アーカイブ:2021年7月

7/8

「流動性の罠」を完全離脱したとはいえ…やはり「失われた時代」の弊害は大きいようです。引け値では新高値の「アップル」(APPL)も、まだ高値の145.09ドルを抜けていません。まぁ、しかしアップルは「時代の鏡」ですからね。

テスラ(TSLA)の日足と200日線の推移

先日述べたように…もう一つ、ここで注目しているのが「テスラ」(TSLA)です。此方は株価が上がらなくても良いのですが、このラインで調整波動を完全に…完了させることが出来るかが問われます。株と言うのは「底入れ」の確認が、なかなか難しいものです。

テスラは「アマゾン」(AMZN)以上に疑われる銘柄です。アマゾンも昔は、赤字を垂れ流し…大論争を演じた株です。成長を取るか…。目先の果実を追うか…の違いですが、米国は名目成長時代を謳歌しています。

それに引き換え…日本市場はようやく名目成長期に入るか、どうか…の確立を促されています。この違いは大きいのです。

前回の決算でロコンドは果実を採用、成長より実績を求めましたが、案の定、一時的な売り上げとの「嫌疑」が掛かり株価は調整を余儀なくされました。基本的にお金をどう使うか?…の「使い道」の話です。日本人はコロナ論争を見ても分かるように…慎重ですからね。臆病者ばかりです。

まぁ歴史上、政策の選択は「間違い」ばかりを繰り返し…日本人の資質の低さが露呈されています。メディアの主張と株式市場を観ると…温度差を感じます。

今回の非常事態宣言なども…本当に呆れます。カタルなどは辞任を強いられた高橋洋一さんの意見が、正しいと思っています。此方です。

この基本的な考え方の違いが、相場観にも影響を与えます。

カタルの時代(名目成長時代)を、謳歌する時間はまだ訪れてないようです。今回の「エーザイ」(4523)を観ると分かります。ロコンドも同じようなものです。

なかなか「復活相場」が信じられないようです。もう決まっていると思っています。しかし時間の配分や、自分自身の力量把握が難しいのです。株式相場と言うのは、そういう所があります。だから「ブツブツ投資」が正しい選択肢なのでしょう。

テクノスマート(6246)の日足推移

一度、打診買いをしたら、様子を観察して、株価が下がったら、しっかりと下値だけを買えばいいのでしょう。玉の「吸い上げ作業」です。今回取り組んでいるS君は、その実験に相応しい銘柄かもしれません。「テクノスマート」(6246)などを観ると分かります。

この株は光通信が関与した株で、カタルも「推奨株」として取り上げました。昨年の12月13日の会員レポートのようです。その時の株価は1090円でした。そのチャートを掲げておきます。そうして今回、人気になっている「パイプドHD」(3919)も似たようなケースですから…一緒にチャートを掲げておきましょう。

パイプドHD(3919)の日足推移

そうして今、カタルはS君の株を連日、少しずつ買っています。

この株は非常に過小資本株なので、絶対に上値を買うことは避けましょう。上がるならカタルは売ります。ここでカタルが言いたいことは「ブツブツ投資」をして、下値を丹念に集めようという事です。カタルが上がると考えた株は、時間軸は分かりませんが、その多くは、必ず上がっているように感じています。

何しろ…しつこく付き合います。

ロコンドなんか…短い方でしょう。たった1年半程度です。昨年の年初から取り上げてコロナ禍からの復活で人気株になりましたが、「真価を問われる」のは、これからでしょう。カタルは田中君に対し、不満はありますが、一応、合格を与えています。よくやっている方かもしれません。何しろ…インフルエンサーの活用のアイディアは素晴らしいと思います。だから全く心配していません。

エーザイも持ち株を外しましたが、あまり心配はしていません。たぶん…時間の経過を見て「仕掛け人」が参加するのでしょう。最近はカタルも勉強をしており…背景を語れるように、「裏付け」の補強を行っています。昨日、紹介したこの部分は「非常に大切」です。

「エーザイは日本と、中国・韓国を除くアジアで先行販売する。対象地域の売り上げと利益の8割がエーザイの取り分になる。米国と欧州はバイオジェンが販売し、利益の45%(米国)、31.5%(欧州)がエーザイに入る。」

更に本日は制癌剤の方を紹介します。此方の記事です。

このレポートはエーザイの歴史が分かる良い記事です。なんとなく…どんどん、のめり込みそう背景があります。カタルは「行ける」と思っていますが、本日はロコンドを買うために仕方なく…また500株だけ損切りをしました。天秤にかけるのは難しい判断です。

ですがエーザイは、何しろ…連続安を観ると、短期の上昇を期待するより、時間を掛けた展開になると言う読みが、今は正しいようにも感じます。

本来の時間軸の読みは、この閑散相場でも…「仕手材料株」で、乗り切れるという判断でした。しか現実は、株価は下がらずに「高値圏の時間調整」を強いられると言う読みに変わってきました。

何しろ…出来高が落ちました。故に、時間を掛けながら2万から3万への相場を目指すと言う見方に変化したのです。株と言うのは不思議で…時間闘争を強いられると、我慢がききません。多くの人がそうです。ようやく…たぶん「逆日歩」は消えたのでしょう。だから条件は整いつつあります。

でもS君の実験もしたいのです。今、665円を1000株買ったので、このラインに3300株の売り物が出てきましたが、買っても良いけれど…独り相撲は行けませんから、下値の660円に2000株だけ買いを用いました。

