アーカイブ:2023年1月9日

リスクの選択肢

米国株の混乱は、ある程度は仕方ないと思っていますが、バイデン大統領も、それほど有能だとは思えません。今、一番興味があるのは「ブレグジット」を選択した…イギリスでしょうか? 

カタルは基本的に「地球連邦」派閥と言うか…。世界は一つのルールの方向性に流れているという立場です。だからここ数年、起きている「揺り戻し」の行方は、奇妙に感じていました。イギリスのブレグジットに…米国の「米国第一主義」と言うトランプ大統領の誕生です。

政治の安定度が高いようだと、経済も落ち着いているように感じています。今回のロシアのプーチンの行動も、そもそも…当初から、こんなバカな事はしないと思っていました。やはり2014年のクルミア半島侵略の対応が、甘かったのでしょう。その為に、間違ったメッセージを、送ったと考えられます。当時の大統領はオバマです。このオバマ時代に、中国のグローバル化は一気に加速しています。基本的に正しい戦略のように思えますが…今の時代を観ると…疑わしいものです。選択は難しいですね。そもそも…今日の混乱の根は、この時代に育まれています。

今回のブレグジットは、テリーザ・メイの時代です。そうして混迷の中で誕生したのは、同じ保守党のボリス・ジョンソン首相で…「ドタバタ劇を演じた」リズ・トラス首相の電撃退陣も今回、選出されたリシ・スナク首相も…いずれも「保守党」です。鉄の女のサッチャーは有名でしたが…なかなか英国も人に恵まれません。

今回の米国の下院の議長選出は、共和党の「混迷ぶり」を窺がわせます。カタルはトランプが大嫌いですから…影響力が低下して良いと思っていますが、火種は残っています。この後のウクライナ支援への動向が、どう変化するか…。今年の焦点の一つでしょう。いきなり和平…は、なかなか考えられませんが…どう収拾するのか? 米国次第でしょう。

既にこれまでの支援で、米国のメリットは消えたと思っています。これ以上の支援は米国にとってマイナス面が強くなるのでしょう。

カタルは基本的に、今回のウクライナ侵略は、米国が「故意に煽った」面も、強いと考えています。日本に一番、関係の深い中国の習近平政権は強硬派です。でも曲がりなりにも…長期政権ですから、中国国民からは「一定の支持」を得ているのでしょう。米国の混乱と中国の統制を比較すると…「自由って、何だろう」と思います。政策批判を何処まで許すか…。SNSが発展し、色んな意見を目にする機会が増え…自分の価値観が問われます。

今までは…与えられた統制の中で、日本人は生きてきました。でも流石に33年間も…「失われた時代」を過ごすと、いい加減に…日本人も気づきます。カタルは今の体制に疑問を感じ、ずっと…このレポートの骨子は「政策批判」でした。カタルは、頑張る奴が、正当な報酬を受けて「報われる社会構成」が正しいと思っています。人間の能力の差は大きく…格差拡大は仕方ありません。同じ仕事を任せて…1時間もかからないのに完璧にこなす奴が居て…その同じ仕事を、能力のない人間がやると、いつまで経っても終わりません。

日本の仕組みは。最後尾の人間に、全体の時代変化を合わせ過ぎでしょう。

脱落者は、どの世界にも居ます。別の仕組み(生活保護制度)で、社会は救っていますから…やはり、もっと競争原理を円滑にするような政策にして「フェア」にすべきでしょう。75歳以上かな? 医療費が菅政権の時に1割から2割負担に引き上げられました。でも財政難ですから、これを3割にすべきでしょう。議論の余地があるのでしょうが…場合によれば…80歳以上の保険を使った「高額医療」は止めるべきでしょう。

今回、医師の勧めもあり、カタルは白内障の手術に際し…保険適用の一般的なレンズを採用しました。「多焦点レンズ」を、最初は考えていましたが、カタルの主治医は「一般のもの」を勧めました。多焦点レンズが、どんなものか分かりませんが、今のところは、この手術を選択して「良かった」と思っています。レンズの選定も含めてです。

昨年、知り合いの姉妹を老人ホームに入れました。そのお姉さんは自分でも病気に気づかずにいたのです。カタルは無理やり、病院に連れて行き…そうして総合病院で検査をして「胆管癌」が判明して、ステント治療だけにして延命する処置は取りませんでした。92歳になる彼女自身の選択です。

高齢になれば「老化現象」は進み。病気になる可能性は高くなります。でも80歳を超えて…化学療法をして、どれだけの効果があるのでしょう。最近は色んな選択肢が増えてきましたね。色んな治療法が開発されており、ガンではなかなか死ななくなっています。

もう直ぐ…科学の進化で「老化のメカニズム」も解明され…人間は、どんどん死ななくなるかもしれません。ガンと痴呆症は老人社会において、避けて通れない壁でしょう。

自分自身が「痛風発作」を起こして…あの痛みが我慢できず、とうとう…「薬漬けの世界」に入りました。最近では、高血圧の薬も飲むようになっています。昔はコルステロールが高くても、尿酸値が9以上でも…別に大丈夫でした。最近は、心臓の痛みも稀なのですが…感じ、観念した次第ですが…ここに来て、インプラント、十二指腸のポリープ手術、そうして白内障です。

