アーカイブ:2023年1月

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昨日の日銀の対応は想定内でしたが…それを受けた株式市場の反応が奇妙な展開でした。例えば「三菱UFJ」(8306)にしましょうか…。

三菱UFJ(8306)の一分足の推移

お昼からの売り気配は分かります。ある程度の売り物を被るのでしょうが…カタルは寄り付きと前引けで1000株ずつ利食いをしていたので買い戻そうと思っていましたが、気配値がどんどん下がり、カタル自身の問題で担保余力がないので900円割れを狙っていました。あの勢いでは割れるのだろうと思っていたのです。

でも予想外に…かなり戻りました。本日も今の相場は高いのです。始まったのかも知れません。皆さんの多くは、この相場の解釈を間違っていると考えています。だいたい日経新聞の解説が、本日の一面のように…「綱渡りの異次元緩和」です。本当に日経新聞の記者と言うのは…経済を知っているのかどうか。やはり何処も彼処も偽物の世界に見えます。

もともと…純資産価値を割れているのが、「おかしな事」なのです。そうしてこの金利下で三菱UFJは953円の株価で利回りは3.35%です。国債金利が0.5%なのに…金利裁定概念が働くのが普通の筈です。

まして…今年は「物価高」に「賃金高」が予想されています。つまり金利は上昇する可能性が高いのです。これは…次期総裁の仕事でしょう。ようやく34年もかかり…「正常化への道」を歩もうとしている時です。だから…当然のことですが、「押し目を買う」行動が正しいのでしょう。目先の株価のブレや「時間軸」は分かりません。「方向性の話」をしています。

日本製鉄(5401)の週足推移

だから…同様の時期に「日本製鉄」(5401)がボックスを抜けており…「一段高」を目指しています。カタルはリーマンショック前の…あの相場を目指すと思っています。あの時より、今の経営者の橋本さんは、数段上で…確りしています。

カタルは日銀が「追い込まれている」とは、全く考えていません。それより…歪な株価形成が異常なのです。何故、日経新聞は一面を使って…「金利裁定」の話を、国民にしないのでしょう。

「野村証券」(8604)の社長もそうです。むかし、「一兆円ファンド」を創設したのに…今は、配当利回り投信の「推進役」を果たしているのでしょうか? 海外投資家は日本株をバンバン…買いに来てもおかしくないのに、折角の円安のチャンスを活かしていません。本当に…何処も彼処も、能力のない人間の集まりに見えます。

基本認識として…今は実質経済から、昔のように…経済が正常化する過程の「一丁目一番地」なのでしょう。この流れを定着させて…更に加速させないとなりません。こんな市場に「誰がした」と文句を垂れても仕方ありません。せめて株価、いやお金の流れの原点である「金利裁定」つまり「利回り格差の是正」に動く流れを、市場で作らないとなりません。

PBR1倍割れなんか…異常な株価なのですよ。これじゃ…「日本円」いや日本の制度が歪んでいることになります。だから誰も日本を買いません。この是正の一環が、三菱UFJの株価修正です。他の銀行株も同じことです。「SBI」(8473)の北尾さんが正しいのでしょう。

本日の日経平均株価は300円ほど安いのですが…本当に、目先を追うバカばかりが集まる市場に見えます。でも文句を言っても…仕方ありません。ある程度、新しい市場参加者の意向に「自分自身を合わせないと」…なりません。これも「時代の変化」と言うものなのでしょう。

皆さんに、相場の時間軸の解説として…「ナ・デックス」(7435)の株価を参考にして、その時間の流れを説いています。

ナ・デックス(7435)の日足推移

この株も割安株の一つです。何しろ一株あたりの純資産価値は1902円もありますが…株価はその半分にも届きません。そうして利回りは4%を超えます。更にPERでも10倍以下です。実際は今期7.06倍、来期の予想で6.89倍です。設備投資絡みの機械商社ですから地味ですが…レーザー溶接などの製造部門を持っています。古川さんの個人の会社みたいなものです。大株主の「アートギャラリー富士見」と言うのは、古川さんの持ち株会社でしょう。だから…こんな株価でも、なかなか…「株主還元」をせずにいます。

此処で会社を「私物化した事例」を想い出してください。

「ユニデン」(6815)や「フジテック」(6406)のような事例でしょう。このような会社を私物化したケースは、他にも多くの事例があります。だから「ROE経営」を東証は推進するために…上場基準を厳しくしなくてはなりません。基本的にTOB候補の株は、市場に多く存在します。カタル達は、昨年の8月の時にこの株を発見して取り組みました。でも直ぐに退散、そうして今回は昨年の12月かな?四季報で紹介されて人気になって来たので一緒に再参加しています。

ナ・デックス(7435)の週足推移

でも…こんな株でも「時間の経過で」正しく市場から評価されることが在ります。週足を観ると分かります。先ほどのリーマンショックの時は日本製鉄同様に大きく株価が見直されています。小型現物株ですから、暴れると…「あっという間」に株価は水準訂正をします。その様子です。僕らは論理的な株価の時に、確り…と下値を買って置き、市場が見直しに動いたら利食いをすれば良いです。

それまで配当利回り4%なら合格ラインでしょう。会社側が自社株買いする場合もあります。でも日足を観ても分かるように…時間軸として、まだ早いですね。自然体の相場を目指しましょう。過小資本の場合、自分の売り買いは、出来高の1割程度に抑えるべきです。

I君(4〇○○)の日足推移

明日、紹介する予定のI君もそうです。本日は1932円まで株価があります。この理由は…モービルアイも関係しています。このヒントだけで分かるかな?