誰も買わなければ…後場になったらカタルが買うかもしれません。この手の株は株を集めるのが大変です。皆さんには、是非、この感覚を学んでください。銘柄は、なんでも構いません。ロコンドの下値に1500株の…更なる買いを用いました。先ほど1750円を1000株買ったばかりなので…無理をして集める必要はありません。

こんな状況になると、担保切れの奴の「投げ物」が出てきます。昨日は、とうとう…日証金の回転日数は80日ラインに入りました。つまり…このデータの意味は、皆が儲かってないから、回転が鈍っています。

本日の「新電元」(6844)は安いですね。連続高しないでしょう。「パイプドHD」(3919)も同じで…「村田製作」6981)もそうです。基本的に誰かが関与しないと株は上がりません。こういう状況が調整を促進させます。でも高値を付ける株があるので、本当は強いのです。

カタルは日本株の「内部留保」の話をしました。だから株価がどんどん下がる、実質成長時代の「失われた時代」を連想する人が居たら…大間違いです。

自社株買いなど…東芝の事例を参考に見れば分かります。本日のエーザイは米国発の相場の影響を受けたのでしょう。日本人の独自性が消えています。

エーザイのアルツハイマー型認知症薬は、「日本発の新薬」です。この大発明と言うか…画期的な薬の登場でも、相場に出来ない現実を思うと、日本人の劣化と言うか…今の若者の消極性が嘆かわしく思います。誰かが成功を勝ち取り、その成功者の輪が広がらないと、なかなか…新しい時代の進化のスピードが上がりません。

カタルにもう少し力があるなら…市場の黒子役として、存在できると思いますが、追証に怯えているようでは…そのような幻想も、ほどほどにしないと痛い目に遭います。トホホ…。

本日はテクノスマートやパイプドHDの実績を披露して、ブツブツ投資の意味を考えて欲しいのです。ここが、皆さんに欠けている…ところでしょう。同時にエーザイの新たな面を感じさせるレポートを紹介しました。この株は「大物に育つ」と思っています。

カタルがブラックロックなどの大手のヘッジファンドのファンドマネージャーなら間違いなく取り組みます。たぶん…5%程度、ですから1500万株は買います。それ程、良い銘柄に見えます。

事実、データ上、確実に誰かが…現物で株を拾っています。昨日は出来高が減りましたが65%台だった数字が、74%に上がっています。しかし今のところは、まだ本格的に買っている訳ではなく「打診買い」程度の株数なのでしょう。何れ…このラインで株が集まらなくなります。下値で買えるうちは、無理をして…上値を買う相場でもありません。今は、そんな相場です。

カタルは「難しい相場」が続くと述べて、「薄利多売買説」を主眼に、皆さんに相場を語って来ました。しかし新電元の思わぬ買い物を見て、滅多に利用しない空売りもやってみました。損はしていませんが…儲けにもなっていません。

ですが、やはり「横ばい相場」のようです。村田だって一気に1万円台を駆け抜けるとは思っていません。良いのは分かっていますが、今は無理をしても、無駄です。それ程…難しいのです。

米国金利は下げ続け、この理由は「ショートカバー」だと言います。つまりサマーズやカタルのように…米国金利は上がると読みましたが、実際はFRBのお陰で、需給バランスがタイトで…日本などの馬鹿な機関投資家が米国債を買ったために、需給面で締まりました。

仕方なく「売り方は撤退」をしています。同じことを、カタルはエーザイで失敗をしました。本来のブツブツ投資を止めて…熱くなりました。FMシアターは神の暗示などと…馬鹿な冒険をした為に、ここで1500株を外しました。ですが本音は買い続けたい。これしかないように感じています。

果たして…ロコンドの1700円が買えるかどうか。この水準は、先ごろ…日経平均株価が1000円安で…カタルが2万株売った水準です。しかし…その結果は皆さんのご承知の通りです。なかなか…時間軸の読みは難しいものです。たぶん誰かが売ると思っています。だからきっと買えるでしょう。(その後、レポートを読み直していたら…内出来で1700円は300株しか買えていません。)

皆さんに、何度も言いますが…「安心が出来るのは」米国金利が上昇を開始して2%台に入り、株価も上がる相場の時です。たぶん…そういう時期が、必ず来ると思っています。その時まで無理をせず、当面は薄利多売買説で、損をしなければ…上等でしょう。

カタルは下手をやり、エーザイを買い過ぎたために外して、昨日は137588円の損を計上して、更に本日は214427円の損を計上しました。その前の500株は僅かですが…利益です。FMシアターなど…を偶然に、聴かなければ…と思いますが、これも運命でしょう。

仮にロコンドの1700円が買えなければ…上を買うかもしれません。どちらが良いのか…サッパリ…ポンです。相変わらず時間軸は読めません。

誰かが、S君の665円の3000株を買ったようです。なかなかです。カタルも660円が買えなければ…株価を上げずに、もう少し…買える株数を、市場から買いたいと思っています。無理をして動くと馬鹿をみます。ノンビリ、のんびり…やりましょう。また明日。

昨日データを観たら珍しく閲覧者が増えてきたようで、7000人近くなって来ました。確かピーク時は15000人ほどだと思っています。出版社から声が掛かった時です。ですから…皆さんにお願いです。

カタルは11:30~11:35にアップしますから、その時間帯を避けてください。11:35以降にアクセスしてください。カタルのレポート内容は、時間を問う内容ではありません。事実、本日、紹介したテクノスマートにしても、パイプドHDにしても先走った奴は、儲けが少ないのです。気持ちは分かりますが、株式投資はノンビリが一番です。目先をやっている訳ではありませんよ。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。
2021年7月
« 6月   8月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
株式投資関連の本