65歳前後から汗をかいて、「ほったらかし」にしておくと、皮膚にかゆみが出たり…明らかに老人病です。新陳「代謝機能」が劣って、来たのでしょう。でも…相場のイメージと言うか経済の理解度と言うか…。此方はどんどん…進化してきたように感じています。「微妙な選択」をしています。

この「微妙な選択」の意味は、おそらく…多くの読者は理解できないのでしょう。

最近、カタルは皆さんに「どのリスク」を選択するか…の判断だと述べています。株式取引と言うのは、面白いもので…絶対に儲かる投資法も存在します。失敗しない投資法です。でも、それじゃ…「面白く」ないのです。やはり株式投資の魅力と言うのは、リスクを理解したうえで…どう行動をするかでしょう。

ところが…この感覚を、多くの読者は理解をしていません。

メールを読んでいると、そう感じます。または周りの人間の対応を観てもそう思います。人間の感情と言うのは、個人差があります。この許容度が「狭い人間」もいれば…「大雑把な人間」もいます。それぞれ…育った環境により、個人の性格も変わります。自分が歩んできた人生の中でしか…人間は判断できないのです。

例えば…カタルは今、「三菱UFJ」を始めとする王道の「名目時代投資」、この意味は資産価値が上昇して、金利が上がる世界です。インフレになるのです。

こんな事は既に前から「決まって」います。だからカタルは日銀が抱える国債の永久国債化…をすべきという立場でした。でもこれをやると「様々な困難」があります。世界からも批判を受けます。カタルなんか、ハッキリ言って…日銀が買った国債を全部、償却すべきだと思っています。もともと…今の日本は、世界一の債権大国です。自国のお金で賄っています。だから「信用度合い」も、なにもありません。ムーディーズなんか…いい加減な会社です。カスです。米国こそ…最貧国です。でも軍事力は絶大です。そうして技術力は、やはり凄いのです。

でも近年は、村社会論理維持と言うか…成田闘争の為に、日本はステルスのグローバル化を進行させました。日本の生産基地を、中国に移転させました。今の中国の貿易黒字の礎を築いたのは、日本経済です。

クリントン、ブッシュの子供、オバマ…と長く続きました。その反動が米国第一主義を掲げたトランプでしょう。良く米国民は、あんな…選択をしたものです。誰もが、心の中で持っている感情ですが、一般的に「自制心」を持って…自己欲望の感情を抑えるものです。

最近、カタルの言動も「過激」になって来ました。あまり「オブラート」(粉薬を包むシート)に包んだ表現をしなくなっています。評論家のように言葉を濁す…と、分かり辛いようなのです。

だからハッキリ…と株式投資の解説をしようと思っている為です。株式の選択は、未来の選択ですから…その未来の現象は「常に」変化をしています。これからとる行動により、未来図は、どんどん…変化をします。要するに…自分が、どの時間軸で投資をしているか? これを理解しないとなりません。

ただ儲かれば良い…と言う単純なものではないのです。相場には、時間軸があります。同じ株価上昇期でも…長いトレンドでは上昇期なのですが…短いトレンドでは「調整期」という事は良くあります。例えば…川崎汽船にしましょうかね。…

川船(9107)の日足推移

カタル達は…2021年8月に初の入院生活の時に、カタルは商船三井の爆利益を知りました。あれは8月の初めかな? そうして「a」の段階で参戦をして馬鹿になって、「b」まで買い上がりました。その時に乖離問題などから、ある程度は下がると思っていましたが、選択肢として二つ掲げました。

ある程度の下げを覚悟して相場に臨むやり方と…一度は配当を取らずに撤退をして、再度、参加する方法です。カタルは前者を採用して大ヤラレしました。あの時に、後者の「撤退のシナリオ」を採用していれば…簡単に、億単位のお金が出来たのです。

結局、この「d」までの下げで追証の嵐で…その後の上昇波動「e」も十分に活かせませんでした。そうして「f」の段階では、参加はしていますが…遊び程度の形でした。正解は2020年の初期から参加し…「b」で撤退をして「d」で参加をして、「e」で撤退です。同じ上昇相場でも、選択により結果は大きく違います。

この後の予測も難しく…カタルは下限を「f」にした下値圏のボックス相場を継続して…もし…「e」の高値を抜くことは、考え辛いのですが…それに近い相場があるなら…時間軸をもっと伸ばした…2024年初頭以降だろうと思っています。

しばらくはこの高値圏の「f」辺りを下限にした「ボックス相場」なのでしょう。200日線を挟んだ展開を考えています。今の水準より株価が上がる確率より、下がる確率が高いのだろうと思っています。相場があるとするなら…今年「後半」でしょう。このまま一気に仕手化する程の展開にはならないと思っています。

