アーカイブ:2023年1月6日

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本日の原稿を「長く書けない」と思っていますから、前日に「テーマを決めて」…この原稿を綴っています。あとで…相場状況を観て「加筆するかも」しれません。取り敢えず…多くの方が読まれていますから…興味のある話題をテーマに、前日に…この原稿を書いています。先ずは…こちらの指標をご覧ください。

1/5のTICK回数の上位銘柄

基本的に「値上がり率」や「出来高」ではなく…相場の人気動向を決めるのはTICK回数と言う指標です。カタルが現役の頃には、このような指標は存在しなかったように思います。TICK回数と言うのは、相場の値動きの回数です。株価が1円動く度に1回でカウントされます。例えば…500円、501円、500円、501円でも4回の値動きにカウントされます。

流石に、最近の人気動向を踏まえ…「三菱UFJ」(8306)は、連日のTICK回数の首位になっています。昔から多かったのですが…1番ではなく、4番目から10番程度だったでしょうか? 連日、1番になったのは最近の事です。

このリストを観ると分かりますが…「レーザーテック」(6920)の根強い人気ぶりが分かります。同時に海運株も、相変わらずに人気です。両社とも…「消えゆく利益」の部類の株でしょう。

ここに昨日、8000円で100株だけ買った「エーザイ」(4523)も、15位にランクインしています。ソフトバンクは、毎度のお馴染みの人気株です。米国のアップルやテスラのようなイメージでしょうか?「メルカリ」(4523)も最近は上位になっています。

このような現象は、近年、特に増加したように感じています。

ネット取引が一般化して、「対面営業」が廃れています。松井証券が先駆者ですが…近年は、何処も、この競争です。でもカタルがこの競争を勝ち残るなら…情報網の充実です。基本的な株価の成り立ちを解説する株式投資のイロハの教育に力を入れるでしょう。どの証券会社もアナリスト様の当たらない予想を掲げています。でも…そん色はあまり感じられません。

それより…相場の解説を解り易く…教育する方が良いのでしょう。

カタルは独自色が強いですが…それでも、かなり「相場の解説」に、力を注いでいます。証券マン向けに書いている面も多く、読者の中には、現役の証券マンがかなり含まれます。意欲のある証券マンが、会員になっているケースもあります。故に…「プロ好み」の解説も加えています。

板状況の把握など…それだけでは「相場の方向性」は分かりませんが…カタル独自の「市場の整合性」と言う相場の見方を披露していますが…この「市場の整合性」の把握は、かなり高度の知識が必要で…それでも明確な判断は難しいのです。

レーザーテック(6920)の四季報数字

例えば…人気株のレーザーテックにしましょうか…。この企業業績は此方です。なかなか素晴らしい実績です。だから当然の事ですが、株価は人気になり大きく買われました。問題は、この買われ方の評価です。

同じ消えゆく利益の「海運株」の業績と「半導体」ですが…半導体の一般的なDRAMやNAND型フラッシュメモリなどは、既に飽和状態にあり、在庫が溜まっています。半導体と一口に言っても、MPUなどの心臓部門から演算や記憶など…含め種類が多いのです。一般的にはこのDRAMやNAND型のフラッシュメモリを指しますが…近年はパワー半導体を始め…様々な用途に使用範囲が拡大しています。

このような状況なので…「意見対立」が見られます。

カタルは半導体の製造装置の中でも、競争力のあるのは日本では「エレクトロン」(8035)を始め…色々ありますが…「レーザーテック」も競争力が高いのでしょうが…一般的な半導体は環境が品余りで、最近は減産に入ったばかりです。この4Qで主な半導体の生産会社は「赤字転落」です。キオクシアは頑張っていましたが…たぶん12月あたりからは韓国勢に続き…赤字でしょう。米国も同じです。だから中国のメーカーのように…多額の設備投資を計画して発注をかけていましたが…今は「キャンセルの嵐」でしょう。その報道が此方ですね。

だから日本企業の多くの好業績企業は、この半導体の爆利益のおこぼれを受けていましたから…当面は駄目でしょう。故に、四季報に「半導体」と言う言葉が出ているだけで…カタルは、既に「敬遠モード」です。でも最先端のTAMCなどは今年も設備投資に積極的です。此方の報道です。

要するに…この状況下で、自分が株価をどう判断をするか? …なのです。

レーザーテックの足元は、確かに…まだ好調でしょう。でもやがてキャンセルを受け、必ず、既存の計画通りの数字は「出ない」と思っています。だからPERの30倍台でも、株価は高いとのカタルの評価です。現状はPER54倍ですよ。でも既に1月ですから、来期予測に近いのでしょう。その来季予想でもPERは35倍です。この35年分の利益を…自分が、どう評価するか?