なんでもそうですが…市場要因の悪化が続き、簡単に株価が上がり続けると思ったら大間違いです。昨日の三菱UFJの後場の「売り気配」を考えると分かります。たぶん、この水準で揉み合いを続けるのでしょう。カタルはこう述べました。この手の大型株は、「上がった以上に急落はしない」ものです。だから…売りたいなら、株価が横ばい波動になってから、それを確認してから…利食いをしても良いと述べています。まだ株価は上昇途上の可能性が高いのです。目先でも…そうです。目先も…まだ分かりません。どっちにしてもノンビリ構えましょう。

今は仕掛けても…「一人旅」を覚悟しないと「駄目な相場」でしょう。周りの「提灯を期待できるほど」市場は暖まっていません。単独でやれる覚悟がなければ…上を買って仕掛けることをせずに…乖離問題が消えるまで「時間を待つ」しか…ありません。ナ・デックスの相場でもそうなのです。このような過小資本でも…そうなのです。

基本的に「市場要因の体温」を観て…「相場戦略」を変えるしかありません。

昨日のような日が、だんだん増えるでしょうが…あの相場が、「連日」続くような環境ではないのでしょう。残念ながらカタル程度の技量では、全体相場が、もっと強くないと簡単に「儲けられる」とは言えませんから、やはり「薄利多売買」の相場環境なのでしょう。

昨日の米国株は、不可解でした。本来なら消費が落ちればインフレが落ち着き…金利低下の流れですから…株価が上がって当然ですが、今度は「景気が悪い」と言って、株価の反応は下げています。つまり…この「株価水準」まで、株価が戻ってくると…上を買う種族が減るのでしょう。株価位置により相場観も変える必要があります。

でも…ね。イエレン氏が述べているように、「ソフトランディング」の可能性は高くなっています。カタルは、もっと激しく景気後退になると思っていましたが、やはり財政出動の効果があり…米国の景気はそれほど落ち込まないようです。2割程度なのでしょう。

問題は、むしろ中国の「戦狼外交」の行方です。緩和されるという期待もありましたが…現実を観ると、依然、強硬に見えます。でも財政面など…どんどん中国は力を失っています。やはり「新興国の罠」と言うか…固定資産投資に依存した後の処理は、難しいですね。未だに「恒大集団」は処理が完了しません。

まぁ、あまり難しいことを考えても仕方ありませんから…ノンビリ構えれば良いのでしょう。カタルはこのような「しょぼい対応」を繰り返して、何とか、また冒険をしたいと思っています。何処かで一発当てないと、なかなか…「あちら側」に行けませんからね。

本日はその候補株の一つである「BASE」(4477)を245円で、たった2000株ですが、買っています。そろそろ…230円台での買いは、難しいのかも知れません。でも安心はできません。昨日は全体市況に助けられて…関門の250円を超えました。なのに…本日は早速243円です。

「エーザイ」だってそうです。此方は買っていませんが、下がればまた買います。本日は「大阪チタン」(5726)も買いました。買ったと言っても、たった100株です。他に「グッドコムアセット」(3475)も買いました。でも「KPPG」(9274)も買いに行っていますが…まだ買えていません。基本的に、カタル銘柄の多くは下値になったら、また上がると思っていますから…2回、3回…と再利用できます。まるで「SDGs」投資です。そうだ…何度も利用できる「SDGs投資」と言う新語の誕生です。

まぁ、あまり面白くありませんが…I君も大きく伸びるかもしれません。

実は昨日は持ち株1000株のうち500株を利食いしたのです。だって…あんなに上がるとは思っていませんでした。1月13日の成り行きの1万株買いと言い…継続の手が見られるのは非常に「珍しい事例」です。

明日は…皆さんに銘柄を公開して…そうしてカタル自身も読者の皆さんと一緒に後場寄りに100株だけ付き合いましょう。何しろ…1500円台の買いで…1900円前後の株価ですから…褒められたものでしょう。会員の皆さんも、少しでも乗っていれば楽しめますが…果たしてどうでしょう。

銘柄なんか…何でも構いません。カタルはこの段階から、また「日本製鉄」を買ってみようと思っている程です。でもなかなか下がりません。2500円割れの相場があるかどうか…同じ銘柄を何度も手掛けても良いのです。自分が「得意な分野」を作れば良いのでしょう。それで本日は、この辺で…また明日。

本日は歯医者さんの宣伝ではないですが…こんな説もあるから口内ケアを大切にしましょうね。



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