アーカイブ:2021年7月

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雇用統計の改善を受けNY市場は「高値追い」を続けていますが、日本市場は未だに調整波動の動きです。基本的にデフレのトンネルを抜けたとは言え…「流動性の罠」の後遺症が残っているイメージです。「失われた時代」が30年以上に及び「流動性の罠」は、当然と言えば…当然のリハビリ期間なのでしょう。そうして徐々に「名目成長時代」を入りするわけです。

この3つの過程、失われた時代(実質成長時代)→流動性の罠→名目時代を、的確に捉えてないと相場観のイメージが組み立てられません。

東芝の問題は、何も偶然の産物ではなく…時代を象徴する現象です。過去、カタルはそれぞれの時代を語る現象を的確に捉えています。1993年のパイオニアの「指名解雇事件」は、既に風化し始めていますが、あの時が日本の転換点だったのです。

その時に積極的な「構造改革」を避けて、逃げたので…「失われた時代」になりました。

5080問題や振り込め詐欺など…の社会現象の発端は、パイオニアの指名解雇で的確な対処を怠った咎めなのでしょう。今の東芝問題は逆の現象です。パイオニアは入り口でしたが…東芝は出口です。

1993年から2021年…時間は流れます。そういえば…同じような見方をしている人が居ましたから…紹介をしておきましょう。此方のサイトです。全く時代の捉え方は似ています。

大きな社会変革は、日本だけではなく中国にも訪れているような気がしています。アリババから滴滴まで…。全体主義と言うか…締め付けが強くなっている印象です。中国は基本的に既に「金融引き締め」の動きに見えます。基本的に人件費優位の時代は終わり、今までの手法が行き詰る可能性があります。世界の製造国…と言う野望は消えました。どう方向転換をするのか?

そもそも…中国は「内需拡大」を求められた…日本の歴史的な転換点に来ています。GDPの構成比を、どう変えるか? 

株式投資は見所を抑えると、分かりやすくなります。たくさんある銘柄の中で…どれが上がるかを探すときには、市場に流れる「潮流」を、上手く見極めないとなりません。流れに乗らないと株式投資は儲かりません。全体相場が、ガンガン上がる昨年のコロナからの回復過程の夏は、なんでもかんでも…株は上がりました。

でも…カタルは昨年、ロコンドに溺れて、流れを見失いました。結果、国際優良株の流れに乗れていません。せめて海運株にシフトしていれば…と思います。ペイントアップ需要の見方が欠けていました。他人より…先に行動をしないと、株式相場は、なかなか上手く儲かりません。しかし…読みが早過ぎても駄目です。待ち時間が長過ぎます。

的確に時間軸を当てるのは、なかなか難しい作業です。

村田製作(6981)の日足推移

ここでは村田製作の動きは、明らかに変わってきました。朝方は弱含む場面もありましたが、既にプラス100円と…なって来ました。この下値ボックスを完全離脱できるかどうかです。ソニーはどうでしょう。まずまずの展開です。このグループは年初から休んでいますから…「仕掛け」が、ある程度、決まります。休むかどうか…が問題なのです。乖離調整が終了すれば…恐いものはないのです。

ここでは、大きく3つの潮流を掲げています。一つはこの国際優良株のライン、半導体もこの範疇で、先ほど述べた海運もこの流れですが、海運は乖離が高く、いくら業績が良くても調整入りでしょう。

もう一つが、秋から本番を迎える金利上昇のバリュー株の流れ…三菱UFJや野村証券達です。この活躍時期は年末年始と思われます。今は、下値を固めている最中です。

今、カタルが買っているエーザイは、相場の合間に登場する「材料株」と呼ばれるセクターです。このグループは全体相場が休むと浮上します。主役ではないのです。今の相場の読みが難しいから…カタルはこのグループを選択したわけです。