世界のコンテナ船会社の順位

この辺り…海運会社によっても「戦略」が分かれています。スイスのトップ企業MSCグループは依然、中古船舶を買っており、2位のAPモラー・マークスと3位のCMA CGMは船舶を減らしています。ただ主力は人口増からアジア圏の活躍です。だから…お船は捨てたものではありません。カタルは依然、「低PERの謎」を抱えたまま…相場動向だけを追っています。川船の「自社株買い」は、正解だと思っています。だから必ず…株価は一番高くなるのが道理なのだろうと…漠然と考えています。

相場観は、人、それぞれです。

だからリスクを覚悟して臨まねばなりません。船株は市況ものの利益ですから、株価の変動率は高いのです。大阪チタンも市況ものです。半導体もそうですよ。皆さんはリスクの考え方が貧困です。自分勝手なイメージを持っています。基本は200日線ですが…近年の船株は大きく株価が上昇したように…通常は、また「元の鞘に戻る」と言う考え方もあります。だから川崎汽船の株価が1000円を割れる可能性さえ…考慮すべきリスク度合いです。

それが嫌なら「配当利回り」投資…しかも収益が安全な食品のような保守的な産業の利回り株でしょう。ディフェンシブ・ストックです。薬も景気の変動に強い産業です。一番は電力などの…「どうしても」使わなくてはならないものですが、我が国の場合、奉加帳方式で…東京電力の責任は、全ての電力会社の責任と言う「共同責任」になっています。本来なら、東電は「倒産企業」と言うのが、市場原理主義です。

東芝の選択も「成田闘争」なのです。時間だけを掛けて、なかなか…前に進みません。「和を以って、貴しと為す」聖徳太子の時代から、この考え方は続き…江戸時代には、有名な「村八分」があります。つまり…日本の「村社会論理」です。共産党政権に似ています。共同責任です。

まぁそんな成田闘争時間も、流石に…33年間も続くと…みんな「グローバル化のROE論理」に変化を、遂げています。日本製鉄の収益は「市況もの」ですが、「構造改革が続き」この高水準を維持できる確率が高いのでしょう。

だからカタルは「割安」だと言う考え方です。でも面白くないのです。儲けだけを追うなら…このような配当利回り株が下がるときに、「持ち高を増やして」上方乖離が開いたら…売り上がり…基本的に利回り採算のうちは、持ち高を「増やし続ける」投資が正しく…必ず儲かります。

日本製鉄(5401)の月足推移

皆さんの時間軸は、あまりに短絡的です。日足を観れば…確かに株価は1800円割れから2200円前後ですから上がっています。でももっと長い時間軸の月足を観て、投資を続けましょう。保守的な運用も、いくらでも紹介をしています。でもカタルはそんな守銭奴とは違い、「人生は楽しい」ことが、一番だと思っています。お金を貯めることが目的ではありません。

「楽しい人生」を送りたい口の人間です。

だからまだ「見ぬ利益」のエーザイの夢に、人類の進化を賭け…大阪チタンのこれから生まれる利益を観て、投資をするのです。今は「端境期の相場」で流れが、鮮明に流れていません。アップルやテスラの評価は、時間の経過を観ないと正しい判断が付きません。しばらくはまだ時間闘争でしょう。でも春にはハッキリします。

この時間軸に賭けるか? それなら…株価位置が低い新興株で2年以上の株価が低迷を続けているBASEの選択肢になります。ここにはソフトバンクにメルカリ、更にサイバーダインなんかも…この口の選択です。

要するに…時間軸の選択も絡みます。日銀の政策決定会合で更なる…金利上昇を圧力も掛かります。日銀が強引にオペを実施するのかどうか…。この辺りの考え方が三菱UFJを中心とする名目成長時代投資です。しかし今のところ…市場は「金利上昇のみ」の評価です。でもこの流れの基本は、「名目時代への入り口」なのです。だから証券も不動産もこの流れになります。

分かりますか? 自分がどの時間軸を選択して…どのリスクを覚悟して投資に臨むかどうか…なのです。株式投資は未来図の選択ですから、「正解」なんか…ないのです。

それを日本人は「画一化教育」しか受けていませんから…、儲かる正解があると思っています。カタルは、この下がり続けるBASEの相場でも、「薄利多売買戦略」で利益を計上したことを会員の皆様にも伝えています。相場は下がっても…買いで儲けるやり方があることを証明しています。

要するに、「基本戦略」を何処に据えるか? その話が重要なのです。昨年の失敗は、この基礎戦略の間違いです。6月の上昇を観て…戦略を変え始めたことです。でもダウ銘柄なら、その選択も正しかったのでしょう。選択した銘柄が…ナスダック中心の新興株だったので…成果を得られませんでした。分かるかな? 正解なんか、なくて…、自分が「どのリスク」を覚悟して選ぶかどうか…の話しなのですよ。馬鹿だけですよ。この銘柄は儲かるとか…言っている奴は…。

時間軸の置き方によっても、選択は変わるのです。知れば…知る程、面白くなるのが株式投資です。正しい認識の下で…自分の「力量を合った投資」を選択しましょうね。それでは長くなりましたが…また明日。



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