動くと考えていました。もともと…ケネディクスは、その筋との繋がりがある筈です。不動産投資ですからね。私募債運用もやっており、人脈も繋がっている筈です。

問題は…日本が、本当にデフレ脱却になり、名目成長の世界に戻れるかどうかですね。今年は失業率の関連などからの条件が、整っているのです。カタルは孫氏の不動産投資やユニデンの銀座不動産投資を紹介していますが…このような前向きな動きが、横に広がるかどうかですね。昔は、桃源社に秀和など…数え挙げたらキリがないほど、不動産投資をする連中が多かったのです。だって儲かるのです。「1300兆円の逆襲」と言う、歴史的な「発想」が、相場に効かない筈がないと思っています。

でもこんな株価位置では、とてもとても…。本物か、どうかは…分かりません。本物の動きに繋がるなら、続々と…後続のファンドが、ケネディクス株を買い、株価も500円台から600円台に入って行きます。それから…で充分です。そうなったら、僕らも買った方が良いですね。中途半端な状態では、また、失敗する可能性があります。

釣りのイメージでしょうか…? 竿を上げるのが、早過ぎても、駄目なのです。確り、食いついたのを、確認した方が…無難だと思っています。本物の1300兆円の逆襲なら、コンセッションへの取り組みが、なくても…株価は1万円?。

多くの読者は…地上げの苦労を、知らないのです。カタルは現場を見ていますからね。兎に角…土地を纏めることは大変なのです。明日は、カタルはお休みをいただきます。月曜日も休むか…更新するとすれば…夕方以降になります。ご了承ください。

本日は「有料レポート」のアップ日ですが…、この所のパソコンの不調の為に、昨日、動いている内に、既に…アップしました。一読ください。

ケネディクスの週足推移



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