本当は休むのが正しいのかもしれません。年がら年中…儲けようと馬鹿な努力をせずに、本当はのんびりしても良いのです。

カタルは「薄利多売買説」を述べて、難しい読みの意味を語っています。そんな中でもヒットを飛ばしていますからマズマズでしょう。今回はパイプドHD(3919)が浮上してきましたからね。少し前はNPC(6255)を事前に捉えています。でも大きくはなりませんよ。今は大きく相場が育つ環境ではなく…本当は秋まで待つのが正しいのかもしれません。

その事を事前にカタルは皆さんに伝えています。

しかしカタルの生活信条は、いつも目一杯に努力をすることです。だから…ここで登場した仕手材料株、エーザイ(4523)を選択しました。この銘柄はアルツハイマー型認知症の薬に特化して…経営資源を投入しています。カタルは行動をしながら…学ぶタイプです。

先ずは行動、最初の行動の切っ掛けは「己の勘」です。運命的な出会いを感じて行動を開始しました。

そうして奇妙にも東芝と同じ接点を感じているのです。分かりますか? この感覚が…。

東芝はコーポレート・ガバナンス問題を抱え…日本社会に警告を発したのです。経産省の株式総会関与問題が、外為法規制の範疇なのかどうか…国会で議論をすべきです。

如何に野党が馬鹿か分かります。村社会行動とグローバル化…対立する考え方の議論を深めないと、新しい時代になかなか突入できません。本来は、日経新聞が問題点を整理して社会に問うべきなのです。NHKが特集番組を組む材料です。国家の在り方を真剣に議論しなくてはなりません。

まるで…政治家もメディアも、真剣に日本の将来を考えていません。馬鹿野郎ばかりが揃っているから「失われ時代」になりました。30年間も「堂々巡り」を繰り返して衰退する成田闘争をした訳です。しかし冒頭に紹介したレポートのように…ようやくこの問題がメディアに登場し始めてきました。早く…早く…時間がありません。

東芝問題はそういう事なのです。同時、生まれたエーザイも「社会的な責務」を担った銘柄に見えるのです。

架空の「安全・安心」を求めて幻想を与えるのではなく…現実を直視して行動をしなくてはなりません。悪戯に副作用を恐れても、進化は生まれません。FDA(米国食品医薬品局)が、何故11人中10人が否定的な見解で、3人もの学者が抗議の辞任をしたのに…仮免許で認可したのか? この意味が問われています。

悪戯にコロナが怖いから行動を自粛すべきかどうか…の問題と同じです。

どんな世界にもリスクはあります。そのリスクを承知で…敢えてトライをする米国と言う国は、やはり凄いですね。日本人の感覚と、まるで違います。東京地検さん、悪戯に出る杭を叩かない米国は「GAFA」と言う世界的な巨大企業を産み…日本の産業が、どうして衰退したか?

正義と言うのは…何なのでしょう。

是非、自分たちの論理に溺れずに…真剣に日本の未来を考えて欲しいのです。リクルートの江副さん、ライブドアの堀江さん、そうして日産自動車のゴーンなど…もし活躍出来ていたら…と考えたことがないのでしょうか?

だから…エーザイは「名目時代の真価」を問う課題に見えるのです。東芝も国家の在り方を問うています。時代の背景に流れる隠れた糸があります。

「株式投資」と言うは、時代を考えさせられます。

カタルは銘柄の選択にあたり…まず、「時代性」を考えます。アルツハイマーは社会問題です。年を取れば…どんどん劣化します。80歳以上になれば…みんな痴ほう症のようなものです。だから人間の尊厳を守るために…尊厳死の議論を進めて欲しいものです。人間動物園行きがゴメンです。

どうしてこんな単純な馬鹿でもわかる理屈を、真剣にメディアは報じないのでしょう。馬鹿番組を作るのがメディアの仕事でしょうか? NHKの資質は、どんどん劣化しているように感じています。

本日も安いエーザイは、これで7日連続安か…。なかなか…カタルのような考え方は、少数派なのでしょう。それでは…また明日。本日はS君を669円で500株、ロコンドを1855円と1850円で1000株ずつ買いました。エーザイはもう4000株ですから…しばらく放置です。



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