カタルはテスラの4割増でも…PERの30倍台は高いかもしれないと思っており、何れ…100ドルの攻防で…アリババのように100ドルを割れると思っています。それからですね。アップルの20倍台の評価も微妙です。

でもこれは21倍と前半です。仮に20倍を割れてもプラットフォームを持っています。確りした利益の「源泉」があります。でもいくら何でも…「2兆ドル」の評価が正しいか…どうか…。やはり判断は難しい。

最近は、このプラットフォームにも、欧州の「規制の網」がかかり始めています。だから…尚さら、時間をかけた評価が必要なのでしょう。たぶん…今年後半まで底値を探る展開でしょう。大きく上がることはないし…下がることも既にないと思っている株価水準です。仮りに下げても、あと僅かでしょう。

半導体のレーザーテックと言う設備投資株は、市場の「超」が付く人気株ですが…カタルは事前に、発見、出来ませんでした。「SUMCO」(3436)の評価を考えていた程度です。

レーザーテック(6920)の日足推移

要するに…この原稿で言いたいことは、様々な人の意見を聞いて…最後は自分で「決断をしろ」という事です。カタルの評価はレーザーテックの株価は高いと思っています。「2万円割れ」も時間の問題で…仮に1万円での評価も「怪しいかも」しれません。何れ…時間の経過で相場は劣化するのでしょう。

代わりの新しい人気株が、ドンドン…誕生すると思っています。三菱UFJのように…。そういう事で…レポートの前半は此処までです。場合によれば…ここから午後3時ごろに、アップできるようなら…更に加筆します。でもこれはお約束ではありません。「出来るなら」…の条件付きです。

明日も、更新できるか…どうか、分かりませんが、出来るだけ皆様の期待に応えようと頑張るつもりです。それではまた…ね。互いに無理をせず、ノンビリ、のんびりでしょう。

此処から続きです。

意外に、早く簡単に白内障の手術は終わりました。痛みもなく普通でしょう。ただ独眼竜状態で奇妙な感じです。さて米国は雇用統計で相変わらず揺れていますが、基本的に雇用は景気動向…更にインフレ動向でも最終ランナーですからね。既に米国はいつ金利の上昇を停止するか? その後は利下げ期待があります。

でも基本的に半年程度の市況観察は必要でしょうから…高止まり状態で、利下げ期待が生まれるのは夏以降です。場合によれば、秋ごろからになるのでしょう。問題はかなり急激に利上げを実施したので…新時代の産業の雇用調整が上手く機能していません。ツイッターを始め、コロナの反動もあり経営者が慣れるまで時間が必要です。気になるのはセールスフォースです。ここまで…人員削減ですからね。余程…経営者は浮かれていました。

ルネサスエレク(6723)の日足

このコロナは、車の半導体もまだ混乱をしています。車は兎に角…価格が叩かれており、生産拡大に「二の足を踏んでいる」からでしょう。ルネサスの評価が、問われます。まだ株価は、下がっていません。かなり多くの「仕組み債」も発行されており…意見が割れます。テスラの評価のようなものです。このテスラは韓国を中心に「仕組債」で大損をするのでしょう。リンクを張りたいと思いましたが、本日はゴメン。知りたい人は自分で検索してください。

雇用統計の民間数字は、かなりブレます。実際の雇用統計が違うことも良くあります。だからそんなに神経質になる必要はないのです。そもそも雇用なんか…もう卒業ですよ。でも人間は「刷り込み」現象がありますか…「心理面」で、一度、その傾向が植え込まれると…トラウマ状態になります。

問題は、此方の動きです。注目するニュースは、むしろ此方です。貿易統計では既に2割減です。でも…ね。お船の市況は、既に最悪をイメージしているのでしょう。だからPER1倍台なのです。一方、レーザーテックは来年度末の収益ですからね。この評価にカタルは疑問を感じていますが…世の中の評価は色々です。

昨日の下げ辺りで…エーザイは上手く行けば…ようやく「タイト」のイメージになって来ました。需給バランスの話です。BASEは相変わらずです。信用買い残が多いために、なかなか…スッキリしません。テスラのようなイメージかな? 

でもこの人気が、相場のムードが変わると…活きています。でも今は、まだまだ…駄目です。要するに時間軸の選択です。目先は、エーザイなどの仕手材料株か…。バリュー株投資、金融を中心とした名目成長を買う動きでしょう。でもソフトバンクもメルカリも需給は改善しています。だから捨てたものではないのです。どっちにしても大儲けを狙うなら、下落率の大きな銘柄です。BASEは228/3048だから…92%程度の下落率です。倒産するまで買い続ける覚悟を持っていれば大丈夫です。現金が240億円あるので…時価総額が261億ですから、何れ、自社株買いか…TOBです。

鶴岡君は若いから、誰かが指南する必要があります。まぁどっちにしても305円を割れた水準から「天与の買い場」です。2年から3年程度の投資で、毎月買い続けると良いのです。本格上昇は、この305円を超えてからでしょう。2倍、3倍の候補株です。

でも今は時間軸で選択されないだけの話です。この信用買い残が、今度は、「空売り派閥」に変化する可能性もあります。その時は4桁相場です。でも今は駄目なのです。それだけの話ですからね。

皆さんの多くは、あまりに目先ばかり…野村証券も良い会社になります。まぁゴタクは兎も角…まずまずの相場です。国債金利が0.5%になったとか…。今度の日銀政策会議に圧力がかかります。だから当然の話ですが三菱UFJを買い続けると、目先は良いのでしょう。こんなところで…本日はお終いです。また明日。



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